秀興山 妙聡寺 新寺落慶入仏式

―千葉市中央区―
―御法主日如上人猊下が北総の地に御下向―

(『大白法』H21.12.16)

 11月23日、千葉市中央区川戸町に新寺院・秀興山妙聡寺が建立され、御法主日如上人猊下大導師のもと、落慶入仏式が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、清涼寺信徒・塚本清士郎氏の発願により、総本山へ土地・建物が御供養された。塚本氏より、平成17年の御法主日如上人猊下御登座を御祝いし、何か御供養申し上げたいとの申し出が発端となり、千葉市内に一宇建立を願われた。これを御法主上人猊下は快く了承あそばされ、総本山の御指導のもと2月26日に起工式、8月21日に上棟式が行われ、10月に完工して、このたびの落慶に至ったものである。
 この法要には、随行の総監・八木日照御尊能化、大石寺理事・山崎慈昭御尊師、さらには本行寺住職・高野日海御尊能化、妙縁寺住職・光久日康御尊能化、宗務院各部長、大石寺主任理事・佐藤慈暢御尊師、千葉布教区支院長の梶原慈文御尊師、同副支院長の野村慈尊御尊師(清涼寺住職)をはじめ、布教区内外から多数の御僧侶方が御出席された。また、法華講総講頭の柳沢委員長、同大講頭の石毛副委員長、石渡秀男大講頭、さらには浦上千葉地方部長をはじめ千葉地方部内各支部講頭並びに妙聡寺・清涼寺・法道院の信徒代表など約2百名が参列した。
 午後1時15分、僧俗一同がお出迎え申し上げる中、御法主上人猊下が御到着あそばされた。直ちに山門に掲げられている山号額の除幕が行われた。続いて、新住職・佐藤信暢御尊師に初代住職の辞令を下賜された後、御僧侶、信徒代表、発願主親族、寺族の順に親しく御目通りを許された。
 法要の部は午後2時前に開始され、御法主上人猊下大導師のもと、山崎大石寺理事による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀、読経・焼香、慶讃文奉読、自我偈の読経・唱題と如法に奉修された。
 次いで、発願主である塚本氏より御法主上人猊下に寺院土地建物御供養目録の奉呈がなされ、御法主上人猊下より塚本氏に対し受書が授与された。
 続いて、寺院建立御供養の尊い志に対して賞与御本尊が授与され、さらに塚本氏夫妻に対して記念品が贈呈された。
 この後、御法主上人猊下より御言葉を賜った。
 引き続き式の部に移り、清涼寺住職の野村御尊師より経過報告、続いて宗務院代表の八木総監、布教区代表の梶原支院長、信徒代表の柳沢委員長より祝辞が述べられた。
 続いて、このたび初代住職として赴任された佐藤信暢御尊師より、御法主上人猊下及び参列の各位に対して、丁重な謝辞と今後の決意が述べられた。
 この後、玄関横において「槙」の御手植え、本堂において記念撮影が行われた。
 小憩の後、御法主上人猊下は本堂において妙聡寺鼓笛隊の演奏をご覧になられ、午後4時半過ぎ、僧俗一同が御見送り申し上げる中、妙聡寺を御発ちになられ、法要の一切がとどこおりなく終了した。(5面に慶讃文・御言葉を奉載、祝辞を掲載)


▲千葉県に新たに誕生した法城、妙聡寺の落慶入仏式(11月23日)