顕正会法務部長・藤村雄大(ゆうた)を提訴

音声データ騒動で事実無根の誹謗中傷一

(『慧妙』R1.12.16a

 

 去る11月28日、理境坊所属妙観講及び同講講頭・大草一男氏(法華講大講頭)は、顕正会法務部長で弁護士の藤村雄大(ゆうた)を、名誉毀損(めいよきそん)で東京地裁に訴えた。

 すでに妙観講では、宗教法人顕正会・同会会長浅井昭衛・同法務部次長菅原克仁を提訴していたが、これまで日蓮正宗や妙観講に対し名誉毀損発言を繰り返していた法務部長の藤村に対しても、十分な準備の上、提訴に及んだものである。

 この訴訟は、例の浅井昭衛の「帰りたまえ」の音声データについて、藤村が事実を歪(ゆが)めて、"妙観講が音声データを捏造(ねつぞう)した、この捏造に、大草氏の関与が明らかになった"などと発表し、「寄生虫だ」「犯罪気質だ」と口汚なく誹謗(ひぼう)してきたことに対し、名誉毀損による損害賠償請求の訴訟を起こしたもの。

 この訴訟のポイントは、

双方が音声データの鑑定を依頼した2ヶ所の専門機関で、それぞれ対立する鑑定結果を出していることから、今後、そこを究明していく必要はあろうが、この段階で「捏造が明らかになった」などと断定することはできない。しかるを、そう断定した藤村の発表は、確かな根拠に基づくものでなく、公正な事実などとは程遠い

浅井宅で音声データを収録したのは妙観講の女性講員であるが、これをもって妙観講が音声データを捏造した、などとするのは、論理が著しく飛躍しており、何の根拠にも基づいていない

また、大草氏が音声データの捏造に関与した、などという主張にも、なおのこと全く根拠がない

しかるに藤村及び『顕正新聞』は「宗門に巣食う『寄生虫』たる妙観講講頭・大草一男が、(中略)先生の音声データを捏造・公開した」「妙観講の犯罪気質が改めて浮き彫りになった」「音声データの『捏造』という反社会的な行為に手を染め、それを世間に公表して宗内外の者を欺(あざむ)いた」

 「大草が音声データの捏造・公開に関与していることは明白」

などと、激越な表現をもって妙観講と大草講頭を悪口誹謗している

 以上のことから、藤村の発表は明らかな名誉毀損に当たる。

 いかに浅井昭衛のメンツを守るためとはいえ、弁護士たる者がこのような違法行為を犯して済むはずがない。

 ここで真摯(しんし)な反省をするのか、あるいは毒を食らわば皿まで、と開き直るのか、藤村雄大の今後が注目される。