保守地盤の強い九州で自公の選挙協力が浸透(仮題)

―「下駄の雪」から「鼻緒」になった公明党の鼻息荒く「軽減税率と安保法制、もう譲らぬ」―
(<産経ニュース>2014.12.30 11:00抜粋)

 師走に行われた第47回衆院選は、安倍晋三首相率いる自民党は現状維持、低投票率も手伝って公明、共産両党が躍進する結果となりました。(中略)  組織力をフル回転させたのはやはり公明党でした。候補を立てた9選挙区すべてで勝利(公明党関係者の専門用語でいうところの「完勝」)し、平成8年から小選挙区・比例代表並立制で行われるようになって以降で最多の35議席を獲得しました。
 比例代表の得票率は前回11.8%だったのに対し、今回は13.7%に上昇しています。県別の得票率をみると、上位から福岡、次いで岡山、長崎、熊本、宮崎−の順でした。トップの福岡の得票率は19.6%(前回16.7%)、岡山、長崎、熊本が18.0%(小数点2位以下切り捨て)。
 公明党が圧倒的な強さを誇る大阪も比例での得票数・得票率とも前回より伸びていますが、それでも11位。“自民党王国”が多く、保守地盤の強い九州で自公の選挙協力が浸透していることが数字にも表れているとみられます。