海外広布
ガーナ広布

ガーナ地図H15.6.16
面積:238,537ku(日本の約3分の2)
人口:約2,390万人
民族:アカン族、ガ族、エべ族、ダゴンバ族、マンプルシ族ほか
言語:英語(公用語)


【国土世間】
 西アフリカ、ギニア湾に面する国。南部は熱帯雨林気侯、北部はサバンナ気候と地方によって異なるが、全体として熱帯であり、雨季と乾季の二季がある。
 首都アクラをはじめ10の行政区があり、そこに42にも及ぶ様々な民族と異なった言語を用いる人たちが生活している。
 現在、政治は比較的安定している。経済は再建中で、成長率は高水準であるが、国民1人当たりの国内総生産は約700ドル(約7万円)である。宗教は、国民の約半分がキリスト教徒、15パーセントがイスラム教徒、残りは伝統的民俗信仰である。
(『大白法』H22.7.16)

インデックス
アフリカ全土の「手本」地区めざす/『大白法』H22.7.16

活動リポート/『大白法』H15.6.16/<妙音>WS

慶祝記念アフリカ総会/『大白法』H15.3.16


アフリカ全土の「手本」地区めざす

―信心も仕事も全力で全う―
―ガーナ法華寺―

(『大白法』H22.7.16)

 1998(平成10)年にガーナ法華寺が建立されてより、12年が経過した。アフリカ大陸における広布は確実に進展しつつある。しかし、総本山への登山参詣は、経済的な理由により、毎年10名・全信徒の1パーセントにも満たなかった。
 昨年の立正安国論正義顕揚750年記念海外信徒総登山では、前住職・阪部信展御尊師の御指導のもと、アフリカ信徒の総本山に対する渇仰恋慕の念による真剣な祈りと努力によって、未曽有の99名が登山し、御報恩申し上げることができた。
 本年はその歓喜と勢いのまま、「2015年・日興上人御生誕770年へ向けて各国50パーセント増の折伏実践」を行い、僧俗和合・異体同心してスタートを切った。
 今回は、ガーナ法華寺の全地区の中で、最も折伏達成率のよい地区の地区長で、幹事でもあるクワメ・ガズー・アベニャズィさんにお話を伺った。
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〈Q〉初めに自己紹介をお願いします。
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〈ガズー〉我が家は妻と子供2人、そして3人の親戚と共に暮らしています。また、離れて住んでいる6人の親戚たちも入信し、家族・親戚一同で信仰しています。
 私は、ガーナ共和国で3番目に大きい保険会社の最高経営責任者をしています。

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〈Q〉お寺では幹事、地区長、そして会社では最高経営責任者として、非常に忙しい日々を過ごしていると思いますが、どのように、信心活動と生活を両立しているのですか。
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〈ガズー〉私は会社の最高責任者という立場上、仕事のみならず、ガーナの社会においても様々な責務があります。よって、多くの時間をそれらに費やさなければなりません。
 またお寺においては幹事の一人として、さらに地区長として、確実にその責任を全うしなければなりません。
 これらを同時に果たしていくのは、とても大きな挑戦です。仕事の関係上出張する機会が多いのですが、日程をうまく調整し、寺院活動と地区の活動に影響しないよう最大限の努力をしています。また、毎朝欠かさず、出勤前にお寺での5時半からの朝の勤行に参加し、御本尊様を中心とした生活を心がけています。
 そのような中で、私は昨年御本尊様に守られ、すばらしい功徳を頂戴することができました。
 私の運転していた車が原形をとどめないほどの大きな単独事故を起こしましたが、私自身は奇跡的に無傷でした。
 しかし、それから2ヵ月過ぎた頃から突然体調を崩し、診察の結果、事故の影響による硬膜下出血で手術が必要と診断されました。その時私は、御法主日如上人猊下の、「立正安国論正義顕揚750年の年は様々な困難に直面するが、その困難に打ち勝つために日頃からしっかりと唱題に励むこと(趣意)」との御指南のままに、手術当日までのお寺の活動のすべてに参加し、唱題に唱題を重ねました。また前御住職・阪部御尊師は、脳外科手術が非常に困難を極めるということを予想され、御法主上人猊下に御秘符の申請をしてくださり、手術の成功を御祈念してくださいました。
 その結果、手術は大成功し、わずか2日間で退院できました。私が今回頂戴した大功徳の体験は、私や家族のみならず多くの信徒の方々にとっても、御本尊様への確信を一層深めるきっかけとなりました。そして、私はこのことを本門戒壇の大御本尊様と御法主上人猊下に御報恩感謝申し上げるべく、総本山御霊宝虫払大法会に出席させていただきました。その時の感謝と喜びの気持ちは言葉では言い表わせません。

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〈Q〉アフリカ広布で難しい点があれば教えてください。
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〈ガズー〉アフリカ広布実現には、乗り越えなければならない数多くの壁があります。布教範囲の広さ、貧困・教育・そして宗教の壁です。アフリカ全土、またガーナ国内は、主にキリスト教とイスラム教が信仰されています。これらの宗教は教育機関に深く浸透していて、幼稚園から大学に至るまで学校の授業にも組み込まれ、教義や思想を子供の時から徹底して教え込まれます。その結果、神の存在を深く信じるようになり、大人になってからその考えをぬぐい去るのはとても難しくなります。たとえ両親が日蓮正宗の信仰をしていても、その子供は学校教育の中で、キリスト教の思想を信じてしまうという例も少なくありません。
 そのような中での折伏活動ですから困難は少なくありません。

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〈Q〉法華寺支部の中で折伏達成率が一番高い地区と聞いていますが、特に力を入れている点はありますか。
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〈ガズー〉本年は、2015年・日興上人御生誕770年に向けた1年目の年です。今年の法華寺の折伏目標は362名で、そのうち私の担当している法華寺地区の折伏目標は25名です。6月末までに、地区として24名を折伏させていただき目標まで残り1名となっています。
 私の地区の主な取り組みは、家庭訪問の充実、唱題実践による異体同心の確立と、「1日に最低でも1人には大聖人様の仏法を話す」ということです。
 また今年の初めから現御住職・加藤信学御尊師は、1日1時間の唱題会を続けられ、4月からは1日2時間の唱題会をされています。私の地区の信徒も皆それに参加し、早期折伏達成を御祈念しています。これらの活動を続けてきた結果、自然と折伏成果が現れてきています。
 また新たな取り組みとして、毎月1回、お寺で新入信者と新来者を対象にした折伏座談会が開催されるようになりましたので、この座談会に必ず新来者と共に出席するよう呼びかけ、激励しています。

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〈Q〉最後に、2015年へ向けての、ご自身の抱負と決意を聞かせてください。
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〈ガズー〉私の決意は、私の地区がガーナ、アフリカ全地区のお手本となれるようにすることです。そのためにも、御住職の御指導のもと、さらに折伏に精進し、地区のメンバー全員が僧俗和合・異体同心してこの信仰を深めるよう努力していきます。
 また地区の折伏目標を一日でも早く達成し、他の地区を牽引できるよう努力いたします。
 そして、2015年には、昨年以上の信徒と共に登山をし、本門戒壇の大御本尊様、御法主上人猊下に御報恩感謝申し上げられるようがんばっていきたいと思います。





活動リポート'03

―御住職との絆深め力強く前進/法華寺―
(『大白法』H15.6.16)

 今回はアフリカ・ガーナの法華寺信徒クワミ・ガゾー・アペニャジー氏に、ガーナでの活動や、昨年の宗旨建立750年海外信徒総登山並びに、今年2月に行われた慶祝記念アフリカ総会などのお話を伺った。
 アフリカに初の寺院である法華寺が建立されたのは、1998年(平成10年)2月21日。このとき、御法主日顕上人猊下の御下向を賜る予定だったが、ガーナ大使館へ虚偽の告発を行った者があり、突如ビザが無効となり、御法主上人猊下の渡航が叶わなかった。また1年半もの間、居住ビザが下りなかった御住職は、日本に帰国できなかった。
 その後、2000年(平成12年)8月に法華講支部が結成され、多くの信徒が様々な妨害や嫌がらせをはねのけ、活発に活動している。信徒は経済的に厳しい中でも、御供養と寺院の外護を欠かさずにがんばっている。そのような中、今年の2月にアフリカ総会並びに法華寺の5周年記念法要を盛大に行うことができたことは、たいへんな喜びである。

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〈Q〉昨年の海外信徒総登山にはガーナから12名ものメンバーが登山されましたね。しかし、当初はもっと大勢の方が登山される予定であったと聞いていましたが、どうだったのですか?
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〈ガゾー〉
 今回の総登山会の啓蒙を、御住職は3年前からされていました。目標を50名として取り組み、80名近い方から申し込みがありましたが、最終的に昨年4月の時点で登山に要する費用1800ドル(約21万円)を揃えられたのは36名でした。この中には、トーゴの1名、ナイジェリアの2名も含まれていました。
 実際にこれだけの費用を貯めるのは容易なことではありません。ガーナでは月給が30ドル(約3500円)を下回る方も少なくありませんので、準備できた36名の中には、家族・親戚中の支援を受けて、やっとのことで工面した方もいました。
 7月、36名のメンバーはパスポートを用意し、毎週日曜日に御住職から登山のためのミーティングをしていただき、皆さん、とても楽しみにしていました。
 そして、手配がほとんど整った9月半ば、御住職と私とでビザの申請のため在ガーナ日本大使館に出向いたところ、なんと「許可できるのはせいぜい5人です」と言われたのです。そのとき、御住職が愕然としてガックリ肩を落とされた姿は、それまで一度も見たことがありませんでした。その後、御住職は一人ひとりと話し合い、何度も大使館へ足を運んで渡航人数を増やしてもらえるよう懇願されました。
 その結果、13名の書類が受理されることとなり、最終的には12名のメンバーが登山できたのです。

〈Q〉なぜそれほど日本への入国が厳しいのですか?
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〈ガゾー〉
大使館の担当者の話では、日本やヨーロッパ、アメリカなどに多くのガーナ人が渡航するが、その先で不法滞在、また軽犯罪などの前例が多いため、ガーナのみならずアフリカ諸国の人へのビザ発給を、数年前から厳しくしているとのことでした。そういう背景を考えると、私たちの中から12名が許可されたのは幸運だったと思います。

〈Q〉海外信徒総登山はいかがでしたか?
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〈ガゾー〉
 私は今回で4回目の登山でしたが、ほとんどの方が初めての登山、初めての海外旅行でした。  総本山に着いてから、山内の景観と落慶法要を終えたばかりの奉安堂の姿に、一同、長旅の疲労も忘れ、大変感動しました。そして奉安堂で初めての御開扉を受け、堂内いっぱいに世界各国から集まった同志たちと大御本尊様を拝せたことは、生涯忘れることができない思い出です。
 総会では法華寺支部の婦人部員が、各国の婦人部の代表として決意発表をさせていただけました。本人はもちろんアフリカ信徒一同が誇りに思っています。
 この海外信徒総登山に合わせて、これまで3年以上にわたって私たちガーナメンバーと交流を続けてきた長野県・開法寺支部の方々と、総本山で交流会を持つことができたことも大きな喜びでした。とても楽しく、有意義な一時を過ごすことができました。

〈Q〉2月に行った宗旨建立750年慶祝記念アフリカ総会には、3000名を超える信徒が集まったそうですね。
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〈ガゾー〉
 今回のアフリカ総会には、日本をはじめ、アメリカ・ヨーロッパから15名の御僧侶に来ていただき、総会は大成功でした。  3年前から御住職と共にプランを立てていました。一番の問題は、たくさんの来賓のビザが発給されるのかどうか、また発給された後も無事に入国できるかどうか、最後まで油断できませんでした。苦い思い出があるだけに慎重に検討してきました。  さらに、直前になって経由地のロンドンの空港がテロ騒動で封鎖されるなどの報道もありましたので、皆さんが無事にアクラ市に到着されたときには、ほっと胸をなで下ろしました。  総会は実に盛大に行われ、アフリカ信徒全員が一層の精進を誓い合うことができたと確信しています。総会の成功により、これまでの苦労は大きな喜びに変わりました。

〈Q〉ガーナ以外の国から集まったメンバーは、特に問題なく総会に参加できたのでしょうか?
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〈ガゾー〉
 ベニン、トーゴから参加したメンバーは問題なく出席できました。  ただし、コートジボワールでは昨年クーデターがあり、国境で非常に厳しいチェックがあったそうです。それでも戦火をくぐり抜けて、16名が18時間かけて馳せ参じました。  また、ナイジェリアからはジャングルの中をくぐり抜け、40時間以上の道のりを経て参加したメンバーもいました。
 西アフリカは陸続きではありますが、隣国に出かけるにも大変な費用と手間がかかります。ですから、ガーナ以外の国の信徒も、1日でも早く自分の国に御僧侶をお迎えしようと、がんばっています。

〈Q〉最後に、今後の決意をお聞かせ下さい。
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〈ガゾー〉
 2月の総会を期に、法華寺では学校建設が具体化してきました。メンバーからの学校設立基金と、日本からの寄付を募って、大聖人様の教えを基調とした、待望の学校建設のプロジェクトが始まります。
 近い将来、そこから多くの法華講員の子供たちが、社会へ清風を送る人材として巣立っていくことでしょう。  そのためにも、ガーナの信徒が先陣を切って、僧俗和合を基として折伏弘教し、アフリカ社会に実証を示していかなければなりません。
 1ヵ国に最低1箇寺の建立を目標に掲げ、一層アフリカの広宣流布のために、邁進していきたいと思います。





宗旨建立750年
慶祝記念アフリカ総会

―ガーナ、コートジボアール、トーゴ、ナイジェリア、ベニンの各国から三千名を超える大結集/於ガーナ・法華寺―
(『大白法』H15.3.16)

 2月23日、宗旨建立750年慶祝記念アフリカ総会が、アクラ市の法華寺において、ガーナ全土およびコートジボアール、トーゴ、ナイジェリア、ベニンの各国から3000名を超える信徒が結集し、盛大に開催された。
 これには、宗務院より海外部長・尾林日至御尊能化、海外部主任・中本代道御尊師、宗務院書記・佐藤道幸御尊師をはじめ、来賓としてヨーロッパ、アメリカ、日本から12名の御僧侶方が御出席。さらには法華寺信徒との交流を続けてきた日本の法華講員9名も招待を受けて参列した。
H15.3.16慶祝記念法要(ガーナ)
 午前10時より慶祝記念法要が、法華寺創立5周年記念の意義も込めて奉修された。法要は法華寺住職・吉田道常御尊師の導師により、献膳の儀・読経・焼香・唱題と修され、その後66名の御授戒と13体の御本尊下付が行われた。
 引き続き総会が開催され、最初に開会宣言と御僧侶方の紹介があった。経過報告に続き、尾林海外部長が祝辞に立たれ、アフリカ広布のさらなる推進を期待された。さらにロサンゼルス妙法寺住職・高野泰信御尊師からも祝辞が述べられた。
 続いて、メッセージの披露、体験発表、決意発表、学校設立基金のアピール、クワミ・オダメ・ボワマ講頭の謝辞があり、最後に吉田住職より丁重な謝辞とアフリカ広布への決意が述べられた。
 この後、法華寺のコーラスグループが、法華寺信徒作詞作曲の「アフリカ広布の歌」をはじめ4曲を披露し、最後に会場の全員で「「地涌讃徳」を合唱した。
 記念撮影の後、各国・地域の迫力ある伝統の踊りや美しいコーラス、少年部による御書暗誦など、すばらしいパフォーマンスが次々に披露され、アフリカ総会は大歓喜のなか終了した。
 5年前の法華寺落慶入仏法要の際、すでに発給されていた、御法主上人猊下をはじめとする一行の入国ビザが突然無効を通告され、渡航を断念せざるを得なくなってしまった。その記憶と、この5年間の様々な想いが重なり、記念法要は僧俗一同が感涙にむせびながらの読経・唱題であった。
 「モア・チャンティング!(もっと唱題を)」が法華寺信徒の合言葉である。アフリカでは、総会の大歓喜を原動力に「モア・チャンティング」の輸を拡大すべく新たな前進が開始された。
H15.3.16慶祝記念総会(ガーナ)