正得院新教会落慶入仏式

−香川県三豊市 御法主日如上人猊下大導師−
(『大白法』H20.12.16)

 12月4日、香川県三豊市山本町に正得院が建立され、御法主日如上人猊下大導師のもと、落慶入仏式が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同院は、本山本門寺信徒・樋本氏の発願による総本山への土地建物の御供養を受け、宗務院と御供養者との綿密な協議を重ね、このたびの慶事を迎えた。正得院建立に至るまでの経緯は、平成13年8月の盂蘭盆会の際、大阪在住であった発願主より、故郷に一宇を建立し御供養したいとの申し出が発端となり、これを総代会の了承を経て、宗務院の指導のもと現在に至ったものである。
 この法要には、随行の総監・八木日照御尊能化、大石寺理事補・小林道剛御尊師、さらには香川布教区支院長の広本哲道御尊師、同副支院長の渡辺寧道御尊師をはじめ、布教区内外から多数の御僧侶方が御出席された。また、法華講連合会からは法華講総講頭の柳沢委員長、さらには水本香川地方部長をはじめ布教区内各支部講頭並びに信徒代表、本門寺信徒など約200名が参列した。
 午前9時15分過ぎ、僧俗一同がお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が御到着あそばされた。直ちに御僧侶、信徒代表、発願主夫妻、寺族の順に親しく御目通りを許された。
 法要の部は午前10時前に開始され、御法主上人猊下大導師のもと、小林大石寺理事補による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀・読経・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、はじめに発願主である樋本氏より御法主上人猊下に寺院土地建物御供養目録の奉呈がなされ、御法主上人猊下より樋本氏に対し受書が授与された。
 この後、御法主上人猊下より御言葉を賜った。御法主上人猊下は、寺院はそれぞれの地域における弘通の法域であり、大聖人様の正義を一閻浮提に広宣流布していく大事な拠点であるとされ、その寺院を一宇建立する功徳は大なるものがあると仰せられた。そして、前御法主日顕上人猊下より御下命いただいた「平成21年・『立正安国諭』正義顕揚750年」の佳節まで残り1カ月という大事な時に、立派な寺院が建立されたことを喜ばれ、この落慶入仏式を契機に地涌倍増と大結集の達成のため、なお一層の精進をと願われた。
 続いて、寺院建立御供養の尊い志に対して賞与御本尊が授与され、さらに記念品が贈呈された。
 次に、本門寺住職の横田智研御尊師より経過報告、続いて宗務院代表の八木総藍、布教区代表の広本支院長、信徒代表の柳沢委員長より祝辞が述べられた。続いて、このたび初代主管として赴任された伊藤雄保御尊師より、御法主上人猊下及び参列の各位に対して、丁重な謝辞と今後の決意が述べられた。
 この後、三師塔の開眼式、梵鐘の撞き初めが行われた。最後に、本堂において記念撮影が行われ、午後0時過ぎ、御法主上人猊下には僧俗一同がお見送り申し上げる申、正得院をお発ちになられ、法要の一切がとどこおりなく終了した。


▲御法主日如上人猊下大導師のもと落慶入仏式が奉修された