公明党前代表・太田昭宏らが稲荷神社の「狐の行列」に!
―「謗法」と私的されても本人も公明党もダンマリ―
(『慧妙』R2.1.16b)
公明党衆議院議員・岡本三成のツイッターが、話題となっている。
というのは、岡本が昨年十二月三十一日にアップした動画において、太田昭宏(前公明党委員長・全国議員団会議議長・衆議院議員)と共に、「狐の行列」と印刷された紙製の肩衣(かたぎぬ)と狐の面を付け、二人でにこやかに写っていたからだ。
「狐の行列」とは、主催者の公式サイトによると、東京都北区の王子には、大晦日に各地から集まった狐が大きな木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣(もう)でた、という古くからの伝承があり、その狐が詣でる様子にならい、大晦日、装束稲荷を出発点にして、揃(そろ)って王子稲荷神社に初詣でをするもので、参加者には、「狐顔メイクまたは狐面を身に着けた和装の方」という条件が付けられているという。
つまり「狐の行列」とは、狐の仮装をして和服を着た者が装束稲荷に集まり、王子稲荷神社に初詣でをするという、歴(れっき)とした宗教行事なのである。
太田・岡本の二人が、どういった理由で、この行事に関わっていたのかは不明だが、狐の面を付け、「狐の行列」と印刷された紙製の肩衣を纏(まと)っているからには、「狐の行列」に参加、もしくは協賛する立場でそこに居たことは疑いようがあるまい。
岡本のツィッターには、
「太田さん。これは謗法です。草創の人が見たら怒り出す。
青年部長まで務められたのにお分かりでしよう。
慣習では済まされない。しかも、SNSで拡散させる意図がわからない。もう手遅れですが、削除することをお勧(すす)めします。」
「これは、いくら何でもマズいんじゃないですか?」
「謗法厳戒って言葉、知ってますか?」
「学会員がお稲荷さん参りしても良いもんなの?」
「岡本先生、いくらなんでもこれは謗法なのでは?」
といった批判が次々と寄せられる状況に。
それでもこの動画は、一月十三日に至ってもなお、ツィッターから削除していない。
しかも太田・岡本に対する批判の声は、公明党広報の一月二日のツイートにリツイートされているが、公明党がこれに反応した様子もない。
自らが謗法と化した以上、謗法厳誡などどこへやら、ということなのだろう。
学会員諸氏よ、これが学会員を代表して政界に出た公明党の実態なのだ。この現実を直視せよ!
[画像]:岡本三成のツイート(上・昨年12月31日のもの)と、それについて公明党広報に説明を求めたリツイート(下・本年1月2日のもの)