6百名の折伏誓願目標を達成

―その勢いのまま本年も活動開始―
―東京都豊島区・法道院―

(『大白法』H24.1.16)

 昨年12月30日、東京都豊島区の法道院支部は、年間折伏誓願目標6百名を達成した。
 その夜に予定されていた総幹部会は、急遽「折伏誓願完遂報告会」とすることになった。知らせを受け、東京都内、関東近県のみならず静岡等でも折伏を繰り広げていたこの日の活動者はそれぞれ、取りかかっていた折伏が終わると、日蓮正宗総監である御主管・八木日照御尊能化の待たれる法道院へ、午後7時からの報告会に参加するため、急ぎ集まった。
 報告会では、「完遂おめでとうございました」の御主管の第一声に、割れんばかりの拍手を本堂に響かせ、共に喜び合った。
 11月初めに新井契道御尊師が折伏推進委員として担当されてから7週間。12月に司令塔としてセンターを発足。さらに御主管の配慮で第2客殿がお寺の新館に設(もう)けられ、そこで毎日10時間唱題が行われるようになった。それからひと月後の12月22日に他支部の応援参加が決まり、翌日の実行開始から達成まで8日間で100名の入信。そして、12月の30日間で188名の入信者。
 そこで、明年へ向けて勢いを止めないために、あと1日がんばって「月間200名の折伏に挑もう」と目標を設定し直し、最終的に12月1ヵ月で198名、平成23年の折伏成果は626名となった。実に12年ぶりの達成である。

 年が明けて1月度御報恩御講の奉修された8日夜、八木御主管、新井折伏推進委員のご出席のもと、本年第1回目の活動者会及び総幹部会が行われた。
 初めに、昨年を振り返って活動体験の発表があった。2名の発表に聞き入りながら出席者の脳裏には、昨年の自身の闘いも重なって様々なことが去来していた。
 これまでも毎年、年頭から多くの講員が真剣に折伏に励んできた。地区としては達成した、あるいは班として達成できたというところもある。しかし、いかんせん支部の抱える世帯数も、誓願する目標数も多い。そして未達成が重なった。昨年も、残り3ヵ月、2ヵ月となるにしたがって、ここぞという正念場を思うような形で乗り切れないもどかしさがあった。言葉では達成しようと言い合いながら、胸のうちでは「今年も達成できないかも知れない」となり、「とても無理」となったりもした。
 しかし、これまでと打って変わって、晴れ晴れと新年を迎えることができた。その要因の1つに、「できない」が「できるかも知れない」「必ずできる」に変化したことがある。―6百名の折伏誓願目標達成―それはまさに戦(いくさ)と言っていい。謗法への戦であると同時に、自らの心の弱さや懈怠(けたい)を克服する戦。また、「やればできる」は「ここまでやれば」だったのかという驚きを伴う発見。夫婦・親子で折伏を成就できた西都地区婦人部の栗原さんと、26年かかってご両親を入信に導いた中嶋多摩副地区長による地区としても達成するまでについての発表は、多くの人の思いを代弁するものだった。
 次いで、折伏推進委員の新井御尊師より本年の折伏推進の方針が述べられた後、御主管と新井折伏推進委員の見守る中、目標を達成した総地区、地区、班、各部が次々読み上げられた。拍手で健闘がたたえられた。

 「折伏の法道院」として長い眠りから目覚め、本年9百名の折伏誓願目標を、どう実現していくのか。
 新井折伏推進委員が折々に指導された誓願達成の秘訣は、「唱題をたくさんすること」「御法主上人猊下の御指南通りに」「指導教師の指導のままに」「講員同士の異体同心」である。昨年の折伏戦は、まさにこのすべてが当てはまる。
 また、殊に大きな目標を達成するために重要なのが組織戦である。そこで新井折伏推進委員はこれに加え、「今までの個人個人の折伏はもちろん重要であり、そのまま続けるとして、毎月、土曜日・日曜日を2回はさんだ8日間ないし9日間の折伏集中期間を設ける」ことを打ち出された。各自が仕事や学業など様々な用事がある中を、この期間は時間をやりくりして集まり、昨年の大折伏戦のように組織だった折伏を展開するというものだ。さらに当日初めて情報を持ち寄るのではなく、2週間前からをその準備期間とする。

 昨年はどのような活動が展開されたのか。
 折伏対象者となる縁のある人は応援を得てそこへ出向く。その日特に縁がない場合は、ある人は法道院を拠点に何人かでグループを作って近くの公園で街頭折伏。あるいは、法道院前にテントを設置し、道行く人にパンフレットを渡しながら声をかける。その後、テントでしばし話す場合もあれば、客殿で1日何回か行う講演会に誘ったり、何人かで折伏を始める場合も。そのすべては時々刻々報告を受けてセンターが、この人には御僧侶にお話いただこう、この家に伺うには誰々さんに応援で入ってもらおう、等と迅速に判断を下して手配した。
 本年の目標9百名を悠々と突破するためには、組織戦に一層の磨きをかけていくことが重要である。やがては組織戦の先頭を走ることになる、法道院支部の正念場である。
 そしてまた、昨年末の折伏完遂報告会での八木御主管の、「今日からまたさらに、必死の思いで大聖人様の御遺命である広宣流布達成に向け精進し、すべての人々の幸せを願っていくことになる。それが妙法をひと足先に受持した我々の使命である。当面の目標である平成27年、33年の御命題達成へ向けて、さらに互いに励まし合いながら僧俗一体となって組織戦を展開していくが、大事なことは育成である。本年入られた600名、昨年、一昨年前に入った方と、多くの方々が一騎当千の折伏の戦士として立っていけるところに、広布へ向かって大きく前進できるのである(趣意)」との御指導を胸に、名実共に日本一の法華講をめざす。
 まずは1月14日から折伏集中期間が開始。期間目標70名の達成に向け、既に闘いは始まっている。


▲600人めの御授戒の様子。右の母親に抱かれた幼な児が601人め(12月30日午前11時)


▲昨年12月30日、目標の600名を超え誓願達成、やり切った!これにより東京第1布教区は全支部達成となった


▲元旦勤行終了後、本堂で喜びの記念撮影