カナダ初の寺院 バンクーバーに

―荘厳山妙正寺 寺号公称 板御本尊入仏法要―
―カナダ僧俗の堅固な信心実る―
―大法弘通の拠点として大きな躍進を―
―9月8〜10日―

(『大白法』H24.9.16)

 布教所開設から4年。その際、初代責任者に就任された萩原正望御尊師と信徒が共に精進を重ねてきたカナダ・バングーバーで、このたび御法主日如上人猊下の御名代として海外部長・漆畑行雄御尊師をお迎えし、寺号公称板御本尊入仏法要が奉修された。この法要には、大石寺理事・小川只道御尊師、同・山崎慈昭御尊師、海外部主任・笠原建道御尊師が随行し、法忍寺住職・水谷慈浄御尊師、アメリカ妙法寺住職・高野泰信御尊師をはじめ、宗務院、内事部、有縁の御僧侶・寺族が日本及びアメリカから出席され、また、日本よりの来賓信徒として渡辺定元大講頭が出席した。
 御法主上人猊下御名代の漆畑海外部長御一行は、9月8日、カナダのバンクーバーへ御到着あそばされた。

【荘厳山妙正寺寺号公称並びに板御本尊入仏法要】
 翌9日、ブリティッシュコロンビア州のサレー市内において、荘厳山妙正寺寺号公称並びに板御本尊入仏法要が、漆畑海外部長御導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 初秋の佳き日に奉修されたこの法要には、カナダ全土とアメリカNSTの代表信徒、併せて190余名が出席した。
 大勢の僧俗のお待ち申し上げる中、午前8時45分に到着された漆畑海外部長は降車後、歓迎の花束を受け取られ、直ちに入り口正面に掲げられた山号額・寺号額の除幕式に臨まれた。
 続いて、初代住職に任ぜられた萩原正望御尊師・僧侶・信徒代表・寺族の順に挨拶を受けられた。
 午前9時35分、漆畑海外部長の御導師のもと法要が開始され、萩原住職による御本尊御開扉、笠原海外部主任による献膳の儀に続き、読経・焼香・慶讃文代読・唱題と奉修された。その後、御法主上人猊下の御言葉が漆畑海外部長により代読された。
 引き続き式の部に移り、現地信徒を代表してバレンティーナ・マリアレンコ氏による経過報告、宗務院代表の笠原海外部主任による祝辞、信徒代表のアン・チャン氏の祝辞と続いた。最後に萩原住職より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 その後、漆畑海外部長は花水木の記念植樹に臨まれた。
 最後に、3回に分けて記念撮影が行われ、僧俗一同がお見送り申し上げる中、正午に漆畑海外部長御一行は妙正寺を後にされた。

【記念祝賀会】
 同日、午後1時10分よりサレー市内のホテルで記念祝賀会が催された。
 初めに漆畑海外部長より御法主上人貌下御言葉の代読がなされ、続いて笠原海外部主任、渡辺大講頭より祝辞が述べられた。その後、水谷御尊師の発声により、乾杯が行われた。
 会食も中ほどを過ぎると、妙正寺信徒代表より、カナダ僧俗から御法主上人狽下への記念品贈呈があり、漆畑海外部長が受け取られた。
 その後、少年部による合唱とダンス、バンクーバー信徒やカルガリー青年部の合唱、ボディパーカツション、台湾伝統舞踊、ロシア伝統キルトダンスなどが披露され、最後に出演者全員で「広布の青嵐」を日本語で合唱した。
 最後にカナダ僧俗を代表して萩原住職より謝辞があり、今後のカナダ広布推進にかける決意が披露され、盛況のうちに祝賀会は終了となった。
 一切の行事を終えられた漆畑海外部御一行は、翌10日、パンクーバー国際空港をお発ちになられ、帰国された。


▲御法主日如上人猊下御名代の漆畑海外部長の御導師により、カナダ僧俗待望の寺号公称板御本尊入仏法要が奉修された