立正安国論 正義顕揚750年
記念総登山始まる

−いざ!50万総登山達成へ―
(『大白法』H21.1.16)

 1月10日より『立正安国論』正義顕揚750年記念総登山が開始となり、記念すべき初日は、支部総登山を行った12ヵ支部をはじめ、1370余名が参加した。
 各地から着山した登山者は、総一坊1階にある登山事務所で、寺院より発行していただいた添書を手に着山手続きを済ませ、指定された休憩坊へ移動した。
 その後は坊の本堂で唱題したり、山内を見学・散策しながら、最初の行事である布教講演会の行われる大講堂へと向かったが、「山内のそこかしこが整備されていて清々しい」「駐車場が多くなり、広々と使いやすくてたいへん有り難い」等、喜びの声が聞かれた。
 午前11時半からは大講堂で、宗務院教学部長で記念総登山布教師の水島公正御尊師より、「正義顕揚の年を迎えて」と題して布教講演会が行われ、参加者は「今、自分たちが成すべきは折伏である」と、地涌倍増への決意を新たにした。
 休憩坊で記念弁当を受け取り、昼食を済ませたのちは、御開扉のため奉安堂へ向かった。
 整列して奉安堂に入場し、御法主日如上人猊下大導師のもと本門戒壇の大御本尊様にお目通り申し上げた。
 御開扉終了後は多くの登山者が、前日の9日にオープンのテープカットが行われた記念展を観覧するため、宝物殿に向かった。(着下山時間の都合により、記念展の観覧は着山後すぐ、あるいは御開扉前でも可)
 記念展では、入り口から1階、階上へと続く、地涌借増をめざしてこれまで励んできた道のりを綴った「地涌倍増へのあゆみ」コーナーのたくさんの写真パネルに見入った。また、自分たちの支部のパネルを見つけたり、行ったことのない地方の写真等、興味深そうに見る姿も見受けられた。
 3階の「立正安国論記念展」は、立正安国論を中心として宗門の750年にわたる歴史が概観できる構成になっており、「今度登山するときは、この立正安国論記念展を拝見して御宗門の歴史に思いを馳せ御開扉に臨みたい」と語る人もあった。また、文書等の貴重な資料と解説・書き下し文をためつすがめつ丹念に見比べ、「御書に大聖人様がお引きになられた部分を見ることができて、感動した」「一度で見切れないので、誰かを誘ってまた来たい」との声も聞かれた。
 また「海外布教写真展」では、海外信徒の弾けるような笑顔の写真や行事の写真を、折伏・育成等、日本以上に苦労の多いであろうことに思いを及ばせながら熱心に観覧する姿があった。
 この後、充実した登山の感激を胸に、各自下山の途に着いた。

 記念総登山は、支部総登山形式と添書登山形式の2通りで行われる。登山が可能な日程は、各寺院の受付等に掲示されており、本紙12月1日号に折込の「保存版」にも掲載されている。
 添書登山形式では、登山希望日の1週間以上前に寺院で受け付けていただくことが必要で、その際、本年専用の「記念(添書)登山御開扉願」に必要事項を記入する。
 なお、添書申込用紙は所属寺院に申し出ればいただける。

 昨年、御法主上人猊下より「決起大会の大成功」と「全支部が折伏誓願を達成」との御指南を戴いて、文字通り決起大会の勢いを駆って、例年にない勢いで折伏誓願目標達成支部が相次いだ。本年はその勢いを衰えさせることなく、いや増して「折伏の日蓮正宗」「折伏の法華講」を合言葉に、皆が声をかけ合い励まし合って、全法華講員がこの記念総登山に参加しよう。また、全僧俗が等しく正法弘通をめざし、荒廃した社会に清気清風を送って変革していこう。


▲布教講演会に参加し折伏弘教の決意を固めた


▲記念展で地涌倍増への道のりを振り返り感動も新た