表自民、裏は創価学会 奈良県で配布ビラ

(『しんぶん赤旗』H15.3.11)

<自民党は“関与していない”>
 全日本民主医療機関連合会(民医連)加盟の病院の医療事故・事件を利用して医連と日本共産党をひぼう中傷する自民党機関紙『自由民主』(2月18日号)をコピーしたビラが各地で配布されていますが、これと創価学会・公明党の関係が明らかになってきました。
 奈良県大和郡山市で3月初めにまかれた問題のビラの裏には、創価学会の青年向け機関紙『創価新報』(2月19日付)の連載「どういうことだ!」のbR1、「医療費3割負担 公明党 責任与党として保険制度維持へ」が、『朝日新聞』の社説とともに掲載されています。
 日本共産党奈良県委員会の沢田博書記長、山村さちほ副委員長、今井光子県議は10日、自民党県連の新谷紘一幹事長に「厳正調査」を申し入れました。
 新谷氏はその場で県連事務局に確認し、「自民党として関与していることは確認できない」「政党と政党は政策で争うべきでこのような怪文書まがいのビラは出すべきではない」と述べました。

<新潟市では裏が公明党>
 新潟市の住宅街でまかれたビラの裏には、やはり日本共産党と民医連を中傷する内容の公明党総支部ニュースが印刷されています。


▲表(右)は『自由民主』。裏(左)は『創価新報』の記事=奈良・大和郡山市でまかれたビラ