創価学会破折
アメリカ創価大学の元経理部長が170万ドルを横領(仮題)
―『創価学会エリート巨額横領事件をスッパ抜く!』より―
(『週刊現代』H20.7.12抜粋)

(前略)6月11日、米司法当局はアメリカ創価大学の最高投資責任者、畠中潔氏(52歳)が日本円にして約1億9千万円にも上る巨額の横領事件で罪を認めたと発表した。(中略)

米カリフォルニア州オレンジ郡アリソ・ヴィエホ市に位置するアメリカ創価大学は、'01年5月に池田大作創価学会名誉会長(80歳)によって創立された私立大学だ。約12万6千坪の広大な敷地には「池田図書館」や「世界平和池田講堂」といった、創立者の名前を冠した巨大施設が林立している。生徒数は約400名。この5月には開校以来4回目の卒業式が行われ、88名が卒業した。(中略)

 同大学には公明党議員の寄付金も流れ込んでいると、前出の福本氏(※元公明党参議院議員)が指摘する。
 「国会議員は政教一致と見られるため、創価学会に直接、現金で財務(=寄付)をすることができません。したがって、学会の助けになればとアメリカ創価大学に寄付する議員がいるのです。参議院のある公明党議員は学会への貢献を周囲にアピールするためか、同大学に500万円寄付したと吹聴していましたね」
 公明党議員からも多額の寄付を集めるアメリカ創価大学の資産を、その最高投資責任者が横領したというのだから皮肉な話である。

 本誌が入手した起訴状によれば、畠中被告は'90年頃に経理部長としてアメリカ創価大学(当時は創価大学ロサンゼルス分校)に雇われ、'05年初頭には同大学の保有する資産の投資運用を監督する最高投資責任者に就任。しかし、この横領事件が発覚したのか、'06年1月に同大学との雇用関係は解消している。
 横領の手口は単純だ。畠中被告は経理部長としても最高投資責任者としても、同大学の銀行口座に直接アクセスする権限があった。その地位を悪用し、大学の口座から自分で開設した口座に多額の金を移したのだ。その事実を隠蔽するために、金融機関が現金の移動を報告する明細書を大学に送付しないよう命じ、その明細書を自ら回収していたというわけだ。'99年前後から'06年まで行われていたこの行為で、総額約176万ドルもの大金が横領されたという。畠中被告はこのカネを何に使ったのか。起訴状にはこうある。
〈(横領された)カネの大部分はカリフォルニア州のテメキュラやラスヴェガスのカジノで使われた。'04〜'05年にかけて被告はギャンブルで合計76万ドル以上の損失を出した〉
 米司法当局によると、8月に下る判決で最大10年の禁固刑が科せられる可能性があるという。米『ロサンゼルス・タイムズ』紙もこの事件を報じ、大学を舞台にした巨額の横領事件として地元の注目を集めている。

では、この畠中氏とはどういう人物なのか。「畠中さんは創価大学の4期生で、経済学部卒の学会エリート。在学中から信心に熱心で、1つのことに熱中すると他が見えなくなってしまう傾向がありました。卒業後'81年にワシントン大学に留学し、いったん創価大学の職員になった後、創価大学ロサンゼルス分校に就職したようです」(創価学会関係者)(以下略)


▲学会エリートによる横領事件に関する報道資料(右)と米連邦政府の起訴状