立正山大廣寺 寺号公称・板御本尊入仏法要

―中米・カリブ海沿岸各国 広布進展の礎(いしずえ)―
―御法主上人猊下パナマヘ―
―純真なパナマ信徒による信心の結晶―

(『大白法』H23.9.16)

 僧俗一致による純真な信心で前進するパナマ共和国に、御法主日如上人猊下が御下向あそばされた。
 このたびの御親修は、パナマ市内のパナマ布教所が寺号を公称し、板御本尊入仏法要奉修の大導師を賜るためのものである。この御親修には、教学部長・水島公正御尊師、海外部長・漆畑行雄御尊師、大石寺理事補・小林道剛御尊師が随行し、来賓として、遠霑寺住職・浦上然道御尊師、住本寺住職・阿部郭道御尊師をはじめ有縁の御僧侶・寺族が日本及び各国から出席され、また日本よりの来賓信徒として星野副委員長、篠田編集部長が出席した。

 御法主上人猊下御一行は、ニューヨーク経由で(※9月)3日夜、パナマ共和国に御入国あそばされた。
<立正山大廣寺寺号公称並びに板御本尊入仏法要>
 翌4日、パナマ市カルメン地区において、立正山大廣寺寺号公称並びに板御本尊入仏法要が、御法主上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 この法要にはパナマ全土及びコロンビア・ロサンゼルスから代表信徒340余名が参集し、本堂を埋めつくした。
 午前9時前、この日を待ちわびた現地僧俗一同がお待ち申し上げる中、御法主上人猊下は大廣寺に御到着。降車後、入口正面に掲げられた山号額・寺号額の除幕式に臨まれ、続いて初代住職に任ぜられた舟橋信清御尊師、僧侶・信徒代表・寺族の順に親しく御目通りを許された。
 午前10時より、御法主上人猊下大導師のもと、法要が開始された。
 小林理事補による御本尊御開扉、水島教学部長による献膳の儀に続き、読経・焼香・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。この後、御法主上人猊下より甚深の御言葉を賜った。
 引き続き式の部に移り、現地信徒を代表してアイダ・デ・レモン氏より同日の慶事に至る経過報告、次いで水島教学部長、漆畑海外部長、ルース・トレス氏よりそれぞれ祝辞、最後に舟橋住職より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 法要中に始まったスコールもさらりと上がり、法要の後、御法主上人猊下は、「蜜柑(みかん)」の御手植えをあそばされた。
 最後に、本堂で代表者による記念撮影が行われ、午後0時半、御法主上人猊下は僧俗一同がお見送り申し上げる中、大廣寺を後にされた。
<記念祝賀会>
 同日、午後7時より、パナマ市内のホテルで記念祝賀会が、御法主上人猊下御臨席のもと開催された。
 初めに御法主上人猊下より御言葉を賜った後、漆畑海外部長、星野副委員長より祝辞が述べられた。その後、浦上御尊師の発声により乾杯が行われた。
 会食も中ほどを過ぎると、信徒代表より、パナマ僧俗からの記念品が御法主上人猊下に対し贈呈された。続いて青年部・少年部等による民族舞踊・合唱などが披露された。
 最後にパナマ僧俗を代表して舟橋住職より、丁重な謝辞と今後の決意が披瀝(ひれき)され、祝賀会は盛況のうちに終了した。
 一切の行事を終えられた御法主上人猊下は、5日にパナマをお発ちになられ、7日午後3時35分、成田国際空港に御機嫌麗(うるわ)しく御帰国あそばされた。

 日蓮正宗パナマの歴史は平成5年4月、創価学会の幹部であったルース・トレスさんをはじめ6名が脱会したことに始まった。前御法主日顕上人猊下の御指南とロサンゼルス妙法寺・高野泰信御尊師の指導のもと正法正義を受持信行し、その後、宗教活動を行う非営利法人の認可・僧侶常駐・布教所開所と着実に発展してきた。
 このたびも、6月13日に本年の折伏誓願目標を早期に達成し、喜びの中待望の御親修を迎えた。


▲昨年移転新築なった布教所から寺院に昇格、遥々日本より御法主上人猊下をパナマヘお迎えし大導師を賜って奉修された板御本尊入仏法要