花東布教所の開所法要
―台湾 花蓮県―
―台湾広布のさらなる進展―
(『大白法』H22.8.1)
7月18日、台湾花蓮県吉安郷において、日蓮正宗花東布教所の開所法要が、御法主日如上人猊下の御名代として海外部長・漆畑行雄御尊師が赴かれ、厳粛かつ盛大に奉修された。
これは、一昨年1月に開設された妙照院花蓮分院が、布教所に昇格したことによるものである。
これには、神奈川県横須賀市の法照寺住職・石井栄純御尊師をはじめ有縁の御尊師方が来賓として御出席。また台湾全土からは、本興院主管・石橋頂道御尊師をはじめ台湾全寺院の御尊師が御出席され、さらに合計約6百名の代表信徒が参詣し、共々に新布教所の誕生を慶祝した。
法要は、2回に分けて執り行われた。第1回目は午前10時より、漆畑海外部長の御導師のもと、御本尊御開扉・献膳・読経・唱題と如法に奉修された。式の部に移り、妙照院主管・佐藤信俊御尊師の経過報告に続いて、漆畑海外部長より祝辞並びに新布教所責任者の紹介があった。その中で漆畑部長は、「どうか今日以後、浜崎良覚新責任者と共に、僧俗異体同心して、まずは花東地域の広布の前進のため、次には台湾の広布のため、さらには世界広布のため、大いに折伏を行じ、堅固な広布の牙城をこの台湾の地に築き上げていただきたい(趣意)」と述べられ、台湾広布のさらなる進展に期待を寄せられた。
続いて、石井御尊師と林徳晃講頭から、それぞれ祝辞が述べられた。最後に初代布教所責任者に就任された浜崎御尊師から丁重な謝辞があり、法要はとどこおりなく終了した。
第2回目の法要は午後1時半より、午前の部と同じく台湾全寺院の代表信徒が多数参列する中、如法に奉修され、式の部では、経過報告、海外部長の祝辞並びに新責任者の紹介に続き、山口県下関市の妙宝寺住職・今福永明御尊師と許童栄副講頭からそれぞれ祝辞が述べられ、謝辞をもって、法要はとどこおりなく終了した。法要終了後、代表者による記念撮影が本堂で行われた。
花東布教所の位置する花蓮県は、台湾有数の景勝地・太魯閣(たろこ)国立公園を擁する自然豊かな地域である。布教所は、花蓮市郊外の交通至便の地に位置し、鉄筋コンクリート7階建てビルの7階と5階部分を使用している。7階の約百坪のフロアに、椅子席で2百名収容の本堂並びに受付、事務所、会議室等を備え、このたびの僧侶常駐に合わせ、5階に会議室、庫裡が新設された。当布教所には、台湾東南部花蓮・台東県地域の約5百名の信徒が所属することになる。常駐の指導教師を迎えて、今後の花東地域の広布の進展が大いに期待される。
▲厳粛かつ盛大に奉修された花東布教所の開所法要