裏では日本の再軍備を力説した池田

―学会は絶対平和よりも権力を希求―
―緊急対談 元公明党幹部・元学会職員が真相に迫る(下)―

元公明党副幹事長・学生部東大総合委員長 福本潤一
政教分離を考える会代表・元創価学会広報部副部長 小川頼宣
元創価学会文化本部副書記長・芸術部書記長 小多仁伯
(『慧妙』H28.3.16)

【裏では日本の再軍備を力説した池田】
〈小多仁〉創価は、1991年に日蓮正宗に破門されてから25年、4半世紀がたった今も、コロコロと教義を改変し、政策の面でも右往左往し続けています。
〈福本〉歴史も改変していますよ。1937年に理事長戸田城外名で、各理事宛の通達で「皇大神宮の御札は粗末に取り扱わざる様敬神崇祖の念とこれを混同して、不敬の取り扱いなき様充分注意すること」と神札に不敬なきよう指令を出しています。また、牧口会長は「日本が戦争に勝つためには、天皇陛下が法華経を信仰するしかない。さもなければ、日本は戦争に負ける」と主張していました。つまり現在、学会が「戦争に反対し、平和主義を貫いて弾圧された」と言うのは、まったく事実と違います。
〈小川〉戦争に勝つために法華経の信仰を弘めていこう、という趣旨ですものね。今日の創価は、平和主義を一貫して貫いたように、歴史を美化し改ざんしています。
〈福本〉じつは、『ライシャワー大使日録』(講談社学術文庫/入江昭監修)の267ぺージには、〈創価学会の池田が日本の再軍備を力説(1966年2月12日付)〉とあり、〈創価学会の池田会長と2時間半の会談。今回はこちらが先方の豪華な本部へ足を運んだ。池田は、人払いしてじっくり話をした。この前会ったときとはまったく違い、アメリカのベトナム政策を強く支持し、日本の再軍備を力説する〉とあります。ということは、池田は著作で述べていることと違い、けっして絶対平和主義者などではないのです。創価大学生や創価の会員が、表側の池田発言に基づいて「先生の思想と昨年の公明党の安保法制賛成とは、真っ向から違う」などと思っていると、足元をすくわれます。
〈小多仁〉創価3代会長はすべて平和主義者だ、と信じている会員や国民は、パロディ漫画の役割をしているということになりますね。最終的に池田にとって、安保法制は、戦争法案であろうと、平和維持法案であろうと、自らが政権与党に残ることが最優先で、他は末梢(まっしょう)的な枝葉だということです。会員も国民も正確に認識をする必要がありますね。ここで、創価学会が生んだ公明党との関係ですが、前々から言われている政教分離違反だという点について、どう思われますか。


▲池田(?)は今年も『聖教新聞』(1月26・27日付)に「平和提言」を発表し、"平和主義者"ぶっているが、しかしその本質が好戦的な人物であることは、50年も前に、ライシャワー氏によって記録されていた!