顕正会の日達上人誹謗を正信会僧に訊ねた

(埼玉県 堀博さん『慧妙』R1.9.16c

 

 昨年来の『顕正新聞』による日達上人誹謗には、目に余るものがあります。

 内藤某という会員が亡き母から聞いた、とかいう話。

 川崎某という男子部長が、元正信会副議長の佐々木秀明(故人)の発言を正信会僧侶から又聞きした、とかいう話。

 竹内某という総支隊幹部が、本宗御僧侶の発言を又聞きで聞いた、とかいう話等々

 これら(いずれも本人の実体験ではなく、誰かからの伝聞とされるもの)を金科玉条(きんかぎょくじょう)のごとく挙げて、顕正会では、日達上人が悪臨終の相を現じたと、口汚なく罵っているのです。

 しかし、すでに『慧妙』には、実際に日達上人の御臨終の妙相を拝した多くの僧俗の証言(伝聞ではなく、拝見した本人の証言)が紹介されており、いずれが信憑性(しんぴょうせい)が高いかは一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。

 ただ、宗内僧俗の証言だけですと、顕正会員はこれを手前味噌だと思って、信じようとしません。

 そこで私は、かつて日蓮正宗の僧籍を持ちながら、宗門から擯斥(ひんせき)処分を受けて僧籍を失った人達の中で、日達上人の御臨終の相を間近で拝した人がいたのではないか、と思い、心当たりの正信会僧に、『顕正新聞』のコピーを添えて、問い合わせの手紙を書いてみました。

 その結果、12人から返信を戴(いただ)いたのですが、そのうち、日達上人の御臨終の相は見ていないとの回答が2人、見てはいないがそんな話は聞いたことがないとの回答が1人、確かに間近で拝見したとの回答が、電話なども合め9人、そして間近で拝したという人の全員が、顕正会の言うような日達上人誹謗は事実無根の虚言である、と明言されたのです。

 以下にそれらの証言を紹介します。

 

証言

 「私は今まで、日達上人について、御質問のようなこと(※顕正会で宣伝する悪相のこと)を聞いたことがありません。」

 

証言

 「全国から弟子達が集まる中、御法主上人がお休みになられている奥へ参りました。

 静かにお休みになっておられる日達上人に対し、皆がお経を唱えておられるのを見て、日達上人が御遷化(ごせんげ)になられたことを事実として受け止めることができました。仮通夜、密葬、火葬場と、全て参加させていただきました。安らかにお休みになっておられるお姿は、今も忘れることができません。顕正会が報じているような事実は絶対にありません。御安心ください。(中略)

 内藤正信なる私の小中学校時代の同級生は、昔から弱々しく話もまともにできない者でしたが、顕正会に入って、嘘(うそ)をつくか何かで、自分の居場所を見つけたのではないでしょうか。いずれにいたしましても、日達上人の生涯は、日蓮正宗と大石寺、そして富士日興門流を守るための生涯であった、と思います。」

 

証言

 「日達上人がご遷化された時は驚天動地の思いでした。(中略)本山につき早速、日達上人の御遺体の安置されていた大奥対面所に行きましたところ、多くの僧侶が唱題されておりました。

 その時、日達上人の御尊顔を拝しました。やすらかな御尊顔でした。入棺や、お別れの時も安らかな御尊顔でした。

 仮通夜から本通夜まで、弟子が交替で導師をお務めするのですが、私も仮通夜の導師の役を与えられ、お務めさせていただきました。

 ですから、日達上人の御臨終の相が悪かったなどという指摘は、何が悪相なのか、なぜそのような言葉が言えるのか、私には理解できません。」

 

証言

 「顕正新聞の記事の内容、特に日達上人の臨終の相についてお尋ねのようです。

 40年前のことではっきりと憶(おぼ)えておりませんが、葬儀のお別れの際に拝顔したのですが、顕正新聞に書かれているような臨終の相などは知りません。

 こういうことは、本人が実際に見聞きした事なら、記事にしても結構だと思いますが、誰々から聞いたとか、噂(うわさ)話を聞いて、それをまたオーバーに取り上げて記事にするのは、どうかと思います。」

 

証言⑤(電話での回答)

 「日達上人の仮通夜と密葬に参列しました。悪相などというようなことはありません。顕正会員が勝手に言っているだけでしよう。」

 

証言

 「あまりにひどい虚言に驚きました。何か憎しみの心でもあるのでしょうか。

 日達上人のご臨終の相は色も白く柔和なものでした。

 拙僧も拝していますし、多くの僧俗がお別れしております。

 妄想の類いに言葉もありません。」

 

証言

 「お尋ねにお答えします。

 当方も葬儀に参列しましたが、顕正会が言っているような、悪相ということはありません。これは、来寺する顕正会員にも言っていますが、もし、悪相や異臭等ということがあれば、多くの僧の口によって語られます。しかし、顕正新聞に載るまで、このような話は聞いたことがありません。おそらく『死人に口なし』で、佐々木師が亡くなったことに乗じて、佐々木師の言葉として悪口を言っているものと思われます。以上、私の感想を申し上げました。」

 

証言

 「日達上人の御臨終の相は、顕正会の言うようなものではありません。」