池田の側近幹部達の死を悼(いた)む

―会員に知られる前に密かに家族葬―
元愛媛大学助教授・農学博士(東大) 福本潤一
元文化本部副書記長・芸術部書記長 小多仁伯

(『慧妙』H25.5.16)

〈小多仁〉元公明党委員長の竹入義勝さんや矢野絢也さん、副幹事長だった福本潤一さん、さらには現職議員・新岡健志さんら公明党議員72人が、創価学会を脱会して日蓮正宗に復帰されたということは、ただ事ではありません。池田教に堕したカルト創価から脱出する議員が続出しています。
〈福本〉ええ、私も日蓮大聖人の仏法に感動して信仰を続けてまいりました。脱党後、周りの東大や高校の同級生や友人からは、「今まで福本には投票していたが、公明党に投票したことはない」「公明党をやめて本当に良かった」と言われ、元創価学会幹部の信者さんからは「福本さんも、カルト創価から脱会できて危ういところで救われましたね」とまで言われました。
〈小多仁〉池田大作は日蓮正宗から信徒除名処分にされた逆恨みにより、日蓮大聖人の仏法に感動していた会員達を、地獄への道連れにすることを画策しました。慢心の無惨な姿であり、三宝破壊、ニセ本尊つくり、池田教への変質です。恩師戸田先生に対する裏切りです。
〈福本〉自分の罪業を創価の会員にまで押し付ける、罪の上塗りが進行しています。そのためか、創価学会員には、急死・変死・若死にが多いのです。私の議員在職中だけでも、横尾和伸(48)久保哲司(56)沢たまき(66)の3人の国会議員が、現職中に亡くなられました。昨日まで元気だった同僚議員が、翌日には亡くなっている、という現実に驚いたものです。水問題に共に取り組んだ横尾議員、北朝鮮にも同行した久保議員、遺骨問題に取り組んだ沢議員など、思い出深き同僚の突然の訃報(ふほう)でしたから、心痛も深いものがありました。自民党の議員からも「なぜ、信仰厚き人達がこんなにも若く」とお悔(く)やみをいただきました。
〈小多仁〉そうですか。じつは、創価学会の最高幹部たちにも変死・若死に・急死が多いのですよ。
 学会員の誰もが口に出せないでいるのが、後継者教育を受けていた池田の次男・城久氏が29歳の若さで急逝(きゅうせい)したことです。池田は、学会員の子どもが不幸にも若死にし、塗炭(とたん)の苦しみ、悲しさを報告しても「子が死んだのは罰だ。信心が足りないのだ」と冷たく言い放っていました。その事で、多くの学会員が辛(つら)い思いをしてきました。それが、仏法の因果律の厳しさとも言える「還著於本人(げんじゃくおほんにん)」の報(むく)いを自らが受けたのです。「最愛の息子の死」「後継者の死」という現証を見せつけられ、親としての池田は辛かったのではないでしょうか。
 これこそ「仏罰」と言わずして、何といえましょう。
〈福本〉また、側近の副会長では、西口浩広報室長(58)野崎勲筆頭副会長(60)、つい最近、創価教学の筆頭とも言われた斎藤克司SGI教学部長(64)の急死。さらに政治担当の前田副会長(62)、長年の中国担当の野間副会長(60代)、沖縄総長を勤(つと)めた三盛副会長(50代)の若死になどがありました。
 さらに、婦人部最高幹部でも、三井婦人部長は就任数ヵ月ほどで今の婦人部長と代わりましたが、辞任直後に若くして亡くなられました。
 他にも長年、関西婦人部で権勢を誇(ほこ)った中尾関西婦人部長が急死、聖教新聞の記者から現会長・原田稔氏の夫人になった原田紀美枝さんは、植物人間となった後、原田氏が会長に就任する直前に亡くなられました。さらに、かって池田側近No.1だった、全国婦人部長や衆議院議員も経験された渡部通子さんや多田時子さんも亡くなられました。
 公明党の元委員長の石田幸四郎氏も公職におりながら、葬儀は身内のみです。そんな例はたくさんありますね。
〈小多仁〉本当に多くの人材が、創価での活動を真面目に取り組んでいく中で、亡くなっておられますね。
 池田大作の魔性に取り憑(つ)かれた、感応による犠牲者、ともいえるのではないでしょうか。
〈福本〉しかも、その中枢幹部だった人達のお葬式は、ほとんどの場合、家族葬ということで、創価特有の友人葬さえしてもらえていません。元国会議員の場合は、一般紙に載(の)りますが、そうでない池田側近幹部の場合は、1ヵ月遅れで1行記事くらいで『聖教新聞』などに載るのが通例になってきているようです。
〈小多仁〉では、池田名誉会長の葬式も、同様に家族で内内にするか?といえば、それは、ないでしょう。金正日将軍のように国家的行事にしたいのでしょうが、そこまでは無理で、創価学会上げての学会葬になるでしょう。
 日蓮大聖人の仏法から創価は破門され、池田大作は信徒除名処分になっていますから、池田教の教祖らしい弔(とむら)いになるのではないでしょうか。(後略)


▲池田大作の次男・城久の葬儀の模様(『創価学会の現実2』より)