海外広布
香港広布

香港地図
面積:1,103ku(東京都の約半分)
人口:約700万人
住民:漢民族(約95パーセント)
言語:広東語、英語、中国語(北京語)ほか


【国土世間】
 香港は長年イギリス統治下にあったが1997年に中国に返還され、中国の特別行政区となった。
 香港島をはじめとする200以上の島々と、中国大陸に続く新界や九龍半島からなり、面積は札幌市とほぼ等しい。その中で700万人を超える人々が暮らしており、わずかな平坦部に高層マンションが林立する独特の景観を有し、世界で最も人口密度が高い地域の1つである。(『大白法』H24.11.16)

<香港事務所について>
大陸に繋がる九龍半島に、香港が中国に返還された年に開所され、今年で15年になる。現在1,000名を超える信徒が5つのグループに分かれて活動している。(『大白法』H24.11.16)

インデックス
苦悩解決の体験も話して信頼築く/『大白法』H24.11.16

海外部長指導会 御命題達成記念祝賀会/『大白法』H24.1.16

倍増達成!さらなる倍増・育成へ/『大白法』H21.5.16

目標の2倍折伏達成/『大白法』H19.10.16

感激の香港総会を開催/『大白法』H15.12.16


倍増達成!さらなる倍増・育成へ

―確信があるから粘りの折伏 折伏した人の8割が入信―
―香港事務所―

(『大白法』H21.5.16)

 日夜広宣流布に励む香港信徒は、1997(平成9)年に事務所設立を果たし、将来の寺院建設へ向けて着実に歩みを進めてきた。
 地涌倍増と大結集の御命題のもと飛躍的に折伏が推進され、昨年の決起大会を契機に信徒数500名となって倍増を果たし、次の目標である千名達成と、大佳節を迎えた本年の海外信徒2万名大結集総会へ向けて、総本山を渇仰恋慕しながら仏道修行に邁進している。
 そのような中、昨年、香港において最も折伏を成就したウィニー・リーさんに話を聞いた。

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〈Q〉昨年は12人の折伏を成就されましたが、その地涌倍増への取り組みを聞かせてください。
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〈ウィニー〉そんなにたくさんできたとは思っていませんでした。とにかく「倍増!倍増!」ということで、皆と一丸となって競い合って、気づいたらできていたという感じです。
 私は一昨年の12月に入信したばかりで、まだ深いことは判りませんが、先達の信者に負けじと、すべての友人を折伏したいと念願しています。友人以外にも商売上の顧客にも、会えばすぐ折伏しています。
 折伏を成就する達成率はおおよそ80パーセントです。残りの逆縁の人も、私の精進次第で入信できるという手応えを感じています。
 私は性格的に、誰とでもすぐ友達になりますし、友達になれば「折伏したい」「幸せになってほしい」という気持ちになります。とにかく早く入信させたいとの一念です。
 ある人が、初めて折伏されてから4年後にやっと入信したときに、「もっと早く入信すればよかった」と話されていたのを聞いて、これはどうしてもすぐに友人を入信させなければいけないと感じました。私の入信後の姿を見せたり彼ら自身の入信前後を比べれば、はっきりと判る違いがありますから、事実に即した体験談を話し、現証を見せて折伏しています。

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〈Q〉忘れられない印象深い折伏がありましたら教えてください。
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〈ウィニー〉友人のアップルさんは、10年前に小脳萎縮という病気にかかり、やがて家庭の中も喧嘩の絶えない状況になってしまいました。初めのうちは愛情を持って看護に尽くしてくれたご主人も、治療に費用がかかり、さらに看護で疲れが見えてきていました。
 友人として彼女の家庭環境や健康問題もよく知っていましたので、訪ねて行って謗法を破折し、日蓮大聖人様の仏法でなければ悩みが解決できないと折伏させていただきました。彼女は勧められるままに唱題を始めましたが、その後なかなか御授戒を受ける決心がつかず、「そのうち入信します」と先延ばしになっていました。
 ある日、彼女がパートタイムで勤める会社の社長から、給料日になって給与を2週間待ってほしいと連絡がありました。2週間後のその日になるとまた連絡があって、さらに1週間延ばしてほしいということでした。私は、彼女の生活の何もかもが狂ってきている様子を見て、「これがもう最後だから入信しなさい。唱題をしなさい」と強く折伏し、共に唱題しました。すると社長から、明日お給料を渡すと電話があったのです。私の手をつかんで喜ぶ彼女に私は、今しかないと思い「明日すぐに御授戒を受けなさい。もう何も言わないで」と言って、次の日香港事務所にお連れし、彼女は御授戒を受けることができました。
 以前は喧嘩ばかりしていたご主人と息子さんとも、今では一緒に夕食を囲むようになり、笑い声の絶えない明るい家庭になりました。こんなことは入信前10年間はなかったことでした。彼女の生活は徐々によくなって、今では「希望が見えてきた」と言ってくれるようになりました。
 その他にも毎日、香港事務所の勤行に参詣して唱題しながら、縁を探しては折伏に出かけています。毎回いろいろな体験をさせていただいて折伏がとても楽しく、毎日感謝しています。今年はもっと折伏したいと思っていますし、香港のさらなる倍増の目標に向かって新たに奮起しているところです。

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〈Q〉御命題達成のための決意を聞かせてください。
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〈ウィニー〉御命題達成のためには御法主日如上人猊下の御心に副(そ)って実践修行すべき時だと思っています。そうすれば結果は自ずから現れると確信しています。
 また、海外信徒総会ではパフォーマンスを披露できるように、出演者の皆さんと練習に取り組んでいます。パフォーマンスの練習に参加する中で、折伏した人の体験やお母さんの病気が平癒した人の体験、またお義父さんが危篤状態から快復したり、子供さんの進学就職が決まった等々、皆さんの功徳の体験をいろいろとお聞きして、一層信心を深めることができたように思います。
 御命題である立正安国論正義顕揚750年記念50万総登山海外信徒総登山には、縁のある人皆で行けるようにと願っています。
 私は大きなことは何もできませんが、御命題にお応えすべく掲げられた香港の目標「登山以前に唱題100万遍」のためにも、毎日2時間の唱題をさせていただいています。その唱題の功徳で結果を出したいと思います。必ず障害を乗り越えて総登山に参加して御命題を達成させていただきたいと強く決意しています。

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目標の2倍折伏達成

―香港事務所―
―10年の節目迎えた香港と事務所―

(『大白法』H19.10.16)

 香港に事務所が創立されてから今年で10年。8月19日には、香港事務所創立10周年記念法要が盛大に行われた。大成功を収めた記念法要を契機に、香港信徒は折伏に御報恩御講参詣にと地涌倍増へ向けてますます成長している。
 記念法要の感激の覚めやらぬ中、事務所創立時の中心人物で法人役員でもある連江依端さんにお話を伺った。
◇◇
〈Q〉過日、香港事務所創立10周年記念法要が奉修されました。そこで、まず開所当時のお話を聞かせてください。
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〈連〉 話は、1992(平成4)年まで遡(さかのぼ)ります。このころ私は創価学会で班長をしていました。知人の王さんが日本の妙光寺で入信したと聞いて、4月ころ、私もすぐにご登山させていただくべく日本へ向かいました。
 日本へ着くとまず、創価学会で総本山の悪口をたくさん聞かされました。数日間毎日くり返し聞かされ、洗脳されているようでした。でも、いくら言われても私は総本山に反感はないし、それに総本山の悪口を言うことは信仰者としてすべきではないと感じていました。
 その後、王さんに総本山に連れて行ってもらい、創価学会の言うこととは反対に、総本山が清浄なすばらしい所であることを知りました。
 帰国してからも、香港の創価学会幹部より、総本山へ行かないようにとくり返し言われました。しかし私は、各班長を訪問して同志を募り会合を重ねて、王さんと一緒に総本山への登山会を始めました。
 また、私の自宅近くに、後に御宗門に従う信徒有志で拠点を開いていたので、総本山から御僧侶がたびたび、御指導に来てくださいました。
 私もご登山しては、当時海外部主任であられた石橋頂道御尊師より、王さんの通訳で御指導をいただきました。その時、香港での布教所建設をお誓い申し上げました。
 そして、香港の中国返還前の1997年の5月に、香港事務所が開所し、初代事務所責任者として赴任された後藤史道御尊師のもと、家庭訪問による組織の基礎作りから本格的に開始しました。

〈Q〉盛大に行われた創立10周年記念法要は、いかがでしたか。
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〈連〉 あの時は台風が近づいていて、最大の台風警報が発令されていたのですが、不思議にも台風は進路を変えて上陸せず、法要当日はたいへん穏やかなお天気でした。そのような中を、たくさんの御僧侶と来賓信徒がこ出席くださいました。この場を借りて感謝申し上げます。
 さらに香港外にいる所属信徒も駆けつけました。香港外の信徒が参詣するのは容易でなく、たとえば、日本へご登山するぐらいの苦労があります。それでも60名ほどが喜んで参加しました。
 最終的に、香港事務所所属の信徒は、目標の200名を越える結集を果たすことができました。来賓の方々を合わせれば、300名の参加者で慶祝申し上げることができました。
 記念法要の動員当初、結集人数は150名にも満たないと思っていましたので、香港事務所責任者の桐越正忠御尊師にそのまま申し上げましたところ、「今回の目標は200名とします。やれば必ずできます」と御指導されました。その場にいた部隊長全員が無理だと感じていたと思います。しかし、動員した結果、前日まで申し込みが相次いで、人数に規制をかけたほどでした。
 祝賀会のパフォーマンスも、人数が少ないのでできませんと申し上げていたのですが、桐越御尊師より「10年の節目の慶祝です。本当にそれでよいですか」と言われて、出演者を募って毎回必死で練習しました。私も出演させていただきました。本番では、海外部長・漆畑行雄御尊師が、私に向かって拍手してくださっているように見えて、とても感激しました。これからも海外部長の御指導をいただいて、もっと成長したいと思います。本当によい機会をいただきました。
 また、出演者の縁で友人、家族などへの折伏も成就しました。

〈Q〉記念法要を機に折伏が進展したのですね。
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〈連〉 御尊師から、御報恩は折伏ですよと御指導いただき、がんばりました。記念法要の前後に折伏が相次いで成就し、8月の御報恩御講において誓願目標の2倍の折伏数となりました。昨年も2倍以上を達成できましたが、今、一番心配なのは、その後の育成です。火の信心ではなく水の信心で進むことが大事だと思います。目標が成就できたのはよいことですが、これからもっと家庭訪問をしていきたいと思います。
 今は御僧侶が引っ張ってくださって僧俗一致で発展していますが、まだまだ自主性が足りないので、自発的な行動が今後の課題です。一般に香港人は考え方が我がままな面があり、それが1つの思想のようになっていて、「香港は自由で何をしてもよい」という考え方が社会に定着しています。折伏のときはこの個性が障害となります。
 これからの香港信徒は、心を1つに、ばらばらにならないようにして、皆で事務所をお護りしていきます。そして1人ひとりが成長すべきです。私は正しいことは正しいと主張します。何を言われても仏法のために尽くして、異体同心と僧俗和合をめざします。
 2009(平成21)年に地涌倍増は必ず達成できます。大結集も達成できます。桐越御尊師と一緒に皆でご登山することを楽しみにしています。
香港事務所創立10周年記念法要
▲香港事務所創立10周年記念法要では御授戒も行われた

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宗旨建立750年慶祝記
感激の香港総会を開催

(『大白法』H15.12.16)

 11月29日、香港において宗旨建立750年慶祝記念総会が盛大に開催された。海外においては宗旨建立750年にあたる平成14(2002)年をはさむ前後3年間にわたり世界各地で慶祝記念総会が順次開儀されており、今回で第20番目となった。
 この総会には、海外部長・尾林日至御尊能化、日本及びアジア各国から、本行寺住職・高野日海御尊能化をはじめ有縁の御僧侶13名が御出席。そのほか日本・マレーシア・シンガポールから120余名の来賓信徒も参列し、九龍にあるハーバープラザ香港ホテル内の会場は、所属信徒も合わせ400名を数える大勢の参加者で一杯になった。なお、この総会には地元香港のほか、隣接する広東省や福建省からも多くの信徒がはせ参じ、宗旨建立750年を慶祝した。
 定刻午前9時半、高らかに開式が告げられると、まず香港事務所責任者・後藤史道御尊師の導師で法要の部か厳修された。会場に設けられた祭壇に向かい献膳・読経・唱題と進められ、意義深いこの日を期して13名が御授戒を受け、14名に御本尊下付が行われた。
 式の部に移って冒頭、香港では一般に祝い事の際に催され"舞獅子"が披露されると、会場は一転華やいだ雰囲気に包まれた。
 続いて記念撮影となり、参加者全員で記念写真におさまった後、司会者から来賓御僧侶が紹介されると、割れんばかりの拍手が暫し嶋り止まなかった。
 体験発表となり、中国から参加した胡敏娟さんより、地獄のような苦しみを御本尊様への強い信をもって克服した体験が語られ、参加者は心打たれ真剣な表情で聞き入った。
 続いて、同じく中国の廈門(アモイ)から出席した黄寶g氏より参加者を代表しての決意が披瀝され、拍手で呼応した参加者は、等しく広布の誓いを新たにした。
 次いで来賓信徒を代表してマレーシア理事長の黄清傳氏が、「広布達成の願行を受け継いでいる責任を自覚し、不退転の決意をもって精進しよう」と祝辞を述べた後、尾林海外部長が登壇された。
 尾林海外部長は御指導の中で、「日蓮大聖人の宗旨は、久遠元初にその淵源がある。それは末法尽末来際にわたる三世常住の永遠の仏の大生命であり、永遠の如来の悟りと寿命を持った南無妙法蓮華経の大法である。だからこそ、生きた真の救済が可能となり功徳も顕れるのである。このことを確信して、広布のため、一家の幸せのため、人々の幸せのため、自身の成仏のために一層、妙法弘通の実践に精励していただきたい(趣意)」と述べられた。
 続いて御祝辞に立たれた高野御尊能化は、事務所開設から今日までの着実な発展を心から賞賛され、総会を契機にさらなる発展をと大きな期待を寄せられた。
 最後に登壇した後藤責任者は、日本はじめ各国の来賓僧俗に対し丁重な謝意を述べ、一層の僧俗和合と広布へ取り組む決意を述べられた。
 締めくくりは会場一体となっての「地涌讃徳」の合唱で、今後の躍進の予兆と言えるフィナーレとなった。

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