創価学会破折資料
犯罪・不祥事の履歴
(『慧妙』H22.8.1)
去る7月11日に投・開票が行なわれた参院選では、これまでと同じく、否(いな)、これまで以上に公明党を熱心に支援する、創価学会員の姿があった。
しかし、その結果は無残にも、11の改選議席を守ることができず(獲得議席数は9)、比例区の得票数も、昨年の衆院選の約8百万票から40万票も減らした760万票に止(とど)まった。
このように、退潮明らかな公明党だが、劣勢であればあるほど熱狂的になるのが選挙支援活動の常。中には違法行為におよぶ者も出てくる。
去る7月12日、宮崎県警は、公職選挙法違反(投票干渉)の容疑で、日南市に住む3人の女を逮捕した。
3人にかけられた容疑は、6月下旬と7月上旬の2回、期日前投票所となった日南市保健福祉総合センターに、それぞれ80歳代の老女1人を連れて行き、その手のひらに、宮崎選挙区で当選した自民現職と、比例区で当選した公明新人の名前をペンで書いて、両氏への投票を求めた、というもの。
県警は、3人が両候補の支援者だったと説明、3人に指示を出した者がいないかも調べている模様だ。
投票干渉容疑で3人逮捕
―高齢者の手に候補者名書く―
(<共同通信>H22.7.13)
宮崎県警捜査2課などは12日、参院選の期日前投票で、知人の手に特定の候補者名を書き、投票するよう干渉したとして公選法違反(投票干渉)の疑いで、いずれも無職で同県日南市の金丸公子(62)、長渡スミ子(62)、平沢佐恵子(53)の3容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は6月下旬と7月上旬、同市内のいずれも80歳代の知人女性2人の手のひらに、選挙区の自民候補と比例代表の公明候補の名前をペンで書き、市内の期日前投票所で投票させた疑い。
県警は共犯や余罪の有無を調べている。
参院選・日南の投票干渉:公選法違反容疑、2人を略式起訴
―期日前投票/宮崎―
(『毎日新聞』H22.8.3地方版)
宮崎区検は2日、参院選の期日前投票で、日南市内の80代の女性2人に特定候補への投票を働きかけたとして公職選挙法違反(投票干渉)容疑で逮捕された同市中平野、無職、金丸公子(62)▽同市平野、無職、長渡スミ子(62)の両容疑者を同罪で略式起訴した。宮崎簡裁は同日、金丸被告に30万円、長渡被告に20万円の略式命令を出し、2人は即日納付した。
起訴状などによると、7月11日の参院選で、金丸被告は6月26日と7月2日の2回にわたり、長渡被告は7月2日に、それぞれ85歳と82歳(当時)の知人の女性を日南市内の期日前投票所に連れて行き、手のひらに特定候補の名前を書いて、投票させたとしている。
―容疑の30歳長男逮捕―
(<産経ニュース>H22.4.17)
17日午前2時25分ごろ、愛知県豊川市伊奈町、会社員、IM(※記事は実名=以下同)さん(58)方の近所の男性から「刺された女性が助けを求めてきた。ほかに家族4人も刺されたらしい」と110番があった。
豊川署員が駆けつけると、Iさん方から火が出ており、家族5人が刺され負傷しているのを確認。うちIさんと孫のKTちゃん(1)が死亡した。残る3人のうち1人が軽傷で、2人は重傷とみられる。
署員がIさん方南側の葬儀場敷地で男を発見。「包丁で家族5人を刺した」と話したことなどから殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。豊川署によると、逮捕されたのはIさんの長男、T容疑者(30)で、「父親にインターネットの契約を解約され腹が立った」と動機を供述。殺人容疑に切り替えて調べている。
火事は午前5時すぎ、消し止められたが、2階部分を中心に半焼した。
同署によると、T容疑者は「台所にあった包丁で刺した。家族を殺してやろうと思った。家が燃えてしまえと思った」とも供述、2階の自室の布団にライターで火を付けたという。T容疑者は無職で家に引きこもり、インターネットに熱中することが多かったという。
近所の男性(43)は「(T容疑者は)約15年前から引きこもりだった。約1年前に三男らが家に戻った後、家庭内のトラブルで警官が何度か来ていた」と話した。同署によると、今月13日と15日にT容疑者をめぐるトラブルで、家族から110番があった。
死亡した2人のほかに刺されたのは、Iさんの妻、Mさん(58)、三男、Fさん(22)、三男と同居しているKYさん(27)で、亡くなったTちゃんはFさんとYさんの娘。Fさんは軽傷だが、Mさんらは手術を受けた。
Iさん方は7人暮らしで、次男(24)は当時外出中だった。
現行犯逮捕の容疑は17日午前2時15分ごろ、自宅1階の寝室でIさんを刺した疑い。
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先月中旬、愛知県で、引きこもり状態の30歳の男が、インターネットの接続契約等に関する家族との諍(いさか)いから、父親・母親・弟・弟の内縁の妻・弟と内縁の妻との子の5人をメッタ刺しにし、事件現場となった自宅に放火して家を半焼させる、という凄惨(せいさん)な事件が起きた。この事件で、父親と、弟と内縁の妻との子は死亡。母親と、弟の内縁の妻が重傷を負った。
警察の調べに対し男は、「父親にネットの接続契約を解約され、腹が立った。家族を殺そうと思った」と供述しているといい、また男の家族は、警察に「(※男の)ネットオークションの買い物で2百〜3百万円の借金がある」などと相談していたという。
現代の荒(すさ)んだ世相・歪(ゆが)んだ価値観を色濃く反映したような事件だが、近所の住民によれば、この家は祖母の時に学会に入ったという。
亡くなった人の冥福をお祈りしたい。(『慧妙』H22.5.1)
(『週刊新潮』H22.4.8抜粋)
東京都江戸川区のある小学校で、校長先生が児童の卒業式を目前にして突然、更迭された。
熱心な創価学会員だったというこの校長、PTAの幹部である人妻と、なんと校内のあちこちで肉体関係を結んでいた。
それはいかにも唐突な、季節はずれの人事異動だった。江戸川区内に73ある区立小学校のひとつ、A小学校。その校長が交代すると都教育庁が発令したのは3月1日。3月24日の卒業式は目前というタイミングでのことである。
前任の戸田堅一校長(59)=仮名=は、この発令をもって「区教育委員会付」となった。名目だけの待命ポストで、紛うかたなき左遷人事だ。(中略)
戸田校長、56歳。ここ(※A小学校)での仕事を勤め上げれば無事定年、となるはずだったが、人の生きるところ、どこに落とし穴が潜んでいるかわかったものではない。
着任当時、PTAの幹部をつとめていた森脇沙知代さん(仮名)。年のころ40代後半の彼女との出会いが、戸田校長の人生の歯車を決定的に狂わせてしまうのだ。(中略)
森脇さんの子供は07年4月に6年生になり、08年3月に卒業した。
「その卒業式の直後、新年度が始まる前の3月29日昼に2人は関係しました。東京都内のホテルで密会したのです」(一連の経緯を知る関係者)
戸田校長には妻があり、成人した3人の子供もいる。つまり「W不倫」であった。(中略)
08年4月、森脇さんは、わが子の卒業をもってPTA幹部を退任する。が、
「戸田校長さんは森脇さんを学校に呼び出し、そこでコトに及びます」
とは、先の関係者。(略)
還暦目前にして色に迷った校長は、味をしめたのだろう、すぐに次なる一手を試している。
選んだ場所はPTA会議室。しかも、
「通常の勤務時間中のことでした」(前出関係者)
(略)いよいよ見境のなくなった校長は、さらに禁じ手を繰り出した。昨年4月、森脇さんをA小の臨時職員にするのである。(中略)
要は公費で愛人を囲ったに等しいが、相手が校内に常駐するとなると、もはや校長はやりたい放題。以降、
「階段や屋上の出入口でもしていた」(同)
というから凄まじい。
(略)この間、校長は校内のみならず、錦糸町のホテルで何度も愛人と交歓し、時に人目もはばからず路上でキスすることもあったという。
だが、再び巡ってきた春は長くは続かなかった。
昨年7月、森脇さんは臨時職員を退職する。郊外のホテルから休日の校長室へ、そして平日の会議室から屋上の出入口へとエスカレートの一途を辿ってきた校長の豪胆かつ奔放な欲望は、これで小休止を余儀なくされる。ほどなく……、
「『校長との関係をどうしたらいいのか』という相談の電話が何度か寄せられるようになったのです」
と言うのは、区教委の並木正・指導室長だ。
「それは当初、名前を名乗らない匿名の電話でしたが、2月になって実名での電話があり、直接お会いして話を聴き取りました。その内容を校長本人に確認したところ『間違いありません』と認めたので、都教委に報告したという運びです。教職員が保護者と性行為をもつことは、同意の有無を問わず処分の対象となる。このため校長は当面、自宅謹慎となりました」
そして3月29日、ついに戸田校長は懲戒免職処分に。
(中略)さて、戸田校長の自宅を訪ねたところ、家人は不在だった。近所の住人は、
「戸田さんの家が建ったのは10年ちょっと前。敷地は15坪ほどで、3千万円以上の借金をしたと聞いたね。新築直後は奥さんもホテルでベッドメイキングの仕事をしてたみたいだが、5、6年前からは別のところで住み始めてるよ」
と言うのである。
「つまりは別居ですな。だから、戸田さんがいなけりゃ、誰も家にはおらんかもね。夫婦とも学会員で、奥さんは『聖教新聞をとってくれ』とか、選挙の時には『公明党に投票して』とか、ずいぶんと活動なさっていましたよ。でも、普通の近所付き合いはなかったからさ。戸田さんが学校の先生だということ以外、あの家のことはよく知らんよ」
別の住人も、
「奥さんはごみ出しの時に顔を合わせると会釈してくださる穏やかな感じの人だった。旦那さんは先生だって?学会の会合に熱心に出てるとは聞いてたけれど、日ごろの交流は全然なかったもんでねえ」
窺い知れるのは、学会の活動にのみ傾倒した、いたって内向きな生活ぶり。(略)
●校長とPTA幹部の不適切な関係とは前代未聞。それぞれの家庭はもちろん、学校、児童、PTAに与えた衝撃は計り知れませんが、校長本人も定年間近にして2千万円以上の退職金をフイにした。教育史に刻まれる、あまりに愚かで恥ずべき事件です(教育評論家・尾木直樹)
―札幌 共産党の演説中に暴行―
(『しんぶん赤旗』H21.7.12)
札幌市白石区で11日午前10時20分、日本共産党の宮内聡衆院北海道比例予定候補が演説しているところへ60歳ぐらいの男が「うるさい、やめろ」と叫びながら近づき、党札幌白石・厚別地区委員会の男性勤務員(49)に殴りかかりました。
男は、知らせで駆け付けた警察官に取り押さえられ、傷害容疑で現行犯逮捕されました。現場は区内栄通2丁目のエルム公園前で、男は付近に住む創価学会員です。
男に殴られた勤務員は軽いけがを負いました。宮内予定候補にけがはありませんでした。
宮内予定候補は事件後、伊藤りち子市議とともに区内を遊説。「企業・団体献金を一切受け取らない清潔な党だからこそ、なにものも恐れず堂々とモノがいえます。暴力で政策論戦を抑えつけることは断じて許せません」と強調しました。
宣伝カーの訴えを聞いて集まった近所の人たちが声援と拍手を送っていました。
近くに住む男性(79)は「宮内さんの演説は力強く、その通りだと思います。ぜひ国会へいってほしい」と話します。
―3月24日、法華講員2名が東京地検に手続き―
―"政教一致"批判したビラ配布を暴力で制圧―
―言論の自由を弾圧する反社会的事件―
(『慧妙』H21.4.1)
3月24日、昨年11月に創価学会員から集団暴行を受けて負傷した2人の法華講員が、東京地方検察庁に告訴の手続きを取った。
その暴行事件は、11月7日・16日に起きたもので、「政教分離を考える会」が発行する、創価学会と公明党の政教一致を指弾したビラを配布していた2人が、創価学会青年部の屈強な男達から暴行を受け、負傷したもの。ボロボロに破られたシャツが、容赦(ようしゃ)なき暴行の凄惨(せいさん)さを物語る(本紙・昨年12月1日号に既報)。事件の被害者2名は、4ヶ月間にわたって慎重な準備を重ね、ついに犯人の学会員を刑事告訴したのである!
【凄(すさ)まじい暴行事件の模様】
―暴行犯たちの目的は言論封殺―
昨年11月、「政教分離を考える会」が発行する、創価学会と公明党の政教一致を指弾したビラに共鳴し、その配布活動を行なっていた2人の青年(法華講員)が、多数の創価学会員達から集団暴行を受ける、という事件が発生。その事件の被害者である2人が、去る3月24日、氏名の判明した暴行犯の1人と、犯行に加わった氏名不詳者らを、傷害・暴行・器物損壊(そんかい)の罪で東京地方検察庁に刑事告訴した。
問題の事件は、昨年11月7日および16日に起きた。
この両日、東京都江戸川区葛西において、2人の法華講員が「政教分離を考える会」のビラを戸別配布していたところ、そこに学会男子部の屈強な男達が現われ、ビラ配布を妨害してきた。
だがビラ配布は、憲法21条でも保障された正当な言論活動である。告訴状によれば、2人は、妨害に怯(ひる)むことなく、配布を続けようとしたが、男達は、後ろから羽交(はが)い締めにしたり、力任(まか)せに地面にねじ伏せ、大勢で上にのしかかって、顔を地面に押しつけたり、衣服を掴(つか)んで振り回し、建物の壁などに叩きつけたり、車の通行のある車道に押し出す―等の暴行に及んだのである。
これらの暴行により、2人はそれぞれ、全治1週間と全治2週間のケガを負い、また1人が着ていた衣服はビリビリに破られ、またボタンもあらかた弾(はじ)け飛んでしまった。
この事件現場には、警視庁の警察官が駆け付け、葛西警察署に移動しての事情聴取がなされたが、被害者の2人によれば、その事情聴取は暴行事件に対して、というよりも、2人が行なったビラ配布に関して根掘り葉掘り聞き出そうとするばかりで、暴行事件については無視するような姿勢だったという。
このことにより、警察の捜査への不信感を抱いた2人は、被害届の提出を躊躇(ちゅうちょ)した。
また、何より犯人の住所・氏名が判(わか)らない(警察では把握していたはずだが)ため、告訴しても、相手が判らなかったとして、あいまいに終わってしまう可能性が高い。
そこで2人は、弁護士とも相談の上、いちおう、慎重に告訴の準備だけは進めることとした。
幸いなことに、この暴行事件の模様は、同行した友人が離れた所からビデオ撮影しており、犯人達の顔は映像に残っている。いずれ犯人を突き止めることを心に誓い、2人は現場の確認や証拠の整理等を進めたのである。
また「政教分離を考える会」では、この暴行事件の際に撮影されたビデオから静止画を起こして、新たなビラの1面に掲載、昨年末から配布を開始した(この写真は本紙にも提供されたため、12月1日号に掲載した)。
【墓穴を掘った加害者らの傲慢(ごうまん)】
―組織的犯行で責任は団体にも―
すると、何ということか、12月22日、創価学会の弁護士らが、その写真に写った暴行犯(犯人達に指示を与えるなどしていたリーダー格の男)の代理人となって、男の氏名を明かした上で、"肖像権侵害にあたるので、男の写真を掲載したビラを配布するな"とする内容の警告書を送り付けてきたのである。
だが、写真では犯人の目の部分を黒くマスキングして隠してあり、その上で暴行事件について報じたビラに対し、「肖像権」も何もあったものではない。2人は大いに呆(あき)れ、氏名の判明した犯人を告訴すべく具体的準備に取りかかった。
だが、2人から直ちに反応がないことで強気になったのか、それとも、ビラ配布を停止させることだけで頭が一杯だったのか、本年2月9日、暴行犯の男の名前で、自身が創価学会員であるという前提の上から、暴行事件の存在を否定し、"自分に無断で写真撮影された上、その画像を勝手に掲載され、名誉権・肖像権を侵害された"として、「政教分離を考える会」の代表・小川頼宣氏(世田谷・善福寺信徒)を相手取り、損害賠償を求める民事訴訟を起こしてきたのである。
おそらく彼らは、暴行の模様は断片的にしか撮影できていないものと考え、いくらでも言い逃(のが)れはできる、と踏んだのであろうが、その判断を下した者は、後で池田から手ひどく叱責(しっせき)されることを覚悟しておいた方がよい(ついでに池田に支払う罰金の用意もしておいた方がよいのではないか)。
ともあれ、こうして暴行した学会員のリーダー格の男が、自ら「あれは自分だ」と名乗り出てしまったことから、今般の、東京地方検察庁への告訴が実現したのである。
3月24日の当日、告訴人の2人と代理人弁護士らは記者会見に臨(のぞ)んだが、席上、弁護団長は、
「今日告訴した事件を軸に、こちらから損害賠償請求訴訟を提起していく必要があるのではないか、その際には、個人の責任はもちろんだが、団体・指導者の責任まで問うことを検討する必要があろう、と思っている」
と発表した。
【池田の本性現わす本音の指導】
―学会員の倫理逸脱は当然―
そもそも、自らが明らかな暴行を加えておきながら、それを否定したばかりでなく、「政教分離を考える会」によって虚偽の事実を摘示され、肖像権も侵害された、などとして訴訟に及んだ神経には、呆れ返るしかないが、こうした、社会常識、否、人間としての倫理性さえ失った破廉恥(はれんち)な行為を平気でできるのは、創価学会員なればこそ、なのではないか―。
「全員が『勝つ』と強く決めていけ!勝つか負けるか。やられたらやりかえせ。世間などなんだ!私は恐れなど微塵(みじん)もない。勇者は私だ。私だけ戦っている。強気でいけ!強気で勝つんだ!強気、強気、強気でいこう。どこまでもしぶとくいくんだ。(中略)なんでもいいから、言い返すんだ。こわがったり、ひるんだりしてはいけない。怒鳴っていけばいいんだ!(中略)反逆者には『この野郎、馬鹿野郎』でいいんだ!」(平成1年3月12日、埼玉での池田の指導)
「ある日、堺の選挙事務所が、酔っぱらいに荒らされた。報告を受けられた先生は『すぐ110番に電話して警察に来てもらいなさい』と指示され、(中略)『"いま、対立候補が、こちらの選挙事務所に殴(なぐ)り込みをかけてきました。そのため皆さんに、たいへん、ご迷惑をおかけしました"といって御近所を全部回りなさい』と指導された。(中略)そして先生は『"対立候補は悪らつな妨害をやる。選挙事務所に殴り込みをかけてきた"という印象を与えればよいのだ。特定の候補の名を出さず、一軒一軒手を打て』といわれた」(『前進』昭和41年12月号)
「口八丁手八丁でよ、なんでもうまくやるんだ。社会(党)だって方便を使っている。共産(党)だって目的のためならみんな謀略じゃないか。一般社会だって利益のためならあらゆる手段を使う。うちは信心のため、信心を守るため、学会を守るためだ」(昭和51年6月1日・扶桑研修所での池田の指導)
"永遠の指導者"である池田大作の、こんな卑劣(ひれつ)きわまる指導を、ありがたく受け続けてきた創価学会。そこに籍を置く者の感覚が、社会常識や人間としての倫理観から大きく逸脱(いつだつ)していくのは当然であろう。
しかも、このたびの事件が、創価学会の地域の組織を使って連携を取り、集団で行なわれた暴行事件である以上、言論妨害を受けた「政教分離を考える会」としては、創価学会ならびに池田大作の責任を追及する民事訴訟を視野に入れていることは当然のことといえる。
今回の告訴を手始めに、池田創価学会の反社会性を、どこまで追及できるのか。これからの行方に注目していきたい。
―「ゲームで運転できたので…」―
―十三・ひき逃げ―
(『朝日新聞』H20.10.24)
大阪市淀川区で18日未明、自転車の男性が軽乗用車に約180メートル引きずられて重傷を負った事件で、ひき逃げなどの疑いで逮捕された大阪府豊中市の中学3年の女子生徒(14)が「車を運転したのは初めてだった。ゲームでうまく運転できたので、本物でもできると思った」と供述していることが府警への取材でわかった。
淀川署によると、女子生徒は「ゲームセンターでハンドル付きのゲームをして運転に興味を持ち、自宅から運転して行った」と供述。友人の中学2〜3年の男子生徒3人が同乗していたことについては「ドライブに行こうと自分から誘った」と話しているという。重傷の男性は現在も入院中という。
180m引きずり「中3少女」が育った「創価学会」家庭
―地元でも「札付き少女」―
(『週刊新潮』H20.10.30抜粋)
(前略)彼女が住むのは、大阪市に隣接する街の市営住宅だった。近所の住民によれば、
「家族は40代後半の両親と姉が2人。(中略)事件を起こした娘は三女で、札付きのワルよね。中学校に入学してから、かれこれ2年、昼間、学校にも行かず、毎晩のように夜遊びして、周囲に迷惑を掛けていました」
いつも仲間の男の子3人とたむろし、無免許でバイクを騒々しく乗り回す。他人のバイクのガソリンを盗んだり、自転車をパンクさせたり……。
「市営住宅のエレベーターに4人組で乗り込んで、体をぶつけて揺らし、地震察知機能を利用して、動かなくしてしまう。何度も住民が注意しましたが、まるで、効果なしです。起きるべくして起きた事件だと思いますよ」(同)
別の住民も嘆息する。
「あの家庭は、両親とも熱心な創価学会員でね、地区の指導的な立場の方なのです。自宅で集会を開いたり、忙しく活動していましたけど、娘を注意してくれと頼んでも聞きいれなかった。もう少し三女に関心を向けていたら、こんなことは起きなかったはず」(後略)
―男児の母親逮捕「育児に悩んでいた」―
(『産経新聞』/<gooニュース>WS080922)
福岡市西区の小学1年、富石弘輝君(6)が殺害された事件で、福岡県警捜査本部は22日、殺人と死体遺棄の疑いで弘輝君の母親の薫容疑者(35)を逮捕した。調べに対し、薫容疑者は弘輝君の首を絞めて殺害したことを認めた上で、「育児に悩んでいた。自分の病気のこともあり将来を悲観し、子供を殺して自分も死のうと思った。衝動的にやった」などと供述。捜査本部は犯行前後の行動など全容解明を急ぐ。
調べでは、薫容疑者は18日午後3時20分ごろ、自宅近くの小戸公園トイレの障害者用個室で弘輝君の首を絞めて殺害、トイレの裏に遺棄した疑い。弘輝君の携帯電話を首にさげるためのひもが凶器に使われたとみられる。携帯電話は殺害直後、近くの雑木林に捨てたという。
薫容疑者は「最初から殺すつもりで公園に行ったわけではない」と計画性は否認。殺害後は「見つからないようにトイレの裏に隠し、被害者を装うため周囲の人に捜してほしいと頼んだ」としている。
関係者によると、弘輝君は1つのことに集中できなかったり、突然走りだすなど予想できない行動を取ったりすることがあり、通学先の市立内浜小学校では特別支援学級に在籍。登校をいやがることもあったといい、薫容疑者は自分の体調不良もあって悩んでいる様子だったという。
弘輝君は18日午後2時半ごろに下校。薫容疑者は当初、捜査本部に「子供と2人で公園へ行き遊んでいたが、トイレに入り2、3分後に戻るといなくなっていた」などと説明。近くにいた人らと一緒に弘輝君を捜すなどしていた。
捜査本部は説明内容に不自然な点が多いことから任意で聴取。弘輝君の葬儀があった21日午後の聴取で、号泣しながら殺害を認めたという。
薫容疑者は22日午前8時半ごろ、福岡市西区の福岡県警西署に捜査車両で到着。灰色のパーカーで頭まですっぽりと覆って車から降りると、そのまま裏口から署に入り、エレベーターに乗り込んで姿を消した。
「3代創価学会」でも救えなかった母親の孤独
―福岡「小1殺害」―
(『週刊新潮』H20.10.2抜粋)
(前略)実家近所の別の主帰によれば、
「あの家は、薫さんの祖母、薫さんの母親、そして本人と3代続く熱心な創価学会員一家。特に薫さんの祖母が熱心で、何年か前まではよく家で学会員の会合を開いていたようで、家の前にズラーッと車が並んでいましたよ。選挙の時期には、公明党候補者の応援を頼まれたこともあります。弘輝君の葬儀も学会の形式に則ったものでした」
創価学会の教えとは、
「信心すれば病気や悩み、孤独が解消するというもの」(ジャーナリストの乙骨正生氏)
弘輝君殺害という"結果"だけを見ると、懊悩する薫の孤独は、信仰によって救われ、解決できる類のものではなかったということなのだろうか……。(後略)
飲酒運転県議が辞職願
―公明・森泉氏―
―議会で厳罰化訴え―
(『読売新聞』埼玉H20.3.26抜粋)
酒気帯び運転で検挙された公明党の森泉義夫県議(54)は25日、辞職願を深井明議長に、離党届を党の太田代表に提出した。どちらも近く受理される見通し。森泉氏は県職員の飲酒運転厳罰化を訴えたこともあり、今後、県議のモラルを問う声が高まりそうだ。(中略)
福永氏(※県本部幹事長)らによると、森泉氏は21日午後9時ごろまで、さいたま市浦和区内の飲食店で食事をしながら酎ハイを3〜4杯飲み、しばらく休んだ後、22日午前0時ごろ乗用車を運転。午前0時48分、同市岩槻区の県道で検問中の県警交通機動隊に停止を求められ、呼気を検査したところ、1リットルあたり0.2ミリ・グラムのアルコールが検出された。
森泉氏は、福岡市職員が飲酒運転で幼児3人を死亡させた事故後の2006年9月定例会の一般質問で、「県職員は飲酒運転に対して厳罰化すべき」とし、「質問をする以上、飲酒運転をした場合、(自分も)バッジを外す覚悟だ」と述べていた。(中略)
上田知事は記者会見で「事実とすれば大変残念。選良には普通の方よりおのずと厳しい倫理が求められる」と語った。
上脇容疑者逮捕、公明神戸市議団に衝撃
―吉田団長が陳謝/兵庫―
―国税徴収法違反―
―「福祉分野に熱心」―
国税徴収法違反容疑で神戸市議の上脇義生容疑者(58)=公明党、灘区=が逮捕された11日、市議会公明党市議団の市議らは、神戸地検から議員団控室を家宅捜索され衝撃が走った。会見した吉田謙治団長は「青天のへきれき。なぜこうなったのか分からない」と頭を抱えながら「事実関係はまだよく分からない。関係者にご迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝した。
吉田団長によると、上脇容疑者はこの日の市議会予算特別委の分科会に出席予定だったが、開会前に「体調が悪い」と欠席した。午後1時前からは約2時間、地検事務官ら4人が議員団控室の上脇容疑者の机とロッカーを捜索し資料を押収していったという。
上脇容疑者は党県本部の団体渉外局次長を務めるほか、市議会では神戸市民安全推進条例の制定にかかわるなど、防災や危機管理を中心に取り組んでいた。吉田団長は「身内に障害のある人がおり、福祉分野にも熱心に取り組んでいた。当局と粘り強く交渉するなどいい意味で執念のある人だった」と話した。
逮捕前日も変わった様子はなかったといい「逮捕は事実だが、事件のかかわりがよく分からない。脱税に関与したとは信じがたい」と表情を曇らせた。今後の対応は「事実が明らかになり、裁判になった場合、我々も判断を下すしかないが、本人が判断すると思う」と述べた。
別の会派のある市議は「議員としては目立たなかったが元警察官なので逮捕には驚いている。コンプライアンス(法令順守)条例が作られたのに情けない」と話した。
市議会の前島浩一議長は「議員が逮捕されたことは誠に遺憾。市民の皆様に心かおわび申し上げます」とコメントした。
■神戸市議逮捕 肩落とす公明会派団長
(<神戸新聞news>H20.3.12)
「再三再四、法令順守の徹底を図っていたのに…」。国税徴収法違反(滞納処分免脱)容疑で11日、逮捕された神戸市議、上脇義生容疑者(58)。事件を受け会見した所属会派、公明党市会議員団の吉田謙治団長は、がっくりと肩を落とした。同市会の現職市議が逮捕されるのは、この2年間で3人目。汚職や口利きなどで批判を浴び、踏み出した市会刷新、信頼回復への道も遠のきそうだ。
市役所26階の公明党議員団室には午後1時前、神戸地検の係官4人が捜索に入り、約2時間にわたって上脇容疑者の机やロッカーを入念に調べた。
上脇容疑者は1973年に兵庫県警に採用され、主に生活安全課に勤務し、94年に退職した後は、同市垂水区から市議選に立候補し初当選した。1期務めた後、県議転身を図ったが落選。国会議員の秘書を経て、2003年に市議(灘区選出)に返り咲いた。
警察官の職務経験を生かし、危機管理や防災面に積極的に取り組んだほか、障害者福祉にも熱心だった。
現在、同市会は08年度当初予算案などを審議する定例会開会中。この日は予算特別委員会が開かれ、上脇容疑者も出席する予定だったが、「体調不良」を理由に休んでいた。
上脇容疑者逮捕を受け、午後6時半から記者会見した吉田団長は「全く変わった様子はなかった。(逮捕容疑の事実などを)具体的には何も聞かされておらず、今は身の潔白を信じたい」と説明。その一方で「逮捕されたのは事実で、市民の皆さんにご迷惑をおかけした」と陳謝した。
公明党県本部の野口裕幹事長も「業者との付き合いなどは周囲も知らなかったようだ。事実関係を把握した上で、党として処分を含めた判断を検討したい」と語った。
2年間で3人もの現職市議が逮捕されたことについて、他の会派幹部は「市会を挙げて刷新に取り組んでいただけに残念で仕方ない」。前島浩一議長は「誠に遺憾であり、市民の皆さまに心からおわびしたい」とコメントした。
■上脇神戸市議逮捕 共謀者、選挙も応援
(<神戸新聞news>H20.3.12)
元風俗店経営者の資産隠しにかかわっていたとして、国税徴収法違反容疑で逮捕された元兵庫県警警察官で神戸市議(公明)の上脇義生容疑者(58)が、同容疑で逮捕された元風俗店従業員、赤松真一郎容疑者(57)と約40年の付き合いがあり、頻繁に飲食を共にする間柄だったことが12日、関係者の話で分かった。
関係者によると、両容疑者は神戸市中央区の公立中学校の同級生。高校、大学は別だったが、赤松容疑者が上脇容疑者の選挙活動の応援をするなど親密な関係が続いていた。最近も、一緒に飲食していたという。
一方、同事件で最初に逮捕された元風俗店経営者の西川聖史(きよし)容疑者(67)は神戸市内で複数の風俗店を経営し、業界内では有名な存在だった。上脇容疑者は、西川容疑者とも古い付き合いがあったという。
夫の首をおので切る
―殺人未遂容疑、妻逮捕―
―1時間後死亡―
―高崎/群馬県―
(『朝日新聞』東京地方版/群馬H19.11.14)
就寝中の夫をまき割り用のおので切りつけ、殺害しようとしたとして、高崎署は13日、高崎市乗附町のパート小林正代容疑者(51)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。夫は左首を切られ、約1時間後に死亡。容疑を殺人に切り替えて調べている。
調べでは、正代容疑者は同日午前2時ごろ、2階の寝室で寝ていた夫の会社員繁夫さん(55)の首に、おので切りつけた疑い。
繁夫さんは自ら「妻に刺された」と119番通報したが、救急隊や同署員が駆けつけたときには血まみれで床に倒れていた。
そばでぼうぜんとしていた正代容疑者が、署員の問いかけに対し「殺そうと思ってやった」などと話したため、現行犯逮捕した。
繁夫さんは市内の病院に運ばれたが、出血多量で死亡した。
調べに対し、正代容疑者は「夫から以前『捨ててやる』と言われ、捨てられるくらいなら殺して自分も死のうと思った」などと供述しているという。
おのは事前に買って、ベッドの下に隠していたとみられる。
現場は高崎観音山近くの1戸建てが多い住宅街で、近くに住む男性は「(正代容疑者は)おとなしそうな人だったのに」と驚いていた。
■だから「創価学会」一家の「美人妻」は夫に斧を振るった
(『週刊新潮』H19.11.29抜粋)
逮捕された正代は、かつては幼稚園で働く保育士だったが、同じ町内に住む小林さんを婿養子に迎えたときに退職している。彼女を知る旧友の1人は言う。
「実は両家とも昔からの創価学会員だったので、夫婦とも熱心な学会信者なのです。だから初めて出会ったのも学会の集会の場で、恋愛結婚をしています」
2人は1男2女に恵まれ、その長女もすでに嫁に出している。そんな中年夫婦の仲にヒビが入ったのは10年前のことだった。
「その頃、外に愛人を作ったご主人が自宅に帰らないようになったのです。すると正代さんは、"信心が足りないからだ"と自分を責めて、それからは毎日、何十回もお題目を上げるようになりました」(同)
母親が地域の学会幹部をしていたこともあり、彼女もこれを機にして、学会の活動にのめりこんでいく。
「ご主人との仲が戻ったのも信心のおかげだと思ったのでしょう。ずっと前から聖教新聞の配達をやるようになったし、選挙になると誰彼かまわず、公明党への投票を依頼するほどの信者になっていきました」(同)
学会内でも大事にされる"無冠の友"という役どころを得たのである。ところが、せっかくの信心の甲斐もなく、夫婦仲はまたもや悪くなってしまう。小林さんに再び愛人が出来たらしいのが原因だというが、半年程前からは、連日のように夫婦喧嘩が繰り返された。先の警察関係者は語る。
「彼女が自供した犯行動機は、被害者と口論中に"お前なんか捨ててやる"と数ヵ月前に言われたからだという。自分はこれほど愛しているのに、そんな私を捨てるような夫なんか殺して、自分も死のうと決心したというのです」
正代が斧を買ったのは約2ヵ月前。それを夫婦が同衾するベッドの下に隠して、ついに決行に及んだのだ。
創価学会入らぬなら昇給差別
―朝礼で『聖教新聞』読み合わせ―
―40人突然解雇の内装会社―
(『しんぶん赤旗』H19.8.23)
「創価学会に入信しなければ昇給で差別」「サービス残業で『聖教新聞』をつかって『座談会』」。そんな経営をすすめた会社が、6月に不渡りを出し倒産しました。社員約40人を何の前触れもなく解雇したこの会社は、現在、労働組合が求めている6月分の給与支払いなどを拒否し続けています。
問題の会社は「太洋開発」(東京都中央区、足立一英社長)。オフィスや店舗の内装工事、施工管理などを行っていました。
突然解雇された元社員らは労働組合を結成。6月分の給与、不払い残業代などの支払いを求めています。
ところがこれまで5回の団体交渉で、社長らは「支払う気はない」などと不誠実な態度を繰り返しています。それどころか倒産に至った主な原因に「社員の勤怠が悪く―ことごとく工期遅れとなり―資金繰りを悪化させた」などをあげ、社員に責任を転嫁しています。
<勤務時間に強要>
同社は、社長をはじめ、幹部が社員に創価学会への入信や公明党の支持を押しつけています。
元社員らは「幹部が信心するのは勝手だが、勤務時間内に社員に強要するのはおかしい」と怒っています。
元社員らによると、毎朝行われる従業員の朝礼は、『聖教新聞』の読みあわせからはじまります。
月に1回の割合で、全員参加による「座談会」が開かれます。社長の音頭で、その日社にいる人間は「全員集合」がかけられ、「人間主義」などのテーマで、議論させられるといいます。
4月末には公明党の参院候補だった山口那津男議員(東京選挙区選出)が座談会に訪れ、支持を訴えたといいます。これらがすべて残業代が支払われない「サービス残業」だったと組合は訴えています。
新入社員研修は4回。しかしそこで行われるのは技術や経理の研修などではありません。社長自らが『聖教新聞』の切り抜きなどをテキストに「人間主義経済革命5大要素」「妙法の山分け」などという世界観を中心に講義。「資本主義に変わる新しい秩序」のために、「公明党支持の組織の構築」「創価学会支援組織の構築」が必要などとしています。
入社2年目の柴崎弘さん=仮名=はいいます。「社長は、学会への入会や公明党の支持をしない者は仲間ではないと、半ば強制的です。ふつうは断れません」
4回の講習を終えると、幹部が『聖教新聞』の定期購読の申込用紙を出して購読をせまり、経理担当者が毎月集金するといいます。
<特異な給与体系>
同社では創価学会に入るかどうかで昇給にも露骨な差別があるといいます。
技術者で入社した豊田哲さん=仮名=は今年3月、社長と社長の長男の取締役がいる席によばれ、昇給について告げられました。
同社の給与は、「妙法による山分け」と称する特異な算法で決まるシステムですが、それによると豊田さんの給与は約44万2千円となるはずでした。しかし、その席で社長は、表を指さしながらはっきりこういったといいます。
「本来はその金額になるはずだが、ランクは上げられない。キミは学会に入らないし、『聖教新聞』も購読しないからだ」
そして示された金額は、約9万円も低い約35万8千円でした。
豊田さんは憤ります。
「私は学会に入らず差別されましたが、一方で入信して給料が上がった人もいます。思想・信条の自由を踏みにじって労働者を差別し、あげくには倒産で給料不払いなんて許せません」
<憲法・労基法違反の疑い>
―自由法曹団団長の松井繁明弁護士の話―
元社員などの証言が事実であれば、憲法と労働基準法違反の疑いが非常に強い。
賃金や残業代の支払いは経営者の義務。生産性を維持するのも経営者の責任であり、「労働者の生産性が低いから賃金を払わない」という抗弁は成り立たない。
内装業は思想や信仰に関係の無い業種です。その従業員に特定の信仰を事実上強制することは、憲法19条(思想良心の自由)、20条(信教の自由)に反する。また労基法3条は、労働者の信条を理由に賃金などについて差別的な取り扱いをすることを禁じており、これにも違反している。
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創価学会にのめり込んだ結果、社会の基本的なルールを逸脱してしまった現証か。
●従来の経済回路からの逸脱
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フランスの場合は、10項目を指標に「セクト(有害なカルト)」の判別をしている。「従来の経済回路からの逸脱」というのは、そのうちの1つである。例えば脱税であったり、詐欺(さぎ)であったり、経済に関する社会的ルールから外(はず)れた行為を行なうことが、これに該当する(<■仏で「セクト」と見られた創価学会>参照)。
非学会員を給与で差別したり、「人間主義経済革命5大要素」「妙法の山分け」などという特異な世界観を従業員に講義していた大洋開発は、これ自体が1つのカルトのようでもある。
娘を監禁致死させた夫婦は学会員
(『慧妙』H19.3.16)
2月12日、栃木県那須烏山署は、40歳の長女を約1ヵ間監禁した末に衰弱死させたとして、那須烏山市内のI夫婦を逮捕した。
2人は「娘が家出を繰り返すので監禁した。元気になると、また家出するのではないかと思った。食事は与えていた」などと供述したという。
警察の調べによれば、2人は、昨年8月ごろから自宅に作ったトタン板の囲いの中に娘を監禁し、娘が寝たきり状態になってからは、医者にも診(み)せずに、物置にあったカラの浴槽の中に入れて放置し、同年9月15日ごろ衰弱死させた。
調べに対し2人は、「勝手に外を出歩くので、自宅に監禁した。食事は3度とも与えていた」と答えたという。
要は、自分達の手に余るから、との理由で娘を監禁し、殺意の有無は別としても、結果的に娘を見殺しにしてしまったのだから、何とも非常識極まる、自己中心的な犯行である。
あまりの異常さに「もしや」と思い調べてみると、この一家は、やはり学会員。
異常犯罪の裏に学会の影あり、との"定説"は、やはり覆(くつがえ)ることはなかった。
■<監禁致死>40歳の娘を衰弱死させた両親逮捕
―栃木―
(『毎日新聞』H19.2./<楽天WOMAN>WS)
40歳の長女を自宅裏の小屋に監禁して放置し衰弱死させたとして、栃木県警などは12日、父親で貸家業の伊藤信也(67)と母時枝(65)の両容疑者を保護責任者遺棄致死と監禁の疑いで逮捕した。2人は「娘が家出を繰り返すので監禁した。元気になるとまた家出をするのではないかと思った」と容疑を認めているという。[2007年2月12日11時40分]
セクハラ:浦安市議、研修旅行中に
―市職員と示談、近く辞職/千葉―
(『毎日新聞』千葉H18.12.18)
浦安市の金子喜一市議(64)=公明党=が5月の市議会研修旅行中に、セクハラ行為をしたとして40代の市環境部の女性臨時職員から抗議を受け、示談交渉で和解していたことが分かった。
研修旅行は群馬県高崎市の「浦安市民水源の森」視察のため、5月22、23日の1泊2日の日程で行われ、市議18人と市環境部職員数人が参加。
22日に宿泊した保養施設での宴会で「金子市議が飲酒や交際を強要し、2次会のカラオケルームで平手で殴り、チークダンスの際に胸を触るなどのセクハラ行為をした」と女性が上司に訴え、金子市議に抗議した。金子市議は弁護士を通じて示談を進め、6月15日に慰謝料を払い「今後互いに口外、交渉しない」旨で和解したという。
金子市議は取材に対し「泥酔状態でよく覚えていない。女性が訴えてきたため事が公にならないよう陳謝した」と説明。セクハラ行為に関し「胸を触ったかもしれないが、他はない」と一部を否定している。
金子市議は「周囲に迷惑をかけた」として、任期3ヵ月を残し、近く辞職の意向という。
「儲け話で逮捕」仏壇店経営者は「池田センセイ」元ボディガード
(『週刊新潮』H18.11.23/<創価学会ウォッチ>WS)
いつの世にも人を騙す輩はいるものだが、この連中の場合、外国為替取引で儲けるといって大金を集めていた。ところが、“首謀者”を捕まえてみれば、創価学会の幹部にして知る人ぞ知る池田大作名誉会長(78)の元ボディガードだった。
高配当を出すと偽って出資金を集めていた「ジャパンマネタリーコーポレーション」の元経営者・関根英雄容疑者(63)ら3人が、鹿児島県警に逮捕されたのは今月15日のことである。
<社会部記者が言う>
「関根たちの容疑は出資法違反で、鹿児島の投資家から3500万円の資金を預かったことが逮捕のきっかけでした。しかし、被害は全国に広がる様相をみせており、実際の総額は60億円以上ともいわれています」
その手口は結構単純で、関根らは、プロの為替ディーラーから聞いた運用方法を、見よう見まねで投資家たちに話し、1口10万円の「シルバー会員」と100万円の「ゴールド会員」と銘打って勧誘を繰り返していた。
「それでも当初14.5%という配当がきちんと支払われていたのです。しかも、会員が新たな会員を誘うと紹介料を貰えることもあって、出資者はどんどん増えていきました」(同)
ところが関根らは預かった金をほとんど運用せず、そのまま配当に回していたため、金は底をつくようになる。
「そのうち配当の額も下がるようになり、昨年9月にはついに滞ってしまったのです。ところが関根らは、バイオ技術を応用したトイレ工場を作るといった話をぶちあげて、さらに金を集めようとしたのです」(同)
そんな矢先の逮捕だったのだが、この関根容疑者、捕まえてみれば意外な世界で“有名人”だった。
<全国副委員長>
「関根は創価学会の幹部で東京では有名な人物なんですよ」
そう語るのは、創価学会の関係者である。
「学会は東京・北区に約3万人の信者を擁していますが、関根はその最高幹部という立場でした」
彼の役割は、集会を開いて教義を教えたり、選挙の際には票集めの陣頭に立つという重職だが、その一方で、巣鴨に「広伸商事」という学会員専用の仏壇店を営み、自前のビルも所有していた。
「ビルの地下は信者の集会場となっており、会社には公明党の元代議士も監査役に入っていました」(同)
さらにいえば、関根の妻も公明党区議。それほどの実力者だった関根だが、学会の中ではもう1つの顔があった。池田大作名誉会長のボディガードを担当する「金城会」の大幹部だったのだ。
「金城会とは池田氏の立ち寄り先や周囲を先回りしてチェックするのが主な仕事で、空手などの武術にすぐれた屈強な連中を選んで組織しています。関根はその金城会の全国副委員長という立場で、“自分は池田先生の側近で、いつも行動をともにしていた”とよく自慢していたものです」(同)
創価学会広報部では、「その方は昨年11月で退会しております」というが、そんな男が自分のボディガードだったなんて、池田センセイもさぞやビックリだろう。
■出資法違反:容疑で3人を逮捕・送検
−県警/鹿児島−
(『毎日新聞』H18.11.17)
無資格で不特定多数から多額の現金を集めたとして、鹿児島、宮崎両県警は、投資コンサルタント会社「ジャパンマネタリーコーポレーション」(東京都)の元経営者、鈴木昌男容疑者(59)=東京都港区芝浦4=ら3人を出資法違反(預かり金の禁止)容疑で逮捕し、15日に送検した。
他に逮捕、送検されたのは東京都練馬区西大泉5、同社元経営者、関根英雄(63)と、霧島市隼人町見次、「エンジェルライフ21」(鹿児島市)元経営者、伊手上京(47)の両容疑者。
両県警は05年11月、エ社などが同1月から外国為替証拠金取引やバイオ技術を応用したトイレの販売などで1月に元本の5%の配当をうたい、出資金名目で県内の8人から約3500万円を出資させた疑いがあるとして、鹿児島、東京、宮崎などの計9カ所を家宅捜索。凍結した銀行口座には数億円の預金があった。
鈴木容疑者らは、社名を変えて全国で勧誘しており、出資者は多数いるとみられる。
納税証明書偽造し、融資引き出し
―呆れた!!またも学会員の偽造事件―
―税務署への照会で偽造発覚、逮捕!―
(『慧妙』H19.2.1)
本紙は前号で、創価学会の写真偽造、公明党目黒区議の領収書偽造を指して「子は親の背を見て育つ」「この親にしてこの子あり」と指摘しておいた。
すると、同記事を見た読者の方から、「少し前に、こんな偽造事件もありましたよ」と、1つの事件情報の提供があった。それは何と、現役バリバリの学会員が経営する建設会社が、納税証明書などを偽造して、不正に融資(ゆうし)を受けようとしていた、というのだ。まさに「子は親の背を見て育つ」「この親にしてこの子あり」なり!
事件を起こしたのは、静岡県富士市にある建設会社「F技建」の専務取締役のT(49)。同社の社長はTの妻。近所でも評判のバリバリの学会員夫婦で、自宅を会場に提供し、Tは地区部長を務めていた。
そのTが、偽造有印公文書行使の疑いで静岡県警捜査2課と富士署に逮捕されたのは、昨年10月17日のこと。
Tは、同年6月12日、静岡市葵区の金融機関に5千万円の企業向け融資を申し込む際、借入申込書の添付書類として、粉飾(ふんしょく)した決算報告書、偽造された富士税務署長名義の納税証明書類3通を、真正な書類であるかに装(よそお)い、提出したという。
F技建は、実際にはほとんど納税していなかったにも拘(かか)わらず、数千万円の納税があるようにTが偽装していたとみられ、不審に思った金融機関が富士税務署に問い合わせたところ、納税証明書の偽造が発覚。富士税務署が7月下旬に告発していた。
Tは、同様の手口で他の金融機関から3千5百万円の融資を受けていたほか、数年前から粉飾決算を行なっていたとみられ、警察では、会社ぐるみの関与や、余罪なども追及。実質的に会社の業務全般を統括(とうかつ)していたTは、調べに対し「会社の経営状況が悪く、運営資金が欲しかった」と供述したという。
F技建は同年11月27日、静岡地裁富士支部に破産手続き開始を申し立てた。
学会側弁護士が懲戒処分(仮題)
―対宗門謀略に荷担し……−
(『慧妙』H18.3.16)
3月6日、判決文を偽造するなどして依頼者を騙(だま)していた、弁護士の石川勝利(40)が、所属する東京弁護士会から業務停止2年の懲戒(ちょうかい)処分を受けた。
石川は、去る平成15年5月、依頼者の女性から、勤務先に対し、未払いとなっている230万円余の給与の支払いを求める訴訟の依頼を受けたものの、これを放置。同年9月に依頼者から経過を尋(たず)ねられると「提訴した」と、嘘(うそ)の報告をした。
石川は、その後も「12月に判決が出ます」「勝訴です」といった嘘を重ね、ついには、平成16年1月、東京地裁の現役裁判官の名前が入った判決文を偽造し、女性に渡すに至った。
さらに石川は、女性を信用させようと、請求金額から弁護士費用相当額を差し引いた約200万円を支払っていたが、同年5月、女性が東京地裁に判決文の再交付を求めたことから、石川の偽造が発覚したのである。
自らの怠慢(たいまん)を隠すためとはいえ、珍妙な事をしでかしたものだ。
石川は、大経寺(神奈川県平塚市)明け渡し講求事件(平成14年2月22日に最高裁判決が宗門側の上告を棄却)で学会側弁護団の一員を務めたほか、学会系出版物にもちょいちょい登場するバリバリの弁護士。
判決文を偽造するという、弁護士の風上にも置けぬ愚劣な行為を犯すに至ったのは、学会の謀略(ぼうりゃく)に荷担(かたん)し続けてきたことによって招(まね)いた果報か。
■判決文偽造
―提訴せずに「勝訴」―
―弁護士を懲戒処分/東京弁護士会―
(『毎日新聞』H18.3.7東京朝刊/<MSN>WS)
実際には裁判を起こしていないのに勝訴したと依頼人に虚偽説明したうえ、偽造した判決文を渡したとして、東京弁護士会は6日、同会所属の石川勝利弁護士(40)を業務停止2年の懲戒処分にしたと発表した。石川弁護士は、被告側が敗訴を受けて払ったとして約200万円を自分で用意し、依頼人に渡していた。
同会によると、石川弁護士は03年5月、東京都内の女性から、勤務先に未払い給与約235万円の支払いを求める裁判を起こすよう依頼され、着手金として約10万円を受領したが、提訴しなかった。女性には「第1回期日が指定された」などと虚偽説明を重ね、最後は未払い給与全額の支払いが認められたと報告。弁護士費用などを差し引いたことにして約200万円を女性に渡した。
女性から判決文を求められると、東京地裁民事部に実在する裁判官名で偽造した判決文をいったん渡した後、回収。女性が改めて同地裁に交付を求め、不正が発覚した。
石川弁護士は事実を認め「業務を怠って、提訴したとうそをつき、さらにうそを重ねてしまった」と話しているという。【木戸哲】
公明への投票依頼で接待
―会社役員を逮捕―
―三重県警―
(『時事通信』H17.9.15/<NEWS@nifty>)
衆院選の比例東海ブロックで公明党への期日前投票を依頼し、飲食店で接待したとして、三重県警捜査2課などは14日、公選法違反(供応買収)の疑いで同県伊賀市服部町の会社役員杉田博昭容疑者(43)を逮捕した。おおむね容疑を認めているという。
調べでは、杉田容疑者は9月上旬ごろ、同市内などに住む知人ら約10人に「比例は公明に入れてくれ」などと依頼。期日前投票を行わせた後、市内の飲食店で1人当たり数千円相当の飲食接待をした疑い。[時事通信社:2005年09月15日 01時12分]
■「比例は公明」と接待
―男性に罰金・公民権停止/三重―
(『しんぶん赤旗』H17.10.6)
さきの総選挙の比例東海ブロックで公明党への期日前投票を依頼し、飲食店で接待したとして、三重県津区検は4日、公選法違反(供応)の罪で同県伊賀市のゴルフ練習場経営、杉田博昭容疑者(43)を略式起訴しました。津簡裁は同日、罰金20万円、公民権停止5年の略式命令を出しました。接待を受けた有権者9人は起訴猶予になりました。
起訴状などによると、杉田被告は、伊賀市の知人ら9人に対し、比例では公明党に、三重1区では自民党の川崎二郎元運輸相(当選)に期日前投票するよう依頼。票の取りまとめや期日前投票をしてきた見返りに、9月3日、伊賀市内の飲食店で1人あたり約2千5百円相当の接待をしました。
事件当初、公明党三重県本部は「公明党員でも創価学会員でもない」などとしていましたが、その後、県創価学会が「県内では掌握されていないが、創価学会員のようだ」(地元紙)とコメントしています。
学会・特区青年部長に謗法の報い
(『慧妙』H17.9.1)
先日、地元の新聞に「道交法違反の現行犯で介護福祉士・若林峰雄容疑者を逮捕した。容疑者は乗用車を酒気帯び運転した疑い(主旨)」との報道があり、たいへん驚いてしまいました。
じつは、この若林なる人物、創価学会の富士宮特区の青年部長を務めるほどの大幹部で、平成15年6月頃発行の『創価新報』においては、「破邪顕正の闘将」という記事の中で、当時は富士宮特区男子部長として、宗教的権威との戦いの最前線に立つ精鋭として紹介されていました。
また、本年5月には、大石寺従業員の中の創価学会員らによる"メーデー"と称する集まりにも、混じって歩いていた人物であります。
このように、学会幹部として先頭に立って活動した結果が、"現行犯逮捕"という、あまりにも惨めな結末となり、正法を謗った報いは歴然と顕れることを、あらためて痛感いたしました。
公明市議、飲酒運転で事故・逮捕(仮題)
―飲酒運転で事故、容疑の西東京市議逮捕 高校生2人けが―
東京都西東京市の衣袋一夫市議(58)=公明党=が18日、東久留米市内で飲酒運転して男子高校生2人をはね、業務上過失傷害と道交法違反(酒酔い運転)の疑いで警視庁に現行犯逮捕されていたことが分かった。高校生2人は軽傷。
田無署の調べでは、衣袋容疑者は18日午後4時半ごろ、東久留米市滝山5丁目の信号機のない交差点で、それぞれ原付きバイクと自転車に乗っていた都立高校の生徒2人と出合い頭に衝突し、けがを負わせた疑い。呼気からアルコールが検出され、飲酒を認めたという。
衣袋市議は旧田無市議を2期務め、西東京市議としては2期目。
未成年が両親殺害後、爆破(仮題)
(『慧妙』H17.8.1)
6月20日、東京都板橋区成増にある、中堅セネコン社員寮の管理人室が、轟音(ごうおん)を立てて爆発。中から管理人夫婦が遺体で発見された。
第1報の段階では、ガス爆発事故の模様と報じられたが、捜査が進むにつれ、2人は、ガス爆発が起きる以前に、鉄アレイで殴(なぐ)られ、包丁でメッタ刺しされるなどして、殺害されていたことが判明。
さらに、ガス爆発は、ガス栓を開いた上で、電熱器にタイマーをセットした時限発火装置によって引き起こされていたことも明らかとなり、その凶悪性・計画性に、社会は騒然となった。
が、本当に驚くのはそれからだった。事件の2日後、現場から遠く離れた群馬県の草津温泉で逮捕された犯人は、なんと、被害者夫婦の1人息子A(15)だったのである!
Aは、両親を殺害し、"時限爆弾"を仕掛けた後、池袋に出て映画を鑑賞し、さらに温泉を求めて、軽井沢へ、草津へと、"旅行"を楽しんでいたのだ。
誰もが「それは真実か?」と疑いたくなる事件だが、その後、事件の背景がだんだんと明らかになってきた。報道によると、やはりこの一家は創価学会に所属しており、父方母方双方の実家に加え、父親もそうとうに熱心な信者だった、というのである。しかしてAは、父親の自己中心的な行態に反感を抱き、かねてより殺意を持っていたところに、「お前は俺より頭が悪い」とバカにされ、ついに犯行に及んだ、というのである。
短絡的といえば短絡的な犯行だが、根本的な問題は、父親が、親としての慈愛や、子供を育てる指導性に大きく欠けていたことにあろう。やはり、末法の主師親たる御本尊のニセモノ(ニセの主師親)を拝んでいくところに、慈愛や指導性などが崩壊して、こうした事件が発生した、といえる。
■「人いること知らせたい」殺害後、爆発の動機
東京都板橋区の管理人夫婦殺害事件で、殺人容疑で逮捕された高校1年の長男(15)が警視庁高島平署の調べに、ガス爆発を起こした動機について「証拠隠滅を図ろうと思った」とする一方、「ここに人がいる、ということを(周囲に)分からせたかった」と話していることが23日、分かった。
長男は「両親を朝、殺害した。時限発火装置のタイマーを4時間後に爆発するようにセットした」とも説明しているという。捜査本部は殺害後の行動や心境などについてさらに解明を進める。
調べでは、長男は20日、建設会社社員寮1階にある自宅の管理人室で、父親(44)の頭を鉄亜鈴で殴るなどして殺害し、母親(42)も包丁で刺して殺害。
その後、調理用電熱器にタイマーを付けた時限発火装置を台所に仕掛けた上、ガスこんろのホースを切断するなどして室内にガスを充満させ、爆発させたとされる。(共同通信)-6月23日11時18分更新
■創価学会3代の惨劇
―板橋・両親殺害―
―「信心が足りない」が引き金だった―
(『週刊新潮』H17.7.7抜粋編集)
この事件報道で欠落していたのが、事件の背景となった宗教問題である。両親は創価学会に所属する熱心な信者。父方も母方も、祖父母の代から熱心な創価学会員で、誠はその3代目だったのである。
【凄まじい父親への憎悪】
「父親は午前中に必ず仮眠をとっていたそうです。というのも、熱心な創価学会の信者だった父親は朝、全身全霊を込めて長時間必ずお題目をあげるので、体力を使い果してしまうのだそうです。父親が寝てしまうので、誠が管理人の仕事をどうしても引き受けなければならない。誠が高校に入ってから母親がパートに出るようになったので、ますます誠の負担が大きくなったようです。遊びにも行けず、だんだん鬱憤(うっぷん)がたまっていったのではないでしょうか」(社会部記者)
取材にあたっている記者(前出)がいう。
「実は、宗教に絡むので詳細には報じていませんが、少年は、"おまえは信心が足りないから、あんなバカ学校へ行ったんだ。おまえは俺よりバカだ"と父親に罵(ののし)られ、殴られているんです。普段から、一心不乱にお題目をあげないと、罵(ののし)られることが多かったそうですが、あまりにいろいろな仕事をさせられるので抗議したところ、頭を押さえつけられ、そう言われたそうです。それで少年はキレたのです」
管理人の仕事で引っ越しの多かった一家は、どこでも熱心な学会信者として知られていた。しかし、口答えすることが、そのまま、「信心が足りない」になってしまうほどの理不尽には、高校生となった誠は耐えられなかったのである。
【学会員子弟の悲劇】
父方の実家は都下多摩地区にある。特に、祖父(73)は地元でも有名な学会信者だ。
近所の住人によると、
「お題目が始まるのは、朝8時頃からかねえ。しわがれた声で"南無妙法蓮華経"が1時間は聞こえてきますよ。夜は7時ぐらいからでしょうか。これも1時間ぐらいですね。熱心ですよ。以前、なんで毎朝毎晩、お題目をあげているんですか、と聞いたら、"仏壇だ"というのです。意味が分らなかったので、何教ですか、と聞いたら"創価学会だ"と教えてくれました」
一方、母方の実家は埼玉県下の山間部にある。知人によれば、
「あの家が創価学会になったのは、古いよ。戦後すぐ東京に行って、こっちに帰ってきた時にはもう信者でした。東京から帰ってくる前にも、体格の大きな男の人を一緒に連れてきて、昼間から集落の1軒1軒に、創価学会に入るように言ってまわったことがある。当時、"学会に入らないと、あなたの旦那さんは交通事故に遭って死にますよ"とまで言われました。学会に入らなかったが、主人は今もピンピンしてますけど」
遠縁の1人もいう。
「今も100軒ほどあるこの集落のうち、学会に入った家は2軒しかありません。田舎なんで、あの一家は嫌われちゃったわねえ。あそことのつきあいはほとんどありませんよ」
宗教とは、人間の幸福を祈るはずのものである。しかし、その宗教に帰依しながら、一家になぜこんな悲劇が起きてしまったのだろうか。
創価学会広報室では、
「プライバシーに関わることなので、申し上げることは一切ございません」
というが、元創価学会広報部副部長の小川頼宣氏は、
「私は、この少年が可哀相でならないんです。信仰心を否定されただけでなく、自分の行っている学校まで否定され、二重の否定をされてしまった。これでは立つ瀬がありません」
と同情する。
「この少年のように2世、3世というのは、親が学会員で生まれながらの信者ですから、思春期になって反発するというケースは意外に少ないんです。しかし、彼は、自分なりに仕事も手伝って、学校にも行っているのに、"信心が足りない"と全否定されている。『聖教新聞』を開けば、とても宗教団体とは思えないような攻撃対象への罵詈雑言(ばりぞうごん)が溢れていますが、これを毎日一生懸命読んでいる信者の中には、集団ヒステリーに近い凶暴化した意識に陥る者も出てきます。しかし、その憎悪が外に向かううちはいいですが、今回のようにそれが自分に向かってきた場合、宗教的エネルギーが逆流する瞬間もあるのです。この少年は本当に可哀相だと思います」
事件は起こるべくして起こったとも言えるのだ。
■15歳少年が友人に語った家族模様
(『週刊朝日』H17.7.8抜粋)
少年の父親は人材派遣会社を通じて社員寮に管理人として派遣され、夫婦と少年の3人で住み込みで働いていた。板橋の前には、戸田市の社員寮など、転勤を繰り返した。
少年は、この転勤を嫌っていた。戸田市内の小学校の卒業文集には、
〈ぼくは約3回引っこしをしているので、やっと仲よくなったのに別れてしまうのでぼくは引っこしが大きらいになった。そして大キライの引っこしも今回で終わりと親からきいたので、ぽくは心の底で「やった」これでもう友達と別れることはないぞー」と思いました〉
と書いている。しかし、少年の期待は裏切られた。中学1年の3月、板橋へ引っ越すことになった。戸田市の友人には「別れたくない」と話していたという。
友人ができにくいのを補う形になっていたのが宗教だった。少年の家族はそろって創価学会の信者で、冒頭の戸田市の親友も同じ学会員ということで親しくなった、と話す。
「僕の家もみんな創価学会員だから、お互いに『同じじゃん』と、仲良くなりました。それから、いろんなことを打ち明けてくれるようになったのです」
法廷に響く「池田先生万歳!」の声(仮題)
―殺人犯の"異常人格"に影響を与えたのは--―
(『慧妙』H17.6.16)
裁判所の法廷に響く「池田先生万歳!」の声――。去る5月26日に、福岡地裁で判決公判が開かれた殺人事件の裁判は、最初から最後まで"異常"だった。
平成14年9月14日、この裁判の被告である川村忠(39)は、離婚調停中の妻に会わせろと要求し、義母と姪(めい)を人質に、妻の実家に立てこもった。
その後、義母は解放したものの、姪を人質に取ったまま立てこもりを続けた川村は、16日未明に、当時9歳だった姪の腹部を包丁で刺して殺し、その直後に突入した警察官に逮捕されたのであった。
何とも凄惨(せいさん)極まりない事件であるが、報道によると、犯人・川村忠の"狂気"は、裁判の場でも遺憾(いかん)なく発揮されたという。
まず川村は、自分の"味方"であるはずの弁護土に対してさえ、法廷内で「貴様、警察とグルやろうが」と叫び、弁護士を2回解任。証言台に立った遺族に「嘘つくな、コラァ」と暴言を吐き、退廷を命じられたこともあるという。
また、裁判長に対し「仮釈放で出て来るからな」といった、脅迫状めいた手紙を送り付けること百回以上。
そして、最終意見陳述で、メモを読み上げている最中、突然、「池田先生万歳」と叫び、題目を唱えたというのである(!)。
かくて迎えた判決の日、事件を報じた新聞と、経本らしきものを入れた布袋を持って入廷した川村は、求刑どおり無期懲役を言い渡した裁判長に、「誤った判断をしとるんじゃ。犯罪者と一緒じゃ!」と叫んだ。
何から何まで異常ずくめの川村だが、彼の犯罪に至るまでの過程には、創価学会名誉会長・池田大作の精神的影響があったことだけは確かなようだ。
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■立てこもりの川村被告、殺人などで無期
―福岡・二丈町の女児殺害:地裁判決―
(『毎日新聞』H17.5.27東京朝刊)
福岡県二丈町で02年9月に起きた立てこもり女児殺害事件で、殺人や監禁傷害罪などに問われた同県香春町出身の住所不定、無職、川村忠被告(39)=現在の姓は中原=に対し、福岡地裁は26日、求刑通り無期懲役を言い渡した。谷敏行裁判長は「反省の気持ちはみられない」と述べた。同被告は脅しととれる手紙を裁判関係者に送りつけた。
判決によると、川村被告は家庭内暴力(DV)で逃げ出した妻子を捜し出すため、02年9月14日午後2時半ごろ、二丈町吉井の妻の実家に押し入り、めいの志歩ちゃん(当時9歳)と祖母(67)を縛って監禁。祖母は15日午後0時40分に解放、15日深夜に志歩ちゃんの腹を刺して失血死させた。
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■裁判官らに報復の手紙送る
―女児刺殺事件:無期求刑の被告―
(『毎日新聞』H17.5.25.11:59)
福岡県二丈町で起きた立てこもり女児刺殺事件で、殺人罪などに問われ、無期懲役を求刑されている同県香春町出身、無職、川村忠被告(39)が裁判官や関係者に報復をほのめかす手紙を送りつけていたことが分かった。川村被告は法廷で、証人を怒鳴るなど「不規則発言」が目立っていたが、裁判が思うように進まないことに腹を立て、手紙を出したらしい。川村被告への判決は26日午前10時から福岡地裁で言い渡される予定。
関係者によると、手紙は02年12月の初公判以来、拘置先の福岡拘置所から裁判所や関係者にあてて約100通が出された。中には、裁判官に対して無期懲役になっても生きて仮出所する、意に反した判決なら絶対に忘れない、大変なことになるなどと脅しととれる手紙も含まれていた。
川村被告は、家庭内暴力で逃げ出した妻子を捜そうと02年9月14日、二丈町の妻の実家に押し入り、めい(当時9歳)らを監禁。腹部を包丁で刺して失血死させたなどとして、殺人や監禁傷害の罪などで起訴された。
法廷では「当初は殺すつもりはなかったが『妻子に会わせる』という約束を警察が破り、かっとした」などと交渉のもつれが事件の原因だと主張。証言に立った遺族に「うそをつくな」などとくってかかり、弁護人もこれまで2度辞任している。
川村被告は今年4月、別の殺人事件で死刑判決を受け、現在上告中の元暴力団組長(57)と養子縁組し、現在の姓は中原に変わった。
ストーカー学会員ついに逮捕!
(『慧妙』H17.6.1)
5月18日、北海道札幌市の正宗寺院・佛見寺に対し、執拗(しつよう)に嫌がらせ電話を架(か)けていた、鳥取県の学会員・谷口博司が、偽計業務妨害の容疑で札幌地方検察庁に逮捕された。
谷口は十数年前から、各地の正宗寺院などに、自ら創価学会員であると名乗って、宗門を誹謗(ひぼう)・中傷する電話を架け続けてきたが、特に昨年6月から7月にかけては、佛見寺に対してだけでも、じつに1,123回もの嫌がらせ電話を架けてきたのである(1日に18回強の計算)。
このため、佛見寺は昨年8月、札幌地検に谷口を偽計業務妨害罪で告訴し、今回の逮捕となったもの。
正宗寺院などに執拗な嫌がらせ電話を架けてくる学会員は、谷口1人だけではない。今回の谷口の逮捕により、そうした非常識学会員も、自分の非に気付いてくれるといいのだが……。
■「教義が間違っている」寺に迷惑電話3千回、男に実刑
(<YOMIURI ONLINE>H17.8.26)
自分の名前を名乗って「教義が間違っている」などと、札幌市内の寺へ約7か月間に3000回以上の迷惑電話をかけたとして、業務妨害の罪に問われた鳥取県倉吉市上灘町、パチンコ景品交換所従業員谷口博司被告(53)の判決公判が26日、札幌地裁で開かれた。
吉村正裁判官は「嫌がらせ目的なのは明らか。公判でも『1日1回に自制はするが、これからも教義を正していく』などと言い、反省が見られない」として、懲役1年(求刑・懲役1年6月)の実刑を言い渡した。
谷口被告は、図書館などで電話番号を調べ、他の寺にも同様の電話をしていた。04年10月からは電話料金を節約するため割安なIP電話に変更したほか、使っていた黒電話のダイヤルが掛けすぎで回しにくくなり、プッシュホンに買い替えたりしていた。(2005年8月26日12時9分 読売新聞)
1億4000万円詐取
―「創価学会が迎賓館建設計画」架空話―
―元学会員ら逮捕―
創価学会の架空の迎賓館建設計画を持ちかけ、みずほ銀行から1億4千万円の融資をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は、詐欺などの疑いで、東京都国立市中、健康食品販売会社経営で元創価学会員、川村克彦容疑者(53)ら計7人を逮捕した。川村容疑者は池田大作名誉会長の秘書をかたるなどしてみずほ銀行担当者を信用させており、被害総額は約15億円に上るとみられる。
調べでは、川村容疑者らは平成15年11月ごろ、みずほ銀行国分寺支店の支店長に対し、創価学会迎賓館を建設するという架空の計画を持ちかけ、「土地の取得は迎賓館を運営する健康食品販売会社が請け負う」と偽って融資を依頼。偽造した食品会社の納税証明書などを同支店に提出して担当者を信用させ、約1億4千万円の融資を引き出し、だまし取った疑い。
捜査2課では川村容疑者らが迎賓館計画以外にも、同容疑者の親族の元創価大学教授が同大の学生用アパートを建設する計画があると偽って、八王子市内の用地取得費用として、みずほ銀行から約9億6千万円をだまし取った疑いもあるとみて追及する。
川村容疑者は16年5月に創価学会に対し一身上の都合で退会届を出していた。池田名誉会長の秘書をしたことはないという。
創価学会広報室は「(迎賓館などの)施設を作るなどの計画はそもそもありえない。当会の名をかたった詐欺行為であり、大変迷惑なことだ」とコメントした。(産経新聞)-5月10日3時3分更新
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■創価大1期生らが詐欺
―「迎賓館建てる」銀行から融資―
―7人逮捕―
(『しんぶん赤旗』H17.5.10)
「創価学会が迎賓館を設立する」との話を持ち掛け、大手都銀から融資金1億4千万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は9日までに、詐欺などの疑いで東京都国立市、健康食品販売業川村克彦容疑者(53)、江東区の林敬子容疑者(60)ら7人を逮捕しました。
川村容疑者は創価大(八王子市)元教授の養子。グループは総額約15億円の銀行融資を受けており、うち約10億円は創価大の学生寮建設話をもちかけて引き出していたといいます。
調べでは、川村容疑者は2003年11月中旬、創価学会が迎賓館を建設するとの話で、みずほ銀行国分寺支店に融資を依頼。翌12月初め、土地購入費として、1億4千万円を詐取した疑い。
川村容疑者らは、経営実体のない会社を創価学会の関連企業として融資の受け皿とした上で、偽造された同社の確定申告書などを同行に提出していたといいます。
川村容疑者は学会エリートとされる創価大学1期生で、同期には公明党北側一雄衆院議員(国土交通相)、木庭健太郎参院議員らがいます。同容疑者もグループには「学会内で高い立場にある」と説明していたといいます。
元教授は昨年3月、一身上の都合で退職しています。創価大は同月、「八王子市内のマンションを同大が借り受ける」との虚偽文書が都銀に提出されたとして、有印私文書偽造の疑いで被疑者不詳のまま八王子署に告訴していました。
■創価学会かたり13億円詐取 懲役10年判決
(<SankeiWeb>WS061012)
創価学会関連施設の架空の建設計画などで、銀行から多額の融資金などをだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた国立市中、健康食品販売業、川村克彦被告(54)の判決公判が11日、地裁八王子支部であり、原田保孝裁判長は「計画的犯行で、巧妙かつ悪質」として、懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。
判決によると、川村被告は姉らと共謀し平成14〜15年、創価学会の迎賓館や創価大学生寮などの建設計画をでっちあげ、みずほ銀行国分寺支店から土地の購入資金などの融資金として13億6400万円をだまし取った。
また、14年8〜9月、これらの融資の伴う登記申請に必要な額面10万円の収入印紙約370枚を偽造するなどした。
原田裁判長は、川村被告が犯行を計画し、知人や親族を巻き込んで偽造工作に利用したり銀行担当者らとの折衝を一手に引き受けたりするなど主導者だったと指摘。
被告側は銀行側の調査にも落ち度があったと主張したが、「銀行の調査に不十分な点があったことは否定しがたいが、創価大学関係者と面談させるなど偽装工作を講じて銀行の判断を誤らせた」として退けた。(10/12 01:58)
GW上京の19歳女性殺害でフリーター逮捕
ゴールデンウイークで宮城から東京に遊びに来ていた女性(19)の遺体が千葉県柏市内で見つかり、警視庁捜査1課は7日、死体遺棄容疑で千葉県松戸市のフリーター長谷部泰輔容疑者(23)を逮捕した。新宿で女性に声をかけて近づき、金欲しさに殺害したとみられる。同課は詳しい経緯を調べるとともに、強盗殺人容疑でも追及する。
大型連休に友人との買い物を楽しんだ後、見知らぬ男に繁華街で声をかけられ消息を絶った女性。生活していた町から400キロ以上離れた水田で、変わり果てた姿で見つかった。
捜査1課によると、遺体で発見されたのは、宮城県加美町の日焼けサロン従業員、林瑞枝さん。 調べでは、長谷部容疑者は6日深夜、林さんの遺体をスーツケースに入れてタクシーで運び、柏市の水田に捨てた疑い。
林さんは4月29日に上京し、女性の友人宅に宿泊。今月2日、都内で友人と買い物をした後に別れ、JR新宿駅付近を1人で歩いていたところ長谷部容疑者に声をかけられた。同日午後11時半ごろ、友人に「男の人と一緒にいる。遊ぶからあした帰る」と連絡したのを最後に行方が分からなくなった。
長谷部容疑者は林さんが「30万円の預金がある」と話していたことなどから金銭を要求。林さんが拒否したため「包丁で脅してキャッシュカードの暗証番号を聞き出そうとしたが、逃げようとしたので首を絞めて殺した」などと供述している。
林さんが行方不明になった翌日の3日、青森県にある林さんの実家に「警察ですが娘さんは逮捕されました。お金が必要です。キャッシュカードの暗証番号を教えてほしい」と、長谷部容疑者とみられる男から不審な電話があった。捜査1課は林さんの携帯電話を使っていた長谷部容疑者から事情を聴いたところ「自宅で殺害し、死体を水田に捨てた」などと話したため、逮捕した。
林さんのキャッシュカードは3日に現金自動預払機(ATM)で現金を引き出そうとした記録が数回残っていたが、暗証番号が分からず引き出せなかった。[2005年05月08日付 紙面記事]
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わずか数十万円欲しさに人の命まで奪う――およそ常識では考えられない事件だが、なんと、犯人の長谷部は小・中・高と創価学園に在籍し、いわゆる「鳳雛(ほうすう)」として、池田の薫陶を受けて育っていたのだ。長谷部はその中で、数十万円のために平気で人殺しをする独善性を培(つちか)ってきたのか――。(『慧妙』H17.8.1)
収賄で公明区議逮捕(仮題)
―保養施設の契約めぐり働きかけ―
東京都足立区の保養施設の業務委託契約をめぐり、特定業者が受注できるよう区幹部に働きかけ、その見返りに現金200万円を受け取ったとして、警視庁捜査2課は25日、あっせん収賄容疑で足立区中央本町、同区議、忍足(おしだり)和雄容疑者(62)を、贈賄容疑で同区千住、飲食店「勇駒」経営、川島章男容疑者(68)ら2人を逮捕した。忍足容疑者らは容疑を認めているという。
調べでは、忍足容疑者は平成15年7月ごろ、足立区が神奈川県湯河原町に所有する保養所「湯河原あだち荘」の管理運営をめぐり、勇駒が受注できるよう区幹部に働きかけ、見返りに16年8月ごろ、現金200万円を受け取った疑い。
忍足容疑者は公明党所属で、昭和58年に初当選し、6期目。昨年5月までの1年間、副議長を務めた。
■公明前区議 わいろせっつく
―東京・足立 保養所汚職―
―初公判で検察―
―「党まとめるから便宜を」―
(『しんぶん赤旗』H17.7.9)
東京・足立区の保養所の業務委託会社選定をめぐるあっせん収賄罪などで起訴された前公明党区議・忍足(おしたり)和雄被告(62)らの初公判が8日、東京地裁(栗原正史裁判長)で開かれました。検察側は冒頭陳述で、もうひとりの元公明区議が忍足被告に贈賄業者への便宜をはかるよう依頼したり、同被告が区施設統廃合計画への賛成と引き換えに区側に贈賄業者への便宜をはかるよう求めた――など、「清潔、福祉」の看板とかけ離れた同党議員の実態を浮き彫りにしました。
【別の同党元区議も関与】
起訴状によると、忍足被告は、足立区の保養所「湯河原あだち荘」の業務委託先選定をめぐって、区内のかっぽう料理店「勇駒」が受注できるよう、区幹部らに働きかけ、発注情報をもらした見返りに現金3百万円をうけとりました。
冒頭陳述によると、「勇駒」役員の川島章男被告(69)が公明党議員に口ききを依頼するきっかけとなったのは、西口喜代志公明党区議(当時、のちに引退)の言葉でした。
勇駒に来店した西口区議に「保養所の情報を教えてほしい」と依頼。西口区議は「勇駒ならできるんじゃないか。やってみたらどうか」と後押ししました。同区議は2003年の区議選に立候補しなかったものの同期の忍足被告に「勇駒」が受託業者として選定されるよう便宜をはかることを依頼、忍足被告もこれを承諾しました。同年3月22日には、「勇駒」で忍足被告、西口区議、川島被告が会食。川島被告が「お願いします」と懇請すると、忍足被告は「わかりました」と了解しました。
【“取引”をもちかけ】
区議選後、副議長に就任した忍足被告にたいし、川島被告は副議長室を訪れ「その節はよろしくお願いします。もし勇駒がとれたら、それ相応のお礼をさせていただきます」と請託。これを受けた忍足被告は、あだち荘の業者選定を担当している区地域振興部長に“取引”をもちかけます。
同部は住民サービス低下につながる北千住区民事務所、北千住サービスセンターの統廃合を計画しましたが、当時、公明党は反対していました。忍足被告は同部長にたいし、「もう反対しない。振興部の案が通るようにおれが党内をまとめてやる。その代わりに、あだち荘の運営委託は、勇駒にとらせてやってくれ」とセンターなどの統廃合と勇駒への委託を取引材料にしました。
振興部長は、忍足被告の意をうけ、勇駒を受託業者とするためには、指名競争入札でなく、行政裁量の大きい公募制を採用することを決定、選定手続きに必要な書類を正式な配布日前に勇駒に手渡しました。
【飲食や旅行に使う】
勇駒が受注に成功したあとの2003年の11月下旬か12月中旬ころ、忍足被告は、報酬として3百万円のわいろを打診。翌年の5月以降も、「少なくとも2回にわたり支払いを求め」、計3百万円を受け取りました。忍足被告はこのわいろを韓国クラブや旅行に使っていました。
公判で忍足被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認め、贈賄の罪に問われた「勇駒」役員の川島被告も認めました。
検察側は本人尋問で「『わが党は清潔さには非常に厳しい』というが、あなたはわいろをせっついて要求している」「センターなどの統廃合と勇駒の受注を交換条件にするとは権限乱用のさいたるものだ」と批判しました。
■業者名あげ頼まれた
―元部長、議会調査で証言―
―東京・足立 公明前区議汚職―
―“保養所の運営は勇駒に”―
(『しんぶん赤旗』H17.9.16)
公明党区議がかかわった東京・足立区の保養所汚職事件で、運営業者の選定基準を漏らした元区地域振興部長が区議会の調査に対し、「(公明党の)忍足(おしたり)議員から保養所を勇駒にやらせてやってくれといわれた」と語っていたことが15日までにわかりました。
区議会の調査特別委員会(5日)で、各会派から出された質問項目をもとに同委員会の委員長が直接、元部長から事情を聴取したもの。同事件では副議長も務めた前公明党区議の忍足和雄被告が3百万円を受け取ったとして収賄容疑に問われ、公判中です。
元部長は、地域振興部の懸案事項であった区民事務所などの統合移転をめぐって、公明党から了解が得られず、同党の実力者だった忍足被告に理解してもらうため複数回通っていました。その際、忍足被告から、突然「よしわかった。公明党にはおれの方でよく話してまとめてやる」といわれ、「その代わり『湯河原保養所を勇駒にやらせてやってくれ』といわれた」と元部長は語りました。
「退職前の最後の年ということで懸案事項を解決したいという気持ちもあった」という元部長は「できる限り努力します」と答えたといいます。
元部長は業者選定をめぐって名前は出さなかったものの、「忍足議員以外にも数人の方から業者の紹介があり、圧力を感じた」と言明。業者の選定方法を競争入札からプロポーザル(提案)方式に変更したことについては、選定実績のない勇駒を土俵に乗せるためであって、これも「忍足議員の申し出があった」からだとしました。
さらに「電話でいろんな細かい話を聞いてきた」忍足被告に対し、予定価格だけでなく、仕様書や企画書を書くにあたっての助言やアドバイスをおこなったと答えています。
保養所汚職事件をめぐっては、公明党の西口喜代志元区議が議会で勇駒の前に運営管理を請け負っていた業者の食事について「まずい」などと質問、業者の交代を求めていた事が判明しています。
日本共産党は調査特別委員会で、勇駒の選定にいたる詳しい経過を含めた疑惑の全容解明とともに、汚職事件のきっかけをつくった西口元区議の関与についても議会として事情を聞くことを求めています。汚職事件の解明をめぐって日本共産党は偽証すれば処罰させられる百条委員会の設置を求めていましたが、ことし6月、自民、公明、民主の各党が反対して否決されています。
■公明党前区議に有罪
―東京地裁「自己の職務を私物化」―
―東京・足立の汚職事件―
(『しんぶん赤旗』H17.9.29)
東京都足立区の保養所業務委託先の選定をめぐる汚職事件で、あっせん収賄などの罪に問われた公明党前区議の忍足(おしたり)和雄被告(62)にたいし、東京地裁(栗原正史裁判長)は28日、懲役2年、執行猶予4年、追徴金3百万円(求刑懲役2年、追徴金3百万円)の有罪判決を言い渡しました。
同事件では、足立区の保養所「湯河原あだち荘」の業務委託先をめぐって、忍足被告が、割烹(かっぽう)料理店「勇駒」役員の川島章男被告(69)から依頼を受け、当時の足立区地域振興部長(退職)に発注情報などを漏らすよう働きかけました。同被告はその見返りに昨年7月と8月に計3百万円のわいろを受け取りました。贈賄罪に問われた川島被告は懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けました。
判決で栗原裁判長は、勇駒が受注できるように、業者の選定方式が競争入札から行政裁量の大きい公募制に改められたことなどを指摘。情報漏えい、評価のかさ上げなど「ありとあらゆる不正行為による便宜が図られた」と認定しました。そして、忍足被告がわいろを目当てに「何らちゅうちょすることなく犯行に及んだ」として「私利私欲に基づいた安易かつ身勝手な犯行動機に酌量の余地はまったくない」と批判しました。
また、同被告が、区民事務所の移転案件について公明党内の意見を反対から賛成の方向にまとめることと引き換えに勇駒への受注を区にせまったと指摘。「権限にもとづく影響力を露骨に行使し、直接的な言辞により業者の選定を迫ったもので…区民の意見等を代表すべき自己の職務を私物化した」と断じました。しかし、事件後同被告が「反省」しているとして、刑執行を猶予しました。
同事件をめぐっては、忍足被告以外にも、公明党の西口喜代志元区議が議会で保養所の食事が「まずい」と質問して業者変更を求めるなど事件との関与が明るみにでています。
横領元事務長は学会員!
(『慧妙』H16.12.16)
千葉地検は12月2日、千葉市花見川区にある病院の元事務長・川浦務(52)他1名を、業務上横領の疑いで再逮捕した。
川浦らはすでに、架空の保守点検工事費用を請求する手口によって、約97万円を着服した容疑で逮捕され、余罪を追及されていたが、その過程で、平成12年6月から今年6月まで、医療用酸素の購入代金を千葉市花見川区の業者に水増し請求させて差額分を着服する手口で、49回にわたり計3千630万円を病院の経営資金から横領した疑いが浮上し、今回の再逮捕となったもの。
この川浦、じつは創価学会員で、学会の会合等にも参加しており、妻は地区幹部。横領した金は遊興費などに充(あ)てていたという。
窃盗で逮捕された郵便局員は学会員
(『慧妙』H16.12.1)
今年7月下旬、京都市右京区の右京郵便局の金庫から、2千万円が紛失していた事件で、日本郵政公社京都監査室は、11月12日までに、左京区郵便局総務課長代理・山根広宣(40)を、窃盗の疑いで逮捕・送検した。
調べによると山根は、7月24日午前6時ごろ、当時、総務課長代理として勤務していた右京郵便局貯金課に忍び込み、総務課で保管していた予備の鍵で金庫を開け、2千万円を盗み出した。
山根には消費者金融からの借金があり、「返済に困ってやった」と供述しているという。
さて、本紙の読者なら、「広宣」という名を見てピーンときたであろうが、やはり山根は創価学会員であった。
今年の1月、折伏のため、山根宅に電話を入れた法華講員によると、山根の家ではすでにニセ本尊と交換しており、学会の非について諭(さと)す法華講員に対し、「自分は学会に付いていく」と言い切り、電話をガシャンと切ってしまったという。
学会に、身も心も任(まか)せきった末に、行き着いた先が今回の犯罪だとしたら―我々は、いかに悪口罵詈(あっくめり)されようとも、学会員への折伏を続けなければならないだろう。第2・第3の「山根広宣」を生み出さないためにも。
■金庫から2千万円盗む
―郵便局の元課長代理逮捕―
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041112-00000131-kyodo-soci
日本郵政公社京都監査室は12日までに、京都市右京区西院清水町、右京郵便局(由利友一局長)の金庫から2000万円を盗んだとして窃盗の疑いで、同郵便局元総務課長代理、山根広宣容疑者(40)=京都市伏見区深草フチ町=を逮捕した。
山根容疑者は事件後、左京郵便局(京都市左京区)の総務課長代理に異動しており、左京郵便局は11日付で懲戒免職処分にした。
調べでは、山根容疑者は右京郵便局総務課長代理だった7月24日午前6時半ごろ、同課で管理していた鍵を使って貯金課事務室に侵入、金庫から現金2000万円を盗んだ疑い。「消費者金融に借金があり、返済する金が欲しかった」と容疑を認めているという。(共同通信)11月12日17時30分更新
創価学会幹部(当時)らに賠償命令
―通話記録盗み出し―
―東京地裁 ドコモの責任も認定―
(『しんぶん赤旗』H19.5.30)
創価大学グループによる携帯電話通話記録盗み出し(不正アクセス)事件で東京地裁(永野厚郎裁判長)は29日、実行犯のドコモシステムズ社員だけでなく、創価学会全国青年部副部長の事件関与やNTTドコモの責任を認め、十万円の損害賠償を命ずる判決を言い渡しました。(肩書は事件当時)
通話記録を盗まれたジャーナリスト乙骨正生氏が、実行犯で創価大出身の嘉村英二・同システムズ社員と、犯行を指示したとされる創価学会青年部の根津丈伸副部長(創価大副学生課長)、創価学会、創価大学、NTTドコモに損害賠償を求めていたもの。
嘉村被告は2002年3月と4月、社内のコンピューターに不正アクセスして乙骨氏と元学会員の女性の通話記録を印刷。刑事裁判では嘉村被告だけが起訴され、東京地裁が04年12月、「個人的犯行とは信用しがたい」としながら同被告に有罪判決を出しました。今回の民事裁判で原告側は、創価学会批判者に対する不正で組織的な情報収集と指摘。被告側は嘉村被告の個人的興味による行為であり、根津被告らは無関係だと主張しました。
この日の判決は、嘉村被告と乙骨氏らの間にはあえて違法行為をしてまでしてアクセスする人間関係は認められず、個人的動機を欠くと指摘。不正アクセスの具体的態様や別件の事件の構図などから判断し「(嘉村被告は)根津被告の依頼又は指示に基づき本件不正アクセスを実行した」と認定しました。
判決はNTTドコモの通信事業者の責任も認定しましたが、創価学会と創価大への賠償請求は退けました。判決後、乙骨氏は「『真相究明を求める会』などの支援のおかげで、究明の端緒は開いた。全容解明まで努力したい」と述べました。
《松井繁明弁護士(原告代理人)の話》
学会幹部(根津被告)の関与や、NTTドコモの社会的責任を認めたことの意味は大きいが、根津被告がどのような利害で指示したのかの解明がされておらず、それが創価学会などの法的責任を疑わせる根拠になっている。
■通話記録不正アクセスでドコモも賠償命令
(<nikkansports.com>H19.5.29)
フリー記者乙骨正生さんが、携帯電話の通話記録を不正に引き出されたとして、NTTドコモの子会社元社員(電気通信事業法違反で有罪確定)と元創価大職員、NTTドコモなどに計3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、2人とドコモの計3者に計10万円の賠償を命じた。
ドコモの責任について永野厚郎裁判長は「通信の秘密が守られることは当然の前提なのに、ドコモはその義務を果たさなかった。同社内部の者が外部と共謀して個人情報が侵害された。原告の精神的苦痛は軽くない」と判決理由で指摘した。
乙骨さんは、不正アクセスは創価学会の指示と主張したが、判決は「指示や命令は認められない」と退けた。
判決によると、NTTドコモに派遣され、システム端末を扱う業務を担当していた元社員は2002年3〜4月、元職員の指示を受け、乙骨さんの通話記録に不正にアクセスし、引き出した。[2007年5月29日20時51分]
通信記録窃盗に有罪
―創価大グループ事件で東京地裁―
(『しんぶん赤旗』H16.12.29)
創価大グループによる携帯電話通話記録不正入手事件で、電気通信事業法違反罪に問われた創大出身でドコモシステムズ元社員嘉村英二被告(28)=名古屋市中川区=の判決公判が28日、東京地裁で開かれ、波多江真史裁判官は懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡しました。判決を受けて、被害者らは「民事訴訟などで事件の全容解明をめざす」との声明を発表しました。
嘉村被告は2002年3-4月、NTTドコモの端末を操作し、創価学会と対立する男女2人の通話記録を不正に出力したもの。被害者の女性らが東京地検に刑事告発していました。
波多江裁判官は「通信の秘密は憲法で保障された基本的人権であり、犯情は悪質」とし、動機は「個人的興味」とする被告側主張は「信用しがたい」と指摘。しかし同被告はすでに別件の通話記録不正入手で02年11月に有罪判決を受け、今回の事件はその「余罪」だとして執行猶予をつけました。
02年の裁判では嘉村被告と彼に犯行を指示した創大副学生課長(創価学会全国副青年部長)ら3人が有罪になっています。
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【背後の解明が必要】
―被害者側が連名で声明―
判決後、被害者で告発人の福原由紀子さん(学会脱会者)、告発人の佐藤せい子さん(日蓮正宗妙観講副講頭)、被害者の乙骨正生氏(ジャーナリスト)が連名で声明を発表。「私たちと嘉村被告には何の接点もなく、動機や背後関係の解明が絶対に必要」「民事の提訴を含めて全力を尽す」として、支援を求めました。
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【解説】
―本命が余罪扱いされた―
―全容解明に逆行する警察、ドコモ―
創価学会副会長らの弁護団がついた創大グループの通信の秘密侵害事件は、解明すべき課題を多数残しています。
判明した犯行は4件。これが2つの裁判にかけられました(【画像NO.2】)。初めの3件の被害者は創価学会脱会者や学会を批判するジャーナリスト。これに対し、4番目の犯行は創大剣道部監督の女友達の素行調べという、いわば私的な動機でした。
ところが警察は、明らかに“本命”の前3件の捜査を中止し、4番目だけを立件。前回裁判では(02年11月)、実行犯(嘉村被告)、犯行指示者(創大副学生課長)、依頼者(剣道部監督)という構図は明らかにしたものの、「私的で一過性の事件」として片付けられました。これが、犯人側に少なくない“利点”をもたらしました。
4番目の犯行を最初に裁いたため、より犯罪性の強い他の3件が「余罪」扱いになりました。今回裁かれた3件は判決前の犯行だから量刑の重い「再犯」にはならない…などです。
そんな経過を背景にした今回の裁判では結局、犯行の動機も背景もあいまいのまま推移しました。嘉村被告は検察の調べに黙秘し、公判直前の今月16日になって「個人的興味でやった」との上申書を出しました。判決はこれを「信用しがたい」としながら、それ以上踏み込みませんでした。
福原さんらの刑事告発は「本件が(被害者らの)反創価学会活動に関する情報収集を目的としていることは明白」と指摘しています。
もし4件を一括して立件していたら、今回のようなあいまいな決着にはならなかったのではないか。警察はなぜそうしなかったのか。NTTドコモは通信の秘密漏えいを知りながらなぜ全容解明に取り組まないのか。そして、嘉村被告に犯行を依頼(指示)した者など背後関係は―。すべてが残された課題です。
反学会ジャーナリストを“盗聴”
―創価大グループ携帯通話記録盗み出し―
―地検調べで新事実発覚―
(『しんぶん赤旗』H16.11.11)
創価大学グループによる携帯電話通話記録盗み出し事件で、起訴された実行犯は創価学会を批判しているジャーナリストの通話記録も盗んでいたことが、10日わかりました。
東京地検特捜部の調べで判明したもの。被害者のジャーナリスト乙骨正生(おっこつまさお)氏が同日記者会見し、明らかにしました。地検は起訴直前に乙骨氏を呼んで事実を伝え、被害調書を作成しました。
電気通信事業法違反で起訴されているのは、創価大出身でドコモシステムズ元社員の嘉村英二被告(28)。同被告は2002年3月と4月、NTTドコモの施設内で乙骨氏と元学会員の女性らの通話記録を盗み出していました。
乙骨氏は創価学会に詳しいことで知られるジャーナリスト。聖教新聞や学会系雑誌が「ガセネタ屋」などと中傷・攻撃しています。通話記録盗み出しは乙骨氏が発行する雑誌『フォーラム21』の発刊時期(02年3月1日)に当たります。
嘉村被告と乙骨氏ら被害者とは一面識もなく、同被告に乙骨氏らの存在を教え、指揮した者なしに事件は成り立ちません。その真相解明にまで踏み込むことができるかどうか、地検の捜査が注目されています。嘉村被告は02年にも別件の通話記録盗み出しで有罪になっています。このとき同被告に犯行を依頼したのは創価大副学生課長(当時)で、同様に有罪判決を受けています。
同事件の真相究明を求める会は12日午後3時から、東京・千代田区の衆議院第2議員会館第2集会室で「事件を考える」集会を開きます。
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【地検は勇気持ち解明を】
―信仰・言論自由侵害 組織的犯行か―
「地検は勇気を持って全容解明を」。事件を刑事告発していた佐藤せい子さんと福原由紀子さん、被害者の乙骨氏の3人は10日の記者会見でそう訴えました。反学会勢力への組織的犯行の色が濃くなった事件の全容とは―。
事件は別件の通話記録盗み出しから発覚しました。創価大剣道部監督が女友達の交際相手を探ったもの。この事件で同監督と嘉村被告、同被告に犯行を依頼した創価大副学生課長(創価学会全国副青年部長)が有罪になりました(2002年11月)。
警察はその捜査のなかで、福原さんらの通話記録も盗んでいたことをつかみながら、捜査を中断し、“交際相手調査”だけを立件しました。
今回の地検の再捜査でわかったのは、嘉村被告はこの調査(4月25日)の1ヵ月半もまえに福原さんや乙骨氏の記録を盗んでいたこと。つまり「“浮気調査”はいわばおまけ。反学会勢力の調査こそが本命」(乙骨氏)だったことです。
佐藤さんは学会と対立する日蓮正宗信徒団体「妙観講」副講頭で元学会員の福原さんも創価大助教授と離婚後は日蓮正宗信者。そして乙骨氏は学会が蛇蝎(だかつ)のように嫌うジャーナリスト。
乙骨氏は「通信の秘密侵害だけでなく、信仰・言論の自由の侵害だ。裁判所がかつて日本共産党の宮本顕治氏宅盗聴が創価学会の組織的犯行と認定した事実を想起せざるをえない」。福原さんは「勇気をふりしぼって告発したかいがあった」と語りました。
問題は今後の地検の捜査。「嘉村被告は一面識もなく、私たちの通話記録を盗むメリットもない。彼に犯行を指示した背後関係なしに事件の全容解明はない」と佐藤さん。会見では、通信の秘密侵害を放置してきたNTTドコモへの批判の声も出されました。
東京地検が実行犯を起訴
―創価大グループ―
―新たな通話記録入手判明―
(『しんぶん赤旗』H16.11.3)
創価大学グループの携帯電話通話記録盗み出し事件で、東京地検特捜部は2日、創価大出身でドコモシステムズ元社員の嘉村英二被告(28)を電気通信事業法違反(通信の秘密侵害)で起訴しました。
同被告は、これまで判明していた女性だけでなく、創価学会批判活動を展開している別の男性の通話記録も盗み出していたことが判明。学会批判者にたいする不正で組織的な情報収集ではないかという疑いを、いっそう濃くしています。
嘉村被告は2002年3月7日ごろ、東京・江東区のNTTドコモビルで端末機を不正に操作し、都内の女性の通話記録(日時、通話先番号、通話時間など)を入手。翌8日、別の男性の記録を入手し、4月5日ごろには2人の通話記録を盗み出しました。女性は元創価学会員で学会と対立する宗教団体に所属し、男性も元学会員。
嘉村被告は創価大グループによる別件の通話記録盗み出し事件のメンバー。同事件では創価大副学生課長(創価学会全国副青年部長=当時)ら3人が有罪になっています。その裁判で創価学会側は、学会副会長ら11人の弁護団を編成、「私的で偶発的、一過性の事件」と主張していました。
ジャーナリストや市民らでつくっている事件の真相究明を求める会は「嘉村被告は犯罪の末端に位置する実行犯。2人の被害者とは一面識もなく、彼に2人の存在を教えて犯行をそそのかした者ぬきに事件は成り立たず、地検が勇気を持って全容解明にあたるよう、引き続いて求めていく」としています。
創価大グループの容疑者逮捕
―東京地検―
―ドコモ通話記録の不正入手―
―組織的犯罪の疑い濃く―
―2女性の告発が動かす―
(『しんぶん赤旗』H16.10.14)
東京地検は13日、携帯電話の通話記録を不正に入手したとして、創価大出身でドコモシステムズ(NTTドコモ関連会社)元社員の嘉村英二容疑者(28)=名古屋市中川区=を逮捕しました。
嘉村容疑者は2002年3月7日ごろ、NTTドコモの端末から顧客通話記録(通話先、日時など)を引きだし、通信の秘密を侵害した疑い。東京在住の2人の女性が、同容疑者と氏名不詳の創価学会関係者を東京地検に告発していました。
告発していたのは、佐藤せい子さんと福原由紀子さん。佐藤さんは日蓮正宗の信徒団体で創価学会を批判している妙観講副講頭、福原さんは元学会員で、創価大教授の夫と離婚後、学会に批判的立場をとっています。
嘉村容疑者は創価大グループによる別件の通話記録盗み出し事件のメンバー。同事件では創価大副学生課長(創価学会全国副青年部長=当時)ら3人が有罪判決を受けています。
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2人の女性の勇気ある告発と、多くの人々の支援がついに地検を動かしました。
東京地検の嘉村容疑者逮捕で2つの問題が浮上しました。(1)警視庁が不問にした一連の行為が犯罪であることを証明した(2)通信の秘密侵害が、創価学会関係者の組織的犯罪である疑いが濃くなった――の2点です。
事件は別の事件を通して判明しました。創価大剣道部監督(当時)が、女性友達の素行調べを同大副学生課長に依頼し、同副課長の指示で嘉村容疑者が女性の通話記録を盗み出した事件です。
その捜査の過程で佐藤さんらの通話記録も盗んでいたことが判明。2人は警視庁の調べに応じ、福原さん母子は調書もとられています。
ところが警察は、2人の調べを突然中止。剣道部監督の女性問題だけを立件しました。立件された事件で創価学会側は学会副会長など11人もの弁護団を編成。法廷では事実関係を一切争わず、ひたすら「私的で一過性の事件」と主張し、1回だけの公判で有罪が確定。佐藤さんらの事件はヤミに葬られようとしました。
2人の告発を受け、ジャーナリストの斎藤貴男氏ら5人が呼びかけ人となって「真相究明を求める会」を結成。1万人をこす署名を地検に届けました。
焦点は第2の問題。嘉村容疑者は、佐藤さんも福原さんも知る立場にありません。彼に2人の女性の存在を告げた(犯行を指示した)のは誰か。その者こそ、事件の主犯格だからです。
検察が、その真相に迫る勇気を持ちえるかどうか、そして警察はなぜ、この事件をヤミに葬ろうとしたのかの解明が問われています。(柿)
■元ドコモ関連会社員逮捕
―通話記録不正引き出し―
(『共同通信ニュース速報』H16.10.13)
東京地検特捜部は13日、携帯電話の通話記録を不正に引き出したとして、電気通信事業法違反の疑いで「NTTドコモ」関連会社の元社員嘉村英二容疑者(28)=名古屋市中川区=を逮捕した。
調べによると、嘉村容疑者は2002年3月ごろ、東京都江東区のNTTドコモにある端末機を不正に操作し、画面に個人の携帯電話の通話先や通話時間などの記録を表示させて出力した疑い。
嘉村容疑者は同年9月、警視庁の元警察官で元創価大職員の男から依頼を受け、別の携帯電話の通話記録を引き出したとして、電気通信事業法違反と窃盗の容疑で警視庁に逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の刑が確定していた。
今回の逮捕容疑はその余罪。当時は立件しなかったが、特捜部が告発を受け、あらためて捜査していた。(了)20041013 174831[2004-10-13-17:50]
万引き町議の顛末
(『慧妙』H16.9.1)
8月23日、静岡県志太郡大井川町の公明党町議、村田雄邦が議員辞職した。
これに先立つ8月17日、村田は大井川町内のショッピングセンターで商品を万引きし、警察から事情を聞かれていた。
村田を検挙した藤枝警察署によると、この日の午後4時半過ぎ、栄養ドリンクや栄養剤など4点、合わせて5千円相当の商品を、傘の中に隠して店外に出たところを見つけた警備員が警察に通報したという。村田は大井川町議を4期務めたベテラン議員だった。
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■大井川町議が万引き
(『静岡新聞ニュース』H16.8.18)
きのう午後大井川町議がショッピングセンターで商品を万引きし、警察から事情を聞かれていた事が明らかになりました。万引きで検挙されたのは61歳の大井川町議です。藤枝警察署によりますとこの町議は、きのう午後4時半過ぎ大井川町にあるショッピングセンターで、栄養ドリンクや栄養剤など4点、合わせて5000円相当の商品を万引きしたということで、見つけた警備員が警察に通報しました。町議は容疑を認めていて警察は書類送検しない方針だということです。
【画像NO.1】:公明党町議の万引きを伝えるテレビ報道
http://www.digisbs.com/newsilocal/20040818000000000056.htm
参院選公示前に警察官が戸別訪問
―千葉県警―
―書類送検し懲戒処分―
(『NHKニュース速報』H16.8.9)
千葉市にある千葉南警察署の警察官が、先月行われた参議院選挙の公示前に戸別訪問をして比例代表で当選した議員への投票を依頼していたとして、公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、千葉市緑区にある千葉南警察署の地域課に勤務していた49歳の巡査長です。
千葉県警察本部の調べによりますと、公務員は選挙運動が禁止されているにもかかわらず、この巡査長は参議院選挙が公示される前のことし5月、知り合いの男性と2人で千葉県大網白里町(オオアミシラサトマチ)の数世帯を戸別に訪問し、比例代表で当選した公明党の議員への投票を依頼したとして公職選挙法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べに対し、巡査長は「選挙運動を禁止されているのは知っていたが、どうしても当選させたかったので、やってしまった」などと供述しているということです。
千葉県警察本部は巡査長を書類送検するとともに停職3か月の懲戒処分にし、巡査長はきょう付けで辞職しました。
千葉県警察本部の河邉有二(カワベユウジ)警務部長は、「県民の信頼を失墜させる重大な事案だ。今後は全職員に公職選挙法など選挙に関して守るべきことを徹底させたい」というコメントを出しました。[2004-08-09-18:05]
公選法違反容疑で逮捕
―特定候補に投票依頼の2人/宮崎―
(『YAHOOニュース』H16.7.14/『毎日新聞』)
11日投開票の参院選で県警は12日、比例代表に立候補、当選した弘友和夫氏(59)=公明=らを当選させようと有権者2人に期日前投票させたとして、宮崎市小松、会社員、野村昌紀(45)▽都城市一万城町、無職、山本幸子(68)両容疑者を公選法違反(投票干渉)容疑で逮捕した。ともに容疑を認めているという。
調べでは、両容疑者は6月29日、都城市の男性(89)を自宅から車で同市役所に連れて行き、弘友氏のリーフレットを渡した上で同氏の名前を書くよう依頼し、期日前投票させた疑い。7月10日にも三股町の女性(89)の手のひらに弘友氏と、宮崎選挙区に立候補、落選した上杉光弘氏(62)=自民=の名前を書いて町役場で期日前投票させた疑い。
県警は同市周辺で他にも数人を期日前投票させたとみて捜査している。(毎日新聞)[7月14日21時3分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00000004-mai-l45
参院選の投票干渉で女を逮捕
―候補名のメモ知人に渡し投票させる―
(『NHKニュース速報』H16.7.14)
今月11日に投票が行われた参議院選挙の期日前投票の際、埼玉選挙区と比例代表の公明党の候補に投票をさせるため知り合いの3人に候補の名前を書いたメモを渡して投票させたとして、パート店員の女が公職選挙法違反の投票干渉の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、草加市(ソウカシ)に住むスーパーのパート店員、河合康子(カワイヤスコ)容疑者(53)です。
警察の調べによりますと、河合容疑者は先月下旬から今月上旬にかけて、草加市役所に置かれた参議院選挙の期日前の投票所で、知り合いの74歳から85歳の男女3人に、埼玉選挙区と比例代表の公明党の候補に投票させるため候補の名前を書いたメモを渡して投票させたとして、公職選挙法違反の投票干渉の疑いが持たれています。
警察の調べによりますと、河合容疑者は三人を自分の車に乗せて投票所に連れて行き投票させていたということです。
調べに対し河合容疑者は容疑を認め、「ほかの知り合いにも投票所で候補の名前を書いたメモを渡した」と供述しているということで、警察は余罪についても捜査しています。[2004-07-14-13:19]
本山妙蓮寺に侵入計って逮捕
―富士宮創価学会に激震走る!―
―活動家幹部、不法侵入の背後の闇―
―思わぬ広がり見せる事件の余波―
―"『創価新報』の情報提供者"との疑惑も―
―解明されるか!?御影像盗難との関係―
(『慧妙』H16.5.16)
今、富士宮の創価学会幹部の間に、重苦しい緊張が張りつめている。本来ならお祝いムード一色に染まるはずの5・3「創価学会の日」に、富士宮の活動家幹部が、本山妙蓮寺客殿内の事務所に侵入しようとして、現行犯逮捕されたからである。しかも、これが一学会員による不法侵入未遂で終わりそうもない。というのは、今回捕まった渡辺哲(53)については、『創価新報』に数多くの情報を提供していた学会謀略部隊の主要メンバーではないか、との声が上がっているからだ。
「創価学会の日」である5月3日、1人の学会員が住居侵入未遂で現行犯逮捕された。
"晴れの日"に不祥事を起こしたのは、富士宮市在住の表具師で学会支部長の渡辺哲(53)。
渡辺は同日午後5時20分頃、富士宮市下条の本山妙蓮寺客殿内にある、立入禁止の事務所に入り込もうとしたところを、たまたま事務所内にいた在勤御僧侶に発見され、取り押さえられた。駆けつけた富士宮署員に引き渡された渡辺は、今(5月8日現在)も身柄を拘束され、取り調べを受けているという。
住居侵入未遂という容疑にしては、渡辺の取り調べはずいぶん念の入ったものになっている観があるが、それには充分な「わけ」があると思われる。
すなわち、渡辺は過去において、やはり同じように妙蓮寺の事務所に不法侵入しようとして発見されたが、その時は"初犯"ということもあり、厳重注意のみで解放された、という事実があったこと。
また、平成11年10月20日には、妙蓮寺の客殿から御影像が盗み出される、という重大事件があったが、その事件が未解決のままとなっていることも、無関係ではないだろう。
ともあれ、正確な報道を期するため、渡辺の逮捕・勾留に関しては、警察による捜査の進展を待って再度報ずるとして、じつはこの渡辺という男、大石寺の警備を任されている警備会社「清昌」の中では、不審な行動を重ねる要注意人物として、かねてよりリストアップされていたのである。
それは平成11年1月のこと。当時、創価学会は大石寺主任理事・八木信瑩尊師(現・日照尊能師)が病気療養中であると、怪文書などで盛んに書き立てていた。
その最中である1月16日の夜半、西裏塔中の妙泉坊と妙住坊の中間点に、不審な白い車が停まっているのを寺族の方が発見した。妙泉坊は八木尊師の自坊である。
不審車の中には男が1人。寺族の方が思いきって声をかけると、男は「売店に用があって来た」と答える。
そこで寺族の方は「ここには駐車できませんよ。売店に用事の方なら、新町駐車場に止めてください」と促(うなが)すと、男は「じゃ、そうします」と車を移動させた。
しかし、その様子があまりに不自然だったので、寺族の方は車のナンバーを控え、清昌の詰め所に連絡を入れたのである。
通報を受けた警備員は、さっそく新町駐車場に確認に行った。だがそこには、該当する車は影も形もなかったのである。
さらに、それから12日後の1月28日の昼前、勤務明けの警備員が、西富士道路料金所手前に停まって、しきりに何かを待ち伏せている様子の不審な車を発見した。そのナンバーを確認すると、なんと、16日夜半に妙泉坊附近に停まっていた不審車両ではないか!
よく見ると、料金所の向こう側にも不審な車が停車し、同じように何かを待ち伏せている様子。警備員は用事を大急ぎで済ませ、料金所まで戻ってきてみると、件(くだん)の車はまだ、同じように停まっている。
ますます不審に感じた警備員は、会社に戻り状況を報告。そうこうしているうちに、その不審車が新町駐車場に姿を現わした。そこで、警備員はさっそく新町駐車場に。
ところが、車は発見したものの、中には誰もいない。周囲を探すと、六壼方向から裏門に向かって歩いてくる男を発見した。間違いない、料金所のところで車の中にいた男だ。
警備員はさっそく「どちらに行かれるのですか?」と誰何(すいか)した。
男は、"観行坊を訪ねたが御住職が不在だった。表具師をしているので、観行坊の御住職とは旧知の仲である。自分は学会員だが、身の振り方を迷っている。料金所のところには私用があって停まっていた。先日も観行坊を訪ねていった"等々、立て板に水で受け答えをしていたが、それがピタッと止まったのは、警備員が「観行坊の御住職なら大坊にいらっしゃるでしょうから、一緒に行きましょう」と声をかけた瞬間である。男の顔はこわばり、急にシドロモドロになると、「今日は帰る。御住職と約束をしてから、また来る」の一点張りで、警備員が引き留めるのを振り切るようにして、まるで逃げるように走り去った。
この、不審きわまりない男こそが、今回逮捕された渡辺だったのである。
この他にも、渡辺とおぼしき不審人物の目撃報告は枚挙にいとまがない。そしてその目撃証言は、不思議にも、『創価新報』の大石寺誹謗記事の内容に密接に関係する場面が多いのである。
そんなことから、いつからか、誰言うとなく"渡辺は『創価新報』への有力な情報提供者ではないか"という声が囁(ささや)かれ始めていた矢先の、今回の事件だったのである。
渡辺が、どんな目的をもって妙蓮寺客殿内の事務所に侵入しようとしたのか、それは今のところ不明である。
あるいは、忍び込んででも宗門情報を探ろうとしたのか、あるいは、5年前の重宝盗難などと何らかの関係があるのか―、いずれにせよ、事件の全容が解明されたとき、創価学会に大激震が走る可能性は充分ある、と推測される。
また、それを感じさせる空気が、時折見かける富士宮の学会最高幹部の表情に漂っているのである。
本紙は今後も、渡辺ならびに富士宮の創価学会の動向を注視していく。
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■渡辺哲(仮題)
(『慧妙』H16.6.1)
▼本山妙蓮寺に、不法侵入しようとして現行犯逮捕された学会支部長・渡辺某(本紙前号参照)に、新たな事実が発覚した
▼なんとこの男、かつて本紙(平成9年5月16日号)が報道した、カメラをバッグの中に隠し、御僧侶方を付け回したストーカー男だったのだ
▼この時のストーカー行為の後に、どう見ても、そこから発信された情報がべースとなった捏造(ねつぞう)記事が、『創価新報』によってタレ流されたのである。このことからして、創価学会がこの男を公式にスパイ活動員としていた疑いは、極めて濃厚と言わざるをえない
▼様々な場面で不審な行動が目撃されてきたこの男、本紙でその謀略ぶりを写真入りで初めて報じられてからキッチリ7年後に、現行犯逮捕されるハメとなったわけである。まことに哀れなものである
▼悪事はいずれバレるものであるが、もとより教祖から末端信者まで、反省ということを知らない無暫(むざん)な学会は、今後も謀略(ぼうりゃく)を駆使して、尾行、隠し撮りを頻繁(ひんぱん)に行ない、『創価新報』や『フェイク』等を使って捏造記事をタレ流し続けることだろう。それが狂信団体の悲しい性(さが)というべきか
▼『創価新報』を含む学会報道の情報源には、尾行や隠し撮り以外にも、日蓮正宗の行事に直(じか)に潜入するという、信仰者にはおよそ考えられない悪質なものもある。潜入の主な手口はと言えば、学会の御家芸ともいえる偽装入講で、これまでにも多くの事実が判明しているが、それでも減る気配さえない
▼いよいよ先月より夏期講習会が始まったが、学会は、間違いなく行事への潜入を行なう。そして、そこで得た情報を歪曲し、捏造報道を繰り返すに違いない。我々は、そうした学会の情報操作などに振り回されることなく、粛々(しゅくしゅく)と信行学を進めよう。しかし、学会の謀略に対しては、断じて許さない、徹底的に糾弾する、という毅然(きぜん)たる態度を持つべきである。
エリート学者が強制わいせつで有罪
平成16年2月18日、東京・大田区で、1人の男(有田晴也34歳)が、強制わいせつ罪の現行犯で逮捕された。
「帰宅途中の27歳の看護婦の後をつけ、暗がりの空き地に引きずりこんで押し倒し、尻をさわり、陰部に指を挿入しました」(捜査関係者)
そこを警ら中の警官に見つかって現行犯逮捕となった。4月26日に下された判決は懲役2年4ヵ月、執行猶予4年。酔っ払っていたことと、被害者に示談金50万円を渡したこと、そして、初犯で反省著しいということでの温情判決らしい。
「佐賀出身ですが、母親は創価学会の地元婦人部の幹部で、自らも創価大学法学部の卒業生。その後は、英・ブラッドフォード大学に留学して平和学修士号を取得し、現在は英・ウォーリック大学で政治・国際学博士課程の研究中の身です。いわゆる学会のエリートですね」(学会関係者)
しかも有田は、平成12年の1月から1年間、『聖教新聞』紙上で「ロンドンの街角から」と題するコラムを担当するなど、将来はすでに保証されたような人物だったのだ。
それが、何を思ったか女性を襲い、将来を棒に振ってしまった。これも池田センセーとの師弟不二を貫いた故か?
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■超エリート学会員が強制わいせつで逮捕(仮題)
(『慧妙』H16.5.1)
去る2月18日、東京・大田区で、1人の男が、強制わいせつ罪の現行犯で逮捕された。
コンビニから出てきた女性を尾行し、人気のない所に差し掛かったところで押し倒し、体を強引に触ったところを、女性の悲鳴を聞いて駆けつけた警察官に現行犯逮捕されたのである。
その男は有田晴也(34)。佐賀県出身で、大阪の高校を卒業後、創価大学法学部へ。卒業後は英国に渡り、ブラッドフォード大学で修士号を取った後、現在は、ウォーリック大学の政治・国際学部の博士課程に学ぶ、学会員の中でも超エリートである。
しかも有田は、平成12年の1月から1年間、『聖教新聞』紙上で「ロンドンの街角から」と題するコラムを担当するなど、将来はすでに保証されたような人物だったのだ。
それが、何を思ったか女性を襲い、将来を棒に振ってしまった。これも池田センセーとの師弟不二を貫いた故か?
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■強制ワイセツで捕まった「創価学会」エリート学者
『週刊新潮』H16.5.6)
今年2月に東京・蒲田でおこった強制わいせつ事件。捕まった瀬戸真彦(34)=仮名=の手口はこうだった。
「帰宅途中の27歳の看護婦の後をつけ、暗がりの空き地に引きずりこんで押し倒し、尻をさわり、陰部に指を挿入しました」(捜査関係者)
そこを警ら中の警官に見つかって現行犯逮捕となった。で、4月26日に下された判決は懲役2年4ヵ月、執行猶予4年。酔っ払っていたことと、被害者に示談金50万円を渡したこと、そして、初犯で反省著しいということでの温情判決らしい。
さて、この瀬戸、一方でなかなか輝かしい経歴の持ち主でもあった。
「佐賀出身ですが、母親は創価学会の地元婦人部の幹部で、自らも創価大学法学部の卒業生。その後は、英・ブラッドフォード大学に留学して平和学修士号を取得し、現在は英・ウォーリック大学で政治・国際学博士課程の研究中の身です。いわゆる学会のエリートですね」(学会関係者)
"平和学"とは何とも学会好みの学者の卵である。
そのためか瀬戸は、留学先のロンドンから『聖教新聞』にしばしば寄稿している。
『ロンドンの街角から』というエッセイは1年にも及ぶ連載で、30歳そこそこの男に学会がいかに期待を寄せていたか窺い知れる。
その瀬戸の珠玉の作品を一部、紹介しよう。
『英国の判例に見る偽レイプ事件の現状』(『聖教新聞』H12.8.29)
そんなタイトルで始まる一文は虚偽告訴でレイプ犯に仕立て上げられた男の話を引き合いに論じている。
〈たとえ有罪にならなくとも、事件があったと吹聴するだけで、相手の男性に相当なダメージを与える〉
そうかと思うと、
『「子供への性犯罪者」の実名公表を振り返って』(『聖教新聞』H12.9.5)
では、英国で性犯罪者の実名を公表するキャンペーンを始めたことを語題に、
〈犯罪者の名前の公開は魔女狩り〉
と断じ、
〈犯罪者から更生の機会を奪いはしないか〉
と言っているのだ。
少なくとも瀬戸サンの場合は虚偽告訴ではなく、現行犯。リッパな大人の性犯罪である。とんだ偽善者ではないか。
創価学会員だった和歌山ワイセツ保護司
(『週刊新潮』H16.2.5)
和歌山市に住む木村昌幸(63)は近所でも評判のいい男だった。
「子供はなく、奥さんと2人住まいなんやけど、その奥さんと近所の独居老人の面倒をよくみていた。もちろんボランティアですわ。ドブ浚(さら)いなんかも率先してやっていました」
「役所に人脈がある上、人相が怖いこともあってかヤクザ者にも顔が利く。近所では頼れる存在で自治会の副会長も務めていた」
しかもこの男、熱心な創価学会員でもあって、ここでもまた、学会員から人望を集めていた。
「肩書きは副支部長ですから、ざっと200世帯を統括する立場。地域では大幹部と呼ばれていて、信心でも一目置かれていました」(さる学会員)
ということで、木村は本業のノコギリの目立て職人の傍ら、同じ学会員でもある先輩保護司の推薦で88年から保護司を務めていた。
保護司―執行猶予中や仮釈放中の犯罪者を観察したり、更生するよう諭したりする仕事である。
「彼はこれまで何人もの犯罪者を更生させ、表彰もされていますよ」(保護観察所関係者)
が、保護司、豹変す。犯罪者に更生を説いていた木村、実は自分自身が最低の犯罪者だったのである。
「最初に事件が発覚したのは昨年3月のこと。木村が担当する保護観察中だった35歳の女性から、木村に襲われたという被害届が出されたんです」(地元記者)
昨年2月、夜9時頃の出来事である。木村は自分が担当する女性をドライブに誘い出し、暗がりに止めるやいなや、いきなり彼女に抱きついた。そして体をまさぐり、唇まで奪ったのだ。
「逮捕された木村は当初、言い訳ばかりでした。犯行場所が高校の脇だったことをいいことに、被害者の子供の進学先を下見するために行ったとか、デタラメ。多分、被害者よりも自分の方を信用すると考えていたのでしょう」(捜査関係者)
もちろん出任せの言い訳が通用するはずもなく、彼女の子供はまだ高校に行くには程遠い年齢。呆気なく犯行は立証された。しかも、この抵抗は捜査員の心象をさらに悪くさせた。
「まだ同様の犯行があるとみて、木村がこれまで担当した女性の犯罪者を調べたところ、新たに54歳の被害者が浮上してきた」(同)
事件は02年8月の昼間のこと。モーテル脇の路上に止めた車の中で連れ出した女性の服に手を入れて胸を触っていたのである。
そして、前回の事件で保釈されたばかりだった木村は昨年12月2日、再び逮捕され、さらに余罪の追及を受けることとなった。
「前回の逮捕のときは多くの学会員はまだ彼を信用して、差し人れに行っていましたが、2回目になると、さすがに疑うようになっています」(前出・学会員)
保護司は無給ながら、永く務めると叙勲の対象にもなる名誉職。保釈後、木村は殊勝にもまた近所のドブ凌いをしていたという。
外面が良い名誉好きのスケベ男―信心が足りませんゾ。
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「外面が良い名誉好きのスケベ男」これって、"師弟不二"の実践の成果??
恐喝未遂で元全国男子部長逮捕
(『毎日新聞』H16.2.24・『AERA』H16.3.8ほか)
【事件の概要】(『毎日新聞』H16.2.24)
「ソフトバンク」(東京都中央区)が運営するブロードバンドサービス「ヤフーBB」の顧客情報が記録されたDVD(デジタル多用途ディスク)を入手し、ソフトバンクから約30億円を脅し取ろうとしたとして、警視庁捜査1課は24日、北海道函館市中道2、会社役員、湯浅輝昭(61)▽東京都文京区本駒込3、出版会社経営、森洋(67)▽豊島区東池袋4、会社社長、竹岡誠治(55)の3容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。DVDには460万人分の個人情報が入力されており、同課は顧客情報かどうか分析を進めるとともに、湯浅容疑者らが情報を入手した経緯を追及している。
調べでは、湯浅容疑者ら3人は共謀し、同社から現金を脅し取ることを計画。湯浅容疑者は1月21日、ソフトバンク本社で、印字した138人分の顧客情報を同社関係者に示し「情報を外部に流されたくなければ、20億〜30億円を海外の合弁会社に投資して経営に参画してほしい」などと現金を脅し取ろうとした疑い。その後数回、同社を訪れ、個人情報の入ったDVD1枚とCD(コンパクトディスク)1枚を渡し「470万人分の情報が入っている」などと脅していた。
ソフトバンクから相談を受けた同課は2月11日に湯浅容疑者を逮捕した。湯浅容疑者が「竹岡容疑者からデータを受け取った」などと供述。同課は森、竹岡両容疑者を24日に逮捕した。竹岡容疑者は千代田区でヤフーBBの代理店「SST」を経営。湯浅容疑者はその会社の副社長だった。
●過去最大級の個人情報流出を悪用して、多額のカネを脅し取ろうとした恐喝未遂事件(『AERA』H16.3.8)
●逮捕された湯浅容疑者は、1992年まで『聖教新聞』の販売店主を務め、逮捕時は函館五稜郭圏の副圏長という創価学会の現役幹部だった。しかも、共犯として逮捕されたエスエスティー社長の竹岡誠治容疑者(55)も逮捕時は、創価学会の東京・豊島区の分区の副区長という現役幹部だった。(『AERA』H16.3.8)
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インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客データ流出をめぐる恐喝未遂事件で、東京地検は16日夜、恐喝未遂罪で元右翼活動家森洋容疑者(67)を起訴しましたが、同事件で逮捕されていた会社社長竹岡誠治容疑者(55)については、従属的な立場だったとして処分保留としました。(中略)
森容疑者は、会社役員を通じて湯浅被告と知り合い、約460万人分のデータは森容疑者が入手し、湯浅被告に渡りました。同事件では、別ルートで情報を入手した木全泰之被告(31)が逮捕、起訴されています。東京地検などは、情報流出の経緯などの解明を進めるとみられます。(『しんぶん赤旗』H16.3.17)
【竹岡誠治】
<過去の経歴>
竹岡容疑者の存在が世間で知られるようになったのは、1970年の共産党の宮本顕治委員長(当時)宅への盗聴だった。共産党の創価学会攻撃の手の内を探ろうと、深夜、宮本氏宅前の電柱によじ登って盗聴器を仕かけた「実行犯」と、民事裁判で認定された。(中略)
宮本氏への盗聴後は、表の職務に従事し、「同世代でトップ10級でないとなれない」(関係者)とされる(全国=注:法蔵)副男子部長など要職を歴任した。(『AERA』H16.3.8)
竹岡誠治容疑者(55)は、創価学会内部で池田大作名誉会長の親衛隊とされる「伸一会」メンバーだったことがわかりました。
「伸一会」は、学会の最高教義解釈書・指導書とされる池田氏著『人間革命』『新・人間革命』の主人公、山本伸一から名前をとったもの。山本伸一は池田氏本人のことです。1975年、当時の青年部中枢から選抜して結成、以後5期まで結成されました。98年8月16日付『聖教新聞』によれば、1期(69人)には原田稔副理事長、野崎勲、八尋頼雄両副会長ら学会最高幹部が顔をそろえ、竹岡容疑者は2期(66人)の第3位に序列されています。
元学会関係者は「伸一会は特別の存在。これに選ばれるのは大変なこと」と指摘。池田氏も同会に「伸一会 断固と勝ちぬけ 将の将」「広宣と 創価の宝 伸一会」(98年)などの句を贈り、たたえています。
竹岡容疑者は、宮本顕治日本共産党委員長宅電話盗聴(70年)の実行犯。同容疑者が98年時点でも「伸一会」メンバーだということは、創価学会が盗聴発覚後も長期にわたり彼らをエリートとして処遇していることを示しています。(『しんぶん赤旗』H16.3.6)
【画像NO.6】:池田大作名誉会長が「伸一会」に「記念の句」を贈ったことと、「伸一会」名簿を伝える『聖教新聞』(98年8月16日付)=第2期の序列3番目に竹岡容疑者の名前が…
99年11月25日付で聖教新聞社(創価学会機関紙発行)を退職、同じ盗聴グループの北林芳典氏が社長をする北斗の取締役事業本部長などをへて2000年2月に循環社会研究所、2002年にエスエスティーを設立、代表取締役についています。(『しんぶん赤旗』H16.3.1)
【宮本宅盗聴事件】(『しんぶん赤旗』H16.2.26)
宮本宅盗聴事件は1970年に、東京都杉並区の宮本氏自宅電話の電話線にしかけられた盗聴器が発見されたもの。池田大作名誉会長が重用してきた山崎正友創価学会元顧問弁護士が80年になって盗聴を告白し、創価学会の組織的関与が明白になりました。
宮本氏は創価学会の北条浩会長(当時)や、山崎元顧問弁護士とその配下の竹岡誠治、広野輝夫らのグループを被告として損害賠償請求訴訟を起こし、東京地裁(85年4月)、東京高裁(88年4月)で、いずれも創価学会の組織的関与を認める判決(注)が出ました。創価学会側は、最高裁に上告したもののこっそり取り下げて損害賠償金を支払いましたが、謝罪はいっさいしないままです。
判決では、竹岡容疑者について、深夜電柱に登って電話線端子に盗聴器をとりつけるなど実行部隊の中心だったと指摘していました。盗聴後、竹岡容疑者は78年には創価班全国委員長、翌年に青年部副男子部長に抜てきされました。
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注 裁判は『政教一体 公明党・創価学会 政権参加を問う(3)』(新日本出版社)、『裁判記録 創価学会の電話盗聴』(日本共産党中央委員会出版局発行)で紹介されています。
<創価学会と自民の“影のパイプ役”>
―自公議員らとの接点も―(『AERA』H16.3.8)
東京・2番町赤茶色の古いビルの5階の一室にエスエスティーがある。同じ部屋に、竹岡容疑者が社長の別の会社がある。
株式会社循環社会研究所。
循環型社会の推進を目指すという趣旨で2000年に設立された。この会社の取締役の一人は、創価学会のある地域の副圏長を務める人物。エスエスティー同様に、学会関係者が設立に携わった会社とみられる。
設立パーティーには自民、公明両党の有力国会議員4、5人が出席(※)。2002年1月には、自公保の与党3党で作る循環型社会推進議員連盟(橋本龍太郎会長)が開いた勉強会に、その直後にエスエスティーの役員になる新燃料の研究家が講師として招かれていた。
公明党が制定に熱心だった循環型社会形成推進基本法の成立に、竹岡容疑者たちはコンサルタントや調査などビジネスのにおいをかぎ取ったようだ。同研究所の九州支社長が今回の主犯格の森容疑者を竹岡容疑者に紹介した、と証言する設立以来の役員もいる。
※●自民党関係者によると循環社会研究所会社設立披露パーティーに自民党から野中広務元幹事長ほか1人の衆院議員が出席しています。(『しんぶん赤旗』H16.3.1)
―資金集め、選挙で“裏選対”―(『しんぶん赤旗』H16.3.1)
竹岡容疑者は自公連立政権が小渕内閣で発足した当初から、おもに自民党橋本派幹部との接触を深め、永田町の政界関係者の間では知られた存在でした。「創価学会本部へ直接話をつなげてくれる人物」(同派議員秘書)と評判でした。
【画像NO.5】:公明党本部(左上)と自民党本部(右下)のパイプ役をはたした竹岡容疑者(背景は創価学会本部)
―自民党本部の世論調査受託―(『しんぶん赤旗』H16.3.1)
竹岡容疑者が顧問をする広告企画制作会社、ラパラ(東京・中央区)は、衆参選挙などで自民党本部が独自に実施する世論調査の委託をうけています。信用調査機関の調べによると、90年代末に自民党との取引関係が成立したあと同社の売上額は急上昇。自公連立政権成立後は同社と自民党の関係が深まっています。
橋本派関係者によると、昨年秋の総選挙前の7月末には、竹岡容疑者が仲介して、創価学会副会長と自民党元幹事長、自民党事務局幹部を東京・赤坂の料亭「鶴よし」で引き合わせました。自民党と創価学会の選挙協力のための“裏選対”会合といわれました。
昨年夏に、自民党の景山俊太郎参院議員、公明党の福本潤一参院議員がブラジル訪問したさいは、竹岡容疑者がブラジル創価学会関係者を紹介するなどの仲介をしました。
―パーティー券引きうける―(『しんぶん赤旗』H16.3.1)
橋本派関係者が作成した資料によると、昨年6月5日に東京のホテルで開かれた同派パーティーにあたって竹岡容疑者はパーティー券30枚(1枚2万円、総額60万円)を引きうけました。
パーティー券は竹岡容疑者から報恩社、北斗などの創価学会系企業に売りさばかれました。今回の恐喝未遂容疑事件で捜査をうけた竹岡容疑者が社長のエスエスティーも会社名義で1枚購入しています。
2002年の橋本派パーティー(6月開催)でも同派関係者の資料によると、竹岡容疑者が顧問をする会社の社長と2人でパーティー券80枚(160万円)を引きうけていました。
「自民党議員が開く資金集めパーティー会場でも竹岡容疑者の姿をしばしば見た」と橋本派関係者は語っています。
選挙違反で神奈川の学会員3人逮捕(仮題)
(『週刊新潮』H15.12.11抜粋)
<"投票偽造"容疑で逮捕>
11月19日、相次いで逮捕されたのは3人の創価学会員である。容疑は、公選法違反(投票偽造) 。
同町内に住む加藤さん(仮名)宅に、3人の学会員(細田喜代子、藤原恭予、佐藤美教)がやってきたのは、投票6日前の11月3日。午後2時、何の前触れもない突然の訪問だった。細田はこう言った。
「娘さんを、選挙に連れていってあげる」
この家の娘のマリさん(仮名)は、3人に車で連れ出され、川崎市施設内の不在者投票所「大師健康ブランチ」に向かう。ここでは後述するような理由から投票が叶わず、続いて足を向けたのが区役所内の投票所だった。
マリさんの手には、"投票すべき候補・政党"が分るよう(分らせるよう)にした選挙広報に挟んだ投票用紙があった。「小選挙区は田中和徳(自民)、比例は公明党」―マリさんにそんな投票意思があるかのように偽装し、選管職員に代理投票させたのだ。が、立ち会った選管関係者の目はごまかせず、公選法違反容疑、すなわち投票偽造行為の摘発に到るのである。
<被害者は知的障害者>
「そうまでして1票を稼ぐやり方に我慢できません」
そう怒るマリさんの父親も、実は学会員。それでも怒りを露にしたのは、これが単なる投票偽造で済まされない悪質な事件だったからだ。父親が続ける。
「娘は、いわゆる知的障害者です。療育手帳では最重度Aランクの障害認定です。ですから、普段からなかなか意思表示もできない状態です。私の家と彼ら3人とは、創価学会の会員同士ということで知り合いました。とはいえ、深いお付き合いをしているとか、そういうことは一切ないんです」
<反省も謝罪もなし>
そう怒る父親のもとに、犯人家族からは謝罪の言葉さえない。犯人の1人、細田宅を訪れると、10年ほど前に学会へ入信したという夫がこう言い張るのである。
「そんなにねえ、逮捕するようなことだとは思わないんですよ。悪いことだと分ってやるようなことはないんですから。冤罪ではないですか。私は、妻の無罪を信じています」
夫は、あくまで個人でやったことで、学会組織とは関係ないと弁明するが、彼女達は、それぞれ地域の学会組織で、幹部の地位にあった。少なくとも、1票を獲得すれば功徳があると公言して憚らない組織ならばこその事件だったことは間違いない。
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■衆院10区公明支援者3人逮捕
-障害者の投票意思"演出"-
-投票偽造容疑-
(『産経新聞』神奈川県地方版H15.11.20/『週刊文春』H15.12.4抜粋)
記事によると川崎市川崎区に住む無職女性(54歳)ら3人は、11月3日(投票日の6日前)に重度知的障害を持つ女性(30歳)を連れ、不在投票所に指定された区役所に行った。
3人は彼女に、田中和徳(自民)と公明党の字が見えるように折り曲げた選挙公報を持たせ、小選挙区では田中氏に比例区では公明党に入れる意思があるかのように装い、選管職員に代理投票させた。
そして、田申氏は当選した、というのである。
公選法は本人が字を書けない場合、意思が確認できれば立会人が代わって投票することを認めている。
3人は公選法違反(投票偽造)の容疑で捕った。3人とも公明党の支援者で「少しでも多くの票を公明党と(選挙協力した)田中氏に入れさせたかった」と自供している。
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誰が考えても不在者投票の増え方はおかしい。投票日には便利な場所に投票所があるのに、いくらその日に家族旅行するといっても、あらかじめ区役所など出向くとは信じられない。自然に思い出すのは、組織を持った大集団による組織的な「票狩り」である。かつて「新進党でございます」と言って電話をジャンジャンかけ戸別訪問にも来た創価学会婦人部のことが思い浮かぶ。
創価学会の協力がなければ落選したはずの自民党候補は、50人とも70人ともいう。だが選挙のときの貸し借りは、必ず政策を巻き込んだ裏取引が伴うことを忘れてはならない。
もっと問題なのは「産経」に出たこの事件の、他紙の扱いが目立たなかったことである。一部の新聞は『聖教新聞』の賃刷りから系列テレビ・ラジオ局のCMまで、いろんな形で創価学会の恩になり、その代償を紙面で払っている。軍部に阿(おもね)った戦前の新聞を嗤(わら)うな。いま創価学会の毒まんじゅうを食って、同じことをしているではないか。(『週刊文春』H15.12.4)
カルト教団にセクハラ疑惑
(『慧妙』H15.12.1)
フィリピンSGIの内紛について、「カルト教団セクハラで揺れる」と報じたのは、同国の『サン・スター』紙。
同紙によると、フィリピン・ラプラプ市にあるSGIの会館内で、セブ及びミンダナオ地区を担当する方面幹部が、女性メンバーに対しマッサージをするように命じ、その最中に女性の太ももを愛撫(あいぶ)したり、また同じ幹部が別の女性メンバーにキスをしたという。
こうしたセクハラは、少なくとも3名の女性メンバーに対して行なわれ、その被害者らが、SGIの理事会に対し、抗議書を送りつけた、というのだ。
問題の方面幹部は、"容疑"の一部について事実を認め、「悪意はなかった」と言いつつ、同紙の取材に対し「その件については、グループの中で解決済みだ。僕が悪意を持っていないことを明確にしているのに、恨みを持っている人がこの話を大きくしている」と、開き直りともとれる発言をなしているのだ。
この幹部の言によれば「悪意がなければ何をしてもいい」ということになるが、これが学会幹部の常識なのであれば、学会幹部による破廉恥事件が今後も続発するであろうことは、火を見るよりも明らかである。
さらにこの幹部、組織の資金管理に関しても疑惑が持たれており、その件に関して別のメンバーから訴えられている、とも『サン・スター』紙は伝えている。
ちなみにこの『サン・スター』紙は、SGIが日蓮正宗から破門された経緯について、
「SGIは日本にある仏教教団の支部として関わっていた。しかしながら1991年に、創立750周年記念を祝っている教団(※立宗から750年の歴史がある仏教教団、という意か)の教義や規則に専横的に行動していたとして破門されている」
と、簡潔ながら、比較的正確に報じている。
また出た!投票干渉学会員
(『慧妙』H15.12.1)
11月10日、岡山県警総選挙違反取締本部は、岡山市に住む学会員・田中逸江(61)を、公職選挙法違反(投票干渉)の容疑で逮捕した。
田中の逮捕は、衆院選投・開票日の9日午前10時40分ごろ、同じく岡山市内に住む知人女性(67)を投票所に連れて行き、比例代表の投票用紙に「公明党と書くのよ」と言って投票干渉した疑いによるもの。
本紙は前々号で、創価学会員が過去、今回のような投票干渉等の選挙違反事件を数多く引き起こしてきたことを指摘。創価学会員による選挙違反を厳しく監視する必要があることを訴えたが、残念ながら今回の選挙でもまた、創価学会員が逮捕されるに至った。
警告すら全く無意味―これでは、創価学会員=犯罪者というレツテルを貼られても仕方ないかもしれない。
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■「公明党と書くのよ」公明党運動員逮捕
(『日刊スポーツ』H15.11.11)
岡山県警総選挙違反取締本部は10日、公選法違反(投票干渉)容疑で、岡山市高島新屋敷の公明党運動員の無職田中逸江容疑者(61)を逮捕した。
調べによると、田中容疑者は衆院選投開票日の9日午前10時40分ごろ、知人の岡山市に住む無職女性(67)を投票所まで連れて行き、比例代表の投票用紙に「公明党と書くのよ」と言って投票を干渉した疑い。田中容疑者は「よく覚えていない」と否認しているという。[2003/11/11/00:08]nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-031111-0001.html
高齢者宅から大金盗んだ訪問介護員(学会員)に実刑判決
(『慧妙』H15.11.1)
9月30日、訪問介護派遣先の高齢者宅から、現金約750万円を盗み出していた元訪問介護会社社員・山本あけみ(42)に対し、一関簡易裁判所は、「訪問介護員という立場を利用した悪質な犯行」「自らの無計画な借金の返済に窮し、1人暮らしの要介護者宅から、複数回にわたり多額の現金を盗んだ犯行に酌量の余地はない」と、求刑どおり懲役2年の実刑判決を言い渡した。
山本は今年2月、ホームヘルパーとして派遣されていた一関市内の被害者宅の寝室から、2回にわたって合計400万円を盗み出し、さらに5月25日、被害者宅の窓ガラスを壊して侵入し、約350万円を盗み出していた。
山本一家の生活ぶりは派手なことで有名で、車をしょっちょう乗り換えるなどしていたといい、周囲はよく金が続くものだ≠ニ不思議に思っていたという。
その山本が、本来、ホームヘルパーとして守り支えていくべき対象であるはずの被害者を食い物≠ノしていた事実に、社会福祉に携(たずさ)わる者は一様に困惑すると共に、どうすれば失なった信頼を回復できるか、頭を悩ませている。
それほど、社会に多大な迷惑をかけた山本は、じつは平成2年までは、地元の正宗寺院に夫婦でよく足を運んできていた。
だが、平成2年暮れに学会問題が勃発したとたん、お寺にはピタリと顔を出さなくなってしまったのである。
信心の狂いが、そのまま生活の狂いに直結したということか――。「仏法は体、世間は影」の見本のような事件といえよう。
大問題の虐待教師も学会員
(『慧妙』H15.11.16)
今年の4月から6月にかけて、福岡市西区の市立小学校の男性教諭(47)が、担任していた4年生男児(9)に対し、虐待(ぎゃくたい)と呼ぶべき"いじめ"を行なっていた事件で、10月8日、この男児と両親が、約1300万円の損害賠償を求めて提訴した。
問題の男性教諭は平素、児童に対し、体罰として、両耳を引っ張る「ミッキーマウスの刑」、頬(ほお)をつまれむ「アンパンマンの刑」、鼻を引っ張る「ピノキオの刑」などを恒常的に行なってきていたが、それも特に、この男児に対して集中的に行なっていたという。このため男児は、歯が抜けたり、耳が切れるなどのけがを負った。
また、男児の曾祖父がアメリカ人であると知るや、授業中に平然と、男児に向かって「外国人の血が混じっていて汚(けが)れている」との差別発言をなし、さらには、「お前は早く死ね。マンションの屋上から飛び降りろ」などとも言った、といわれている。
このため男児は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症。医師の勧(すす)めで9月8日から登校を中止している。男児には、吐き気や頭痛、腹痛などの症状が出ているという。
およそ教育者としてあるまじき愚劣(ぐれつ)な行為であり、損害賠償を求めて訴えられるのも当然であるが、じつはこの男性教諭、創価学会の地域幹部(B長) だったのである。
「平和(人権)・文化・教育」の団体を標榜(ひょうぼう)してはばからない創価学会だが、「血が混じっていて汚れている」なる差別発言で男児の基本的「人権」を侵し、「対話」ではなく「体罰」で従えようとする「教育者」が平然と地域幹部を務めるあたり、創価学会の称(とな)える「平和(人権)・文化・教育」は、学会員、さらには学会シンパに対してだけのものであることが、この事件でさらに明確になった、といえよう。
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担任のいじめで男児PTSDに
(『佐賀新聞』H15.9.25)
自分のクラスの男子児童(9ツ)をいじめたとして6ヵ月の停職処分になった福岡市立小の男性教諭(46)が、停職中に別の児童宅に「(いじめの対象だった)男子が、お宅のお子さんをたたいた」などと電話していたことが24日、分かった。市教委が事実関係を調査している。いじめられた男児側は近く教諭らに損害賠償を求める訴訟を起こす。
学校によると、教諭は今月21日夜、保護者に対し、事実確認のために児童と電話で話をさせるよう求めたが、保護者は取り次がなかった。保護者は「子どもはたたかれていないと言っている。電話はやめさせてほしい」と学校に抗議。教諭は校長に対し、電話をした事実を認めたという。
また、教諭にいじめられた男児側の弁護団は24日、教諭と福岡市を相手に10月上旬にも提訴すると発表した。
弁護団によると、教諭は今年4〜6月、耳を引っ張ったまま体を持ち上げる「ミッキーマウス」と名付けた体罰で男児をいじめ、曽祖父が米国人なのを聞いて「汚い血が混じっているから死ね」と何度も暴言を吐いた。
男児はその後、体の不調を訴え、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され休学中。親には「自分は生きている価値がない」「血を全部入れ替えたい」などと口にするという。
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いじめ教諭停職6ヵ月
(『佐賀新聞』H15.8.23)
福岡市教育委員会は22日、同市西区の市立小学校の男性教諭(46)が、担任していた4年生の男子児童に対し一方的に体罰や差別的言動を繰り返して、いじめたとして、停職6ヵ月の懲戒処分にしたと発表した。同市教委によると、教諭が教え子への「いじめ」で処分されるのは異例。また、監督責任で校長(49)を訓告処分にした。
市教委の調査によると、教諭は今年4月から6月にかけて、この男子児童に対して、耳を引っ張る「ミッキーマウス」と呼ばれる体罰を集中的に行ったり、児童のランドセルをごみ箱に入れるなどのいじめをした。さらに、5月12日の家庭訪問で、この児童の曽祖父が米国人であることを聞き「血が混じっている」といった人権感覚に乏しい発言をしたり、レクリエーションの中で、この児童を指すと分かる形で「アメリカ人」「髪が赤い人」などの言葉を使った。
「痴漢で逮捕」愛人にも捨てられた「創価学会」幹部ドノ
(『週刊新潮』H15.10.23)
晋段は善人を装いながら、2年前に愛人(37)をつくって妊娠させていた創価学会の男子主任部長(39)。ところがこの幹部ドノ、それだけではもの足りなかったのか、今度は電車内で痴漢行為をはたらいて、逮捕され、愛人にも見捨てられてしまった。
「あの男と知り合ったのは、20年前です」
と告白するのは、創価学会の千葉・北部地域の男子主任部長、木村和也氏(仮名) の愛人だった田中涼子さん(仮名)。木村氏は、千葉では約千人の学会員を束ねる大幹部である。
田中さんが高校生のとき、バイト先のレジャー施設で当時、社員だった木村氏と出会って付き合うようになったという。
「まだ、2人は若かったのですが、結婚の語が出るほど盛り上がっていました。ところが彼の母親から"学会活動をしなければお嫁にはしてあげられない"と言われたので、彼と別れました。創価学会は大嫌いでしたから」
その後、2人は20年近く音信不通のままだったが、一昨年の6月に再会。
「数年に1度、レジャー施設でアルバイトをやった時の友人と飲み会を開いていたのですが、木村も呼ぼうという話になって、私が彼に連絡を取りました」
この時田中さんはすでに結婚していて、2人の子供の母親。相手の木村氏も妻子ある身だったが、
「私はパニック障害になっていて、満足に食事も摂れない状態でした。また、夫とは家庭内別居でしたから、そのことを木村に相談したのです。彼は、"学会は病人と貧乏人の集まりだ。一緒に乗り越えていこう"と言って折伏しました。私達は2週間に1度のぺースで逢瀬を重ねましたが、彼と再会後しばらくして男女の関係になりました」
昨年の11月、ご本尊代5000円を払って学会に入会したという田中さん。2人に異変が起こったのは今年の9月だった。
<バチが当たった>
田中さんが続ける。
「9月10日に、"明日、時間が取れたらデートしよう"と木村からメールが来ました。ところが、翌日になっても彼からメールも来ないし、携帯も繋がらない。それで彼の職場に連絡したら、体調を崩して、11日から21日まで休んでいるということでした」
一旦は安心した田中さん。ところが、予期せぬ事態が彼女を待ち受けていた。
「22日に彼から、"木村は死んだと思ってください"と訳のわからないメールが届きました。それで彼に会って話を聞いたところ、女性と悪いことをしたから、バチが当たったというのです。私が妊娠している事実を告げると、彼はぎょっとした顔をして、痴漢で捕まったことを白状しました。9月10日の夜、泥酔した木村は、北総開発鉄道の電車の中でカバンが20代の女性の体に当たって、痴漢に間違えられたそうです」
警察に連行されるとき、暴れて手錠を飛ばした木村氏。冤罪を主張したが、結局、30万円支払って示談となった。もっとも、
「彼は日頃から痴漢の話をしていて、"いい男だったら、痴漢されても不快に思わないだろう"なんてことを平気で言っていました。だから痴漢をやったと思います。普段は"思いやりと誠意が大事"などと偉そうに学会の教えを説いていたのに、まるで正反対のことをやっているんだから呆れてしまいます。あの男は偽善者、ペテン師ですよ」
当の木村氏は、取材にはノーコメントだったが、彼を見切った田中さん。近々学会を脱退するという。
ワイセツ逮捕「公安調査庁」職員の「別の顔」
(『週刊新潮』H15.10.9)
2ヵ月前の7月30日、夕闇迫る午後7時ごろのこと。東京・池袋駅東口近くの公園で1人の中年男が公然ワイセツで逮捕された。
黒田健一(51)=仮名=。下半身剥き出しでいたところを通行人が目撃。警察に通報されたのである。
分別盛りの50男が街中で"御開チン"とは、なんとも情けないかぎりだが、そこに至るにはもっとトホホな経緯があった。さる捜査関係者が言う。
「黒田は職場から自宅に帰る途中、乗換駅の池袋で立ちんぼ、いわゆる街娼を買ったんです。ただ、そのままホテルヘ直行というのではなく、公園の物陰で手や口を使って1発抜いてもらうという、安上がりな裏風俗だったようです」
相場が数千円ともいわれる裏風俗を楽しんだのだが、さらにこの後、とんでもない行動に出る。
「立ちんぼが黒田に代金を求めたところ、なんと支払いを拒み、逃げ出したんです」(前出・捜査関係者)
フルチンの中年男とそれを追いかける街娼。実にシュールな光景だが、結局、女ともども御用となった。
それで話が終われば、ある日の大都会のひとコマで済んだのかもしれないが、この人、ちょっと変わった肩書を持っていた。
《法務省公安調査庁 上席調査官》公安調査庁とは過激派やテロリスト、カルト教団など、いわゆる治安を乱す輩を日夜、監視、研究している役所である。黒田はそこでイスラム圏を担当する調査官だったのである。
さる公安庁関係者が言う。
「彼はもともと大学職員で、その後、文部省に転職。文部省から出向という形で公調にやってきた異色な人。プライベートでは"千円亭主"で、奥さんから僅かな小遣いで尻に敷かれ、職場で飲みに行ったら、決まって勘定は翌日払いでした」
ゆえに安風俗ということか。別の関係者が言う。
「マンガの"笑ウせえるすまん"に似ていて不気味な感じ。仕事も出来る方ではなく、年の割にはたいした仕事をしていなかったね」
と評価は散々なのだが、黒田がたいした仕事をしていなかったのには理由があった。元公安庁幹部が声をひそめて言う。
「彼、実は創価学会員なんです。以前、同僚が彼の親の葬式に行ったところ、学会式の葬式だったそうです。よくよく思い返すと彼にコピーを頼むと異常な量を刷っていました。情報の漏洩を恐れて、彼をメインの仕事から外したんです」
以降、休日出勤の折も、必ず"監視役"の職員をつけるようになったというのだが、この黒田、それに気付いていなかったのか、
「若い女の子に、いい男がいるので紹介するよと、連れ出した先が学会の集会だったこともあれば、職場で学会の話題が上っても池田大作を"池田先生"言って憚らなかった」(前出・公安庁関係者)
と、布教活動にだけは熱心だった。
ところで、この人、事件で逮捕された後もいまだご精勤の様子。その理由を公安調査庁に訊ねたところ、
「事件は把握しており、非常に残念なことです。先日、起訴猶予処分が出たところで、庁内では近々然るべき懲戒処分を下すべく現在、手続きを行っています」
替え玉投票
1968年、新宿や世田谷区などで10万通の投票入場券が行方不明になり、この入場券を使って投票した者が各地に現れるという「集団替え玉投票事件」が起きた。
公明党については、住民票の移動や選挙妨害など、選挙のたびにさまざまな黒い噂が飛び交ってきた。その1つが、他人の入場券で投票する「替え玉投票」である。このような不正行為の実状が明らかになることはほとんどない。その意味でも、次のような竹入委員長の証言はきわめて貴重だといえる。
●若気の至りというか、冷や汗をかく、きわどい問題もあった。衆院に進出して間もなくの総選挙で、大量の入場券をかき集めた「替え玉投票事件」が発覚して、大騒ぎになった。東京、神奈川などで、逮捕者は30人ぐらい。(中略)警視庁の幹部にも陳情に行き、さんざんしぼられた。東京地検にも行った。「2度としないので勘弁してください」と謝ったが、地検幹部から「ここへ来るとみんなそういうんだよ」とやられた。そこで「こういう事件を2度と起こさないことを誓います」と言ったら「いっぺんだけ信用しよう」といわれた。 この事件は検察が大喜びで、「検察始まって以来の事件」と意気込んだものだったが、幸い大がかりな事件にならずに済んだ。(竹入義勝・公明党元委員長「竹入秘話」『朝日新聞』980918)
→竹入は「衆院に進出して間もなくの総選挙」と書いているが、これは1968年の参院選の誤りだと思われる。
●東京では5万票が替え玉投票された疑いも発生、その多くが創価学会関係者による計画的犯行で、東京のほか5道県の摘発が始まった。…事件が発生すると、学会組織をあげて、もみ消し、証拠隠滅、政治工作により事件拡大防止にこれ努めた。内部告発では、「北条総務(当時。のち4代会長・故人)、竹入公明党委員長をキャップとして」以下、都議団、学会渉外局を中核に対策本部を設け、モミ消し工作に当たったという。公明党委員長まで立ちあがった政治工作が功を奏し、事件は組織的なものでなく、ハネあがりの学会員個々の犯罪ということで食いとめたのである。(藤原弘達『創価学会・公明党をブッた斬る』日新報道、1985年、201頁)
竹入の証言は、藤原のこの記述を裏付けている。当時創価学会の顧問弁護士で、共産党の宮本委員長宅盗聴事件で有罪となった山崎正友は証拠隠滅工作を行って逮捕状を執行されそうになり、竹入に救われた。竹入の工作によって検察庁からの捜査要請を警視庁が拒否するという異例の形で事件は収束した。
●その年の10月、東京地裁は宮本孝、砂川昭夫に禁固1年、執行猶予4年、北林に禁固4ヵ月、執行猶予3年など8人に有罪を宣している。(吉良陽一『実録創価学会=7つの大罪』新日本出版社、1986年、29頁)
投票所乱闘事件
69年の夏に練馬区で起きている。投票時間を過ぎてからやってきた男女2人の学会員が投票を拒否され、いったんは引き返したもののすぐに学会員10数人と共に押し掛け、選管職員に殴る蹴るの暴行を加えた。この騒動を指揮したのが、当時創価学会青年部参謀室長で、後に公明党書記長となって小沢一郎と共に「一・一ライン」を形成する市川雄一であった。このときも「何とか市川は守ってやれ」と池田に言われた竹入委員長は警視庁の幹部に会って頭を下げた。この結果、最初に投票所に来た男1人が「選挙事務関係者施設に対する暴行罪、騒乱罪」で懲役6ヵ月、執行猶予2年となっただけで事件は収まったのである。
●都議選では選管職員と投票所で乱闘事件を起こしたこともあった。投票の締め切り時間が早すぎると言って殴り合いを始めたのだが、前代未聞の大事件だった。…(竹入義勝・公明党元委員長「竹入秘話」『朝日新聞』980918)
公正証書偽った学会員を逮捕!
(『慧妙』H15.7.16)
去る5月19日、埼玉県警外事課と岩槻署は、東京および大阪入国管理局と合同で、公正証書原本不実記載・同行使の疑いにより、さいたま市北区に注む行政書士・中村広(47)ら、日本人2人と中国人1人を逮捕した。
中村は創価大学の5期生で、地元の学会組織では夫婦揃(そろ)って地区部長・地区婦人部長を務める熱心な学会員。
調べによると、入国管理局への取次行政書土に指定されていた中村は、平成13年11月23日、90日間の短期滞在ビザで日本に入国していた中国人(37)の残留期限延長のため、その中国人と日本人女性(29)との婚姻届を、結婚の実態がないにも拘(かか)わらず、岩槻市役所に提出した。
中国人からの依頼を受けた中村は、日本人女性に対し50万円の報酬で偽装緒婚を承諾させ、市役所に同行して書類を代筆するなどしていた。中国人男性と中村の自宅からは、偽装結婚についての契約書が見つかっており、中村も容疑を認めている。
本来なら、行政書士として他の規範となるべき立場にある中村が、その法律知識を悪用して中国人の不法残留を手助けしたこの事件、地元学会組織にも大きな動揺を与えている。
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―偽装結婚で行政書士を逮捕―
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-030520-0019.html
(nikkansports.com H15.5.20)
埼玉県警外事課と岩槻署は20日までに、中国人と日本人の結婚を偽装したとして、公正証書原本不実記載などの容疑で、さいたま市の行政書士中村広容疑者(47)や神戸市のエステ店店長の中国人魏立善容疑者(37)ら3人を逮捕した。
調べでは、中村容疑者は魏容疑者らと共謀。01年11月22日、魏容疑者とさいたま市に住む飲食店店員の日本人の女(29=同容疑で逮捕)の婚姻届を埼玉県岩槻市役所に提出し、戸籍にうその記載をした疑い。女は報酬として50万円を受け取っていた。
魏容疑者は01年9月に短期ビザで入国、不法残留していた。県警は魏容疑者がほかに、複数の中国人女性の偽装結婚に関与した疑いがあるとみて調べている。[2003/5/20/16:48]
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―在留資格延長狙い偽装結婚―
―帰化者多い団地を「食い物」に/中国人組織が関与か?―
http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?c=5&kiji=970
(asahi.com H15.5.26)
偽装結婚を仲介していたとして、県警外事課と岩槻署は今月、相次いで中国人犯罪組織・蛇頭の構成員や日本人行政書士らを公正証書原本不実記載・同行使などの疑いで逮捕した。日本人男性と偽装結婚させて中国人女性に在留資格を取らせ、風俗店で働かせるため、中国人らのネットワークと行政書士の知識を利用、多くの偽装結婚にかかわっていたとされる。(佐藤卓史)
01年11月、岩槻市役所市民課を3人の男女が訪れた。蛇頭の構成員で、神戸市でエステ店を経営する魏立善(37)と当時、岩槻市内に住んでいた飲食店の女性店員、豊島真澄(29)の両容疑者が婚姻届を提出した。さいたま市の行政書士・中村広容疑者(47)も一緒だった。
外国人と日本人の婚姻届には、重婚を防ぐために外国で既に結婚していないことなどを証明する婚姻要件具備証明書など多くの書類が必要になる。中村容疑者が協力した婚姻届は書類が整い、当人が来ていたため、問題なく受理された。
中村容疑者は在留資格申請などができる「申請取次」の資格を持ち、入国管理業務に精通している。魏容疑者とは数年前から親しくしていたという。資格に目を付けた魏容疑者が話を持ちかけたと県警はみている。
今月、県警は別に5人のグループも逮捕した。中国人女性工員(35)の在留資格延長のため、無職男性(47)を夫に仕立て、やはり同市に婚姻届を出したとされる。
岩槻市の人口は約11万人。うち外国人は約1400人。毎月数件の国際結婚があるが、「書類に不備がなければ、怪しむこともない。窓口で見抜くのはまず無理」と同市市民課は言う。
2つの偽装結婚には、蛇頭などの犯罪組織がかかわっているとみられる。事件をつなぐのは、市東部の県営団地だ。
10年以上前から、中国残留孤児の帰国受け入れ施設から来た日本人が多く住み、中国から帰化した人も多い。団地周辺で中国系のコミュニティーが出来上がっている。
中国人女性らの国際結婚が目立ちにくい団地周辺に、犯罪組織が目を付けて、偽装結婚の舞台に選んだようだ。夫役の無職男性も、豊島容疑者も以前、団地近くに住んでおり、50万〜80万円の報酬で偽装結婚に合意したとされている。
魏容疑者の逮捕容疑は、自らの在留資格を延長するための偽装結婚だったが、経営するエステ店などで働かせる中国人女性のための偽装結婚数10件に関与したとみて県警は調べを進めている。
団地に住む、中国から帰化したという中年男性は「犯罪の食い物にされているようで、住民としては迷惑だ」と語気を強める。(5/26)
「替え玉投票をした」
―不動産課税請求訴訟/元創価学会幹部が証言―
(『しんぶん赤旗』H15.7.5)
創価学会が所有する不動産に課税しないのは違法として、元公明党都議の龍年光氏らが東京23区内の都税事務所長を相手におこしている住民訴訟の第13回口頭弁論が4日、東京地裁で開かれました。
原告側証人として出廷した元創価学会幹部は「会館が選挙のたびに公明党支援の拠点として使われていた」として、会館内で公明党の候補者が土下座などをして支持を訴えていたことや、支援活動の集計を会館に報告していたことなどを具体的に証言しました。
「昭和40年代」には、学会の会館で幹部の指示を受け、各家庭に郵送された選挙はがきをポストから抜き取り、有権者に成り代わって投票する「替え玉投票」をおこなっていたことを告白。「自分もはがきを抜き取り、替え玉投票をした。下部にも替え玉投票を指示した。ある選挙ではサングラスをかけたりして変装し、同じ投票所に10数回行ったことがある」と証言しました。一方、被告側証人の堤誠・創価学会副会長は「立候補者が会館を使って、選挙の告示前後に会員にあいさつすることはあるが数回程度」などとのべました。
参院選で創価学会から逮捕者続出
(『慧妙』H13.8.16)
「史上最高の大勝利、万歳!!」――『聖教新聞』は、先の参院選比例代表選挙において、公明党が過去最高の818万票を獲得したなどと称して、大はしゃぎ。
しかし、その818万票は、数多(あまた)の選挙違反行為を重ねた上で、やっと改選前議席を維持しただけの、オソマツなものだったのだ。
その上、昨年夏に行なわれた衆院選の、6倍もの逮捕者を出してしまったとなれば、この818万票≠ヘ、クリーン選挙≠標榜してきた創価学会・公明党にとっての墓標≠ノ変わってしまった、といえよう。
創価学会・公明党が起こした、悪らつな選挙違反の実態を暴(あば)きつつ、その奥に潜(ひそ)む本質を糺(ただ)す。
<お粗末な実態かくして勝利宣言>
―違反覚悟でようやく改選議席を確保!?―
8月1日に行なわれた、創価学会第8回本部幹部会の席上、創価学会会長・秋谷栄之助は、この時点ですでに、5名もの選挙違反の逮捕者を出しながら、そんなことはおくびにも出さず、
「投票率が、当初の60%から65%という予想をはるかに下回る56・4%だったため、1千万には至りませんでしたが、未曾有(みぞう)の818万票は、1千万に相当する、大勝利であります。(中略)『平和と人道の連帯・1千万』を目標に掲げた広宣流布の戦いの視点から見れば、見事に1千万を超える民衆連帯の輪を日本中に広げた実態があり、大勝利のあかし≠ナあります。(中略)池田先生の指揮のもとで、師弟不二であれば、どのような戦いであろうとも勝利できる。信心と団結≠アそ創価学会の勝利の方程式であることが、証明されたのであります」
等と勝利宣言。池田大作も、
「史上最高の完全勝利の晴れ姿をもって、全国、全世界から偉大なる代表が集い合い、これほど誇り高い歴史はありません!見事なる大勝利、本当におめでとう!皆さまこそ、無名の庶民の英雄です!」
とハシャイだ。
選挙違反で多くの逮捕者を出しながら、やっと、かき集めた818万票――。それを「818万票は1千万票に相当する大勝利」などと称する秋谷の神経を、まず疑わざるをえない。
そもそも、公明党の得票数は、創価学会の組織票が大半であり、投票率に左右されないことが「定説」となっている。
それでも、秋谷の主張を認めて、投票率が学会の予想どおりの65%だったと仮定し、公明党の得票にも8・6%分を上乗せしてみよう。すると、その数は818万票余、目標との差は、まだ110万票以上もあるのである。
さらに、今回獲得した818万票すらも、数多の選挙違反行為によって、ムリヤリ積み上げられていたのだから、これはもはや、自慢のタネにするほうが異常、というべきである。
その事実を知ってか知らずか、「皆さまこそ、無名の庶民の英雄です!」などと持ち上げる池田の馬鹿さ加減には、失笑を禁じえない。
しかも、である。逮捕者らの手口を知れば、これはもはや組織犯罪≠ニ呼ぶにふさわしい、見事なまでに統一された手口。
そこで、新聞各紙の報道より、主な事件の概要を、東から順に見てみる。
<婦人部副本部長逮捕さる!!/千葉>
『千葉日報』(8月2日付)は、千葉県警捜査2課と勝浦署、新東京空港署が1日までに、有権者に候補者名を書いた紙片(しへん)を渡し投票所に入場させたとして、公選法違反(※投票干渉)の容疑で、建築会社役員、浅沼節子容疑者=(58)勝浦市新官=を逮捕、千葉地検に送検した、と報じた。
報道によれば、浅沼容疑者は7月12日午前、同行した66歳と49歳の知人女性に、公明党から比例代表に立候補し当選した魚住裕一郎の名前が印刷されたビラのようなものを渡したうえ、勝浦市役所の不在者投票所に入場させ投票に干渉した。
また、25日午前にも別の知人女性(58)に同様の紙片を渡し、投票に干渉した疑いがもたれている。3人の女性とは仕事先などで知り会ったらしい。
浅沼容疑者はいずれの女性に対しても「一緒に投票所に行こう」と巧みに誘い出し、自分の車で送迎。投票所に入る前に「この人にお願いします」と紙片を渡し持ち込ませていた。
調べに対し浅沼容疑者は、「いくらお願いしても名前を間違えたり忘れることがある。だから間違わないように紙片を渡した」などと供述、「候補者を当選させたい一心でやった」と容疑を認めている。
浅沼容疑者は普段から熱心な公明党支持者だったという。
千葉県警は、組織ぐるみで投票干渉を行なった可能性もあるとして、浅沼容疑者を厳しく追及している。
なお、千葉日報社には、木更津市内などでも投票干渉が行なわれたとの情報が寄せられていた、といい、中でも千葉市では投開票日の当日、運動員が、通常は投票者しか入場できない投票所まで勝手に入り込み、記載場所の隣で有権者に投票を指図する、という極めて悪質なケースの情報もあった、という。
本紙の調べでは、浅沼容疑者は創価学会婦人部・副本部長の要職にあることが判明している。
<老人介護施設の介護福祉士を逮捕!!/埼玉>
『埼玉新聞』(8月4日付)は、先月29日の参議院選挙で、特定候補者2人の名前を記入したメモを持たせ投票させたとして、埼玉県警参議院選挙違反取締本部が3日、公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで、羽生市須影600、介護福祉士、相良敏枝子容疑者(53)を逮捕した、と報じた。
報道によれば、相良容疑者は先月中旬、羽生市役所の不在者投票所で、高齢者2人に、公明党の埼玉選挙区と比例代表の特定候補者2人の名前を記載したメモを持たせて投票させ、投票に干渉した疑いが持たれている。
相良容疑者は老人介護施設に勤務しており、投票した2人は同施設の利用者だった。
2人を車で市役所まで送迎し、投票所の受付まで付き添っていたという。
相良容疑者は「間違いなく投票させるために、メモを持たせた」と、容疑をほぼ認めている。
<投票干渉で公明の運動員逮捕!!/富山>
『北日本新聞』(7月31日付)は、富山県警が30日、公選法違反(投票干渉)の疑いで高岡市戸出6丁目、公明党運動員の主婦、山内悦子容疑者(59)を逮捕した。余罪や組織的犯行の可能性もあるとみて、同容疑者宅を家宅捜索し、関係書類を押収した、と報じた。
報道によれば、山内容疑者は参院選公示後の15日、公明党の比例代表候補者(木庭健太郎)を当選させる目的で、不在者投票をする高岡市の知人男性(49)を高岡市役所まで送り、車中で「頼む」と言って支持する候補者名が書かれたメモを渡した。男性はメモを持って市役所の不在者投票所に入り投票したという。
メモは細長く、手のひらに隠れるほどの大きさで、手書きではなかった。
富山県警は30日朝から高岡署で山内容疑者を事情聴取し、容疑を認めたため逮捕。同日夜、山内容疑者宅を捜索し、段ボール箱大のプラスチックケース数個分の証拠書類などを押収した。
<支部婦人部長逮捕さる!!/広島>
『中国新聞』(7月31日付)は、参院選で特定候補者を当選させるため、投票所でほかの有権者の投票に不当に干渉したとして、広島県警捜査2課と因島署が7月30日、公職選挙法違反(選挙干渉)の疑いで、因島市土生町、無職中原順子容疑者(56)を逮捕した、と報じた。
報道によると、中原容疑者は7月14日、因島市役所1階の不在者投票所で、知人の女性(57)と待ち合わせ、この女性が投票する前に、「この人じゃけえ」と言って、比例候補者の名前が書かれた紙を手渡し、投票場に持ち込ませて投票させた疑いで逮捕されたという。
本紙の調査で、同容疑者は、学会・支部婦人部長であることが判明した。
<支部長逮捕さる!!/徳島>
『徳島新聞』(7月31日付)は、徳島県警の参院選挙違反取締本部と板野署が30日夜、不在者投票で自分が支援する候補者に投票するよう有権者に干渉したとして、比例代表で当選した公明党の福本潤一の支援者で創価学会上板支部長の、上板町七條、会社員田中豊繁容疑者(53)を公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで逮捕した、と報じた。
報道によれば、田中容疑者は、参院選の不在者投票期間中だった7月22日午後、上板町内の無職女性(78)を町役場の不在者投票所に乗用車で送迎。支援する福本の名前を書いたメモを手渡すなどして、投票を指示した疑いが持たれている。干渉を受けたとされる女性は、田中容疑者と顔見知りではなかった。
今回の参院選は比例代表で非拘束名簿方式が初めて導入され、政党以外に候補者の個人名でも投票できるようになった。このため、公明党は福本氏を中四国9県の重点候補と位置付け、党の支持母体である創価学会も支援していたという。
徳島県警は、田中容疑者が、ほかにも同様の手法で投票に干渉したケースがあるとみて、詳しく調べているという。
<公明支持者の投票干渉を警官が確認!!/佐賀>
『佐賀新聞』(7月31日付)は、佐賀県警捜査2課と佐賀署が30日、公選法違反(投票干渉)の疑いで、佐賀市水ケ江2丁目、洋服店経営石浩美容疑者(41)を逮捕した、と報じた。
報道によれば、石容疑者は、7月15日午後4時過ぎ、知り合いの佐賀市内の女性(78)を佐賀市役所内の参院選不在者投票所に車で送迎。公明党比例代表候補の木庭健太郎の名前を記したメモを持たせて投票所に入場させ、女性の投票に干渉した疑いが持たれている。
石容疑者が不在者投票所の入り口で『木庭と書くように言ってある。メモを持たせてある』などと選管職員に話したのを佐賀署員が聞いていた。
石容疑者は、メモを渡したことについて否認しているという。
以上、見てきたように、事件の「被害者」は比較的に高齢者が多く、犯人が、自分より立場の弱い人間を狙って犯行に及んでいることが歴然である。
とくに埼玉の事件は、施設に勤める介護福祉士と、その施設の利用者という、完全なる「強者と弱者」の関係において実行された、卑劣極まる犯罪である。
そのためかこの事件は、『朝日新聞』『毎日新聞』の全国紙も、地方版ではなく社会面で報じているのである(しかし、本紙が確認した範囲では、なぜか『読売新聞』の社会面にだけは、この事件は一行たりとも載っていない)。
狙うのは常に弱者。しかも、逮捕者の手口はいずれも、「被害者」を不在者投票に連れ出し、公明党の候補者名が書かれたメモを渡しながら、その人物の名を書くように依頼し、不当な投票干渉をする、というもの。
ここまで手口が揃(そろ)っていれば、もはや、創価学会・公明党の中で、全国的に統一した何らかの指示を流していた≠ニ、考えざるをえまい。
また、逮捕者の中に、婦人部副本部長を筆頭に支部幹部クラスが複数いる、という事実からすれば、それらの容疑者の指示により、それ以下の幹部(支部長・支部婦人部長、支部男子部長・支部女子部長、地区部長・地区婦人部長、ブロック長・ブロック担、男女地区リーダー等々)が同様の犯行を犯していたことは事実である。
実際、容疑者の余罪と共に、組織的犯行の可能性もあるとして、追及している警察が複数あるのだ。
<加害者も、じつは組織の被害者>
―糾弾すべき責任者は池田大作―
しかし、その背後関係を冷静に分析すれば、今回挙げた犯罪者たちは皆、実際には「被害者」なのである。
なぜならば、彼等は皆、秋谷が言う「『平和と人道の連帯・1千万』を目標に掲げた広宣流布の戦い」において、師弟不二≠フ道を貫き、池田の称賛を受けようと必死になって戦ったあげく、犯罪行為に走ってしまったであろうからだ。
つまり、創価学会・公明党がなければ、さらには池田大作がいなければ、彼らが犯罪者に転落することはなかったのである。
その意味において最大の犯罪者は、彼らを犯罪へと追いやった、創価学会・公明党であり、最高指導者の池田大作なのである。
犯罪は犯罪として、厳しく糾弾すべきは当然のこと。しかし同時に、池田創価学会の被害者でもある彼らを覚醒させるべく、折伏の手を差しのべることが肝要であろう。
そして、真の犯罪者たる池田大作こそを、徹底的に糾弾していこうではないか。
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<「投票干渉」という不法行為の全国展開>
(『しんぶん赤旗』H13.9.15)
7月の参院選で、公明党・創価学会関係者による投票干渉(公職選挙法違反)が全国各地で問題になり、地方紙などで報道されただけでも逮捕者は11府県13人にのぼりました。
そのうち10県までは、公明党候補の名前を書いた紙片を第三者に渡し、投票を指示したという「投票干渉」のまったく同じ手口のものでした。たまたま1人の人間の行動が問題になったというのではなく、宮城、埼玉、千葉、神奈川、富山、滋賀、岡山、広島、徳島、佐賀と、全国10の県にまたがって、同様の手口の「投票干渉」が同時多発したということは、組織的な工作と指導なしには、考えられないことです。
選挙は、民主主義の基礎をなすものです。その選挙において、「投票干渉」というような不法行為が全国で同時多発する、そこに政党なり、団体なりの組織的な指導や工作があったとしたら、それこそ「人為的な得票積み増し作戦」の一形態そのものであると同時に、組織的な違法行為として、政党としての責任が、深刻に問われる問題です。
老人介護施設ヘルパーを逮捕
―選挙違反で埼玉県警捜査2課―
(『毎日新聞ニュース』H13.8.3)
埼玉県警捜査2課と羽生署は3日、同県羽生市須影、老人介護施設ヘルパー(介護福祉士)、相良敏枝子(としこ)容疑者(53)を公選法違反(投票干渉)容疑で逮捕した。
調べでは、相良容疑者は公示後の先月中旬ごろ、勤務先の老人介護施設から利用者2人を同市役所に連れ出し、埼玉選挙区と比例代表の特定の候補者名を記したメモを持たせて不在者投票をさせた疑い。容疑をほぼ認めているという。候補者はいずれも公明党だった。[毎日新聞8月3日](2001-08-03-21:01)
徳島県警、創価学会上板支部長を逮捕
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―参院選で投票に干渉―
(『徳島新聞ニュース』H13.7.31)
徳島県警の参院選挙違反取締本部と板野署は30日夜、不在者投票で自分が支援する候補者に投票するよう有権者に干渉したとして、比例代表で当選した公明党の福本潤一氏の支援者で創価学会上板支部長の上板町七條、会社員田中豊繁容疑者(53)を公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで逮捕した。
調べでは、田中容疑者は参院選の不在者投票期間中だった7月22日午後、上板町内の無職女性(78)を町役場の不在者投票所に乗用車で送迎。支援する福本氏の名前を書いたメモを手渡すなどして、投票を指示した疑い。
今回の参院選は比例代表で非拘束名簿方式が初めて導入され、政党以外に候補者の個人名でも投票できるようになった。このため、公明党は福本氏を中四国9県の重点候補と位置付け、党の支持母体である創価学会も支援していたという。
干渉を受けたとされる女性は田中容疑者と顔見知りではなかった。県警は、田中容疑者がほかにも同様の手法で投票に干渉したケースがあるとみて詳しく調べている。
県内では昨年秋の衆院選でも、脇町の知的障害者更生施設の施設長ら施設幹部3人が園生に対し、特定の候補と党の投票を指示して逮捕されている。
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―福本氏支援者に罰金40万円命令―
(『徳島新聞』H13.8.18抜粋)
徳島区検は17日、参院選比例代表で当選した公明党の福本潤一氏の支援者で、創価学会徳島県上板支部長の上板町七条、印刷工田中豊繁容疑者(53)を公職選挙法違反(投票干渉)罪で徳島簡裁に略式起訴。同簡裁は田中被告に罰金40万円、公民権停止5年の略式命令を下した。
公明支持者が投票干渉容疑
(『佐賀新聞』H13.7.31)
県警捜査2課と佐賀署は30日、公選法違反(投票干渉)の疑いで、佐賀市水ケ江2丁目、洋服店経営***容疑者(41)を逮捕した。
調べによると、*容疑者は7月15日午後4時過ぎ、知り合いの佐賀市内の女性(78)を佐賀市役所内の参院選不在者投票所に車で送迎。公明党比例代表候補の木庭健太郎氏の名前を記したメモを持たせて投票所に入場させ、女性の投票に干渉した疑い。
*容疑者が不在者投票所の入り口で「木庭と書くように言ってある。メモを持たせてある」などと選管職員に話したのを佐賀署員が聞いていた。*容疑者はメモを渡したことについて否認しているという。
今回の参院選で逮捕者は初めて。県警は29日までに、文書掲示や文書頒布などで前回参院選を31件上回る117件の警告を出している。
公明町議 買収で逮捕
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―山形白鷹町議逮捕―
(『河北新報』H15.4.29)
http://jyoho.kahoku.co.jp/news/2003/04/20030430t53014.htm
山形県議選西置賜郡区(定数1)から当選した松野久八氏=自現=派運動員による選挙違反事件で、県警捜査2課と長井署は28日深夜、公選法違反(買収)の疑いで、白鷹町議の同町畔藤、飲食業志田俊夫容疑者(55)を逮捕するとともに、同容疑者の自宅など関係数カ所を家宅捜索した。
調べでは、志田容疑者は県議選告示後の4月上旬、同町内で、すでに同法違反容疑で逮捕された元同町議の自営業小川利行容疑者(58)=同町萩野=から、松野氏への投票と票の取りまとめなどを頼まれ、その報酬として現金10万円を受け取った疑い。志田容疑者は大筋で容疑を認めているという。
志田容疑者に渡された現金10万円は、同法違反容疑で逮捕された、いずれも松野氏後援会幹部の農業橋本作助(69)=白鷹町十王=、同松野幸夫(64)=同=の両容疑者から小川容疑者に渡った現金のうちの一部とみられ、県警はカネの流れの裏付けを進めている。
また、橋本容疑者ら小川容疑者への現金は15万円とされていたが、渡された金はそれより多いことが、これまでの県警などの調べで分かった。
志田容疑者は同町議会でただ1人の公明党所属議員。27日に投開票が行われた町議選で3度目の当選を果たしたばかりだった。
県議選西置賜郡で同法違反容疑での逮捕者は、対立候補の陣営も含め計7人となった。
長井署は29日、志田容疑者を同法違反容疑で送検した。2003年04月29日火曜日
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―山形・白鷹町/背後に自民との票交換―
(『しんぶん赤旗』H15.5.3)
さきの山形県議選西置賜郡区(定数1)で当選した自民党の松野久八議員陣営から、公明票取りまとめの報酬として現金10万円を受け取った買収容疑(公選法違反)で、公明党白鷹町議、志田俊夫容疑者(55)が4月28日に逮捕され、1日、同容疑者から町議会に辞職願が提出されました。
公明党県本部の寒河江政好代表代行(県議)は1日、記者会見し、同容疑者を除名処分にしたと発表しました。同容疑者は、いっせい地方選挙後半戦の白鷹町議選で公明党白鷹支部長として立候補、3期目の当選をしたばかりです。
事件の背景には、公明党が自民党などと全国的におこなってきた票のバーター(交換)があります。
同容疑者は、自民党の松野陣営から現金10万円を受け取り、公明党が立候補しない西置賜郡区で公明票をまとめて松野氏を支援。その見返りに、松野陣営は公明党が県内で唯一の県議会議席を持つ山形市区で寒河江政好県議を支援するという「バーター」関係にありました。
県議選で公明党は、山形市区を最重点区とし、こうした「バーター」を県内各地で成立させ、寒河江代表代行は初のトップ当選をしました。しかし、金で票をやり取りする今度の事件が発覚し、同党の体質が厳しく問われています。松野陣営からの資金が10万円を上回っていた疑いもあり、山形県警などが捜査を続けています。
http://www.sgic.jp/shida/
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―自公選挙協力 裏事情―
(『しんぶん赤旗』H15.5.30)
やっぱりカネがからんでいたのか――。今春の山形県議選で、自民・公明両陣営が、選挙区ごとに“票のバーター(交換)”をおこない、公明町議が票とりまとめの見返りに現金を自民陣営から受け取って逮捕・起訴されました。両陣営による“選挙協力”の裏事情の一端が明るみに出たこの事件を追跡すると…。
買収(公選法違反)の罪で17日に略式起訴されたのは、西置賜郡白鷹町で公明党白鷹支部長も務めた志田俊夫町議(逮捕後辞職)。
<票とりまとめ>
志田議員の罪は、県議選で西置賜郡選挙区から立候補していた自民党の松野久八県議陣営から白鷹町における公明党・創価学会の票のとりまとめを依頼され、その見返りとして現金10万円を受け取ったというもの。本人は罪を認め、50万円の罰金を科されました。
公明党山形県本部は4月28日に志田議員が逮捕された後の1日の記者会見で、事実を認め、謝罪したうえ、同議員を党から除名することを発表しました。
政党にとって、金で票を動かす選挙買収事件は、政党の基本姿勢にかかわる重大問題。なのに、公明新聞は除名も、事件そのものも全国の読者には知らせてはいません。
<支援の見返り>
事件の背景にあるのが、選挙協力です。
県議選で、自民陣営が公明党・創価学会の支援を受けたのは西置賜郡区、東根市、天童市、新庄市の4選挙区。いずれも定数が削減されたり、保守同士のたたかいとなった激戦区で、公明党・創価学会は4選挙区で自民候補を中心に支援。一方、支援を受けた陣営はその見返りに山形市区で公明党の寒河江政好県議を支援する、というものでした。
選挙にくわしい自民党職域支部幹部は、「県議選では、公明党と自民候補の間で大掛かりな選挙協力がおこなわれた。山形でははじめてのことで、事件になったようなカネも動いたということだろう」と語ります。
この結果、山形市選挙区の公明県議は、1万3千630票を獲得。前回比で、約2千票を伸ばしてトップ当選しました。一方、公明党が支援した4候補は当選したものの、自民党の松野県議・元副議長は買収容疑で、新庄市区選出の山科朝雄前議長は自由妨害の容疑でそれぞれ逮捕されました。
<創価学会には>
松野県議にかかわる一連の買収事件では、「総額300万円を超える」(山形新聞)工作資金が流れたと報道され、公明党議員が受け取ったカネもこうした資金の一部だったというわけです。
県内の元自民党幹部は、こう語ります。
「公明党の支援をうけるというのは、創価学会の支援をうけるということ。私自身、自民党で活動していたころ、創価学会幹部に会って支援を頼んだことがある。今回、公明党議員への10万円が罪に問われたが、はたして事件はそれだけなのか、創価学会には働きかけがなかったのか、知りたいところだ」
起訴された公明党町議と松野陣営幹部は、支持票集めのため、西置賜郡区内の町の創価学会幹部らにいっしょにあいさつ回りをしたこともすでに報道されています。それだけに、創価学会のかかわりもふくめて事件の徹底究明が求められています。
わいせつ形成外科医は地区幹事
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―形成外科医:複数の患者へのわいせつ行為を撮影―
(『毎日新聞』H15.4.15)
女性患者に全身麻酔をかけてわいせつ行為をしたとして、準強制わいせつ容疑で逮捕された東京都台東区の形成外科診療所「レインボークリニック」院長、宮本克(すぐる)容疑者(44)が、複数の患者へのわいせつ行為を撮影したビデオテープを所持していたことがわかった。宮本容疑者は仙台、名古屋、大阪でもクリニックを経営しており、警視庁捜査1課は全クリニックを家宅捜索し、余罪の裏付けを進める。
宮本容疑者は01年4月10日、同区上野4の同クリニック内で、わきが手術をした立川市内の理容師の女性(23)を全身麻酔で意識を失わせ、わいせつな行為をした疑いで15日に逮捕された。調べに対し「正当な医療行為だと思っている」と容疑を否認しているという。
宮本容疑者は、インターネットで診療を受け付け、上野のクリニック以外の患者は出張して手術をしていたという。
また、宮本容疑者は所得税約1億円を脱税したとして、さいたま地検に所得税法違反罪で在宅起訴され今年2月、懲役1年6月(執行猶予4年)、罰金2500万円の有罪判決を受けていた。【草野和彦、川辺康広】[毎日新聞4月15日](2003-04-15-22:55)
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―ハレンチ医師は地区幹事―
(『週刊現代』H15.5.10抜粋)
警視庁は4月15日、準強制わいせつ容疑で東京・台東区の「レインボー・クリニック」院長・宮本克(すぐる)容疑者(44歳)を逮捕した。報じられなかったが、宮本容疑者は、自宅のある埼玉県上尾市で創価学会「地区幹事」を務める幹部。
「宮本容疑者は、'01年4月にわきがの手術に訪れた東京・立川市の23歳の理容師の女性に全身麻酔をかけたうえ、わいせつな行為に及びました。しかも、その一連の行為をビデオで撮影しており、密かに隠し持っていた。そういうビデオが他にも何本もあった」(捜査関係者)
事件が発覚したのは、なんとも間抜けな理由からだった。「レインボー・クリニック」に勤めていた元職員の男性が、宮本容疑者が撮影したビデオの存在に気が付き、こっそり外部に持ち出した。そのビデオをネタに、宮本容疑者を恐喝していたというのである。
困った宮本容疑者が地元の警察に相談した結果、本当に隠し撮りビデオが存在することがわかった。
「当初宮本は、自分がビデオ撮影していたことを隠していたが、警視庁が家宅捜索した結果、この美容師だけでなく複数の女性患者のビデオが発見されたのです」(前出・捜査関係者)
宮本容疑者は、愛知県出身。名古屋市立大学医学部を'89年に卒業後、開業した。専攻は麻酔科で、今回の犯行は麻酔の知識を悪用したものだった。
「大学時代は1年か2年、留年しているはずです。留年したことで、友人付き合いもあまりなかった。当時から学会の勧誘活動をしていたから、彼が学会員ということは皆知っていた。講座で一緒でしたが、いつもポツンと1人でしたね。卒業後、彼のクリニックの宣伝を雑誌で見て、『こういう方向に進んだのか!』とびっくりした」(大学の同級生)
卒業後の羽振りは良かった。ほとんどの同級生が大学病院で勤務医になったが、宮本容疑者は'97年に「レインボー・クリニック」を開業、東京、名古屋、大阪、仙台まで系列医院を広げた。同クリニックのホームページを見ると、「包茎治療」「亀頭・陰茎増大強化術」「医療育毛」「ワキガ・多汗症治療」「二重まぶた」「性病検査」などを主な診療内容としている。
事件後、本誌記者が訪れると、1階エレベータ脇の階数表示板に赤、黄、青の創価学会の三色旗が描かれていた。クリニックのある8階まで上がると、ドアにも同じ三色旗が描かれていた。
上尾市内の宮本容疑者の自宅は、地元でもひときわ目立つ高級マンションである。(中略)
上尾地区には約100世帯の創価学会信者がいるが、これを束ねるのが「地区部長」。宮本容疑者は部長を補佐するナンバー2の「地区幹事」だった。
「ご本人は土、日も病院が忙しく、あまり学会の活動には熱心ではなかったが、多額の寄附金をしていたようです。幹事に昇格したのも、寄附金額が多かったからでしょう。奥さんは婦人部会"ヤングミセス"の取りまとめ役として熱心に活動されていました。それにしても、クリニックの入り口に三色旗を描いているのは明らかに学会信者を安心させるために商売に利用したもので、許しがたいですね」(学会関係者)
「創価学会員」の投票干渉
―広島県議選でまた逮捕された―
(『週刊新潮』H15.5.8)
選挙のたび「投票干渉」という珍しい罪で逮捕される人たちがいる。なぜか公明党の支持者、すなわち池田大作サンの弟子に目立って多い。先の広島県議選でも「投票干渉」した創価学会員が御用に。決して懲りない方たちなのである。
選挙違反というと、買収供応の類がすぐに思い浮かぶが、公職選挙法第228条は、投票所で正当な理由なく他人の投票に干渉することを禁じている。
「一昨年の参院選では、全国で13人の公明党支持者が投票干渉で逮捕されました。いずれもお年寄りや身体の不自由な人を不在者投票に連れ出し、公明党候補者の氏名を書いたメモを持たせたり、大声で候補者の名前を連呼したりして、投票に干渉したのです。逮捕者の中には、創価学会の支部長や公明党の町議も含まれていました」(創価学会ウオッチャー)
過去の選挙を振り返ると、投票干渉で逮捕された創価学会員の例は枚挙に遑(いとま)がない。4月13日に行われた広島県議選呉市選挙区の不在者投票でも、さっそく逮捕者を出している。
「呉市選挙区は定数5に対し、立候補者が7名。公明党は新人で党副総支部長の安木和男氏が出馬し、1万6320票を得て初当選を果たしました。しかし例によって、創価学会の婦人部員が91歳の老女を不在者投票に連れ出し、安木氏の名前を告げて投票をすすめたんです」(地元事情通)
開票翌々日の4月15日、広島県警は呉市に住む無職の岡本惠子(54)を、投票干渉の疑いで逮捕した。
<「誰だったかいな」>
呉警察署に留置されている惠子に代って、夫君が弁明する。
「家内は祖父母の代から創価学会員です。選挙はいつも2人で近くの小学校に行っていました。不在者投票に行ったのは今回が初めてだったのです」
惠子が91歳の女性を連れて市役所の不在者投票所に赴いたのは4月8日。
「家内は、同じ創価学会員でもあるO不動産の社長の奥さんと仲がいい。その奥さんから知り合いのおばあちゃんを不在者投票に連れて行ってくれと頼まれました。おばあちゃんは"O不動産の奥さんには世話になっていましてね"と言っていて、選挙の時などは協力していたらしい。家内とおばあちゃんは、O社長の車で市役所に向かいました」
惠子は、すぐに不在者投票を済ませたが、おばあちゃんの方はなかなか投票が終わらない。
「手押し車を使わないと歩けない人らしく、投票所の中でグズグズしていたんでしょうね」
ここでおばあちゃん、投票用紙に書くべき候補者の氏名を失念したのか、
「誰だったかいな」
と、そばにいた惠子に尋ねたのである。
「聞かれた家内は親切心から、候補者の名前を口にしてしまったのでしょう。そんなに悪質ではないと思うんですけど」
とはいえ、投票干渉はレッキとした犯罪。ちなみに有罪になった場合は、
「3年前の衆院選では、呉市内の学会員が81歳の老女に対する投票干渉で逮捕され、簡裁から罰金30万円の略式命令を言い渡されている」(先の地元事情通)
かつて学会員は選挙違反等で逮捕されると、「法難賞」なる賞が授与されて顕彰されたものだが、
「政教分離を宣言した昭和45年以降、選挙違反で検挙された学会員は、学会に迷惑をかけたということで切り捨てられるようになりました」(ジャーナリストの乙骨正生氏)
組織に尽くしても踏んだり蹴ったりのようで……。
<酒気帯び運転>公明党鹿児島県本部代表を書類送検
―鹿児島県―
(『毎日新聞ニュース速報』H15.4.17)
鹿児島中央署は17日、公明党鹿児島県本部代表の安川茂・鹿児島市議(56)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検した。安川市議は党本部の神崎武法代表あてに14日付で県本部代表の辞職願を出した。
調べでは、安川市議は3月16日午前3時半ごろ、同市易居(やすい)町の市道で酒気を帯びて軽乗用車を運転した疑い。前部が破損した安川市議の車が走っているのをタクシー運転手が発見。通報で同署員が現場近くを歩いていた市議に事情を聴いたところ、飲酒運転を認めた。呼気1リットル中から0.8ミリグラム以上のアルコールが検出された。安川市議は「16日午前0時半ごろまで鹿児島市内の居酒屋で友人と飲酒した」と話しているという。[2003-04-17-18:40]
公明名乗る男が暴行
―共産党の法定ビラ強奪 埼玉・所沢警察に告訴―
(『しんぶん赤旗』H15.4.13)
12日、埼玉県所沢市で埼玉県議選挙の日本共産党法定ビラ2号を配布していた日本共産党員にたいし、「公明党」と名乗る男が「法定ビラの配布は公選法違反」などと言いがかりをつけて、法定ビラを奪い、暴行を加える事件が起き、同日、党員が所沢警察署に暴行罪で告訴しました。
同日午前、所沢市緑町3丁目付近で、法定ビラを配布していた党員に、男が「違反」などと言いがかりをつけました。
党員が「違反ではない。妨害するな」と、抗議し配布を続けようとすると、立ちはだかり、突然殴りかかり、手で肩を強く突いたり、体当たりするなどの暴行を働きました。さらに、党員が持っていた約50枚の法定ビラのうち十数枚を奪い、持ち去りました。名前をただすと「公明党」「ミヤジマ」と名乗りました。男の110番通報で現場にきた警察官が「法定ビラ配布は問題ない」と説明すると、男は立ち去りました。同署員によると男は「宮島省治」と名乗っています。
<選管詐称も>
所沢市では、11日にも、日本共産党後援会員が法定ビラを配布中、車に乗った女性が「選管」を詐称し、「違反だ」と妨害する事件がおきました。後援会員が「違法でない」といい、「選管の誰か」と聞くと、車を急発進して去りました。
その直後、別の車から降りてきた女性が「このビラは違反」と妨害。後援会員の追及に「創価学会員」と認めました。
後援会員が、選挙管理委員会事務局に確認したところ、後援会員に「選管」と名乗った女性の該当者はいないことが判明。選管事務局は「悪質な行為で選挙管理委員会に報告し、検討したい」と答えました。
創価学会員らが暴行
―宣伝活動妨害し逮捕―
(『しんぶん赤旗』H15.4.8)
6日午後7時5分ごろ、神戸市兵庫区の夢野市営住宅前で、創価学会員が、宣伝をしていた日本共産党兵庫区業者後援会員に暴行を加えるという事件が起きました。
業者後援会の人たちが党の躍進を政党カーから訴えていたところ、男が近づいてきて「共産党はウソばっかりいっている。公明党は戦争に賛成してないぞ」などとどなりました。
後援会員の井上徹さん(34)が「妨害はやめてください。お宅はどちらさんですか」というと、男は「創価学会員の馬場や」といい、井上さんの首のつけ根を両手でつかんで振り回したり、両手の親指でのど仏を押したり、平手打ちを加えました。
後援会の人たちは警察をよび、男を現行犯逮捕させました。男は馬場修身(しゅういち)容疑者(33)=神戸市兵庫区湊川町在住。
また、これに先立つ同日午後6時半ごろ、同区雪御所町の雪御所公園そばで、同じく政党車から宣伝中の業者後援会の人たちに、長田区東丸山町在住の西本智明容疑者(25)が、「うるさい。子どもが起きたやないか」などといって妨害。制止しようとした後援会員に次つぎと殴る蹴るの暴行を働き、5人が被害に遭いました。西本容疑者は到着した警察に現行犯逮捕されました。
兵庫区は、県議選挙(定数2)で日本共産党の井村ひろ子候補と自民、公明候補が激しく争っている選挙区。日本共産党は、馬場、西本両容疑者を、選挙の自由妨害罪、暴行傷害罪などで近く告訴することにしています。
反共ビラ配布は違法
―市選管が公明市議に通告/大分・日田―
(『しんぶん赤旗』H15.4.2)
大分県知事選挙告示日の27日に日田市全域に配布された日本共産党を攻撃するビラ「公明党総支部ニュース」について、日田市選挙管理委員会は1日までに、公職選挙法違反であることを認め、公明党の松野宏司市議に対して違反ビラであると通告したことを明らかにしました。
同市選管が、日本共産党の森山忠義西部地区委員長や大谷敏彰市議に回答したものです。
問題の「公明党総支部ニュース」は、北朝鮮の拉致問題と民医連(全日本民主医療機関連合会)の医療事故・事件をねじまげて日本共産党を攻撃。党西部地区委員会はビラが配布された27日、直ちに同市選管に違反ビラを持参して厳重に対応するよう申し入れていました。
同市選管は、公明党の同ビラ配布が知事選挙期間中の確認団体以外の政治活動の規制を定めた「公職選挙法201条の9」に違反すると判断したといいます。
また、県選挙管理委員会も1日、党県委員会の申し入れに対して、塩月洋二県選挙係長が「公明党のビラは確認団体でないのでまけません。日田市選管から相談があったが、ビラは違法だと市に伝えた」と答えました。
日本共産党西部地区委員会は「公明党・創価学会は自らの政策を語ることができないだけでなく、公正な選挙を汚す、違法な反共攻撃のビラを配布している。人命にかかわる問題を他党の悪口に使うというのは、まともな政党のやることではない」と訴えています。
埼玉・保険金殺人事件犯人、八木茂らは創価家族!
平成12年頃、埼玉県本庄市で起きた保険金詐欺事件で逮捕された八木茂容疑者(当時50)のことを覚えているだろうか。
親しい女友達に偽装結婚を仕組ませ、その相手に多額の保険金を掛け、大量の風邪薬を「栄養剤」と偽(いつわ)って飲ませたり、毒物入りのお菓子を食べさせて殺害しようとし(※2人死亡、1人は薬物中毒で入院)、疑惑が高まる中、有料会見などを開き、マスコミおよび警察を愚弄(ぐろう)し続けた御仁である。
八木は逮捕された時ですら、満面の笑みを浮かべており、いったい、どうやったら、こんなふてぶてしい悪党が生まれるのか……と思っていたら、案の定。
このたび、地元の元学会員の証言で、逮捕された八木茂、武まゆみ、森田考子容疑者が、いずれも創価学会員であったことが判明したのである。
証言によれば、八木と武の父親は同じアパートのとなり同士。八木容疑者宅には御本尊がまつられ、武、森田容疑者の親も熱心な学会員で、『聖教新聞』も愛読していたという。つまり全員、創価学会員としてつながった事件だったのである。
犯行は極めて計画的かつ残忍で、不審に思った被害者の1人から告発がなければ、犠牲者はさらに増えていたことだろう。
この、人を人とも思わない身勝手で凶悪な犯罪を繰り返してきた者達が、平和・文化・教育を提唱する創価学会のメンバーだというのだから呆れた話である。今後は天下取り(平和?)・犯罪(文化?)・洗脳(教育?)とでも替えるべきだ。
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●平成12年3月に本庄市で起きた保険金殺人事件(主犯は八木茂)の際、八木の愛人3人が共犯として逮捕されたが、その3人のうち、2人が学会員であった。(『慧妙』H18.12.16)
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平成14年の報道では主犯の八木も学会員だと思われていたが、その後の調査により、学会員だったのは共犯の武まゆみ、森田考子の2人で、主犯の八木は理解者(内得信仰? 会友?)だったことが判明した、というところか。
<埼玉保険金殺人事件を読み解く>
<埼玉県の保険金殺人事件 判決理由要旨(さいたま地裁)>
受託収賄罪で有罪(リクルート事件)
【リクルート疑惑、公明党にも飛び火】
(※平成1年)2月2日、東京3区選出の池田克也代議士は公明党本部労働局主任の実弟をともなって記者会見し、弟の譲氏がファーストファイナンス社からの全額融資でリクルートコスモス株5000株の譲渡を受け、86年2月に売却して約1000万円の利益をあげていた事実を明らかにした。池田代議士は、同日責任をとって中央執行委員と副書記長の辞任を申し出、11月4日の中央執行委員会で了承されるとともに次期衆院選での公認も取り消された。
【リクルート事件の概要】
<リクルート事件とは>
1988年(昭和63)6月の『朝日新聞』横浜支局のスクープ記事から発覚した戦後最大級の構造汚職疑惑で、問題の多い日本の株式市場のゆがみを利用して政・財・官界など特権階級の人々の金儲け主義(錬金術)が白日の下にさらされた。
事件の発端は、川崎市テクノピア地区へのリクルート社進出にからみ、同市助役へのリクルート社の子会社であるファーストファイナンス社の未公開株融資付き売買疑惑であったが、まもなく、リクルート・コスモス株の疑惑譲渡先として元閣僚を含む76人が発覚、さらには、コスモス社の松原社長室長から、この事件追及をすすめていた社会党(当時)楢崎弥之助議員に500万円の贈賄工作があったとの代議士自らの告発という事態に発展。この模様はテレビで放映され、世論は沸騰した。
88(昭和63)年10月東京地検特捜部は、リクルート社などを強制捜査、松原室長を贈賄容疑で逮捕。翌89(平成元)年2月にはリクルート社江副浩正前会長ら2名を贈賄容疑で、日本最大の企業NTT式場、長谷川の両元取締役を収賄容疑でそれぞれ逮捕、3月にはNTT会長真藤恒(ひさし)、元労働次官加藤孝、元労働省課長鹿野、前文部次官高石邦男らを各収賄容疑で逮捕、5月には第2次中曽根内閣の官房長宮であった藤波孝生(たかお)代議士と池田克也公明党代議士らを受託取賄容疑で在宅のまま取り調ベを行った。
疑惑が持たれた高級官僚や閣僚たちは、「妻が株をもらった。私は知らない。」とか「家族がもらった、秘書がもらった。」と釈明、当時「妻が、妻が…。秘書が、秘書が…」という言葉が小学生の間にまで流行した。
こうして事件は元閣僚、元代議士、事務次官2名、NTT元会長らをリクルートコスモス社未公開株収受による収賄容疑で起訴及び宮沢大蔵大臣辞任、竹下内閣崩壊というスケールに拡大。
特に、疑惑のコスモス株を秘書または家族名義を含めて9人の閣僚級政治家が密室の財テク的収受をしていた政府自民党幹部、中でも中曾根前内閣中枢に強い疑惑が集中した。当然、国会の証人喚問などでも追及されたが、多くの「灰色高官」たちの立件は行われないまま、事件は幕引きとなり、結局、戦後の他の大疑獄同様、核心の解明なしで終結、国民の間には、「政治不信」だけが残こることとなった。
<リクルート事件経過表(肩書は当時)>
83.12
藤波孝生被告が第2次中曽根内閣の官房長官に就任
84.1
日経連専務理事(当時)が就職協定無用論を打ち出す
84.3
各省庁の人事担当者会議で就職協定順守を申し合わせ
86.9
リクルート側が藤波被告にリクルートコスモス株を譲渡
86.10
コスモス株店頭公開
88.6
小松秀煕・川崎市助役への株譲渡が発覚
88.7
中曽根康弘前首相、竹下登首相、宮沢喜一蔵相ら側に株が譲渡されていたことが発覚
88.9
楢崎弥之助・社会党代議士が、松原弘・リクルートコスモス社長室長からの贈賄申し込みを公表
88.10
・藤波被告へのコスモス株譲渡が発覚
・真藤恒・NTT会長、高石邦男・前文部事務次官ら側への株譲渡が発覚
88.12
宮沢蔵相が辞任
89.2
・東京地検特捜部、リ社前会長江副浩正被告をNTT法違反(贈賄)容疑で逮捕
・鹿野茂・元労働省課長を逮捕
89.3
・真藤前会長逮捕
・加藤元次官、辰已雅朗・リクルート元社長室長を逮捕
・高石前次官逮捕
89.4
・竹下登氏が首相退陣表明
・竹下首相の元秘書、青木伊平氏が自殺
89.5
・特捜部、藤波被告と池田克也元衆院議員を受託収賄罪で在宅起訴
・東京地検、宮沢前蔵相の秘書ら4人を政治資金規正法違反で略式起訴
89.12
東京地裁で政界ルート初公判。藤波、江副両被告が無罪を主張
94.9
藤波被告に無罪判決、検察側が控訴
94.12
東京地裁で池田元議員に有罪判決⇒確定
96.6
東京高裁で藤波被告の控訴審初公判
97.3
藤波被告の控訴審で逆転有罪判決、被告側上告
99.10
最高裁が藤波被告側の上告を棄却⇒有罪確定
02.3
東京地裁での公判で、検察側は、「企業利益追求のため、わいろ提供を通して国政や公共的事業を私物化しようとし、国民の信頼を著しく失墜させた」と指摘し、「被告は贈賄の首謀者で事件の元凶。刑事責任は極めて重い」として元リ社会長江副浩正被告(65)に懲役4年を求刑した(3月29日)
03.3
贈賄罪に問われたリクルート元会長の江副浩正被告(66)に対する判決が03年3月4日にあり、江副元会長の「一定の値上がりは予想したが、絶対に確実だとは認識していなかった」とし、わいろの趣旨は希薄だとの反論を退け、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した(確定)。
<リクルート関係の裁判状況>
▼政界ルート
・藤波孝生・元官房長官;1審・無罪⇒2審・懲役3年、執行猶予4年=上告棄却・有罪確定
・池田克哉・元衆院議員;1審・懲役3年、執行猶予4年=確定
▼文部省ルート
高石邦男・元文部事務次官;1審・懲役2年、執行猶予3年⇒2審・懲役2年6月、執行猶予4年=上告中
▼労働省ルート
・加藤孝・元労働事務次官;1審・懲役2年、執行猶予3年=確定
・鹿野茂・元労働省課長 ;1審・懲役1年、執行猶予3年=確定
▼NTTルート
・真藤恒・元NTT会長;1審・懲役2年、執行猶予3年=確定
・長谷川寿彦・元取締役;1審・懲役2年、執行猶予3年=確定
・式場英・元取締役(故人);1審・懲役1年6月、執行猶予3年=確定
・小林宏・元ファーストファイナンス社長;1審・懲役1年、執行猶予2年(贈賄)=確定
▼リクルート社
・江副浩正・元リクルート社会長⇒1審公判中(懲役4年を求刑−02年3月29日)
・辰巳雅朗・元社長室長;1審・無罪⇒2審・懲役1年、執行猶予3年=上告中
・小野敏広・元秘書室長;1審・懲役2年、執行猶予3年=確定
田代議員、砂利船収賄で逮捕
(※昭和63年)1月18日、参院大阪選挙区選出の田代富士男議員は砂利船転用に関連して全国砂利石材転用船組合連合会から謝礼としての現金1000万円をふくめ、政治資金名目等で計7000万円を受けとった疑いで大阪地検特捜部から取り調べを受けた。同議員はただちに離党届けを提出し、参院議長に辞表を郵送した。公明党の国会議員が収賄を問われるのは初めてのことである。この日、公明党は緊急中執委を開いて離党届けを受理するとともに矢野委員長が記者会見して陳謝した。また、大阪地検特捜部から起訴された1月31日には大久保書記長が、大阪地裁で第1回公判が開かれた7月18日には矢追広報局長が、それぞれ「事件を厳粛に受け止める」旨の談話を発表した。
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砂利船汚職 受託収賄 懲役2年6ヵ月執行猶予3年(<政治家の去就>WS)
創価学園で無免許教師
(『カルトとしての創価学会=池田大作』12頁〜)
創価学園においては、設立期において、学会学生部の活動家を中心に、池田に忠誠心の高い人間が教員に採用されたが、その中に無免許で教えている人間がいた。
そうした実態が内部からの通報により発覚し、1977(昭和52)年夏に東京都学事課が立ち入り調査し、高校で3人、中学で2人、無免許で教えていることをつかんだのである(もっとも、当時、都学事部の担当者は、公明党東京都議の藤井富雄にタレ込み電話の録音テープを聞かせ、立入検査の日時や内容などを事前に漏らしているため、学園側は指導要録などの証拠書類を焼却したりはしているが)。
ところが、この事実を『毎日新聞』が嗅ぎつけ、1977年9月27日付け朝刊の社会面トップ記事で報じたために、創価学園ではもちろん、学会本部でも大騒ぎになった。そこで、この責任を取らされることになったのは、初代の創価中学・高校長だった小山内昇だった(小山内はこの記事の出る直前の9月22日付けで「病気」を表向きの理由に校長を辞任させられている)。
当時の事情をよく知る元学園関係者が語る。
「当初は学会学生部に所属していた、中でも有名大学出身のバリバリの活動家を中心に教員を集めたんです。池田の御書講義に出席し、天下取りの号令に武者震いした学生、つまり、池田への忠誠を誓った人間ばかりですね。もともと創価学園は池田に絶対忠誠を誓う人材を育て上げるために作られた学校、つまり、そもそもの出発点が池田の"私塾"なんですから、教員免許なんかなくてもいいという発想がありました。特に免許を持っていなかったヤツは池田の覚えもめでたかったんです。開校のときは『いま、免許を取っている最中なんです』ということで対外的にはごまかし、そのままズルズルやってきたんです」
このように、創価学園の実質上の人事権は池田がすべて握っているにもかかわらず、名目上は理事長でも校長でもないため、例によって「前校長は非常に熱心な人だったため、これまで学内の運営をお任せするかたちになっており、判断の甘さがあったことを反省している」(創価学園・松下元親理事の話=77年9月27日付け『毎日新聞』朝刊より)と、無免許教員を採用、働かせていた責任はすべて校長だった小山内昇に押しつけ(ちなみに新聞記事の見出しは「受験第一"脱線"校長は辞任」となっている)、もちろん「創立者」は一切、法的、道義的な責任を負わずに済んだのである。
このように、創価学園における事実上の"理事長兼校長"である池田は、こうして教員の人事はもとより、「社長会」での発言記録にあるように、入学試験や生徒の進級にはじまり、学校行事や生徒指導といった日常のこまごまとしたことまで口を挟んでいるというのである。
雑誌の論文を創価学会が盗作
―遠藤欣之助著『評伝 河合栄治郎』の書評―
(杏林大学客員教授・田久保忠衛<産経新聞>H16.12.26)
【「日本思想界の巨人」に迫る】
学生時代から河合栄治郎に傾倒した遠藤欣之助氏が『評伝 河合栄治郎』を書いた。左翼のマルクス主義、右のファシズムと猛烈に闘った河合の思想と実践を克明に追った力作である。
この日本思想界の巨人には3つの側面があったと思う。1つは、社会思想、政治思想、哲学の体系を究めた思想家としての一面である。アダム・スミス、ジェレミー・ベンサム、ジョン・スチュアート・ミルを経てトマス・ヒル・グリーンに至る河合の知的足跡は並みの思想家の追随をとうてい許さない。2つは、言論者としての河合である。五・一五事件、二・二六事件当時に日本の言論は何をしていたか。河合は昭和11年3月9日付「帝国大学新聞」に「二・二六事件の批判」を書き、武器を持つことが許される軍が勝手な行動をするのであれば「先ずあらゆる民衆に武器を配布して、公平なる暴力を出発点として、われわれの勝敗を決せしめるに如(し)くはない」と火を吐くような主張をした。3つは、教育者としての偉大さである。恩師の河合が東大を辞した際に弟子の山田文雄教授と木村健康助手は行動をともにした。土屋清、関嘉彦、猪木正道ら教えを受けた人々が戦後社会思想研究会を設立した。河合人脈は政、財、官、言論界など広範に及んだ。
著者の遠藤氏はいわば河合の孫弟子にあたる。河合の4著作発表禁止措置をめぐる裁判の攻防を生々しく再現させながら、思想家としての巨人が持つ三面を鮮やかに描いてみせた。昭和44年に創価学会・公明党が言論・出版妨害事件を起こした。藤原弘達氏の学会批判著書を売らぬよう取次店に圧力をかけ、大手全国紙は広告の掲載をやめた。同じ時期に遠藤氏が編集を担当していた雑誌の論文を創価学会が盗作する事件も発覚した。藤原、遠藤両氏が学会批判の口火を初めて切ったことは忘れられない。自由の弾圧に反抗する遠藤氏の活躍には河合精神を見る思いがする。(毎日ワンズ・1680円)
杏林大学客員教授 田久保忠衛(12/26 05:00)