御法主上人猊下 台湾に御親修

―3ヵ寺院の板御本尊入仏法要―
―寂光山 本照院(彰化県)・本種山 正行院(桃園県)・最教山 法秀院(台北県三重市)―
―さらに勢い増す台湾広布―
―中華民国台湾 1月22〜26日―

(『大白法』H22.2.1)

 妙法広布が大躍進する中華民国台湾に、1月22日より26日までの5日間にわたり御法主日如上人猊下御自身2度目となる御下向をあそばされた。このたびの御訪台は、台湾中南部の彰雲布教所および北西部桃園県にある桃園布教所、さらに台北県西部の三重布教所がそれぞれ山号院号を公称し、板御本尊入仏法要奉修の大導師をあそばされるためのものである。
 この御親修には、総監・八木日照御尊能化、海外部長・漆畑行雄御尊師、内事部より大石寺理事・小川只道御尊師、同・田爪鏡道御尊師が随行し、来賓として、宗会議長・土居崎慈成御尊師、布教師会会長・高野法雄御尊師をはじめ有縁の御僧侶・寺族が日本及びアジア各国から多数出席され、また日本よりの来賓信徒として法華講大講頭の永井藤蔵氏をはじめ代表が出席した。
 御法主上人猊下御一行は、22日に成田国際空港を御出発され、同日、台湾桃園国際空港に御到着あそばされた。


【寂光山本照院山号院号公称 並びに板御本尊入仏法要】
 翌23日午前中、御法主上人猊下は台中市内にある妙行院を御視察あそばされた。
 午後、台湾の中南部にある彰化県において、寂光山本照院の山号院号公称並びに板御本尊入仏法要が、御法主上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 この法要には彰化県・雲林県・嘉義県を中心に代表信徒1,230余名が台湾全土より参集。本堂のほか、第2会場も参列者で埋めつくされた。
 午後零時50分過ぎ、この日を待ちわびた現地僧俗一同がお待ち申し上げる中、御法主上人猊下は本照院に御到着。降車後、花束の贈呈を受けられると、正面玄関前で歓迎の舞を御鑑賞あそばされた。次いで入口正面に掲げられた山号額・院号額の除幕式に臨まれ、続いて初代主管に任せられた佐藤信亮御尊師、僧侶・信徒代表・寺族の順に親しく御目通りを許された。
 午後2時より、御法主上人猊下大導師のもと、法要が開始された。
 田爪理事による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀に続き、読経・焼香・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。この後、御法主上人猊下より甚深の御言葉を賜った。
 引き続き式の部に移り、彰雲本部幹事・劉春逢氏より同日の慶事に至る経過報告、次いで八木総監・漆畑海外部長・講頭の林徳晃氏よりそれぞれ祝辞、最後に佐藤主管より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 法要終了後、御法主上人猊下は、「羅漢松(槙)、の御手植えに臨まれ、続いて第2会場に御出ましになり、親しく御言葉を賜った。
 最後に、本堂で代表者による記念撮影が行われ、午後5時、御法主上人猊下は、僧俗一同がお見送り申し上げる中、本照院を後にされた。
 本照院は、初め彰雲布教所として現在地に平成19年7月22日に開設された。約230坪の敷地に1階に70坪・椅子席で約450名収容の本堂並びに受付・事務所等があり、2階に庫裡を備えた堂々たる建物である。


【本種山正行院 山号院号公称並びに板御本尊入仏法要】
 翌24日午前中には、台湾北部桃園市にある本種山正行院において山号院号公称並びに板御本尊入仏法要が御法主上人猊下大導師のもと、厳粛に奉修された。
 法要には、本照院入仏法要に参列した来賓僧俗が引き続き出席。本堂のある8階及び同ビル6階に設置された第2会場に桃園県を中心に台湾全土から信徒1,350余名が参列した。
 午前9時15分過き、僧俗がお待ち申し上げる中、御法主上人猊下は御機嫌麗しく正行院に御到着され、降車後、花束贈呈、少年部による歓迎の舞の御鑑賞、続いて本堂フロア入り口に掲げられだ山号院号額の除幕、初代主管に任ぜられた宮下道法御尊師、並びに僧侶・代表信徒・寺族の順に御目通りが進められた。
 法要は午前10時に開始され、御本尊御開扉・献膳の儀・読経・焼香・慶讃文奉読・唱題と奉修された。この後、御法主上人猊下より甚深の御言葉を賜った。
 続いて式の部に移り、桃園本部幹事・侯国琛氏より経過報告、次いで八木総監・漆畑海外部長・蔡茂松副講頭よりそれぞれ祝辞、最後に宮下主管より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 法要終了後、御法主上人猊下は第2会場に御出ましになり、親しく御言葉を賜った。
 最後に本堂で記念撮影が行われ、午後零時25分、御法主上人猊下は、多数の僧俗がお見送り申し上げる中、正行院を後にされた。
 正行院は桃園県桃園市の中心地で、台湾の空の玄関口・桃園国際空港から車で30分、桃園駅からは徒歩3分の交通至便な地に位置し、ビルの8階全フロア(約230坪)を使用しており、椅子席で5百名収容の本堂並びに受付・事務所等を備えている。
 平成20年5月25日、台湾第8番目の法城となる桃園布教所として開設され、初代責任者として宮下御尊師が就任し、この慶事を迎えるに至った。


【最教山法秀院 山号院号公称並びに板御本尊入仏法要】
 24日午後には、台北県三重市において最教山法秀院の山号院号公称並びに板御本尊入仏法要が御法主上人猊下大導師のもと、厳粛に奉修された。
 法要には午前の正行院に引き続き来賓の御僧侶・信徒・寺族が出席。本堂のある2階及び同ビル13階に設置された第2会場に地元信徒及び台湾全土から千百余名が参列した。
 午後2時5分、御法主上人猊下は法秀院に御到着され、2階ロビーにおいて花束贈呈を受けられた後、少年部による歓迎の舞の御鑑賞、続いて山号院号額の除幕、初代主管に任ぜられた長谷玄雄御尊師、並びに御僧侶・代表信徒・寺族の順に御目通りが進められた。
 法要は午後3時に開始され、御本尊御開扉・献膳の儀・読経・焼香・慶讃文奉読・唱題と奉修された。
 この後、御法主上人猊下より甚深の御言葉を賜った。
 続いて式の部に移り、北西本部幹事・游基堅氏より経過報告、次いで八木総監・漆畑海外部長・許童栄副講頭よりそれぞれ祝辞、最後に長谷主管より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 法要終了後、御法主上人猊下は、第2会場に御出ましになり、親しく御言葉を賜った。
 最後に本堂で記念撮影が行われ、午後5時半、御法主上人猊下は、多数の僧俗がお見送り申し上げる中、法秀院を後にされた。
 法秀院は地域の幹線道路沿いのビルの2階に位置し、数年後に開通予定の地下鉄の駅から徒歩5分という交通至便な地にある。総面積は公共スペースを含めて約4百坪で、椅子席で約7百名収容の本堂並びに受付・事務所・庫裡等を備えている。
 平成20年12月21日、新築された商業ビルの2階に台湾第9番目の法城となる三重布教所として開設され、初代責任者として長谷御尊師が就任し、この慶事を迎えるに至った。

 25日、御法主上人猊下は台湾広布の中心拠点である台北市の本興院に足を運ばれた。
 午後1時過ぎに御到着なされた御法主上人猊下より、出迎えた大勢の信徒に対し親しく御言葉を賜った。

 午後7時半より、台北市内のホテルで記念祝賀会が、御法主上人猊下御臨席のもと開催された。
 初めに御法主上人猊下より御言葉を賜った後、土居崎宗会議長、永井大講頭より祝辞が述べられた。その後、高野布教師会会長の発声により乾杯が行われた。
 会食も中ほどを過ぎ、本興院主管・石橋頂道御尊師、林講頭より、台湾全僧俗からの記念品が御法主上人猊下に対し贈呈された。
 続いてこのたび入仏法要が行われた寺院の青年部・少年部による民族舞踊・演奏などが披露された。
 最後に台湾僧俗を代表して全台湾8ヵ寺院の御主管・御住職が舞台に上がり、代表して石橋御尊師より丁重な謝辞と今後の決意が披瀝され、祝賀会は盛況のうちに終了した。

 こうして、台湾での一切の行事をつつがなく終えられた御法主上人猊下御一行は、26日、台湾桃園国際空港を出発し、日本時間午後5時17分、成田国際空港に御機嫌麗しく御到着あそばされた。
(本照院での御法主上人猊下御言葉・経過報告・祝辞・謝辞等は2〜3面に奉載・掲載。正行院・法秀院その他の砌の御言葉等は次号に奉載・掲載)


▲台湾中南部の彰化県・寂光山本照院の山号院号公称並びに板御本尊入仏法要(1月23日)


▲1月24日午前、1350余名の信徒が参集し行われた法要により桃園布教所から本種山正行院となった


▲御法主日如上人猊下大導師による最教山法秀院山号院号公称並びに板御本尊入仏法要