学会"ヨイショ本"出して恥じない大学教授

『外から見た創価学会』
村尾行一[ムラオコウイチ]
1934年中国・大連市に生まれる。東京大学農学部卒業、同大学院博士課程修了、ドイツ・ミュンヘン大学経済学部留学、東京大学農学博士。京都大学助手、東京大学助手、ミュンヘン大学客員講師、愛媛大学教授などを経て、現在みどりのコンビナート研究所主宰

▲『外から見た創価学会』の表紙と著者略歴(<KinokuniyaBookWeb>WS)=『外から見た創価学会』というタイトルからは、客観的立場にある、外部の人間である大学教授が、創価学会について評したもの、との印象を受けるが、実際は大違い。
 創価学会を褒(ほ)め称(たた)えるばかりで客観的な評論はなく、ただ、自身の主観のみ(それも、まるで学会員のような視線で)で綴(つづ)られている。(中略)
 この、内から見て単に創価学会や池田大作などを自讃しているにすぎない代物を、「外から見た」云々と平然と書くやり口に、今さらながら呆(あき)れると共に、著者に対しては学会の肩を持って世間を騙(だま)すのもいい加減にせよ、と言いたくなる。
 さて、その「お抱え書」の最後の方に、「邪宗門」なる項があり、その冒頭に、歪曲(わいきょく)された近代宗門史への誹謗(ひぼう)が挙(あ)げられている。(中略)「外」の謗法者であるはずの「大学教授」が、謗法容認などといって云々したち、いい笑い物ではないか。(『慧妙』H18.11.1)