桃園布教所が開所
―中華民国台湾(桃園県)―
(『大白法』H20.6.16)
5月25日、台湾桃園県桃園市において、台湾第8番目の法城となる日蓮正宗桃園布教所の開所法要が、御法主日如上人猊下の御名代として海外部長・漆畑行雄御尊師の御導師のもと晴天に恵まれ、厳粛かつ盛大に奉修された。
これには、宗会議長の護国寺住職・土居崎慈成御尊師をはじめ有縁の御尊師方が来賓として御出席。また台湾全土からは、本興院主管・石橋頂道御尊師をはじめ台湾全寺院の御尊師が御出席され、さらに地元信徒を中心に約千名の信徒が参詣し、共々に新布教所の誕生を慶祝した。
法要は、2回に分けて執り行われた。第1回目は現地時間午前10時より、主に台北市近郊の信徒が参列して、漆畑海外部長の御導師のもと、御本尊御開扉・献膳・読経・唱題と如法に奉修された。式の部に移り、石橋御尊師の経過報告に続いて、漆畑海外部長より祝辞並びに新責任者の紹介があった。その中で漆畑部長は「今日以後、宮下道法新責任者の指導のもと、桃園地域のご信徒が僧俗一致して、桃園地域の広布のため、また台湾広布のため、さらには世界広布のため精進し、一層堅固な広布の牙城を築き上げていただきたい(趣意)」と述べられ、台湾広布のさらなる進展に期待を寄せられた。
続いて、布教所不動産物件並びに内装工事費の一切を御供養した陳星輝・黄莉萍夫妻に対し、感謝状と記念品が贈呈された。次いで土居崎御尊師と勝妙寺住職・野村光照御尊師、林徳晃講頭から、それぞれ祝辞が述べられた。
最後に初代責任者に就任された宮下新責任者から丁重な謝辞があり、法要はとどこおりなく終了した。法要終了後、代表者による記念撮影が本堂で行われた。
第2回目の法要は午後2時より行われ、これには桃園地域の地元信徒が多数参列した。法要は午前の部と同じく如法に奉修され、式の部では、経過報告、海外部長の祝辞並びに新責任者の紹介に続き、本修寺住職・菅原信法御尊師と蓮行専任職・藤田起道御尊師、許童栄副講頭からそれぞれ祝辞が述べられ、謝辞をもって、法要はとどこおりなく終了した。
夕刻には、市内のホテルに会場を移し、約440名の僧俗が一堂に会して記念祝賀会が行われ、待望久しかった新布教所開設の喜びを分かち合った。
なお桃園布教所は、台湾北部桃園県の県政府所在地・桃園市の中心地に位置し、台湾の空の玄関口・桃園国際空港から車で30分、桃園駅からは徒歩3分の交通至便な所にある。建物は、鉄筋コンクリート造18階建ビルの8階全フロアを使用しており、約210坪のフロアに、椅子席で500名収容の本堂並びに受付、事務所、会議室等を備えている。これまで台北市・本興院の管轄地域の中で最も遠隔地にあった桃園地域の信徒約2千200名にとっては、新布教所開設の喜びは計り知れない。
▲台湾第8番目の法城となる桃園布教所の開所法要が奉修された