創価学会の「塔婆不要論」は誤りです!

―塔婆回向は大聖人の御教示―
(日蓮正宗リーフレット「創価学会員の方へE」H23.)

 創価学会では、近年、日蓮正宗の塔婆供養に対して「金儲(もう)けの手段」「信徒だましの道具」などと誹謗し、塔婆供養は必要ないとの論調を繰り返しています。
 はたして塔婆供養は必要ないのでしょうか?

 塔婆について、日蓮大聖人は『草木成仏口決』に、
 「我等衆生死する時塔婆を立て開眼供養するは、死の成仏にして草木成仏なり」(御書522頁、全集1339頁)
と仰せられ、死後の生命に対し、非情の草木をもって塔婆を建立し、開眼供養するところ、その功徳が精霊に回向され、死の成仏を果たすことができると御教示されています。
 こうした意義から、日蓮正宗では故人への供養として、命日や盂蘭盆会(うらぼんえ)・春秋彼岸会等の折に触れて、寺院へ参詣し塔婆建立を願い出る習わしとなっています。

 日蓮正宗の塔婆は、五輪(ごりん=地・水・火・風・空)の板木に「妙法蓮華経」の題目を認(したた)め、その下に戒名や俗名を書くことにより、その塔婆は亡くなった方の体を表すことになります。その塔婆を御本尊の傍(かたわ)らにお建てし、本宗僧侶の導師のもと読経・唱題することにより、亡くなった方の生命に御本尊の広大な利益が感応するのです。
 塔婆供養の功徳について、大聖人は『中興入道御消息』に、
 「去(みまか)りぬる幼子のむすめ御前の十三年に、丈六のそとば(塔婆)をたてゝ、其の面に南無妙法蓮華経の七字を顕はしてをはしませば(中略)過去の父母も彼のそとばの功徳によりて、天の日月の如く浄土をてらし、孝養の人並びに妻子は現世には寿(いのち)を百二十年持(たも)ちて、後生には父母とともに霊山浄土にまいり給はん」(御書1434頁、全集1334頁〜)
と仰せられ、故人の成仏はもとより、願主本人も広大な功徳を積むことを御教示されています。

 あなたの大切な先祖も、正法による塔婆供養を心待ちにしているに違いありません。
 今あなたに必要なことは、謗法に染まった創価学会を脱会し、大聖人本来の純粋な信仰に立ち返ることです。
 1日も早く日蓮正宗寺院へ参詣し、正しい先祖供養を行いましょう。どれほど、先祖故人の方々が喜ばれることでしょう。

------------------------------------------------------------
池田大作の指導

◆塔婆供養の意義について述べておきたい。死後の生命は、宇宙に冥伏(みょうぶく)し、生前の因縁に応じて、十界のそれぞれの世界で、苦楽の果報を受けているのである。塔婆供養による唱題の回向によって、諸精霊に追善がなされ、生命の我を悪夢から善夢へと転換していけるのである。(池田大作の指導『大白蓮華』S59.5 42頁)