三障四魔に打ち勝ち御僧侶常駐の実現めざす

(『大白法』H24.2.16)

 ウルグアイ東方共和国は大西洋に面し、ブラジルとアルゼンチンに国境を接した、日本から最も遠く離れた国の1つである。このウルグアイにも、2000(平成12)年に日蓮正宗の法人が設立された。信徒は多くないが、異体同心の御聖訓を心肝に染め、仏道修行に邁進している。
 今回は、ウルグアイで中心者の1人として活動しているエイトール・アセベドさんにお話を伺った。エイトールさんはブラジル人でありながら15年前にウルグアイに移住し、地域広布に尽力している。
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自己紹介を兼ねて、入信したきっかけを教えてください。
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〈エイトール〉私はエイトール・アセベドと言います。ブラジルのサンパウロ市出身の75歳です。1996(平成8)年よりウルグアイのモンテビデオ市に在住し、現在、同国の航空会社の航空技術者として働いています。
 私の両親は生前カトリックを信仰しており、その影響で私も幼少の頃より毎回ミサに出席し、キリスト教について熱心に勉強しておりました。しかし、それは私が求めていたものからはほど遠く、やがて他の宗教に興味を抱くようになりました。「禅宗」や「生長の家」等を渡り歩きましたが、それらも私を満足させることはできませんでした。
 1974(昭和49)年、私が家族の問題や経済的な問題を抱えているとき、昔の仕事仲間が家を訪れました。彼は以前、たいへんに内向的な性格でしたが、その時は自信に満ちあふれ、まるで別人のようでした。
 すぐさま何があったのかと問うと、彼は仏教徒となって「南無妙法蓮華経」を唱えていることを教えてくれたのです。そして、日蓮正宗に関する本を置いていってくれました。彼の変化を目の当たりにした私は、その本を読みふけり、そして御題目を唱えるようになりました。
 それから2週間後、何と突然、私は解雇を告げられたのです。すぐに彼に連絡したところ、それは私自身の罪障消滅のために起こったことであり、唱題を続けるべきだと言われました。
 それからさらに2週間後、私は新たな就職先を見つけ、そこで働き始めました。その頃、私を解雇した会社は倒産していました。この出来事が決め手となり、翌年、私は御授戒を受け、御本尊様を御下付戴いたのです。

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ブラジルからウルグアイに移住するに当たり、苦労されたことはとはありましたか?
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〈エイトール〉どこに住んでいようと、私の信仰に対する姿勢は変わりません。しかし、ブラジルと違いウルグアイには寺院や布教所がなく、常駐の御僧侶がいらっしゃいません。このことはたいへん大きな違いであると、年を重ねる毎に痛感しております。ですから、他のウルグアイのメンバーのためにも、1日も早く常駐の御僧侶をお招きできるよう精進していかなければなりません。

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ウルグアイで日蓮正宗の信仰を貫くに当たり、どのような点が難しいですか?
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〈エイトール〉これまで信徒同士で資金を出し合って借りていた信徒会館が、賃料の高騰に伴い借り続けることができなくなりました。世界的な経済不況はここでも影を落とし、仕事面にも影響が出て、活発に活動を展開することが難しい状態にある信徒もおります。
 この状況を打開すべく、新たな信徒会館を賃貸ではなく、信徒同士で購入しようと物件を探しているところです。今こそ「信心即生活」の教えを心に止め、異体同心して前進していかなければならないと強く感じます。

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最後に、2015年に向けての決意をお聞かせください。
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〈エイトール〉現在、私たちには三障四魔が奮然と競い起こっていると感じています。しかし、大聖人様が仰せのごとく、それは私たちが正法を受持させていただいている確かな証拠であり、そのお陰で信仰を貫くモチベーションをさらに強めることができております。50パーセント増という御命題達成への道を思うとき、将来さらなる三障四魔が前に立ちはだかるであろうことは想像に難くありません。
 しかし、そのような時こそ私たちは御法主日如上人猊下の御指南に随い、我々の指導教師であるアルゼンチン布教所の中山良究御尊師の御指導のもと信心を高め三障四魔を打ち破っていき、そして必ずや御命題を達成していく決意です。

▲ウルグアイでの御会式で