台北県 三重(さんちょん)市に布教所が開所
―台湾に9番目の法城―
(『大白法』H21.1.16)
昨年12月21日、台湾台北県三重市で、台湾第9番目の法城となる日蓮正宗三重布教所の開所法要が、御法主日如上人猊下の御名代として海外部長・漆畑行雄御尊師が赴かれ、厳粛かつ盛大に奉修された。
これには、日本より平安寺住職・高野法雄御尊師、興福寺住職・原山元征御尊師、大妙寺住職・高野顕昇御尊師、覚仁寺住職・早川勤道御尊師、唯成寺住職・長谷顕光御尊師をはじめ有縁の御尊師方が来賓として出席され、また台湾全土から本興院主管・石橋頂道御尊師をはじめ台湾全寺院の御尊師方が御出席。さらに地元信徒を中心に約1400名の信徒が参詣し、共々に新布教所の誕生を慶祝した。
法要は、2回に分けて行われた。
第1回目は午前10時から、主に地元三重地域に住む信徒と本興院信徒が参列して、漆畑海外部長の御導師のもと、御本尊御開扉・献膳・読経・唱題と如法に奉修された。
式の部に移り、石橋本興院主管の経過報告に続いて、漆畑海外部長より祝辞並びに布教所責任者・長谷玄雄御尊師の紹介があった。その中で海外部長は「長谷布教所責任者の指導のもと僧俗一致して、まずは明年の折伏誓願目標を達成し、さらに総登山を無事故で成功させていただきたい。その上で、三重地域、また台湾広布、さらには世界広布のため大いに精進され、一層堅固な広布の牙城をこの台湾の地に築き上げていただきたい(趣意)」
と述べられ、進展する台湾広布の未来に期待を寄せられた。
続いて、布教所設立に際し浄財を御供養された中西昭・陳翠蘭夫妻に対し、感謝状と記念品が贈呈された。
次いで高野法雄御尊師、高野顕昇御尊師、林徳晃講頭から、それぞれ祝辞が述べられた。
最後に初代布教所責任者に就任された長谷御尊師から丁重な謝辞があり、本堂で代表者による記念撮影が行われ、法要はとどこおりなく終了した。
第2回目の法要は午後3時より行われた。
これには台湾全寺院の代表信徒が多数参列した。法要は午前の部と同じく如法に奉修され、式の部では、経過報告、海外部長の祝辞並びに新布教所責任者の紹介に続き、早川勤道御尊師、長谷顕光御尊師、許童栄副講頭からそれぞれ祝辞が述べられ、長谷布教所責任者の謝辞をもって終了した。
夕刻には、市内のホテルに会場を移し、約550名の僧俗が一堂に会して記念祝賀会が行われ、待望久しかった新布教所開設の喜びを分かち合った。
三重布教所は、地域の幹線道路沿いの新築の商業ビルの2階に位置し、数年後に開通予定の地下鉄の駅から徒歩5分の交通至便の地にある。総面積は公共スペースを含めて約400坪で、その中に約700名収容可能な本堂をはじめ、ロビー・受付・事務所・会議室・庫裡等を備えている。当布教所には、台北首都圏西部地域の約2700名の信徒が所属することになる。
このたびの三重布教所の開所により、台北首都圏に3ヵ所の法城が開かれたことになり、信徒の喜びは計り知れない。台湾広布にますます弾みがつくことが期待される。
▲漆畑海外部長の御導師のもと奉修された開所法要