塔中坊立て替え工事 18ヵ坊すべて終了

(佐藤慈暢御尊師『大白法』H21.1.1)

 山内塔中坊整備事業として坊の建替え、耐震、境内整備が行われ、まずは最初に建替えの決まった10ヵ坊、そして耐震調査の結果、やはり建替えと決まった追加の8ヵ坊、合計18ヵ坊の建替え工事を進めてまいりました。(中略)  平成19年10月・11月にかけて浄蓮坊、遠信坊、久成坊、蓮東坊が完工し、平成21年は8月に観行坊、蓮成坊、南之坊、本住坊、本境坊、11月末に東之坊、本種坊、12月に入り雪山坊、妙住坊、妙泉坊、遠寿坊、妙遠坊、常灯坊、百貫坊と、予定通り工事の一切を無事故で完成できました。併せて、東奥と西側参道、裏門前と裏門前にある河川、駐車場等の整備、また東山駐車場下の拡充、歩道・歩道橋の設置など整備を進め、登山者の安全を図り円滑な誘導ができるようにいたしました。特に東奥、潤井川沿いが大きく変わり、まっすぐ歩けるようになりましたし、西側の川沿いもきちんと整備しました。それと、西裏塔中の妙泉坊横から裏門へ出られるようにしましたので、駐車場が使いやすくなりました。裏門前の橋も少し移動して、あそこは昔から地名が「みずした」ですから、「みずした橋」というふうに古い名を残しました。(中略)
 1年を通じての記念総登山、7万5千名大結集総会に焦点を合わせると共に、将来を見据えた総合整備ができたと思っております。
 また、平成18年4月に記念局が発足してただちにとりかかりました御影堂は、文化財であることから何年もかかりますけれども、順調に工事を進めており、夏には解体を完了する予定です。


▲改修中の御影堂に向かって一直線に延びる塔中参道。両側に立ち並ぶ新築なった宿坊が日の光に輝きながら、登山者を待っている