公明市議が無免許運転で現行犯逮捕(仮題)

(『慧妙』H23.3.16)

 去る3月7日、埼玉県羽生市で、市議会に出席するため無免許で車を運転していた公明党市議が、現行犯逮捕された。
 逮捕されたのは、平成7年に初当選し、現在4期目の藤倉宗義(53)。藤倉は現在、羽生市議会において議会運営委員長という要職にあり、過去には副議長も務めたことのある"ベテラン"議員。市議会公明党の会長でもある。
 NNN、FNNなどの報道によれば、藤倉は、平成21年に速度違反で免許停止になったにも拘(かか)わらず、無免許運転をして免許を取り消され、それにも懲(こ)りずに、翌平成22年に再び無免許運転で検挙された結果、裁判所から懲役5ヵ月、執行猶予2年を言い渡され、現在は執行猶予中の身であった。
 藤倉は、地元の中学校を卒業後、創価高校・創価大学に進んだ"学会エリート"で、市議会議員を務める傍(かたわ)ら、平成12年には藤倉宗義税理士事務所を開業するなど、社会においても"名士"であった。
 が、いかんせん「師」と仰(あお)いだ人物が、あの池田大作である。「口八丁、手八丁でよ」との指導そのままに、無免許運転もごまかせる、と踏んだのかもしれないが、あいにくと、世間はそれほど甘くない。
 ともあれ、藤倉はこれで実刑が確定したわけだが、刑務所の中で来(こ)し方をよく反省し、心機一転、正法正師の下に帰伏して、再起を図るべきであろう。


無免許運転:羽生市議、容疑で逮捕

―執行猶予中/埼玉―
(『毎日新聞』H23.3.8 埼玉)

 無免許運転をしたとして、羽生署は7日、羽生市議の税理士、藤倉宗義容疑者(53)=同市西2=を道交法違反(無免許運転)容疑で現行犯逮捕した。藤倉容疑者は昨年8月に同法違反(同)の罪で懲役5月、執行猶予2年の有罪判決を受け、執行猶予中だった。
 逮捕容疑は、7日午前9時25分ごろ、同市東1の市道で、無免許で乗用車を運転したとしている。「市議会に出席するためだった」と供述し、容疑を認めているという。
 同署によると、藤倉容疑者は、速度違反で免許停止の行政処分を受けていた08年12月に無免許で運転し、2年間の免許取り消し処分を受けた。さらに10年1月にも無免許で運転し、同年8月にさいたま地裁熊谷支部で懲役5月、執行猶予2年の有罪判決を受けていた。この経緯を知る同署員が、運転している藤倉容疑者を見かけ、発覚した。
 同市議会事務局によると、藤倉容疑者は7日の議会で11年度予算について質問する予定だった。藤倉容疑者は95年に初当選。公明党所属4期目。現在、議会運営委員長を務めている。


無免許運転容疑の羽生市議 辞職勧告を決議

(『東京新聞』H23.3.9 埼玉)

 無免許で車を運転したとして、道交法違反容疑で逮捕された羽生市議 藤倉宗義容疑者(53)について、同市議会は8日の本会議で、辞職勧告決議案を全員一致で可決した。市議会事務局によると、同容疑者から進退の意思表示はないという。
 羽生署によると、同容疑者は7日朝、同市東一の市道で乗用車を無免許運転したとして現行犯逮捕され、8日、送検された。「議会へ出るため自宅から向かった」と容疑を認めているという。
 同容疑者が所属する公明党県本部の西田実仁代表は「あってはならない重大な事案で、皆さま方に深くおわび申し上げます。今後、除名処分も含め厳正に対処して参りたい」としている。