子供4人死亡火災

―海上自衛官の父親を現住建造物等放火の容疑で逮捕―
―大分県警―

(<産経WEST>H27.7.6)

 5日午後11時55分ごろ、大分県杵築市八坂の住宅が燃えていると119番があった。杵築日出署や消防によると、木造2階建て住宅約125平方bを全焼し、約1時間40分後に消し止められたが、焼け跡から子どもとみられる4人の遺体が見つかった。この家に住む家族10人のうち5〜14歳の子ども4人の行方が分からなくなっており、署や消防は身元の確認を急いでいる。
 杵築日出署は現住建造物等放火の疑いで、4人の父親の海上自衛官、S.K〈記事は実名〉容疑者(40)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。
 杵築日出署によると、10人はS容疑者夫妻と子ども8人。不明になっているのは長女、Yさん(14)、四男、M君(9)、次女、mさん(7)、五男sちゃん(5)。消防によると、夫妻と三女(3)がやけどなどで病院に搬送されたが、いずれも意識はあり、命に別条はない。
 県警と消防は実況見分を始めた。
 杵築日出署によると、住宅は1階に居間や台所、風呂があり、2階には3つの部屋があった。行方不明の4人を含め、住人の多くは2階にいたとみている。遺体はいずれも1階の居間付近で見つかった。2階の床が抜けて落ちた可能性がある。
 近所の人の話によると、高校生の長男(18)は出火当時、家にいなかった。
 海上自衛隊呉地方総監部によると、S容疑者は広島県江田島市の隊に所属している。杵築日出署によると、単身赴任中で、5日は杵築市の自宅に帰っていた。
 現場はJR杵築駅から約1`離れた住宅街。


(『慧妙』H27.8.1)

 7月5日深夜、大分県杵築市で、木造2階建ての民家が全焼。焼け跡から4人の遺体が見つかった。
 住宅には、父母と8人の子供の合計10人が住んでいた。そのうちの、長女・四男・二女・五男が焼死、父母と三女がやけどを負うという、痛ましい結果となったこの火事の原因はなんと、父親による放火。
 容疑者である父親は、最近まで心療内科に通い、精神的に不安定だったといい、様々なストレスが精神状態に影響を与えた可能性もあるとみられていて、刑事責任能力の有無を調べる必要があると判断した大分地検は同月18日、3ヵ月間の鑑定留置を行なうことを明らかにした。
 各種報道からは、容疑者が真面目で几帳面(きちょうめん)な性格であったことが知られるが、それゆえ、精神的に追い込まれてしまったのか、それとも、何か他に真の原因があったのか―ちなみに、容疑者の生家は昔から熱心な学会家族である。またも創価学会の中から悲劇が起きてしまった!