創価学会の危険性(仮題)

(『慧妙』H26.4.1)

▼テレビのコメンテーターとして活躍する元衆議院議員・田中秀征氏の言葉を借りて言うと、「常に巨悪の第一発見者の一人であり、最初の挑戦者である。みんなが怒るから自分も怒るのではなく、いつも最初に怒る人」である評論家・佐高信氏の人気コラム「政経外科」(『サンデー毎日』)が、突然、連載打ち切りとなったようだ
▼このことについては、佐高氏自身が『週刊金曜日』のコラムで、「2ヵ月前、潟永(サンデー毎日編集長)自身からの電話で、池田大作批判の原稿が厳し過ぎるので書き換えてほしいと言われた。雑誌存続が問題になっている時に、このまま載せては持ちこたえられないという」と、舞台裏の1つを明らかにしているが、この短いやりとりの中に、我が国の憂うべき実態が如実に映し出されている
▼池田大作批判が厳しいと、雑誌存続が危うい、ということは、単に『サンデー毎日』の読者が減るという意味ではあるまい。池田を信奉する創価学会員は、もとより週刊誌を読むことを禁じられているのだから。したがって、もっと強く大きな圧力がかかったであろうことは間違いない
▼かつて、言論出版妨害事件を引き起こし、社会から厳しく糾弾された過去を持つ池田大作と創価学会。彼らは全く反省などしていないし、そればかりか、この者どもの本当の怖さは、相手を油断させ、問題意識が薄らいだ頃に、水面下で野望実現の触手を伸ばすところにあるのだ
▼フリージャーナリストの矢崎泰久氏は、先の都知事選を例に挙げ、「公明党の創価学会票は実に正確に配分されていた。(中略)これほど怪しいことも他にない。政教分離の憲法を踏みにじることで、この国の民主主義を破壊して恥じない悪の本質が露呈している」(『週刊金曜日』)と、喝破しているが、創価学会の危険性は、現在進行形なのだ。この現実を我々は、ゆめゆめ忘れてはならない。