バンクーバー布教所開所法要並びに常住御本尊入仏法要
―カナダ―
(『大白法』H20.7.16)

 6月22日、カナダ国バンクーバー近郊サリー市において、カナダ初の法城となる日蓮正宗バンクーバー布教所の開所法要並びに常住御本尊入仏法要が、御法主日如上人猊下の御名代として海外部長・漆畑行雄御尊師の導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 これには、NSTプレジデントのロサンゼルス妙法寺住職・高野泰信御尊師ほか、日本、北米から有縁の御尊師方が出席。また、地元信徒を中心に約120名の信徒が参詣した。
 法要は、現地時間午前11時より、漆畑海外部長の導師のもと、御本尊御開扉・献膳・読経・焼香・唱題と如法に奉修された。
 式の部に移り、高野御尊師の経過報告に続いて、漆畑海外部長より祝辞並びに新責任者の紹介があった。その中で漆畑部長は、「今後は指導教師の指導のもと、地涌倍増のために大いに精進いただきたい」と指導された。
 次いで、信徒を代表してヴァレンティナ・マリアレンコさんが祝辞で、17年間待ち望んでいた布教所の開所と常駐の指導教師を迎えることが叶ったことを感謝すると共に、今後は僧俗一致してカナダ広布に邁進すると喜びを発表した。
 最後に初代責任者に就任された萩原正望御尊師から丁重な謝辞があり、法要はとどこおりなく終了した。
 法要終了後、参詣者全員による記念撮影が本堂で行われた。
 バンクーバー布教所は、バンクーバー国際空港から車で約30分、最寄りのゲートウェイ駅からは徒歩8分の交通至便な所にある。建物は、コンクリートブロック造の平屋建て、延床面積約70坪に、本堂ならびに、受付、事務所等を備えたバリアフリーの立派な建物である。
 アメリカ合衆国サンフランシスコ・妙信寺の管轄地域の中で最も遠隔地にあったカナダ西部地域信徒にとり、布教所の開設は十数年来の願いであった。待望の道場を得て、カナダ広布の一層の進展が期待される。


▲法要で漆畑海外部長より祝辞が述べられた