大聖人本仏義は誰から?

(『大白法』H23.7.1)

 現在、他の日蓮門下においては、あくまでも釈尊こそが仏法の中心であるという考えに大差はなく、日蓮大聖人を末法の御本仏と拝することはない。これは、700年来、変わることのない現実である。
 しかし、法灯連綿たる我が宗門、すなわち日蓮正宗だけは、大聖人より唯授一人の血脈を受けられた第2祖日興上人以来、代々の御法主上人が御相伝を正しく伝えられているが故に、大聖人こそが末法下種の御本仏であると正しく拝することができたのである。
 では、創価学会は、大聖人を御本仏と拝することを誰から習ったのだろう。
 言わずもがな、日蓮正宗からである。
 創価学会の牧口初代会長と戸田第2代会長が、東京・常在寺の法華講員であった三谷素啓氏から折伏され、日蓮正宗の正しい信仰を習い、大聖人への尊信を教えられたのである。
 つまり、創価学会が、大聖人を御本仏と拝することを知ったのは、日蓮正宗が正法正義を伝持してきたが故であり、その根源は、御歴代御法主上人によって御相承なされてきたからである。
 この現実、すなわち宗門なくして創価学会が起こり得ない道理を無視して、宗門を悪しざまに誹謗するとは、何たる不知恩極まる教団であろうか。
 ここに、創価学会の本末転倒と悩乱ぶりが、明々白々である。