創価学会破折資料
憎悪の批判者攻撃



「矢野裁判」において裁判所が認定した
創価学会・公明党の正体!

―創価学会の人権侵害と暴力体質を見よ―
―この異常な宗団から脱会しよう!―

(『慧妙』H21.10.1)

【"組織を挙げて命を狙う"とした脅迫内容】

「創価学会青年部が怒っている。」(高裁判決文17頁)

「青年部は跳(は)ね上がっている。矢野の命も危ない。」(高裁判決文17頁)

「土下座しろ。」(高裁判決文19頁)

人命にかかわるかもしれない。(高裁判決文19頁)

「あなたは息子がどうなってもよいのか。」(高裁判決文19頁)

「それを渡さないと皆怒り狂って何が起こるか分からない。」(高裁判決文20頁)

「渡さないなら覚悟はできていますね。」(高裁判決文20頁)

「重大なことと言えば分かるだろう。矢野さんの身に危検が迫る。」(高裁判決文27頁)

「どうしてもだめなら、全党挙げて矢野をつけねらう。」(高裁判決33頁)

「要求を拒(こば)めば、これらの多数の創価学会員ないし公明党員が矢野及びその家族に対してどのような危害を加えるかもしれない。」(高裁判決文41頁)


 別掲(※上記)の発言をご覧いただきたい。
 これらは巷(ちまた)の暴力団員が吐いた言葉ではない。歴とした宗教法人・創価学会の副会長や青年部幹部、さらには公明党OB議員らの口から出た言葉である。
 本紙前号で報じたように、矢野氏の「黒い手帖」にまつわる裁判は、創価学会・公明党の、あらゆる手段を弄(ろう)して服従させようとする暴力体質、必要とあれば証拠の改ざんまでして"敵"を陥(おとしい)れようとする謀略(ぼうりゃく)体質を、司法がしっかりと認識した、という点で、大きな意義があった。
 その裁判の中で、別掲のような脅迫(きょうはく)的言辞を、創価学会幹部や公明党0B議員が矢野氏に対して発言していた「事実」が認定されたのだ。
 周知のように創価学会は、日本最大の新興宗教団体である。
 その機関紙である『聖教新聞』の1面には、ほぼ毎日のように、「創価学会の永遠の指導者」である池田大作が、その人間性を認められて世界中から顕彰されている、とする記事が掲載されている(その顕彰の有り様は、まるで最近ヒットした映画『二十世紀少年』に出てくる「ともだち」のようだ)。
 しかし、その池田大作の間近にいて、日々薫陶(くんとう)を受けてきた最高幹部らの口から出た言葉は、暴力団も顔負けの脅迫的言辞だったのである。
 このことから窺(うかが)われるのは、池田大作が実際に彼らに教え込んできたのは、創価学会絶対主義であり、たとえ少しでも創価学会を批判した者は徹底的に排斥(はいせき)し、追い詰めていく、創価学会流の原理主義だったのであろう、ということだ。
 創価学会はこれまでの歴史の中で、数々の反社会的事件を起こし、そのたびに社会から糾弾(きゅうだん)されてきた。練馬投票所襲撃事件しかり、言論出版妨害事件しかり、日本共産党議長・宮本顕治邸盗聴事件しかりである。
 しかるに、これらの事件について創価学会は、常に"一部の者による行きすぎた行為だった"と弁明。創価学会そのものへの批判を必死に躱(かわ)してきた。
 だが、さすがに今回だけはそうはいかない。なぜなら、矢野氏への脅迫は、現職の副会長や青年部幹部ら、さらには公明党OB議員ら池田から直接薫陶を受けてきた首脳幹部らが組織的に引き起こしたからである。
 されば、当然のことながら、最高指導者・池田大作の指導性こそ問われてしかるべきであろう。
 言論出版妨害事件の際、後に第4代会長となる北條浩は、学会批判書を著した隈部大蔵氏に対して「創価学会は『象』、それも巨象だ。これに比べてお前は一匹の『蟻(あり)』だ。創価学会を批判する輩(やから)に対しては、たとえ一匹の蟻といえども象は全力をもって踏みつぶすのだ」「学会の青年部は純真で、情熱的で、行動力に富んでいる。したがって創価学会を批判するような不心得者に対しては、最高幹部の命令とあれば、命令一下、どんなことでも実行する信念と行動力を持っていることを、よく覚えておけ」と恫喝(どうかつ)したという。
 あの日本中を震撼(しんかん)させた驚くべき事件から、すでに約40年が経過した。
 この間、創価学会では、池田大作自らが事件を深く反省し、社会に謝罪した上で、学会の体質を改めてきたはずであったが、じつは、あの時の謝罪は、創価学会なかんずく池田大作への批判をかわすためだけの、世間を欺(あざむ)く行為でしかなかったのである。
 そして今回、矢野氏の裁判によって、池田創価学会の体質は、今も何一つ変わっていないことが証明されたのだ。
 創価学会員の諸氏よ、これでもなお学会・公明党を信じて、ついて行くのか!?

[資料]:「手帖持ち去り事件」の結果



学会・公明党批判ビラ配布者に暴行(仮題)

(『慧妙』H21.9.1)

〈小多仁〉小川さんの「政教分離を考える会」では8月18日、警視庁西新井署に「告訴状」を提出されましたね。その告訴の趣旨はどういうことですか。
〈小川〉概要を言いますと、8月2日午後4時半過ぎころ、「政教分離を考える会」発行の「公明党は創価学会の教義を実現するために作られた政党です」との表題のビラ(通称「NO!池田大作ビラ」)を法華講員のIさんが足立区本木南町において配布していました。付近は人通りのない町並みです。その中で、学会員と思(おぼ)しき者達だけが自転車に乗ってパトロールでもしているような、異様な雰囲気だったそうです。
 Iさんの背後から、3〜5人の創価学会関係者と思われる者が尾行してきました。その異様な雰囲気に殺気を感じたIさんは、「危ない、人通りのいる所まで出なければ」と思い、足早に避難行動を開始しました。
 すると尾行してきた男たちは、後方から傘の先でIさんの背中を強く突き、さらに左側から前方に回り、Iさんの顔面右目部分を突いたのです。それも至近距離からです。
 眼球は脳髄(のうずい)に隣接しています。そこを突き刺されれば、命に及ぶ重症になります。殺人未遂が適用されてもおかしくない暴行傷害罪です。外傷性録内障、(りょくないしょう)および外傷性前房出血の障害を受けたIさんは、東大病院に緊急搬送されて、一時は失明の危機もありました。
〈小多仁〉それはひどい暴行傷害事件ですね。必ず犯人を捕まえてもらいたいものですね。それで刑事告訴をされたのですね?
〈小川〉はい。8月18日、警視庁西新井署に、弁護団と被害者同行で告訴手続きにまいりました。(中略)
〈小多仁〉しかし、今回の事件は、悪質さにおいて、それらをはるかに上回っていますね。ともあれ、ビラ配布を阻止するために集められた学会青年部には、このビラ配布が憲法21条で保障された正当な言論活動であることを、幹部たちから知らされていないばかりか、
いたずらに憎悪を掻(か)き立てられた上で動員されてきている現状だと思います。


警視庁が法華講員の刑事告訴を受理!

―8月に都内で発生した"傘突き事伜"で―
(『慧妙』H21.11.1)

 去る10月21日、警視庁・西新井警察署は、同署管内で本年8月2日に起きた、法華講員に対する暴行事件につき、被害者である法華講員の告訴状を受理した。
 事件は、8月2日の午後に発生した。
 被害者である法華講員の伊藤和彦氏が、東京都足立区内において「政教分離を考える会」(小川ョ宣代表)発行の「公明党は創価学会の教義を実現するために作られた政党です」と題するビラを配布していたところ、3人の自転車に乗った男が現れ、口々に「何をしているんだ」「そんなもの配っていいのか」などと言いながら、伊藤氏の進路を妨げ、ビラ配布を妨害してきた。
 やむなく伊藤氏は、駐車場に止めた自分の車に戻ろうと歩き出した。
 しかし、男たちはそれだけでは収まらなかった。伊藤氏の後を追いかけて、逃げる伊藤氏に追いつくなり、1人がいきなり、手にしていた傘の先で伊藤氏の背中を強く突き、さらに伊藤氏の前方に回り込むと、伊藤氏の右目をめがけて突いてきたのだ。
 伊藤氏が眼鏡をかけていたことが幸いし、致命傷こそ免(まぬが)れたものの、伊藤氏は外傷性緑内障・外傷性前房出血という重傷を負い、一時、右目の視力・視野がほとんど失われてしまったのである(事件後3ヶ月が経過した現在、ようやく回復してきた)。
 残念ながら加害者の身柄は確保されていないが、加害者が配布を阻止(そし)しようとしたビラは、創価学会と公明党との関係を指摘したものであったことや、学会男子部が組織を挙(あ)げてビラ配布を阻止すると宣言していたことからして、犯人像は誰にでも見当がつこうというもの―。今回、刑事告訴が受理されたことにより、加害者の逮捕および背後関係の解明が進むことが期待される。
 なお、「政教分離を考える会」が発行するビラの配布に関しては、昨年11月にも、配布していた法華講員2人が複数の学会員に襲(おそ)われて負傷する事件が起き(本紙平成20年12月1日号に詳報)、現在、加害者である学会員との間で訴訟が続いている。
 正当な言論活動さえ暴力で封殺しようとする創価学会員―-。その横暴を封じるには、暴力にも屈しない強い意志と、それを支える信仰、そして勇気ある実行力が必要不可欠だ。



山崎正友氏(元創価学会顧問弁護士)死去に狂信者が跳梁(ちょうりょう)

−遺体を10台の車で追跡、怪文書や嫌がらせ電語も―
(『慧妙』H21.1.16)

 去る12月29日、本紙にも健筆を揮(ふる)ってきた元創価学会顧問弁護士・山崎正友氏が逝去(せいきょ)された(享年72歳、戒名は随法院正賢日成居士)。
 山崎氏はかつて、池田大作の側近中の側近として、創価学会副理事長・総務などの要職を歴任、学会顧問弁護士として辣腕(らつわん)をふるったが、昭和52年に表面化した第1次学会問題の最中、対立する側の日蓮正宗御法主・第66世日達上人の御高徳にうたれ、池田側近でありながら学会批判に転じた。
 そして、かつて山崎氏らが北条浩(第4代会長。故人)の決裁のもと、組織ぐるみで行なった共産党宮本委員長宅の盗聴事件を暴露(ばくろ)するなど、激しい内部告発を展開したのである。
 学会の組織は大揺れに揺れた。それはそうだろう、学会が日蓮正宗宗門を支配しようと企んでいた仏法上の大謗法をはじめ、対立政党の委員長宅を盗聴していたことなど、次々と悪事が露呈(ろてい)して、連日のようにマスコミを賑(にぎ)わしたのだから。
 これによって窮地(きゅうち)に陥(おちい)った池田大作の側は、必死の巻き返しを行ない、その狡猾(こうかつ)な策略と讒言(ざんげん)によって、あろうことか山崎氏は日蓮正宗からも離反してしまう、という不幸な事態となってしまった。
 さらに、創価学会から恐喝罪で告訴され、山崎氏は一貫して無実を主張したものの、学会側で用意した多数の証言の前に、ついに2年2ヵ月の実刑判決を受ける身となってしまったのである。
 平成5年に出所した山崎氏は、翌年、幾度もの再折伏を受けて自らの謗法に気付くことができ、平成6年12月、第67世日顕上人にお詫(わ)び申し上げて、理境坊信徒として復籍を許された
 以来、再び学会批判に立ち上がり、今日までの14年間、多数の書籍を物してきた。
 かつて山崎氏の内部告発で深刻な影響を受けた池田大作は、この山崎氏の動向がよほど恐かったらしく、まるで世の全ての学会批判を山崎氏が起こしているかのごときヒステリックな反応を見せ、学会機関紙誌には山崎氏への悪口雑言が並ばぬ日はなく、また氏の周辺には常に大勢の謀略(ぼうりゃく)要員が見張りとして張り付くほどであった。
 だが、そのような攻撃もどこ吹く風で、山崎氏は平然と学会批判を貫いたのである。
 そして、ここ数年、山崎氏は「今までの人生で、これほど安らかな心で過ごせたことはありませんでした。本当に猊下のおかげです」と、幾度も口にし、また筆にもしていたが、その言葉どおり、氏の最期は本当に安らかで、満足しきったものであった
 12月29日、山崎氏の遺体を乗せた救急車や葬儀社の車を、深夜まで10台もの車で追跡したり、「地獄行き」などと書き殴った怪文書を出し、1月5・6日の葬儀当日には、嫌がらせの電話や電報を会場に入れ続けた狂信者集団の面々―。
 彼らは、学会の副会長・総合婦人部長といった大幹部らの死亡がすぐには公(おおやけ)にされず、一般の学会員達の知らぬ間に火葬まで済まされている、という事実と、片や、山崎氏の葬儀には多数の人が入りきれないほど集って最期のお別れをしている、という事実を引き較べ、自らの信仰に何の疑問も抱かないのだろうか。ならば、次の御金言をよくよく拝すべきであろう。
 「人は臨終の時、地獄に堕つる者は黒色となる上、其の身重き事千引(ちびき)の石(いわ)の如し。善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども、臨終に色変じて白色となる。又軽き事鵞毛(がもう)の如し、軟(やわ)らかなる事兜羅綿(とろめん)の如し。」(御書1290頁)
 「なにとなくとも一度の死は一定(いちじょう)なり。いろばしあしくて人にわらわれさせ給ふなよ。」(御書982頁)

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夫・山崎正友のこと
(理境坊信徒・山崎桂子『慧妙』H21.1.16)

 昨年12月29日、夫・山崎正友が死去しました。振り返れば故人の人生は長い創価学会との闘いでした。
 平成8年11月に私と再婚してからも、その闘いは続いておりました。びっくりするのは、結婚生活12年間、休むことなく創価学会関係者らの尾行が続いていたことです。
 そんな中でも夫・正友は野菜作りに喜びを感じ、スイカ・ジャガイモ・大根・夏野菜等の収穫を楽しんでおりました。園芸も大好きで、家の周りをいつも四季折々の花で埋め尽くしておりました。
 2年半ほど前から私は友人と2人で、自宅の1階を事務所として、小さな会社を立ち上げました。
 友人も夫・正友の優しい人柄に打ち解け、仕事の合間に畑作りを教わって、昼休みにはいつも楽しそうに畑に出かけておりました。
 ところが、そんな彼女が、ある日「びっくりよ。畑の中に、目立たないように大きな穴が掘ってあって、落ちて転んでしまったわ。それに穴の中には針金のような物が刺してあって、危うくケガするところだった」と、立腹して帰ってきました。
 また、別の日には、豆の葉やトマト畑一面にセメントが撤(ま)かれていたり、ペットフードが撒かれていることもありました。
 バケツに「死ね」と書いてあることもあり、嫌がらせは日に日にエスカレートしていました。
 友人は怒り、呆(あき)れ、嘆(なげ)きましたが、夫・正友は穏やかに、怒りに震える友人を静かに慰(なぐさ)めていました。
 友人は日蓮正宗の信徒ではありませんが、夫・正友の生きる姿勢に真の信仰者としての姿を見ていたようです。友人は「人を見ればその人の信じるものの真の姿が分かります」と言いました。
 そんな日々が続く中、去年は次第に体力も落ち、食事が摂(と)れなくなっていきましたが、それでも必死で生きる努力をし、闘いに力を尽くしておりました。
 好きだった野菜作りもやめ、園芸も少しずつ関わる時間を短くし、体力の続くかぎり、創価学会との闘いに全力を尽くしていたのです。
 亡くなって知ったのですが、『慧妙』1月1日号に掲載されておりました手記「続・あの頃のこと」に、「私自身、いつまで生きられるか分かりません」と、自分の命が長くないことを自覚した文面が書きつづられておりまし
た。
 夫・正友は創価学会の教えの誤りを正す活動を死ぬまで続けておりましたが、一度も怨念(おんねん)による個人攻撃はせず、ただ信仰者としての正しい姿勢、僧俗の正しいあり方を伝えることのみに智力を尽くしたと思います。
 亡くなる2日前、飼っている猫「幸四郎」の頭をなでながら、「お父さんはいろいろ大変だったけど、とても幸せだったヨ」と語っていました。そして亡くなる当日、私と共に最後の勤行・唱題を務めた後、何の苦しみもなく、本当に気持ちの良さそうな表情のまま、静かに息を引き取ったのです。
 最後まで自分の意志を貫き、また頑張り続けた夫・正友の生き方に、私は称賛り言葉をかけてあげたいと思います。
◇◇◇
<編集室より>
山崎氏の告別式は亡くなって8日後の1月6日に執(と)り行なわれましたが、参列した学会脱会者の方からも「8日も経(た)っているのに、顔色も生前と変わらず、穏やかな表情で、本当に驚き感激しました」との声が寄せられています。山崎正友氏のご冥福(めいふく)を、衷心(ちゅうしん)よりお祈り申し上げます。



本部幹部会・熾烈な矢野攻撃と池田夫妻礼賛の異常

−隠されていた“矢野攻撃”発言―
(『フォーラム』H20.11)

 本年5月12日、公明党の委員長・書記長を20余年にわたって務めた矢野絢也氏が、創価学会から退会するとともに、創価学会の最高幹部らから言論封殺を含む激しい人権侵害行為を受けたとして、創価学会と最高幹部7名を被告として、名誉毀損に基づく損害賠償等請求訴訟を東京地裁に提訴した。
 しかしこの矢野氏の造反・提訴に対して創価学会は、矢野氏の造反直後の5月21日に開いた本部幹部会において、原田会長が矢野氏を「恩知らず」「臆病」「ウソつき」と非難して以後、『聖教新聞』をはじめとする機関紙誌などでの非難・攻撃を控えている。
 本誌の連載「今月の『悪口雑言』――『平和と人権』を看板とする団体の“ホンネ”集」にも明らかなように、創価学会は『聖教新聞』掲載の首脳座談会で、竹入義勝元公明党委員長をはじめとする造反幹部や議員を俎上にあげ、その人権も名誉も無視した口汚い誹謗中傷・罵詈罵倒を繰り返している。
 だが矢野氏の造反・提訴に対して創価学会は、表向き沈黙を守っている。その理由は、先ず第一に、矢野氏が創価学会と創価学会の最高幹部らを被告として名誉毀損に基づく訴訟を提起していることから、『聖教新聞』をはじめとする機関紙誌で口汚い矢野攻撃を繰り広げることは、訴訟戦術上、不都合との判断が働いているからと思われる。
 同時に矢野氏の造反以後、参院で多数を占める野党を中心に創価学会問題を国会で取り上げ、矢野氏や池田氏を国会に招致しようとの動きが続いていることから、機関紙誌等で激しい矢野攻撃を行えば、矢野氏の主張の正当性を裏付けることとなり、国会招致に口実を与えることになると考えたものと思われる。
 だが実際には本部幹部会等で、激しい攻撃を行っていた。しかしその事実を創価学会は『聖教新聞』等の機関紙誌で報道することを控えていたのである。
 本誌は、創価学会が隠していた激しい矢野攻撃を収録した本年7月16日と9月3日開催の第20回と第22回本部幹部会のCDを入手したので、以下に紹介する。そこでは激しい矢野攻撃と、池田大作・香峯子(本名・かね)夫妻の礼賛、そして来るべき総選挙に向けての必勝の檄が飛ばされている。
 自らと対立する人物を激しく誹謗する一方で、創価学会の「永遠の指導者」(会則)である池田大作氏と香峯子夫人に対しなされる異常なまでの礼賛。そして選挙闘争への煽りと、ここには人権侵害と政教一体という矢野氏が指摘した創価学会の問題が、集中的に現れており、極めて興味深い。


1、平成20年7月16日本部幹部会 挨拶・棚野男子部長
 みなさん、こんにちはー!師弟の月7月、池田先生からご提案いただいた、青年部幹部会も第10回。全国各地で、未聞の陣列をもって勝ちあがることができました。先生、奥様、そして壮年・婦人の皆様、ありがとうございましたー!
 男子部結成57周年、7月11日に『聖教新聞』に報道されたとおり、世界から池田先生に送られた名誉学術称号は、実に240、今全世界が池田先生と創価の師弟を賛嘆しています。まさしく弟子が立ち上がる時だ。頭を上げ、胸を張り、地域、社会へ池田門下の力を満天下に示してまいりたいと思いますが、皆さんいかがでしょうかー!(拍手)
 学会の題目を忘れ、私利私欲に走る輩は、最後は必ず正体を現し、無残な敗北の人生で終わる。国会議員とは、国民に奉仕する立場であるにもかかわらず、議員の立場を悪用し、金儲けと名聞名利に走った男がいる。あの元公明党委員長の矢野であります!
 矢野は昨年末、公明党の議員OB3人に、名誉毀損で訴えられた裁判で、完全敗訴。これで錯乱したのか、矢野は逆に裁判を起こし、またもや雑誌にデタラメな話を垂れ流した。だがそのデマをまたも裁判に訴えられるという無様な姿を晒している。手帳の強奪というのもウソ。脅迫されたというのもウソ。かつてマスコミも野党の富豪・矢野委員長の金、株、家、そしてウソ、虚言症などさんざん書きたて、まったく矢野の人生履歴は、金と大ウソまみれなのであります。
 平成5年2月、あの名電工事件の金銭スキャンダルで、さんざん支持者に迷惑をかけたあげく、矢野は政界を引退。このときも、記者会見で「これからは庶民の1人として、公明党のますますの発展を願い、つつましく生きていきたい」などとしゃあしゃあと言っている。これも、真っ赤なウソ。実際は、地元の大阪をさっさと捨てて、東京に逃亡。その後、矢野が公明党の支援活動に汗を流している姿など、誰も見たことがない!それどころか、自宅に公明党のポスターを貼ることも、露骨に嫌がっていたというから呆れます。
 矢野は『朝日新聞』に小さく10億円などと書かれ、その後も東京に数億円もする豪邸を2軒も持ち、つい先日も株で約1億円もの大損をしたと報道をされている。これのどこが、庶民の1人として、つつましくなんだ!贅沢三昧じゃないか!まさに今流行の、満点大笑いであります。
 さて、最近、矢野は自分を正当化しようと、あろうことか、学会批判を展開、政教一致うんぬん、支援活動には問題があるなどと、バカバカしい言いがかりをつけてきた。そもそも矢野は議員時代、なんと言っていたか。政教一致だという誤った見方がある。学会と党の関係は、何人からも批判される筋合のものではない、言明をしていた。まさしく自語相違の二枚舌。だいたい今頃、学会の支援活動に問題があるというのなら、なぜ矢野は30年近くも、その支援を受け続けてきたのか。あるジャーナリストは語ります。仮に矢野が支援団体に問題ありと主張するのなら、その前に、そのような支援によって当選し続け、そうした立場を利用して、自ら得てきた個人的財産を国民に返上してお詫びをするほうが先決ではないのかと。まったくその通りであります。
 このように、さんざん支持者を欺き、国民を騙し続けてきたのが、あの矢野という男の正体であります。ロシアの文豪チェーホフいわく「ウソばかりついてきたので、骨の髄まで腐り果ててしまった」。この言葉を、そっくり矢野に送ってやりたい!そう思いますが皆さんいかがでしょうか!(拍手)
 「ついに滅びざる候はず」のご聖訓通り、結局悪党は、騒げば騒ぐほど自らの卑劣な正体をさらす。社会からバカにされ、ウソと欲得にまみれ、自ら落ちていく。戸田先生は言明された。「皆の支援によって名誉ある議員にさせてもらいながら、信心を失い、退転して恩知らずな行動をとっていく愚者や卑怯者もでるだろう。こいつらは断じて許してはならない」。
 さあ、創価師弟の正義の闘魂燃え滾る7月、青年部がいちだんと鋭く、厳しく正義を語り、忘恩の輩に鉄槌を下そうではありませんか。以上!
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 ※『聖教新聞』には一切掲載されなかった棚野発言。その主張に正当性があるというなら、堂々と『聖教新聞』に掲載したらどうか。


2、平成20年9月3日本部幹部会 挨拶・棚野男子部長
 皆さん、こんにちわー。人材拡大の年の本年も、いよいよ下半期。青年部は師弟直結で勝利の突破口を開こうと各地で正義の対話を大きく展開、池田門下の弟子が各界で大活躍をしております。そんな中、大変うれしいお知らせがあります。近年活躍が目覚ましいスポーツ関係者を対象に青年部の人材グループとして、あらたにスポーツ部が結成されることになりました。(拍手)スポーツ部の部長に男子部の笠原局長、総合部長に正木理事長についていただきます。またこのあと、スポーツ部の歌を披露合唱させていただく予定です。大変におめでとうございまーす。(拍手)
 さて先日、学会中傷のデマに、また1つ正義の鉄槌が下りました。住民票異動うんぬんと悪質なデマで騒いだあの民主党の元代議士、永田寿康に対して、罰金30万円の有罪が確定したのであります。(拍手)ことの発端は選挙直前の2005年7月、永田が国会で創価学会が住民票異動うんぬんとまったく事実無根の大嘘を言い放った。ただちに公明党が抗議、青年部の有志も厳重抗議した。すると永田は学会員を傷つけたことは残念などと弁解。民主党も遺憾の意を表明した。ところがその翌月、永田は舌の根の乾かぬうちに同じデマを蒸し返し、学会は永田を刑事告訴。そして今回、裁判所から厳然と刑事罰が下り、永田は30万円の罰金を支払ったのであります。要するに未だに住民異動などと馬鹿げたデマで騒ぐ輩がいれば、場合によっては刑事事件になる。厳しい刑事罰が下される。それがはっきりしたのであります。そもそも国会議員たるものが、国会でデマをわめき散らす。他党の支持団体を一方的に攻撃するなど言語道断であると思いますが皆さん、いかがでしょうか(拍手)。
 デマといえば、あの大嘘つきの矢野も公明党の議員OB3人を中傷するデマを週刊誌に垂れ流し、訴えられた。そして昨年末、裁判で完全敗訴。東京地裁から、雑誌社と連帯して計330万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じられたばかりであります。この裁判で矢野はなんと言っていたか。議員OBが自宅に押しかけしつこく強要して手帳を強奪した。自分は強く反対し110番通報しようとしたが、議員OBが私につかみかかり、電話をさせなかったなどと、あたかも真実であるかのようにさんざんウソをならべたてた。ところが、真実はまったくの正反対。手帳は矢野が自ら進んで手渡したもの。その決定的な証拠がある。議員OBは手帳を受け取った日、矢野との会話を全て録音をしていたのであります。そこには矢野が議員OBに来てくれて本当にうれしかった。また自ら進んで手帳を渡す。と言っていたことがはっきりと録音されていたのです。まして110番などしていない。全て嘘の作り話。当然ながら裁判所は矢野の大ウソを一刀両断。強要や脅迫があったとは認められない。強奪したものとは認められない等々、判決で実に10数回にも渡って矢野は嘘をついていると厳しく指弾。まさに「文証も無き妄語を吐き、無量の妄語を構えて」と仰せの通りの大嘘つきであります。
 この裁判は矢野側が控訴して、現在2審の東京高裁で係争中です。さらに矢野はこの敗訴で追い込まれ、今度は言論弾圧を受けたなどといって別の裁判を起こしてきた。だがこれまた笑止千万。事実無根の大嘘、学会側は即座に矢野を提訴した。これら3件の裁判はすべて学会側が必ず勝つ。・・・・・しかも大嘘つきと断罪されたばかりの矢野を、次の臨時国会へ呼んで騒ごうとする動きがある。事実無根のデマで攻撃しようとするのであれば、あの国会を大混乱させた永田メール事件とまったく同じ構図であります。元首相補佐官の飯島勲氏がずばり指摘しています。「私は、矢野氏を国会に招くことには強い疑問を感じる。民事訴訟の片方の当事者に国会で証言を求めることは、単に政治を利用した訴訟戦術だ」。まったくの正論。裁判で争うべきことは裁判所で争って決着をつければいい。それを立法府の国会に持ち出そうなど、あきらかに党利党略。矢野のデマ話など、国民はまったく望んでなんかいない。裁判でも断罪された大嘘つきを呼んで、国会を混乱させるならば、そんな政治家は国民の敵です。ともかく、我々は党利党略の卑劣な宗教弾圧は、断じて許さない。そうあらためて宣言するものですが、みなさん、いかがでございましょうか。(拍手)。
 さあ、勝利勝利への出陣であります。青年部は今こそ、「青年よ心して、政治を監視せよ」との戸田先生の遺訓通り、総立ちとなって正義を体現しようではありませんか。
 青年部のみなさん、戦いましょ〜ぉ・。
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※矢野氏の国会招致に戦々恐々とする創価学会のメンタリティがよく分かる発言である。同時に、来るべき衆院選を、彼等の言う「宗教弾圧」に抗うための、すなわち創価学会と池田氏を守るための法戦と位置づけ、全力を投入していることが読みとれる。


3、同本部幹部会 挨拶・山下関西婦人部長
 みなさんこんにちは〜。全世界が寿ぐ栄光燦たる8月24日、池田先生ご入信61周年を晴れやかにお元気に迎えられましたこと、これ以上の喜びはございません。先生の命がけの大闘争があったればこそ、私達の幸福と正義の人生がある。ただただ感謝の思いで一杯でございます。先生、奥様、本当にありがとうございま〜す。―中略―
 戸田先生が、芙蓉の花は香峯子だよ、と言われたとおり、先生とともになにがあっても広布のために、ひとすじに毅然と戦い続けてくださった奥様の勝利と栄光のお姿、ご境涯そのものと感動で胸が一杯でございます。
 創立80周年の2010年へ、創価の永遠の勝利を決するには、いかなる試練・逆境にあっても奥様のごとく笑顔を絶やさず、ほがらかに希望の峯、勝利の峯を登攀(とはん)し、創価学会婦人部ここにあり、との戦いを展開してまいりたいと思いますが、婦人部の皆さ〜ん、いかがでしょうーか。―中略―
 これまで繰り返し語ってくださった昭和31年大阪の戦いは、28歳の若き池田先生の指揮のもと、日本中をあっと言わせたまさかが実現の大勝利でした。まだ幼かった私ですら、候補者であり初代大阪支部長であった父・白木義一郎、婦人部長であった母、そしてともに戦ってくださった同士の晴れ晴れとした笑顔は、いまもわすれることができません。
 母は「あのとき先生がいつ寝なはったんか、いつ食事されたんかわからへんかった」と、よくいっておりました。先生の人知れぬ深夜の唱題。早朝の御書講義。時には学会員がいない山深いところまで足を運ばれ、題目を大阪中にしみこませてくださいました。一人一人を幸福にせずにおくものか、とのみなぎる気迫。皆が信心の歓喜で総立ちとなり勝ち取った勝利でした。
 翌年7月3日。創価の大躍進を妬んだ不当な権力の横暴は、池田先生を無実の罪で逮捕しました。想像を絶する真夏の独房。先生のお体を思い、母たちは必死で祈りました。涙して祈り抜きました。だからこそ私たちは“負けたらあかん”と勝つことに執念を燃やし、・・誰がなんといおうと先生が大好きなんや。先生を守りに守り、常勝の砦を守ることができたのです。これからも常勝を天命とする関西、いまこそ報恩の心を燃やし、先生に仇なす輩は断固、許さないとの一念で、先生、先生、先生と叫び、断じて不可能を可能にする圧倒的拡大、完勝へ戦ってまいります。学会員のみなさ〜ん、戦いましょ〜!!。全国の同士のみなさん、よろしくお願いいたします。
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 ※池田氏とともに香峯子夫人を礼賛する山下関西婦人部長。初代大阪支部長で、池田大作青年部参謀室長が指揮をとった昭和31年の参院選・大阪地方区で当選した白木義一郎氏を父にもつ山下関西婦人部長は、創価学会内で「昭和31年大阪の戦い」と称される、この選挙での池田氏の闘争を引き合いに出して、来るべき総選挙の勝利を呼びかける。
 その目的は「(池田大作)先生に仇をなす輩は断固、許さない」ためだという。すなわち創価学会問題を国会で取り上げ、矢野氏や池田氏の国会招致を求める民主党をはじめとする野党を打倒して、自公政権を守ろうということだ。そのために「不可能を可能にする圧倒的拡大、完勝」をと絶叫する。
 まさに宗教と政治が、池田氏という創価学会に独裁的に君臨する宗教指導者を守るために翻弄されている事実を、この山下発言に見ることができる。
 同時に、この発言は、学会員の政党支持の自由を、宗教的呪縛によって、実質的に阻害していると指摘することが可能だ。
 ちなみにこの山下発言は棚野発言と異なり『聖教新聞』に掲載されているが、「先生に仇なす輩は断固、許さないとの一念で、先生、先生、先生と叫び」という部分は割愛され、掲載されていない。



とても宗教人とは思えない(仮題)

−「花田紀凱の週刊誌ウオッチング」(159)−
(<MSN産経ニュース>H20.5.17)

 今や創価学会を正面切って批判できるのは『週刊新潮』だけだ(理由は長くなるので略す)。
 その『週刊新潮』(5月22日号)、矢野絢也元公明党委員長がついに創価学会を告訴したと報じている。「『矢野絢也』を窮鼠(きゅうそ)にした『創価学会』の脅迫と誹謗(ひぼう)中傷」。
 もともとは平成5年から6年にかけて月刊誌『文芸春秋』に連載された矢野氏の回顧録がキッカケ。事件の詳細は『新潮』をお読みいただくとして、創価学会の矢野氏に対する誹謗中傷はこんな具合。
 〈恩知らずほど守銭奴でケチだ。金、金、金。銭、銭、銭〉〈卑しい、醜い、骨の髄まで腐りきった、銭ゲバ野郎
 とても宗教人とは思えない。(『WiLL』編集長)



邪師・池田は「修羅になれ」と
―自他の成仏を目指すのが本来の仏法者―
―「勝て!勝て!勝て!」―

(『慧妙』H19.7.16)

 先月末、相撲の稽古(けいこ)中であった、時津風部屋の17歳の力士が死亡した、と報道された。
 ワイドショーで、ある部屋の親方が、新弟子に対する暴力やいじめは無かったのか、などとコメンテーターから質問されていた。その親方は相撲の世界について、「強くなってもらいたい、ということで厳しい稽古をさせる。『いまに見ていろ』という強い精神が相撲を強くさせるのだ」と言っていた。
 たしかに勝負の世界は、勝つこと、強くなることがその道の目標である、という考えは理解できるが、しかし、それが全てであろうか。
 この某親方は、さらに言葉を続けた。「厳しく稽古をつける先輩に対して『感謝』する、などというような甘い心がけでは、絶対に強くならない。そういう人は、お寺にでも行って修行すればいい」と。
 思えば、世の中には様々な修行がある。寿司屋、大工、サラリーマンにだって「修行」という意味はある。しかし、仏法の修行はそれらとは一線を画すものである。

 仏法は、仏様の教えに基づいて、成仏を目標として修行に励むのである。
 ところが、創価学会機関紙『創価新報』を見ると、常に「勝つ」ことを強調し、勝つことが修行の目標である、とされている。これでは、仏法の修行ではなく、「相撲」の修行である。
 そもそも、勝ち負けだけを言えば、差別や格差を生むことの奨励となる。勝者がいれば、必ず負ける者がいるからである。負けた者は捨て去るというのか。
 仏法の精神は自他共に救うところにある。『立正安国論』の主旨も、全ての人々が邪教を捨て、正法を受持することにより、仏天の加護を得て、国が安穏(あんのん)となって民衆に幸福がもたらされる、というものである。その、自他共の幸福こそが、我々の目指す広宣流布の姿と言えるのである。
 さて、7月4日付『創価新報』の紙上において、池田大作は、「口ではない、弟子ならば、現実の上で、勝利の証(あかし)を残すのだ」と、7月の戦いを目論(もくろ)んでの強い調子で「勝利」を打ち上げている。このように、信仰の実体を見失い、「勝つこと」だけの欲望を丸出しにする指導により、学会は三毒熾盛(しじょう)の集まりと化している、といってよい。

 ところで、インターネットに「創価学会座談会企画常勝」のホームページがあるが、そこに「日顕宗を倒す祈りの功徳について」と題して、青年僧侶改革同盟のある脱落僧が次のように述べている。
 「日顕(上人)を倒す祈りを鬼のように祈っていただきたい。」「要するに、この宗門問題が起きて、勤行唱題をしても胸が晴れない、すっきりしない、ということをいろんなところで聞くんですね。あるおばさんが信心していて胸が晴れない、すっきりしないっていうんですね。このもやもやはなんだろう?それがですね、日顕(上人)の魔なんですね。これをブチ切って、初めて歓喜の生命が出るということを、この脱講運動、日顕宗との戦いをさせていただいて実感したんです。まさに御書には『悪に背(そむ)くを善といい、善に背くを悪という』と、悪に背かないとだめなんですね。まさにこれを展開して指導してくださったのが池田先生であり、『極悪と戦えば極善となる』私は、これをしみじみこの7年間、実感したんです。細胞が極善になるんですね。これは、スゴイ病気が治った人はいっぱいいます。たとえば、日顕(上人)を倒すという鬼にならないと、勝てないんですね。こっちが鬼になるんです。池田先生が『法華経の智慧』の中で、『阿修羅のごとく戦わせてください、と祈ることです』と。阿修羅というのは、要は、鬼なんですね。お人好しだと、やっばりなかなか魔に勝てないと感じます。
 長い引用になったが、これ以下も、訳のわからぬ与太話が、またまだ延々と続いている。とても信仰者の記事とは思えない代物である。
 要するに、鬼となって呪詛(じゅそ=特定の人物に災いを起こすように神仏に祈ること。のろい)を行なえ、と勧めている張本人が池田大作なのである。
 しかし、宗門や法華講は、いかに創価学会から執拗(しつよう)な嫌がらせを受けようとも、池田大作を呪詛せよ、などとは言わない。そのようなことは、信仰者である前に人として考えてはならない、常識中の常識だからである。
 また脱落僧が、呪詛により功徳が生じたかのように言っているが、詭弁(きべん)丸出しである。
 学会員が勤行唱題をしても胸が晴れないのは、正法の血脈が切れたからである。それを言うに事欠いて、人を呪詛すれば胸が晴れるなどと、天魔の言としか言いようがない。所詮、正法正義から離れた者の哀れな姿である。
 これをもってしても、創価学会信奉者の内面は、すでに崩壊している。
 なお、「還著於本人(げんじゃくおほんにん)」により、呪(のろ)いの祈りは必ずその本人に還(かえ)る、というのが仏法の道理である。その道理すら忘れ去って、狂奔(きょうほん)する創価学会こそ世の大悪であることを、社会に徹底して知らしめなければならない。



東京地裁が学会青年部上級幹部らを弾劾!
―悪質な違法ビラ配布で280万円の損害賠償命令―
―「違法ビラにより妙観講の名誉と信用を著しく毀損」と認定―
―別件の盗聴疑惑≠焉u真実と認めることはできない」と否定―

(『慧妙』H19.5.16)

 東京地裁は5月7日、創価学会青年部上級幹部による、日蓮正宗関係者に対する名誉毀損(めいよきそん)を厳しく弾劾(だんがい)した。この事件は、創価学会杉並総区副青年部長、静岡・富士正義「県」青年部長ら(いずれも事件当時の役職)が、理境坊所属妙観講および同講講頭・大草一男氏を誹謗(ひぼう)したデマビラを全国に大量配布し、大草氏らの名誉を著しく毀損したことに対して、妙観講側が刑事・民事の両面で訴えていたもの(刑事告訴の方は、すでに本年1月、学会幹部2名が書類送検され決着)。このほど東京地裁は、学会幹部ら3名に損害賠償金・合計280万円を支払うよう命じた。
 また同判決は、昨年暮れに下された、宗門・理境坊や大草氏らが電話盗聴に関与したかのごとく認定した別件訴訟の不当判決を、一言のもとに切って捨てる判断も下している。


【深夜、全国にバラ撒かれた誹謗ビラ】
―悪質な犯人は学会青年部幹部!―
 5月7日、東京地裁は、創価学会杉並総区副青年部長の高橋浩一、男子部部長の佐渡正浩、静岡・富士正義「県」青年部長の山本伸一の3人(いずれも役職は事件当時)が、理境坊所属妙観講及び同講講頭・大草一男氏を誹謗(ひぼう)する悪質な誹謗ビラを作成配布したことにより、両者の名誉を著しく毀損(きそん)したとして、3人に対し、合計280万円の支払いを命ずる判決を下した。
 判決言い渡しの当日、学会側は何故か全面勝訴≠予想する情報を得ていたらしく、法廷には大勢の学会員が詰めかけていたが、右判決が告げられると、傍聴席は一転して通夜の席のように真っ暗になってしまった。
 この事件の概要は、平成16年2月11日の未明、東京都杉並区や静岡県富士宮市など、確認されただけで10都府県の90ヵ所で一斉に、妙観講及び大草氏の名誉を著しく毀損した違法な誹謗ビラが大量にバラ撒(ま)かれる事件が発生。事件の被害者である妙観講と大草氏が、実行犯のうち身元の明らかな3人と創価学会を相手取り、損害賠償を求めて提訴していたもの。
 問題のビラには「『妙観講』全国被害者連絡協議会」なる組織名が書かれてはいたが、その住所も、電話番号などの連絡先も不明という、デタラメきわまりない代物。
 ただし金はかかっていて、4色のカラー印刷。それに
 「淫祠(※原文ママ)邪教・カルト集団『妙観講』の恐怖!」
 「オウムやパナウェーブに続く危険な団体!妙観講よ即刻出ていけ!」
 「あなたの近所にも潜んでいる――カルト教団妙観講の驚くべき実態」
などという、おどろおどろしい見出しが大書され、さらに、御隠尊日顕上人猊下および大草一男氏の顔写真と、オウム真理教・麻原彰晃やパナウェーブ研究所会員の写真を並べて印刷。
 本文中には、あたかも妙観講が、危険なカルト教団であり、政界進出の黒い野望を持っていて、内部では大草氏を筆頭に男女関係が乱れているかのごとく、書き殴(なぐ)られていた。
 また、妙観講の拠点を、あたかもオウム真理教か何かの拠点に擬するように「○○道場」などと表記し、その住所を全て挙(あ)げた上で、「あなたの近所にも潜(ひそ)んでいます」などと書かれていた。
 これが、人目を避(さ)けた深夜、東京都杉並区の妙観講の本部拠点周辺を中心に、東京都下・宮城県・千葉県・埼玉県・静岡県・三重県・京都府・大阪府・徳島県などで、一斉に個人住宅に大量配布された他、一部では、電柱や自動販売機、個人宅のベランダの物干し、はては道路標識にまで、ノリで貼りつけられるなどしていたのである。
 このように、金に糸目をつけない、全国を股にかけた大がかりな誹謗宣伝ができる組織・団体は、そうは多くない。そして、現場から逃げた実行犯≠フ山本と佐渡を特定したところ、案の定、創価学会の青年部幹部だったのである。
 そこで、妙観講と大草氏は、まず2人とその関係者、並びに創価学会を相手取り、損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こしたのである(甲事件)。
 しかして裁判が進んでいくと、その過程で「事件は、創価学会とは無関係に、自分が計画して行なった」と、首謀者(?)が自ら名乗りを上げたのである。
 そして、その犯人(?)の学会青年部幹部・高橋浩一が、平成13年8月に、東京都杉並区や長野県下で同じような誹謗ビラを撒いた犯人でもあったことが判明した。
 こちらの平成13年の事件は、同じく妙観講と大草氏を誹謗するカラー印刷のビラが、やはり深夜、東京都杉並区のほぼ全域と、長野県下に撒かれたもの。
 ビラの内容は、先に挙げた平成16年2月のビラと同様で、オウム真理教の麻原彰晃と日顕上人・大草氏の顔写真を大きく並べ、妙観講の拠点の写真、同年に行なわれた参院選に立候補した妙観講の講員の写真等を掲載したもので、それぞれに悪意に満ちたキャプションがつけられていた。
 そして同ビラの本文中には、執拗(しつよう)な勧誘を行なっている∞政界進出の野望を抱いている∞反対者への盗聴行為を行なっている∞妙観講は顕正会などとの間で数々の暴力事件を起こしてきた∞教団内の男女関係が乱れきっている≠ニいった内容が書き殴られると共に、「私たちは、恐るべき狂信的カルト教団妙観講*{部道場(杉並区)の即時撤退を求めて運動している市民グループです」などと書かれていたのである。
 その実行犯の1人が高橋だというのだから、これを放っておく手はない。妙観講並びに大草氏は、この事件に関しても、平成17年2月に損害賠償を求めて提訴したのである(乙事件)。
 この2つの裁判は昨年12月に結審し、本年2月に判決が言い渡される予定であったが、判決言い渡しの直前になって、言い渡し日が2度にわたって延期されたため、その帰趨(きすう)が注目された。だが、2つの誹謗ビラが妙観講並びに大草氏の名誉を著しく毀損するものであることは誰の目にも明白であったため、このほど東京地裁は、
 「被告高橋らの本件各ビラの配布によって、原告らの信用は著しく低下し、原告らの名誉は毀損され、これにより原告らは損害を被ったものと認められる」
として、3人に損害賠償金の支払いを命じた。
 また、誹謗ビラの内容についても、政界進出の野望を抱いている≠ニの誹謗は
 「原告妙観講が同月の参議院議員選挙において候補者を擁立(ようりつ)し、違法な選挙運動を行なったとの事実を真実と認めることはできない」
と下し、妙観講は顕正会などとの間で数々の暴力事件を起こしてきた≠ニの誹謗は
 「原告妙観講が顕正会など他教団との間で暴力抗争を行なったとの事実を真実と認めることはできない」
と下し、反対者への盗聴行為を行なっている≠ニの誹謗は
 「原告らが盗聴行為を行なったとの事実を真実と認めることはできない」
と下してしまったのである。


【「妙観講による盗聴疑惑」も一刀両断】
―誹謗報道を続けた『新報』は形無し―
 とくに盗聴疑惑については、
 「被告らは、原告らが、W(※除名された元妙観講員。判決文では実名。以下同)を介して、T社(※調査会社)に依頼し、平成元年2月ころ、顕正会幹部宅の電話を、同3年5月10日から同月17日にかけて、H(※学会職員)の自宅の電話を、同年11月2日から同月21日にかけて、宣徳寺(※日蓮正宗寺院)の電話を、同月12日から同年12月30日にかけて、U(※宗教ゴロ的活動をしていた人物)の自宅及びその離婚した妻が経営する居酒屋の電話を、それぞれ盗聴させた旨主張する。(略)かかる盗聴が、原告らの指示によって行なわれたと認めるに足りる証拠はない
 したがって、原告らが盗聴行為を行なったとの事実を真実と認めることはできない」
と、大草氏の依頼によって学会職員などへの盗聴が行なわれた疑いがあるとした、平成18年12月27日の東京地裁における不当判決とは正反対の結論を出し、
 「被告高橋は、(略)Wの(法廷における)供述を傍聴し、また、宗教機関紙研究会が発行する『勝ち鬨』、『地涌』及び『創価新報』など上記盗聴について報じた数多くの媒体に基づいて、原告妙観講がUの自宅等を盗聴したとの事実を真実と信じたのであるから、被告高橋が原告らが盗聴行為を行なったと信じたことには相当の理由がある旨主張する。
 しかしながら、上記媒体により、原告らが盗聴を行なったとの事実の報道等がされていたとしても、そのことから、直ちに、被告高橋において、上記事実が真実であると信ずるにつき相当な理由があった、ということができないことは明らかである。(略)
 また、(Wの)供述内容に、上記訴訟においてWが提出した陳述書の内容と異なっている点が多数存在することを認める旨の発言を行なっていることが認められる。
 そうすると、被告高橋としては、Wの供述の信用性を慎重に検討する必要があったというべきであるにもかかわらず、被告高橋において、関係者に裏付け調査をするなどしたうえ、上記供述の信用性を検討したことを認めるに足りる証拠はない。
 以上によれば、被告高橋は、Wの上記供述の内容につき、慎重にその信用性を検討せず、かつ、裏付け調査を怠(おこた)って、安易に上記供述及び上記媒体の報道のみに依拠(えしょ)して、原告らが盗聴行為を行なったとの事実を本件ビラ1に記載し、これを配布したものであるから、被告高橋が、上記事実を真実と信じたことにつき、相当な理由があったということはできない」
と、Wの証言を聞き、怪文書や『創価新報』等の記事を読んで、妙観講による盗聴事件≠真実だと信じた、という高橋の主張をバッサリと切って捨ててしまったのである。こうなると、創価学会も『創価新報』も、もはや形無しである。
 ちなみに『創価新報』では、昨年12月27日の不当判決を奇貨として、本年初頭から何と6回連続で、1乃至2面ブチ抜きで、大々的に、大草氏が盗聴を指示したとする名誉毀損報道を繰り返した。その異様な連続報道は、何かに怯(おび)えているようですらあったが、こうなってみると、その「何か」が明らかであろう。要するに彼らは、かの不当判決を最後まで維持することが難しいのを承知して、短期間にともかく大量の誹謗報道をタレ流し、妙観講に少しでもダメージを与えようと企てたのに違いあるまい。
 だが、今回の判決における認定は、その謀(たばか)りをも打ち砕いてしまったのである。
 ところで東京地裁は、高橋ら学会幹部らに対しては明快な判断を示す一方、創価学会に対しては、
 「本件各ビラの作成及び配布には、多数の被告創価学会会員が関与していたことが窺(うかが)われる」
としながらも、ごく簡単に
 「その関与の態様等は明らかでなく、本件各ビラの作成及び配布をもって、被告創価学会の事業の執行ということはできず、また、被告創価学会と被告高橋らとの間に実質的な指揮監督の関係を認めることもできない」
とだけ述べて、学会に対する原告の請求を棄却(ききゃく)している。
 この判決について妙観講に聞くと、
 「結論としては私たちの主張がおおむね認められたと認識していますが、創価学会の責任を認めず、また一部にとうてい納得できかねる事実認定もありましたので、控訴も視野に入れて対応を検討中です」(広報部)
との回答が返ってきた。
 ともあれ、「総区副青年部長」「『県』青年部長」といった学会青年部上級幹部による違法行為が認定されたのは、紛(まぎ)れもない事実。こんな連中が、何万という青年部の指揮を執(と)っているのだから、空恐ろしくなる。日蓮正宗に対する執拗なスパイ活動や偽装入講が絶えないのも、当然といえば当然のことだろう。
 我々はこの現実をよく認識し、気を引き締めて学会員の再折伏に励もうではないか。


創価学会大幹部が書類送検さる!

―日蓮正宗・妙観講誹謗ビラ配布事件で―
―全国各地でバラ撒かれた卑劣な誹謗ビラ―
―実行犯のうち山本伸一と高橋浩一を特定―

(『慧妙』H19.2.1)

 平成16年2月、日蓮正宗と理境坊所属妙観講を誹謗(ひぼう)するカラー印刷のビラが全国にバラ撒(ま)かれる事件が起きた。
 これについて、妙観講側で、静岡県警富士宮警察署と警視庁荻窪警察署に刑事告訴していたが、今般、この事件に深く関与していた2人の学会大幹部、県青年部長の山本伸一総区副青年部長の高橋浩一が相次いで、名誉毀損(めいよきそん)罪で書類送検されたのである。(役職は、いずれも事件当時)
 これにより、また創価学会の犯罪体質が明らかになった。

 今から3年前、日蓮正宗と理境坊所属妙観講を誹謗(ひぼう)するカラー印刷のビラが、学会幹部によって全国にバラ撒(ま)かれた事件で、妙観講講頭・大草一男氏の刑事告訴を受理していた静岡県警富士宮警察署と警視庁荻窪警察署は、それぞれ11日と12日に、創価学会県青年部長の山本伸一と、同総区副青年部長の高橋浩一の2人を、名誉毀損(めいよきそん)罪で書類送検した。(役職は、いずれも事件当時)
 問題の事件が発生したのは、平成16年2月のこと。日蓮正宗・妙観講を憎(にく)む学会幹部らが、誹謗ビラを作成、学会の全国組織を活用し、東京都杉並区の妙観講の本部拠点周辺をはじめ、東京都下・宮城県・千葉県・埼玉県・静岡県・三重県・京都府・大阪府・徳島県など全国各地で、夜陰(やいん)にまぎれて大量配布したのである。
 その誹謗ビラには、
 「淫祠(※ママ)邪教・カルト集団『妙観講』の恐怖」
 「オウムやパナウェーブに続く危険な団体!妙観講よ即刻出ていけ!」
 「あなたの近所にも潜んでいる――カルト教団妙観講の驚くべき実態」
などという、おどろおどろしい大見出しに加え、日顕上人猊下および大草講頭の顔写真を、オウム真理教・麻原彰晃の顔写真や、パナウェーブ研究所会員の姿と並べて印刷。
 さらに、妙観講の拠点を○○道場などと表記し、その住所を全て挙(あ)げた上で、「あなたの近所にも潜(ひそ)んでいます」などと書かれていた。
 要するに、日蓮正宗の寺院講中である妙観講を、オウム真理教などと同一の、危険な反社会的団体であるとの印象を与え、社会的に抹殺しようとしたものであった。
 妙観講は、この謀略(ぼうりゃく)行為を許さじと、同年5月及び6月に、被告訴人不詳のまま荻窪署と富士宮署に刑事告訴したのである。
 というのは、この誹謗ビラには「『妙観講』全国被害者連絡協議会」なる組織名と、団体の構成員らしき人物が街宣活動を行なっている様子を写した写真が掲載されていた。
 ところがそのビラには、「全国被害者連絡協議会」なるものの所在地はおろか、連絡先の電話番号さえ記載されておらず、しかも、写真に写った「協議会」のメンバーの面々は皆、カメラに背を向けたり、横断幕や拡声器で顔を隠すなど、身元・素性が判らないよう、細心の注意を払っていることがありあり。
 そのようにして、創価学会≠フ痕跡を残さぬよう細心の注意を払ったビラであったが、深夜、誹謗ビラを配布する学会男子部の姿が各地で目撃され、そしてその中に、大幹部である山本・高橋の姿があったのである。
 これでは逃げられなかった。今回の書類送検により、問題の事件は、創価学会幹部が主導した犯行であったことが明白となったのである。
 しかし、これでも創価学会は、実行犯らの個人的行為だ≠ニでも申し開きをするに違いない。
 だが、問題のビラは、東京都下・宮城県・千葉県・埼玉県・静岡県・三重県・京都府・大阪府・徳島県など全国各地で大量配布されたのであり、さらに、同じ年の7月6・7・8日の深夜にも、前述のビラを白黒コピーしたものが、やはり東京都杉並区で配布されるという事件が発生したばかりか、じつはこの3日間に、杉並区のほか、東京都中野区・千葉・埼玉・名古屋の各地で延べ310名を動員し、合計10万枚のビラを撒く計画があったことまで判明している。
 このような大がかりな犯罪行為が、幹部の個人的な考えだけで実行できようはずがない。これが、創価学会の関与のもと、組織をあげて行なわれたであろうことは否定のしようがないのである。
 なお、送検された2名のうち、高橋浩一について、東京地検は起訴猶予処分としたが、今後、こうした創価学会員の犯罪行為については、いよいよ厳しく糾弾(きゅうだん)されるべきであろう。

[画像]:犯人らがばら撒いた、日蓮正宗・妙観講を誹謗したビラ



再三、大石寺へ押しかけ警察が出動
―いまだ懲りない「1千回電話男」―
―「電話男」は有罪判決を受け執行猶予中!―
―それでも「私は悪くない」と反省の色無し―

(『慧妙』H18.6.16)

 「創価仏法」(※学会流エセ仏法)信奉者による、日蓮正宗に対する"異常犯罪"は、いまだに後を絶つことがない。
 本紙の読者であれば、「谷口」(※事件当時は創価学会地区部長)と聞いて、ピン!とくる方も多いだろう。そう、札幌市の正宗寺院・佛見寺に、わずか2ヵ月ほどの間に1千回以上もの嫌がらせ電話を架(か)け、寺院の業務を妨害するなどして、昨年5月に逮捕され、同年8月26日に、札幌地裁より「懲役1年・電話機1台没収」の判決を受けた、あの「谷口」である(谷口は、控訴審で2度と電話を架けない旨謝罪し、執行猶予判決を得て釈放)。
 その執行猶予中の谷口が、今度は総本山大石寺などに再三にわたって押し掛け、ついに警察が出動する事態となったのである。
 谷口が最初に大石寺に現われたのは、去る5月24日のこと。何の予告もなく、突然、内事部に姿を現わした谷口は、対応に出た御僧侶を相手に、"導師本尊は謗法だ!"などと喚(わめ)き立てた。
 谷口は、御僧侶や、連絡を受けて駆けつけた警備会社の警備員から、「あなたは、正宗寺院に嫌がらせ電話を架けて逮捕され、今も執行猶予中ではないか。重ねての業務妨害は許されない」と糺(ただ)されても、悪びれる様子さえ見せず、何度も諭(さと)されて、ようやく内事部から立ち去ったのである。
 ところが、それから1週間後の5月30日、谷口は再び、何の前触れもなく大石寺に姿を現わした。。
 内事部で対応した御僧侶は、谷口に対し「日蓮正宗に対する執拗(しつよう)な業務妨害によって執行猶予付きの有罪判決を受けたにも拘(かか)わらず、その意味するところを解さず再三訪問してくるのは業務妨害に該当する」として、「今後、2度と境内に入らないように」と厳しく警告し、帰したのであった。
 しかるに谷口は、その警告を無視。今度は6月6日の午前11時ごろ、再び予告もなく大石寺塔中・理境坊に現われ、「住職に会わせてくれ」と迫(せま)った。
 その時、理境坊住職・小川只道尊師は法務で不在だったため、対応に出た寺族の方がその旨を伝え、「お帰りください」と促(うなが)したところ、谷口はなおも、「あなたでもいいから話を聞け」と居座り続ける。
 これに対し「迷惑なので帰ってください」と強く促すと、谷口は内事部へと向かった。
 その通報を受けた警備員が、警察に連絡を取ると共に、内事部へ急行したところ、谷口が内事部の玄関に立っている。
 そこで警備員は谷口に対し、前回、御僧侶から警告されたにも拘わらず、またも押し掛けてきた非を糾す。
 が、谷口は、「(嫌がらせの)電話をしないということが(執行猶予の)条件だから、電話ではなく直接やって来たのだ」「きちっと名乗った上で破折しに来て、何が悪い!」と嘯(うそぶ)いて警備員に食ってかかり、自らの勝手な主張をまくし立てるばかりで、警備員の話に耳を貸そうとしなかった。
 谷口はその後、駆け付けた警察官を前にしても、何ら悪びれることなく、「自分は、もう電話をしないという条件で執行猶予をもらった。だから来たのだ」「今日も、内事部で名乗った上で『破折に来た』と目的を伝えているから問題はない」などと言い放ち、警察官から「電話をするのが駄目ならと、出掛けて来る、それはもっと悪い」と諭されて、ようやく「もう来ません」と言った。
 さらに谷口は、この期(ご)に及んでもなお、「判決は懲役1年6ヵ月、執行猶予3年だが、私は何も悪いことはしていませんから」と平然と口走り、警官から「信条はどうであれ、国があなたを裁(さば)いたのは事実なのだから」と再び諭される始末であったという。
 明らかな迷惑行為を行ない、それに対して有罪判決を受けた後もなお、警察官に対して「自分は悪いことはしていない」と平然と語る谷口―彼の頭の中には、「創価仏法」>「国法」という図式が、完全に形成されてしまっているようだ。


【絶えない狂信学会員の犯罪行為】
―背後には特有の独善的価値観が!?―
 「創価仏法」の上から見て正しければ、国法を犯しても赦(ゆる)される、というのは、狂信的学会員に共通する思考パターンである。そして現実に、これまでにも多くの学会員が、「池田センセーを守るため」「創価学会を守るため」と称し、"仏敵""反逆者"と見なした者に対して、様々な凶悪事件を起こし、また非道を働いてきた。
 正宗寺院や法華講員に対する、抗議に名を借りた嫌がらせや暴力行為は数限りなく、それらを一々挙げていったら紙面はいくらあっても足りないほどだ。
 しかして、このたびのストーカー的悪質嫌がらせ男の谷口を含め、いずれも、「創価学会は正しい」「創価学会のために」と考えて、こうした行為に及んでいるのである。
 しかるに創価学会は、こうした事件に対して、せいぜい、「個人的な行為」であるとして、当人の役職を"剥奪(はくだつ)"したり、学会から除名したりして、世間の批判をかわすことはあっても、その指導・監督責任を認めて謝罪した、という話は、寡聞(かぶん)にして知らない。
 だが、どう考えても彼らの行為は、国法や世間の常識よりも「創価仏法」の方が尊いとする独善性が極まったものでしかないのだから、当の学会が素知らぬ振りを決め込むことは、けっして許されまい。
 そもそも、
 「仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲がれば影なゝめなり」(御書1469頁)
との日蓮大聖人の仰せに照らせば、「創価仏法」が誤てる故に、それを信じる者が次々と誤った行為に及ぶのは、当然至極のこと。
 その意味では彼らもまた、「創価仏法」という邪法の犠牲者なのであって、本当に問われるべきは、邪法により、彼らをそこまで洗脳してしまった創価学会の責任なのだ。
 我々は、そのことをよく弁(わきま)え、これ以上「創価仏法」の犠牲者を増やさぬよう、創価学会の非、池田大作の非を説き、創価学会員を折伏していかねばならない。



学会員10余名が法華講員を集団暴行!

―法華講の再折伏に耐えかね暴力で応酬―
―学会は「平和・文化の団体」などにあらず―
―暴力団顔負けの犯行に世間も畏怖!―

(『慧妙』H18.2.16)

 創価学会がまた、異常極まる暴力事件を起こしていたことが、このほど本紙の取材で明らかになった。昨年12月19日、創価学会の謀略部隊が、東京・台東区在住の法華講員を10人がかりで拉致(らち)しようとし、不可能とみるや、集団暴行を加え、重傷を負わせていた事実が判明したのだ。
 止どまるところを知らない、創価学会員による謀略や暴行―。そこから浮かび上がってくるのは、カルト(狂信集団)としての創価学会の体質である。


【帰宅を待ち伏せしていた学会員】
―衆目の中で暴力団まがいの凶行―
 平成17年12月19日午後9時45分頃、東京都台東区在住の法華講員・山谷一成さんが帰宅したところ、マンションの階段で、いきなり3名の創価学会員に取り囲まれた。
 彼らは口々に、「佐藤(※山谷さんの先輩講員)のところに行ったが、いなかったので、お前のところに来た」「佐藤はどこにいる!」「学会員を折伏しに回るな!」「なめんなよ!」などと山谷さんを恫喝(どうかつ)。
 「とりあえず荷物を置いてくるから」と自室に入ろうとする山谷さんに、畳みかけるように「もし出て来なければ、カギをこじ開けて家に入ってやる!」と脅(おど)した。
 "言うとおりにしなければ、今後、何をされるかわからない"彼らの恫喝の中に"本気"を感じ取った山谷さんは、やむなく、荷物を置くとすぐに、彼らのところへ戻った。
 すると学会員らは、そこがマンションの前であることもお構いなしに、再び山谷さんに大声で罵声(ばせい)を浴びせ始めたのである。
 "ここでは近所の迷惑になる"そう判断した山谷さんは、「近くのファミリーレストランで話をしよう」と、彼らをレストランに誘導しようとした。
 学会員らは当初、この提案に従うフリをして、山谷さんの後を付いてきたが、彼らがその本性を現わしたのは、一行が人通りの少ない路地にさしかかったときだった。
 3人は、「こっちでいいよ」などと言って、強引に山谷さんを人通りの少ない路地に引っ張り込み、山谷さんの両腕を掴(つか)んで拘束しようとした。
 身の危険を感じた山谷さんは、その手をふりほどき、まだ明かりのついている商店街の方向へと逃げ出した。
 が、学会員はそれをしつこく追いかけ、罵声を浴びせ、こづき回してくる。しかも、どこに待機していたのか、学会員の人数は、10人以上にもなっているではないか。
 助けを呼ぼうと携帯電話を取り出すと、それを奪おうとして何本もの手が伸びてくる―山谷さんには、もはや、なす術(すべ)がなかった。
 そのうち、「埋め立て地まで運べ!」「車に入れろ!」等と叫びながら、学会員らは、山谷さんの手足を掴んで担(かつ)ぎ上げ、車に運び込もうとした。
 "車に押し込まれたら最後だ"山谷さんの恐怖は頂点に達し、無我夢中で暴れた。
 山谷さんが必死で暴れるため、運ぶことができなくなった学会員は、今度は、抱えていた山谷さんを路上に叩きつけ、殴る・蹴(け)るの暴行を加えてきた。
 山谷さんは、頭といわず腰といわず脇腹といわず蹴りつけられ、鉄柱に体を叩きつけられた。着ていたコートもスーツも、ボロボロにされて、顔面や頭からも出血が。
 山谷さんは、学会員らの隙(すき)をついて必死に逃げ出し、近くにあった焼肉店に転がり込んで「110番してください!」と救いを求めたが、そこにいた人々は恐怖のあまり、すぐには動けなかった。
 それも無理はない。なにしろ学会員らは、山谷さんを追いかけて店の中にまで入り込み、皆の目の前で、山谷さんを店から引きずり出したのだから―。暴力団かと見まごうその行為を見せつけられれば、誰でも硬直してしまうだろう。
 とはいえ、これだけの大騒ぎであるから、当然、通行人がたくさん集まってくる。さすがにまずいと思ったのか、学会員らは、山谷さんを残し、慌(あわ)ててその場を逃げ去っていったのであった。
 生命の危機から開放され、すっかり放心状態となった山谷さんが、その場にへたり込んでいるところへ、110番通報によって警察官が駆けつけた。
 その後、警察署での、5時間以上に及ぶ事情聴取にも、気丈に応じた山谷さんだったが、帰宅してからも、頭や体中の痛みが引かないため、近くの病院で受診。
 その結果、頭部裂傷・胸部挫傷・腰椎捻挫(ようついねんざ)等により全治3週間、と診断されたのであった。

[画像]:山谷さん(写真右上)が暴行を受けた現場。目の前には有料駐草場が―。山谷さんは、ここで全治3週間の重傷(写真左下)を負わされた


【頻発していた学会員の組織的犯行】
―これが宗教団体といえるのか!?―
 山谷さんは、平成2年に創価学会問題が勃発(ぼっぱつ)して以降、先輩講員の佐藤氏らと共に、積極的に学会員の折伏に取り組んできた。山谷さんが住む台東区、および隣接する江東区の学会幹部で「佐藤」「山谷」の名を知らぬ者はない、という。
 当然のことながら、山谷さんや佐藤氏らの、学会員折伏に対する"報復"は、年々きつくなる一方であった。
 山谷さんに対する誘拐未遂(ゆうかいみすい)・集団暴行事件が発生する5日前の、昨年12月14日の日中、佐藤氏の職場に「ヤマモト」と名乗る学会員から電話があり、山谷さんに対する中傷をさんざん浴びせてきた。
 さらに、12月18日の深夜1時半、佐藤氏の家のチャイムが激しく鳴らされ、ドアが乱打されると共に、「出てこい!」との怒号が、マンションのフロア中に響き渡った。
 佐藤氏が「何事か」とドアを開けると、そこには学会員が5〜6人、仁王立ちになっていた。その男たちは、なんと一斉に、佐藤氏宅に押し入ろうとする。
 辛(かろ)うじてこれを防ぎ、ドアを閉めた佐藤氏が、「深夜でもあり、近所迷惑だ」と退去を求めても、外の騒ぎはいっこうに収まらない。
 それどころか、応援を呼んだらしく人数が増え、騒ぎはますます大きくなる始末。15分以上も続く激しい喧躁(けんそう)に、佐藤氏はやむなく110番通報したのである。
 ところが、佐藤氏が驚いたのは、警察が駆けつけた後の学会員たちの態度。非常識な行動をたしなめる警察官に、「人を訪ねてはいけないのか!」「もう少し早い時間ならいいんだな!」と、逆に食ってかかる始末だったのである。
 こうした状況に、佐藤氏が「このままでは済まないな」と感じたその翌日、山谷さんに対する誘拐未遂・集団暴行事件が発生したのであった。
 すなわち、山谷さん襲撃事件は偶発的なものではなく、起こるべくして起きた、組織ぐるみの、用意周到なものだったのである。


【事件の背景に池田大作の煽動が】
―横暴に屈することなく折伏を―
 このように、創価学会に対し、その非を糾そうと活動する者に対しては、実力行使をもってでも、その動きを阻止・制圧しようとするのが、昔から変わらぬ創価学会の体質である。
 実際、創価学会は過去において、数々の暴力事件・謀略事件を起こし、そのつど、社会の厳しい批判を浴びてきた。
 記憶に新しいところでは、昨年3月6日にも、富士宮市で学会男子部幹部ら3名が法華講員宅へ押し掛け、応待した法華講員Nさんに頭突きをくらわすなどの暴行を働き、駆けつけた警察官に現行犯逮捕され、罰金刑となる事件が発生している(本紙293号既報)。
 こうした、学会員の異常行動の背景にあるのは、学会の「永遠の指導者」池田大作の
 「全員が『勝つ』と強く決めていけ!勝つか負けるか。やられたらやりかえせ。世間などなんだ!私は恐れなど微塵(みじん)もない。勇者は私だ。私だけ戦っている。強気でいけ!強気で勝つんだ!強気、強気、強気でいこう。どこまでもしぶとくいくんだ。(中略)なんでもいいから、言い返すんだ。こわがったり、ひるんだりしてはいけない。怒鳴っていけばいいんだ!(中略)反逆者には『この野郎、馬鹿野郎』でいいんだ!」(平成元年3月12日・埼玉指導)
 「ほんな、針金(はりがね)でゆわえて、あの頭、トンカチでぶっ叩いてね。」(平成4年12月13日・全国青年部幹部会)
等々といった指導であることは疑いようがない。
 だが、こうした横暴な力による圧迫で、学会の非を責める声がなくなる、などと思ったら大間違いである。
 一般世間の人々はいざ知らず、日蓮大聖人の正法正義を固く信受する者は、
 「仏法と申すは道理なり。道理と申すは主に勝つ物なり」(御書1179頁)
 「火にたぎざ(薪)を加ふる時はさか(盛)んなり。大風吹けば求羅(ぐら)は倍増するなり。松は万年のよはひ(齢)を持つ故に枝をま(曲)げらる。法華経の行者は火とぐら(求羅)との如し。薪と風とは大難の如し。法華経の行者は久遠長寿の如来なり。修行の枝をき(切)られま(曲)げられん事疑ひなかるべし」(御書776頁)
 「災(わざわ)ひ来たるも変じて幸ひと為らん。(中略)薪(たきぎ)の火を熾(さか)んにし風の求羅(ぐら)を益(ま)すとは是なり」(御書1053頁)
等の御金言を信ずるが故に、いかに暴力による難を受けたとしても、創価学会の大謗法に対する折伏を放棄することなど、ありえない。
 むしろ、暴力という非合法手段を使うことによって、カルト教団・創価学会の危険性が社会にも認知され、総体革命の自壊にもつながっていくことは必至である。
 されば我々は、大御本導への絶対信に立ち、転重軽受・変毒為薬等の法門を胸に、倦(う)まず弛(たゆ)まず創価学会はじめ全ての謗法者に対する折伏を続けていこうではないか。



『聖教』紙上座談会に見るおぞましい本性
―最高幹部が首を揃え敵対者を罵倒・誹謗―
―動かぬ事実さえ歪めて学会の正当化謀る―

(『慧妙』H17.7.1)

 『聖教新聞』の定番記事であり、創価学会の体質をよく現わしている記事といえば、他ならぬ秋谷・青木ら創価学会最高幹部が顔を連ねる紙上座談会(通称・悪口座談会)である。
 その座談会では、日蓮正宗はもちろんのこと、創価学会が敵対視する相手に対しても、徹底的に攻撃する。しかもそれは、すでに亡くなった人間に対しても、情け容赦なく、また事実を歪(ゆが)めてまで、これ以上ないというほどの悪口誹謗(ひぼう)を浴びせかけるという異常さである。
 そうした独善性、他に類を見ない徹底した排他性・謀略(ぼうりゃく)性こそ、創価学会の本質中の本質。今回はそれを検証する。

 『聖教新聞』に、毎日のように掲載されている紙上座談会--会長の秋谷栄之助、理事長の青木亨を筆頭に、創価学会の最高幹部が顔を並べ、悪口誹謗(ひぼう)の限りを尽くしている恒例の座談会だが、本年1月5日から連載が開姶された「栄光の学会創立75周年」と題する紙上座談会が、6月23日、ついに100回の大台に乗った(この他にも「常勝関西 記念座談会」および「大東京は正義の言論で勝て」と題する座談会があり、それらを合わせると120回以上掲載)。
 この誹謗中傷座談会が最大の標的にしているのは、もちろん、御法主日顕上人を筆頭とする日蓮正宗宗門である。
 その愚劣さについては、これまで、本紙連載の「粉砕!『聖教』の誑惑(おうわく)報道」を中心に、逐次紹介し、論破してさた。が、創価学会が標的にしているのは、ひとり日蓮正宗宗門ばかりではない。創価学会・公明党が敵対視する人物や組織、政党、週刊誌等のメディアに対しても、これが信仰者かと疑いたくなるほどの罵詈雑言(ばりぞうごん)を、容赦なく浴びせ続けているのだ。


【批判者なら死者さえ鞭打つ学会】
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〈高橋〉民社党委員長だった春日一幸は)昭和44年の第32回衆院選挙で、公明党が民社党の議席を上回った。それを妬(ねた)んだ。それで宗教弾圧に狂奔(きょうほん)した。大慌(あわ)てで"憲法の政教分離の原則に反している"云々とバカげた難癖(なんくせ)をつけてきた。
〈松原〉民社党も今は消えてしまった。春日も党の没落を目の当たりにしながら、平成元年4月に病気を理由に引退。その1ヵ月後に死んだ
 それに春日の娘婿も、名古屋市議から春日の後を継ごうと衆院選に出たが、あえなく落選。その後、市議に返り咲いたが、選挙にからむ買収事件で起訴されて辞職。有罪判決を受けて、こっちも死んだよ。(6月2日付)

〈山田〉あいつ塚本三郎)は、早くも昭和40年代に『公明党を折伏しよう』なんて、タイトルからしてメチャクチャな本を出した。
〈松原〉しかも、そんな本を、わざわざ国会の衆院予算委員会に持ち込んで"証人喚問、証人喚問"と騒ぎ散らした。昭和45年2月28日のことだ。
〈高橋〉やがて、宗教弾圧、人権蹂躙(じゅうりん)の報いを受けたな、この塚本も。
〈熊谷〉転落の第1歩は平成元年だった。あのリクルート事件で巨額の献金を受けた疑惑が発覚。国民から批判を受けて委員長を引責辞任させられた。(6月3日付)
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 春日一幸氏、塚本三郎氏は、民社党の歴代委員長であるが、創価学会がこの2人を痛罵(つうば)するのは、昭和44年暮れから翌45年にかけて、いわゆる「言論出版妨害事件」が社会問題化した際、学会追及の急先鋒として、池田大作の国会喚問を要求するなどしたことに対する恨みからに違いない。
 この「言論出版妨害事件」によって、池田大作は「政教分離」を宣言せざるを得なくなったのだが、あたかも「江戸の仇(かたき)を長崎で討つ」かのように、すでに亡き春日氏を鞭(むち)打ち、塚本氏の過去をことさら暴(あば)いている。
 しかし、「リクルート事件」といえば、公明党から池田克也が逮捕・起訴されており、「砂利運搬船汚職」では田代富士男が逮捕・起訴された。また「明電工事件」では、公明党委員長だった矢野絢也氏の名前が取り沙汰されたではないか。「天に唾(つば)」して、どうしようというのか。


【学会には屈しなかった隈部氏】
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〈大場〉(『月刊ペン』の記事は)なにしろ、はじめから終わりまで、ウソ八百のデタラメ記事。隈部本人が学会と関係者に「詫び状」まで書いて謝った。それほど事実無根のデマだった。(1月10日付)

〈原田〉『月刊ペン』の隈部大蔵は)宗教では全く敵(かな)わない。それを妬(ねた)んで、ウソ八百で学会を攻撃したんだ。嫉妬(しっと)で真っ黒焦げの悪党どもが考えるのは、常に卑劣なデマだ(大笑い)。
〈松尾〉結局、隈部は逮捕され、当時として最高額の罰金刑を受けて、死んでいったよ。(1月13日付)
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 隈部氏の「詫び状」なるものは、『月刊ペン』裁判1審の、『月刊ペン』社側弁護士の強い勧めにより(じつはこの頃、創価学会から『月刊ペン』社側に、水面下で2千万円もの大金が支払われていた!)、隈部氏が不本意ながら署名・捺印したものであり、隈部氏には「詫び状」を書くつもりなどさらさらなかった。
 また、「当時として最高額の罰金刑」というも、当初、東京地裁が下した「懲役(ちょうえき)10ヵ月・執行猶予1年」の有罪判決を不服とした隈部氏が法廷闘争を続けた結果、氏の主張を容(い)れた最高裁が東京地裁に審理を差し戻し、その結果、懲役刑から罰金刑(20万円)へと大幅に減刑された、というのが真相。
 それでも隈部氏は納得せず、あくまで"池田大作の女性スキャンダル報道(池田とM子・T子との「関係」)には真実性がある"と主張して東京高裁に控訴したのだが、残念なことに隈部氏は、病のため志半ばで逝去(せいきょ)してしまったのである(この裁判の経緯については本紙平成9年4月1・16日号を参照されたい)。


【議員は辞めてもなお学会の下僕】
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〈青木〉悪いやつというのは、みながみな、下劣な女性問題ばかり起こしている。山崎しかり。子分の原島しかり。元議員の竹入、竜、大橋しかりだ。竹入にしろ竜にしろ、最後は「女性問題」「金銭問題」を起こし、党から「永久除名」。学会からも「永久追放」された。破滅の坂を転げ落ちていった。(1月29日付)

〈大川〉(竹入、竜、藤原の)3人とも、とにかく我(が)が強い。わがまま。それに「オレのほうが上だ」という自己頭示欲。そして「周りを見下したい」という、ひねくれた畜生根性。これが3人の共通点だ。「不知恩」を絵に描いたようなやつらだったな。あれは生まれつきの悪辣(あくらつ)さだ。人に教えられたって、ああは、なんないよ。
〈谷川〉恩知らずの悪党議員は、どいつもこいつも同じだ。傲慢(ごうまん)、二枚舌、強欲(ごうよく)。それに家族もインチキだ。(2月8日付)

〈青木〉あの竹入!もともと教育もなく、学問もなく、全部、学会、支持者のおかげで国会議員にまでしてもらった男だ。それが「虚栄(きょえい)」「傲慢」「強欲」「権力欲」の果てに狂った。事件を起こし、堕落(だらく)し、転落していった。(1月15日付)

〈足羽〉あいつ(藤原行正)も本性は「蓄生」。すぐ暴力を振るうやつだったな。
〈大川〉大橋(敏雄)というのも国会議員までやらせてもらいながら、金銭問題等で公明党を永久追放になった忘恩の悪党だ。まあ、小物だが、親分の藤原に引っ張られて狂乱、悩乱の末路をたどったよ。(2月9日付)

〈秋谷〉あの男(竜)は、国会議員になりたかったんだ。それがなれないと分かって、裏切った。そういう男だ。
〈藤原〉竜を、よく知る昔の議員仲間も口々に言っている。「本当に知性も教養もないやつだった。何が国会議員だ。冗談も休み休み言え」と、ゲラゲラ笑っていたな(大笑い)。(5月28日付)

〈武田〉竹入にしても、藤原にしても、みんな女房が、おかしかった。狂っていた。恩知らずの退転者の共通点です。それに、あの下劣の小物・大橋!とにかく女性狂い。浅草の芸者の所に通っていた。あまりに態度が低劣で、その芸者からも嫌われてしまった。有名な話よ。(6月23日付)

〈今井〉忘恩の議員といえば、二見伸明という茨城県選出の元代議士もいるな。
〈大川〉二見は公明党で7期、新進党で1期、合計8期も衆院議員をやった。大臣までやらせてもらった。その間ずっと、地元の同志は必死の思いで支援したんだ。
〈岩館〉だが、二見は新進党が解党した後も、公明党には戻らなかった。支持者が納得する説明も全く、なかった。
〈秋谷〉支持者が、どれほどの思いで応援してきたか。どれほど悔(くや)しい思いをしたか。とんでもない「恩知らず」だ。(2月8日付)
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 創価学会は、公明党から造反した元議員がよほど憎いらしい。それは"創価学会(員)が公明党議員を当選させてやっているのだ"という強い思い、つまり、"学会が上で党が下"という"会・党差別"の念から出ているのは間違いない(僧俗平等をことさら強調する創価学会が、会員より議員を下に見る、というのはブラックユーモアだが)。
 そもそも、議員は「公務員」であり、その議員に対し、公僕として不偏不党(ふへんふとう)の精神で全ての国民に等しく奉仕するよう促(うなが)すべきところ、公明党議員はあくまでも創価学会の"所有物"であるかに錯覚して"隷属(れいぞく)"を強いる紙上座談会の論調は、明らかに異常。ましてや、一市民である元議員が、どのような思想信条を持とうと個人の自由。
 その元議員にまで、"誰が議員にしてやったのだ"と隷属を強要するのは明らかな人権侵害で、創価学会の「政教一致」体質を如実に示すもの、といえよう。


【公明の体質棚に上げ他党批判】
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〈大川〉「反対だけが実績」「実績の横取り」。共産党のハイエナぶりは昔っからだ。(2月11日付)

〈大川〉(平成7年の宗教法人法改変の際に騒いだ)橋本も既(すで)に引退。共産党自体が、衆議院でも参議院でも議席を減らして、
今じゃあ「ミニ政党」だ(笑い)。(2月12日付)

〈谷川〉選挙がないときは"政教一致"云々なんか、誰も言わない。騒がない(大笑い)。
〈西〉それが選挙の声を聞いたとたんに、大の大人が青筋を立ててギャーギャー、キーキー。
〈青木〉こういうのを「パブロフの犬」(条件反射の例え)ならぬ"パブロフの政治屋"というんだ(爆笑)。(4月19日付)

〈刈田〉公明党の女性議員は着実に増えている。その一方で、共産党や民主党関係者の下劣な不祥事が後を絶たない。
〈高柳〉すっかり女性に見捨てられている。支持率も急落している。(6月20日付)
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 郵政民営化法案により政局が流動化する中、"政敵"たる民主党や共産党への攻撃も、ますます激しさを増しているが、「政教一致」批判に対し、個々の議員や政党関係者などが起こした不祥事をあげつらい、それが民主党や共産党の体質だ、と批判するのはいかがなものか―。
 というのも、創価学会理事長の青木亨は、他の紙上座談会(「大東京は正義の言論で勝て」)で
 「先日、東京の足立で腐(くさ)った議員が出た(※本紙『事件簿』でも報じた公明党議員の収賄〈しゅうわい〉事件)が、議員の腐敗は、当然、支持者の責任じゃない。あくまでも議員本人の問題であり、責任だ」
と弁解しているのだ。
 しかるに、過去の本紙「事件簿」欄を読み返していただければ一目瞭然(いちもくりょうぜん)だが、公明党関係者による事件は、引きも切らないのが現実である。
 臭(くさ)い物には「フタ」をして他を批判する―これぞまさに創価学会の独善(どくぜん)体質の現われではないか。


【批判者には際限なき罵詈雑言】
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〈萩本〉デマの背後にいるのは一握りの人間だ。また、いつも同じ妬みの連中だ。「ニセ法主」に「ガセネタ屋」。それに「デマ週刊誌」(笑い)。(3月15日付)

<原田〉(東村山市議の)矢野某は、わざわざバカげた訴訟を起こしたばっかりに、逆に自分たちのインチキぶりが暴(あば)かれた。またもや恥の上塗りをした。「キジも鳴かずば打たれまい」とは、このことだ(大笑い)。(3月17日付)

〈藤原〉白川といえば、卑劣な宗教弾圧の政治屋だ。週刊誌のデマ記事を使って、国会で「人権侵害質問」までやった男だ。(5月31日付)
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 創価学会批判者に対する誹謗中傷も過激さを増している。
 乙骨氏ら、反学会ジャーナリストを「ガセネタ屋」と誹謗し、やれ「名誉毀損(めいよきそん)で訴えられ、○回敗訴した」などと"犯罪者"扱いする。批判記事を掲載した週刊誌などに対しては、わずかな事実誤認部分をことさら大きく取り上げ、記事の全てが「デマ」であるかのように一蹴(いっしゅう)してしまう。創価学会と正面切って訴訟闘争を行なう批判者に対しては、"訴訟を起こすこと自体がバカげている"と、その行為自体を批判し、筋金入りの批判者に対しては、それこそ「基本的人権」も関係なし、とばかりに誹謗中傷を浴びせかける--。その醜(みにく)い姿こそ、創価学会の実態と知るべきである。


【"不倶戴天の敵"は山崎正友氏】
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〈原田〉山崎は、老いぼれた。いくら皆から「古い」とバカにされようとも、同じ手口しかない。「坊主を誑(たら)し込んで金を引き出す」。それしかできない。(3月7日付)

〈弓谷〉一連の不倫裁判で、山崎の「女性狂い」が公に認定された(笑い)。
〈原田〉しかも今なお(山崎は)20数件もの裁判を抱えているという話じゃないか。
〈秋谷〉「訴訟地獄」「敗訴地獄」「断罪地獄」。まだまだ「これから」だ。(3月30日付)

〈原田〉それにしても、山崎。あんなインチキは、いない。墓苑工事で何億円もの裏金を握ってから、見る見る堕落、転落していった。
〈青木〉金と女と遊びに狂ううちに、宗門を乗っ取り、学会を乗っ取るという妄想にとりつかれた。(3月31日付)
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 悪口の極めつけが、元創価学会顧問弁護士・山崎正友氏に対する誹謗中傷。
 創価学会は、誹謗中傷座談会の紙面を、日蓮正宗に対する誹謗に次いで山崎氏に多く割(さ)いている。
 そして、山崎氏の情報を「古い」とクサし(山崎氏が公表してきたのは創価学会の長期にわたる暗黒史なのだから"古さ"に価値がある)、「20数件もの裁判を抱えている」と、山崎氏があたかも犯罪者であるかに誹謗中傷する(じつは、そのうちの10数件は、山崎氏を誹謗中傷した多数の学会系出版物に対し、池田大作や創価学会、執筆者などを相手取り、山崎氏が名誉毀損で訴えたもの)だけでは気が済まず、あたかも山崎氏が異常人格者であるかに誹謗中傷するのである。
 これは、創価学会の暗黒史の多くに山崎氏が関わっており、山崎氏がそれを逐次公表してきたこと、今後も公表していくことへの、敵愾心(てきがい)心と恐怖心の現われである、と断言できよう。

◇◇◇
 およそ宗教者とは思えぬ、誹謗中傷のくり返し――。これが「平和・文化・教育」を標榜(ひょうぼう)する創価学会の「実態」であり、そこに、「独善性」「排他性」「謀略性」という、創価学会の「本質」が現われているのである。
 本紙読者のみならず、広く日本国民に訴えたい。創価学会の本質を知りたくば、まずは『聖教新聞』の紙上座談会を精読せよと―。



公益事業を新聞・怪文書で罵倒!
−三門前・国道改良工事が完成!―
―宗旨建立750年慶祝のとう掉尾(とうび)を飾る事業―
―交通の安全と景観が格段に向上―
―行政も「この公益事業に感謝」と―

(『慧妙』H17.4.1)

 平成15年度から行なわれてきた、総本山大石寺の三門前を通る国道469号線の付け替え工事が完了し、3月25日、御法主日顕上人猊下をはじめとする宗門関係者ならびに、富士宮市長、県・市議会議員、地元代表者、工事関係者など200余名が参列して、国道付け替え部分ならびに潤井川(うるいがわ)に新たに架(か)けられた龍門橋(りゅうもんはし)の開通式が行なわれた。
 この工事は、宗旨建立750年慶祝事業の一環として、奉安堂建立に際して集まった御供養の一部をもって行なわれた、大石寺周辺整備のうちの1つ。
 したがって、道路用地ならびに工事費用の一切を大石寺が負担し、工事を行なった上で、国および富士宮市に対し寄付したものである。
 従来、三門前から大きく曲がっていく国道469号線は、見通しも悪く、自動車の走行に危険をはらんでいたが、このたびの付け替え工事によって、カーブはなだらかになり、見通しも広々と開けることとなって、格段に安全性が向上。同時に、美しい富士山が大きく望める、素晴らしい景観となった。
 こうしたことから、完工式で挨拶に立った富士宮市長、および県会議員からは、大石寺に対し、「本来ならば、行政が行なうべき公共事業を、大石寺で行なっていただいたということは、じつに画期的で有り難(がた)いこと」(発言主旨)との、最大級の賛辞が寄せられたのである。
 実際、工事完成後の、三門東側の交差点を観察してみると、交通の流れが非常にスムーズになり、国道利用者の便に資するのみならず、登山者もより安全に、交差点を利用できるようになった。そしてそれは、開通式後、3月26・27日にわたって行なわれた法華講春季総登山が、これまでよりひときわスムーズに運営されたことにも、ハッキリと顕(あら)われたのである。

[画像]:国道469号線の開通式では、日顕上人猊下と富士宮市長等が共にテープカット


【これでも宗教者か!? 憎悪に狂う学会】
―公益事業を新聞・怪文書で罵倒!―
 ところが、大石寺への憎悪(ぞうお)に燃えて、物事の分別すらつかなくなった創価学会では、この工事に対し、『聖教新聞』の誹謗中傷座談会や『創価新報』、怪文書『石山だより』などを用いて、口汚なく罵詈讒謗(めりざんぼう)してきた。

[原田(副理事長)] 何が道路の整備だ。格好つけて(笑)。結局、日顕(上人)の見栄だよ、見栄(爆笑)。
[弓谷(男子部長)] 日顕(上人)は大石寺を観光地にしようとしているんじゃないのか(大笑)。
[杉山] その費用だって、末寺や信徒から搾(しぼ)り取るんだろ。末寺は、もう大変だ(『聖教新聞』H16.2.6)

[原田] 今年の3月にも、法華講の集まりで"宗門の維持経営に関する協力をお願いしたい"なんて、しらじらしく言っていたそうじゃないか。
[弓谷] 今、大石寺の三門前の道路の付け替えに、十数億円もの大金を注ぎ込んでいる。そのための「供養せびり」じゃないかという話もある。
[原田] いよいよ本格的な大石寺の観光地化か。身延のマネか(笑)。―中略―
[秋谷(会長)] 全部、自分の普請(ふしん)道楽のためだ。それで余計なものばかり、つくっている(笑)(『聖教新聞』H16.10.4)

 「今度は無用の大石寺三門前道路に十数億円!」
 「なんたる浅ましさ―末寺からは非情な取り立て"中興の祖"と崇(あが)められたいミエだけで大散財」(『創価新報』H16.2.18)

 「滝を見たい」というだけで巨費を投じて作った橋も完成間近(『石山だより』H16.11.16)

 そもそも、このような連中が宗教者といえるのか。自分たちの憎悪や妬(ねた)みの悪心から、公益事業をこのように罵(ののし)り倒すのだから、呆(あき)れ果てるではないか。
 まさに創価学会の正体を露呈(ろてい)する言である。
 なお、重ねて言っておくが、大石寺では、本工事のための御供養を、あらためて募(つの)ってなどおらず、平成14年に行なわれた慶祝御供養を節約され、その中から本工事費用の一切を支出されたのである。
 その事実を知ってか知らずか、本工事の費用が新たに徴収されるかのごとき妄説を書き、宗内に不満を引き起こそうと謀(はか)るとは!こういうのを名誉毀損のデマ記事というのだ。

[画像]:学会の公式機関紙の『聖教新聞』と『創価新報』=学会は、社会通念を無視し、正面切って宗門の公益事業を誹謗


【"呪いの唱題会"で暴風雨を祈る】
―学会は公益に逆行する邪教団―
 創価学会の宗教者にあるまじき悪辣(あくらつ)さは、そればかりではない。本紙に寄せられた情報によれば、あろうことか、完工式当日の3月25日の10時から12時の間、富士宮方面の謀略(ぼうりゃく)の拠点となっている富士宮国際文化会館に地元学会員を結集し、大雨・暴風などを祈念する"呪いの唱題会"を行ない、もって完工式を阻止しようとしたのである。
 くり返し言うが、大石寺によって改修された道路は、公道であり、富士宮市上野地区以西と国道139号線、およびそれ以東を結ぶ地域の幹線道路である。
 この公道を通る登山者、および地域住民の安全のため、宗旨建立750年慶祝事業の一環として行なわれた本事業を、「見栄のためだ」「虚勢だ」「道楽だ」などと、さんざんに悪口誹謗をなし、あまつさえ失敗を祈る"呪いの唱題会"まで行なう創価学会―。
 その、社会通念に反した非常識さと厚顔無恥ぶり、他に例を見ない攻撃性は、創価学会のカルト的側面を余すところなく示すものとして、徹底指弾されるべきであろう。
 我々は、日蓮正宗の前に立ちはだかる創価学会という組織の独善性、排他性に何ら臆(おく)することなく、むしろ彼らの非を糾(ただ)し、正信に導くため、学会員に対する折伏を、これまで以上に積極果敢に進めていこうではないか。



無法学会員らが法華講員宅で暴行傷害

―警察官に手錠かけられ現行犯逮捕!!―
―常軌逸した集団威圧行為―
―目的は学会員への折伏阻止!?―

(『慧妙』H17.3.16)

 狂信的学会員の暴走が止まらない。張り込み・尾行・潜入などの謀略(ぼうりゃく)行為だけでは飽(あ)きたらず、法華講員に暴行を加えて傷を負わせ、現行犯逮捕される者がついに出た。
 去る3月6日、富士宮市に住む法華講員宅に3人で押し掛けた学会男子部幹部が、玄関先で怒鳴る、威(おど)す、居座るの嫌がらせの果てに、法華講員に頭突きを一閃(いっせん)。110番通報で駆けつけた警察官に手錠をかけられ、傷害の容疑で現行犯逮捕されたのだ。この学会員、じつは以前にも大石寺の唱題行に潜入した経歴を持つ、学会謀略部隊の一員だった!


【「会員宅を回るな」と迫った容疑者】
―激昂して法華講員にいきなり頭突き―
 創価学会男子部が法華講員に暴行をふるって傷を負わせ、現行犯逮捕されるという事件が起きた。
 3月6日午後5時35分ころ、静岡県富士宮市上井出に住む創価学会男子部幹部・遠藤進也容疑者(32)は、同市内に住む法華講員N氏宅の玄関先において、N氏に頭突きを食らわせるなどして負傷させ、110番通報によって駆けつけた富土宮警察署員に現行犯逮捕されたのである。
 当日の細かい状況は次のとおり。
 5時20分頃、N氏宅に3人の学会男子部幹部が押し掛けてきた。<区>主任部長の遠藤進也容疑者、第3静岡総県・副青年部長の笠井某、それに佐野某と名乗る男である。
 対応に出たN氏夫人に対し、遠藤容疑者がいきなり、暴力団まがいのドスの利(き)いた声で、「学会員のところを回るんじゃねえよ」と、威圧的に切り出してきた。
 要するに、N氏らが折伏のために学会員宅を訪問することに対し、腹を立てて押し掛けてきた、ということらしい。
 これを聞いたN氏が玄関口に顔を出すと「何でお前ら学会員のところを回んだよ?」と睨(にら)み付けてくる。
 これに対し、N氏が「何がですか」と問い返すと遠藤容疑者は、さらに威圧的態度を強くし、「『何がですか』じゃねえだろう。迷惑なんだよ。(学会員のところを)回るなよ!」と。
 N氏が「今日は仕事で外出しなければならないので、日を改めて話をしよう」と言っても、遠藤容疑者らは頑として耳を貸さずに、玄関先に居座り続ける。
 やむなくN氏夫人が、帰ってもらうために、「警察を呼んでもいいの」と聞くと、遠藤容疑者は警察など恐くない、とばかりに「呼べばいいじゃん、110番してみろよ」とも。
 こうした押し問答が約10分間続いた後、なおも「勝手に(学会員宅を)回るんじゃねえよ」と言う遠藤容疑者に対じ、N氏が「信教の自由ですから」と言った途端(とたん)、憤怒(ふんぬ)の形相に変わった遠藤容疑者は、「ふざけんな、おめえは!」と口走り、いきなりN氏に頭突きを喰らわしたのである。
 これをまともに受けたN氏は、負傷して、その場にしゃがみ込んでしまった。
 この緊急事態に、N氏夫人はとっさに電話機に駆け寄り110番通報。遠藤容疑者は、駆けつけた富士宮署員によって手錠をかけられ、傷害の疑いで現行犯逮捕されたのである。
 その後、富士宮南救急センターで診察を受けたN氏は、診断書を富士宮署に提出した。
 しかしてこの事件は、地元紙『静岡新聞』だけでなく『岳南朝日』『岳陽朝日』などの地域紙も報じたことで、富士宮市近郊に広く知れ渡るところとなった。


【容疑者は学会謀略部隊のメンバー】
―数十名を集めて組織的に訪問指示!―
 じつは、この遠藤容疑者、過去の行状にも極めて問題あり、の人物なのである。
 というのは、遠藤容疑者は学会謀略部隊の一員であり、法華講員らに紛(まぎ)れて客殿内に潜入するなど、恒常的に謀略活動を続けてきていた。
 たとえば平成14年1月14日―この日も、1月の恒例行事となった唱題行が、日顕上人大導師のもと、客殿で執(と)り行なわれていた。
 その客殿の中で、合掌(がっしょう)こそしてはいるものの、唱題はせず、日顕上人が御祈念される際も、頭も下げずに上人の方をじっと見ている、目つきの悪い若い男の姿が、警備員の目に留まった。
 男は、唱題行が終わると新町駐車場に停(と)めてあった車に乗り、何処へともなく走り去ったのだが、後刻、男が乗っていた車が学会施設の前に停軍しているのが確認されたのである。
 この後の調査により、この男は、学会謀略部隊の一員として認識されるところとなったが、この男こそ、誰あろう遠藤進也容疑者だったのだ。
 しかも今回、遠藤容疑者は、自分の個人的意志によってN氏宅へ行ったのか、というと、そうではない。
 富士宮・富士・沼津という広いエリアから集められた大勢の男子部が、3人1組となって富士宮市内の法華講員宅を廻(まわ)ったのである。
 これは明らかに、組織上部の指示を受けての動き、としか言いようがない。


【会員を犯罪に駆り立てる池田指導】
―許せぬ!"宗教暴力団"の不法行為―
 そもそも創価学会員というのは、最高指導者たる池田大作を絶対的な「師」とし、「師匠が地獄に堕(お)ちれば弟子もそれに続く、それこそが学会精神だ」と教え込まれている。
 その、学会員にとっての「絶対の師」たる池田大作は、
 「全員が『勝つ』と強く決めていけ!勝つか負けるか。やられたらやりかえせ。世間などなんだ!私は恐れなど微塵(みじん)もない。勇者は私だ。私だけ戦っている。強気でいけ!強気で勝つんだ!強気、強気、強気-…でいこう。どこまでもしぶとくいくんだ。(中略)なんでもいいから、言い返すんだ。こわがったり、ひるんだりしてはいけない。怒鳴(どな)っていけばいいんだ!(中略)反逆者には『この野郎、馬鹿野郎』でいいんだ!」(平成元年3月12日・埼玉での指導)
 「威張(いば)りくさりやがってねェ、ほんとにブン殴(なぐ)って(笑い)、あのー、まあ日顕(上人)なんか、その(イヤな奴の)代表だっていうんだ。ほんな、針金(はりがね)でゆわえて、あの頭、トンカチでぶっ叩いてね。暴、暴走族じゃないけどさァ。」(平成4年12月13日・青年部幹部会での指導)
 「怒りの炎を燃やして『戦闘』する!『叱咤(しった)』する!『攻撃』する!『追撃』する!これこそが仏法であり、正しき人間の道である。」(『聖教新聞』平成11年10月11日付)
と、創価学会にとっての"敵"を、徹底的に弾圧せよと、学会員に檄(げき)を飛ばしてきたのである。
 ゆえに、"学会は「正義」、その学会に反旗を翻(ひるがえ)す者は全て「悪」、「悪」に対しては、何をしても許される"などと信じ込んでいる莫迦(ばか)者も多い。遠藤容疑者らもそうした1人だったのだろう。
 また、今回の事件では、他の法華講員宅を廻った学会男子部共は、何故か皆、ただ来ているだけ、という感じでおとなしく、N氏宅に対する遠藤容疑者たちだけが、最初から暴力的な勢いで乗り込んできていたらしい。N氏夫婦だけが、特に学会から標的とされる理由があったのだろうか。その疑問の解決は、捜査の進展を待つほかない。
 いずれにしても池田が前述したような"指導"を繰り返しているかぎり、学会員による謀略行為・非法行為は、これからも続いていくに違いない。
 だが我々は、それに屈するわけにはいかない。不法行為に対しては、些細(ささい)なことでも見逃すことなく厳しく追及すると共に、飽くことなく、一般学会員を折伏していこうではないか。
 いかに巨大な組織であっても、それを支える土台が崩れれば、自ずと崩れ去っていくのだから。

[画像]:逮捕された遠藤進也容疑者

[画像]:手錠をかけられた容疑者=現行犯逮捕され、手錠をかけられた遠藤は、警察官に両脇を抱えられるようにしてパトカーで連行された

[画像]:創価学会の富士宮方面のアジト"富士宮国際文化会館"

[画像]:新聞報道=遠藤逮捕は『静岡新聞』の他、地域各紙もこぞって報じた



暴力、そしてセクハラ(仮題)
(『慧妙』H17.1.1編集)

 富山県南砺(なんと)市の本徳寺では、創価学会から離れて法華講員となる人は後を絶たず、平成8年時点で42世帯であった本徳寺支部は、平成14年頃には、実動講員だけでも100世帯を超えるまでになっていた。
 その一方で、盲信の学会員らは、害毒によって人格に異常をきたした、としか思えない姿を露呈するようになった。
 平成15年2月のある日、岡元講頭が、婦人講員と共に学会員宅に折伏に出かけた時のことである。
 相手の学会員は、面識のある壮年部のN。岡元講頭が資料を渡そうとすると、それまで普通に会話していたNは、突然怒り出し、足蹴りを掛けてきた。
 講頭達は、Nの異常な変貌に戸惑いつつ、まともに話ができる状態ではないと判断し、引き上げることにして自家用車に乗ろうとした。するとNは、木片を持って、いきなり講頭の後ろから殴(なぐ)り掛かってきたのである。この時、講頭は頭に一撃を受けてしまった。
 突然の出来事に、講頭は一瞬、受けて立とうかと思ったそうだが、思い直し、そのまま寺院に戻った。
 それを聞いた講中の人達は、「その学会員は命拾いしたね」と言い合った。というのも、岡元講頭は、穏和な性格の方だが、じつは、柔道5段の猛者(もさ)だったのである。まともに反撃していたら、Nはひとたまりもなかったであろう。
 後頭部を強打された岡元講頭は、念のため、病院で診察を受けたところ、「3週間の安静を要する」との診断が下った。
 その後、講頭はN宅に抗議に行き、Nに謝罪文を書かせたが、それにしても、それまで普通に会話をしていた人物が、突然、凶暴化するなどというのは、明らかに異常である。学会の害毒の一端を垣問(かいま)見るようで、じつに恐ろしいかぎり。
 また、それ以外にも、いきなりセクハラ行為に及んだ学会員もいた。
 それは、ある日曜日の昼、女子講員が1人で、地図を頼りに学会員宅を折伏に回っていた時のことだった。
 相手は70代くらいの壮年部。女子講員からの折伏に対して反論不能となったその学会員は、何をトチ狂ったか、いきなりその女子講員に襲いかかり、胸をワシづかみにしてきたのである。
 寺院に帰ってきた女子講員からそれを聞いた御住職は、直ちに、彼女を伴ってその学会員宅に抗議に行った。
 すると、本人は不在ということで、夫人が対応に出てきた。夫人は、夫の非を詫びるどころか、「学会員の家を回るからいけないんだ」の一点張り。
 そこで御住職は、「わかりました。では、この事を公(おおやけ)にします」と言って、岡元講頭が受けた暴行に関する『慧妙』の記事を示した。すると、主人の破廉恥(はれんち)行為が記事化されるという重大性に我を取り戻したか、夫人は態度を一変させ、「申し訳ありませんでした。主人によく言っておきます。どうか記事にしないでください。お願いします」と懇願(こんがん)する始末。
 夫婦揃っての異常ぶりに、これまた、学会の害毒の恐ろしさを思わずにはいられない。



ソフト化しても続く「仏敵たたき」なぜ
(創価学会取材班『AERA』H16.12.13抜粋)

公明党が政権与党として権力を握り、立場は大きく変わった。"外敵"も減ったはずなのに、巨大教団はなお牙をむく。(中略)

【日蓮正宗と激しく対立】
 「真実でないものへ供養すれば、大悪とはなっても善とはならない。『厄年だから』と間違った寺にお参りしても、何の厄除けにもならない。まして"日顕宗"のようなものへ供養すれば、福運を破壊しかねない大悪となるんですよ」(地域幹部が教学誌を手に「御書」(日蓮の遺文集)の解説)
 "日顕宗"とは、阿部日顕氏が法主を務める日蓮正宗を指す。学会はその信徒団体だったのだが、1991年に宗門側に破門されてからは激しく対立してきたのだ。
 月例の本部幹部会でも、日蓮正宗批判はおなじみ。たとえば11月11日の幹部会では、秋谷栄之助会長があいさつの半分近い時間を宗門攻撃に費やした。
 「宗門はもはや沈む太陽のごとく衰亡の末路をさらしております。(中略)一歩誤れば(法主は)ニセ法主として除歴、すなわち、歴代法主から自分の名削が抹消されてしまうということに怯えています。『引くも地獄、進むも地獄』です。(中略)追撃の手を緩めることなく極悪を徹底して責め抜き、完膚無きまでに決着をつけてまいろうではありませんか
 もともと、日蓮系の仏教は、妥協を許さぬ激しさを持つ。中でも日蓮正宗系はひときわその傾向が強いとされる。(中略)
 ある古参会員は振り返る。
 「人を折伏するには、その数十倍の人に声をかけることになって、当時、相当乱暴なことも中にはあった。それで入らなかった人は偏見だけ持ち、社会に学会アレルギーを広げてしまった」
 そんな空気が充満する中で発覚したのが、学会批判本の出版に学会・公明党が圧力をかけた「言論出版妨害問題」である。
 激しい学会バッシングを受けて、池田氏は70年に「政教分離」を宣言し、布教のあり方も見直そうと呼びかけた。
 「道理を尽くした布教・折伏でいくよう、互いに戒め合っていきたい。無理をして社会に弊害を及ぼすことは仏法の精神に反する。多少減ってもいいから、立派に整とんしながら、ゆうゆうとやっていこう」(中略)

【団結のため敵探し?】
 (中略)衆院の選挙制度が変わって、さらに"敵"が減ったと指摘するのは、元公明党幹部だ。
 「中選挙区時代は公明党候補をあちこちに立てたから、周りは敵ばっかり。それが小選挙区ではそうそう候補を立てられず、ほとんどの選挙区で他党に選挙協力をするようになった。すると、自民党候補はもちろん、民主党候補の多くも学会を敵に回したくなくなる。『一部でも学会票をもらえれば、小選挙区で落ちても比例区で復活当選できるかも』と思うからだ」(中略)
 『聖教新聞』の名物コーナーに、学会幹部らによる座談会記事がある。
 "敵"のスキャンダルをあげつらったり、罵詈雑言を浴びせたり、刺激的な内容になることが多い。
 今年9〜11月に掲載された約60本の座談会記事のうち、主にどんなテーマが取り上げられたのかを調べると、阿部日顕法主や宗門、反学会で宗門と足並みをそろえる元学会顧問弁護士に対する批判が4分の3を占めていた。
 宗教学者の島田裕巳氏は言う。
 「以前は外敵がいっぱいいて、組織の団結に役立っていましたけれど、日蓮正宗以外の敵が見当たらなくなったのでしょう。でも、若い学会員の中には、日蓮正宗や日顕法主との関係や経緯も知らない人さえ出てきた。皮肉なことだけれど、学会はいま、団結力を取り戻すために『敵探し』をしているようにも見えますよ」

【「休質」転換どこまで】
 11月中旬、国会近くで反学会色の強い集会があった。そこで、共産党議員がこう言った。
 「創価学会は巨大な宗教法人であると同時に、今や公明党が政権に入り、単なる1つの団体では済まされなくなった」
 そう考えるのは、反学会勢力だけだろうか。学会の立場や影響力が大きく変わったのに"敵"に牙をむき続けていれば、一時的に批判勢力を牽制できたとしても、むしろ、社会に「声なき反感」を広げてしまうかもしれない。
 70年の「政教分離」宣言のとき、池田氏は、
 《社会に信頼され、親しまれる学会》
とのモットーを掲げ、こう戒めている。
 「批判に対してあまりにも神経過敏すぎた体質があり、それが寛容さを欠き、社会と断絶をつくってしまったことを認めなければならない。今後は2度と同じ轍を踏んではならないと猛省したい」
 当時、池田氏が指摘した「体質」は転換できたのだろうか。
 先の座談会記事をめくってみると、実にさまざまなフレーズを使って"敵"を攻撃していることに目を奪われる。
 「薄汚いドブネズミ」「淫獣坊主」「『人問失格』の見本」「支持者をナメた畜生議員「ゴキブリ坊主」「老いぼれたクズ同然の穀潰(ごくつぶ)し」「極悪ペテン師」「袈裟を被った鬼畜」……。
 その矛先は、相手の家族にまで及ぶこともある。
 「底なしの銭ゲバ女房」「親父譲りの逆上男」……。
 記事を読み慣れた会員には、「日蓮大聖人も激しい言葉を使って邪宗と戦った。『汚い言葉』のほうが民衆の心には届きやすいからだ」(40代の男性会員)という理屈が通るかもしれないが、会員の中でさえ違和感はくすぶっている。
 「いまどき誰とケンカしたって、あそこまで激しく攻撃しないから、外部の人に試し読みしてもらったら怖がられちゃう。会員を増やそうと思ったら、逆効果だと思うんですけどねえ」
 ある20代の男性会員は、ぞうぼやいた。



"ワラ人形に5寸釘"を彷彿「悪人撲滅御祈念」のおぞましさ

―特集/呪詛と怨念―創価学会の深層―
(段勲『フォーラム21』H15.8.15抜粋)

<学会員の仏壇に「あなたの名前」が>
 都内に住む知人のサラリーマン、A氏の夫人は、1人住まいの老人を対象にしたボランティア活動に参加している。
 何か社会の役に立ちたいという純粋な気持ちの活動参加で、ちなみにA夫妻は、いかなる宗教団体や政党にも属していない。家庭では2児の母親でもあるごく普通の市井人だ。
 暇を作って、寝たきりや身体の不自由な老人の話し相手を務め、あるいは身の回りの世話をするという介護に近いボランティア活動である。わずかの金をめぐって実の親子が殺し合う時代。年老いた他人の面倒など、なかなか真似の出来ない行為である。
 最近、そのA夫婦にお会いした際に、こんな話をしてくれた。
 「この間、家内が訪問した老人宅の仏壇に、あなたの名前が飾ってあったのを見てビックリしたという。家内の話を聞いて、およその検討はついたが、あの宗教団体はそんなことまでやっているのか?」
 唐突な質問であったが、すぐに察しがついた。学会の所業である。だが、返答する前に、一応、目撃した現場の状況を聞いてみた。
 今年の春先、A氏夫人がボランティア活動の一環として、足の不自由な老婦人が住む1人住まいの団地を初訪問した。部屋に入ると、かすかな線香の匂いと共に、圧倒されるような立派な仏壇が目を引いた。
 天井まで届くような漆塗りの仏壇の脇には、額縁に入った池田大作・創価学会名誉会長の写真が飾られていたことから、創価学会員であることが解ったらしい。
老婦人と会話を交わしながら、何げなく観音開きの仏壇の中に目を移すと、
 「『御祈念池田先生、奥様の御健康と御長寿』と印刷された用紙の他、また別なB5版ほどの紙には、あなたなど数人の名前が印刷されていた。その紙にはさらに『悪人撲滅祈念』と書かれていた」
と、いうのである。(中略)
 学会員が朝夕のお勤め時に、昔のホラー映画に出てくるまるで"ワラ人形に5寸釘"を彷彿するような「撲滅ご祈念」をしている行動は、実はいまに始まったことではない。もう、かなり早い時期からのようである。
 筆者自身、学会からこれまで直接的な被害も随分受けてきた。駅前で、慣れない手つきでカメラを構える婦人部と直面して、むしろ相手に哀れさを感じたこともある。筆者の写真など撮ったところで、一体、何になるのだろうと思うが、これが学会特有の体質と思えば理解しやすい。(中略)

「祈祷用紙」は、地域によってサイズや表現方法も違うようだ。筆者の手元にあるその1枚をあらためて紹介してみよう。埼玉県下で入手した用紙にはこう書いてある。

悪人撲滅御祈念
日顕・山友・竹入
能安寺・水島公正
藤原行正
乙骨正生
段勲
福島和子
後呂雅巳

【画像NO.7】:悪人撲滅御祈念

 (中略)日顕とは、日蓮正宗の67世・阿部日顕法主のこと。学会から見たら、目下の極悪人・ナンバーワンである。
 以下、能安寺・水島公正(日蓮正宗、埼玉県末寺の住職)、山友(山崎正友・元創価学会顧問弁護士)、竹入(竹入義勝・元公明党委員長)、藤原行正(元公明党都議会議員)、乙骨正生(本誌発行人)、福島和子(元創価学会副会長・福島源次郎氏の夫人)、後呂雅巳(地域学会組織の元古参幹部)である。
 ここに登場している大半の人たちは、『聖教新聞』等、学会の機関紙で、来る日も来る日も、"人間以下"並に報じられ、「大悩乱」「毒蛇」「はきだめ」「詐欺師」「鬼畜」「ケダモノ」「極悪ペテン師」「デマ坊主」「金狂い女狂い」……といった、これ以上の悪態もない罵詈雑言にさらされている人々だ。
 発行部数、550万部の機関紙紙上で学会組織の最高幹部たちがこのような発言をし、毎朝、会員の自宅に届けられている。
 連日、薄汚い言葉を浴びせられている人にも家族がおり、親戚、知人だって少なくない。聖教新聞に「人間」がいるのだろうか。
 ごく最近になって元顧問弁護士の山崎氏が、聖教新聞などを「名誉毀損」で訴える動きに出た。資料収集など準備に余念がないが、はたして裁判所は、悪人撲滅御祈念というこうした学会の体質をどう裁くのか。



同時テロ犠牲者追悼法要の妨害企んだ学会

―反社会的カルト(狂信)教団の本性を露呈!!―
―安国論上程の日の意義深き追悼法要―
―妨害を退け日顕上人猊下大導師で厳修―

(『慧妙』H15.8.1)

<御法主日顕上人猊下の大導師で「グランド・ゼロ」で厳粛に行われた追悼法要>
 7月中旬、御法主日顕上人猊下は、アメリカ・ニューヨークに御親修され、日本時間の7月16日午前2時40分(現地時間で7月15日午後1時40分)より、世界貿易センタービル跡地(「グラウンド・ゼロ」)で、同時多発テロ犠牲者の追悼法要を奉修された。
 これに対し、御法主日顕上人猊下の一挙手一投足に神経をとがらせ、日顕上人の御振舞いをことごとく妨害しようとする輩が、またも悪らつな妨害・謀略を仕掛けてきた。
 今般のニューヨーク御親修、なかんずくテロ犠牲者追悼法要を、失敗させようと仕組まれていた、薄汚ない謀略の数々を暴く。

[画像]:御法主日顕上人猊下の大導師で「グラウンド・ゼロ」で厳粛に行なわれた追悼法要

 去る7月16日午前2時40分(現地時間では7月15日午後1時40分)より、御法主日顕上人猊下は、雲1つなく晴れ渡ったアメリカ・ニューヨーク市の世界貿易センタービル跡地(「グラウンド・ゼロ」)において、平成13年9月11日に発生した、同時多発テロの犠牲者に対する追悼法要の大導師を務められた。
 『立正安国論』奉呈の日である7月16日の、まさに丑寅の時刻(日本時間の午前3時を中心とする時間帯)に、世界の人々のテロ撲滅(ぼくめつ)への願いが込められた「グラウンド・ゼロ」で奉修された本法要は、まことに深い意義があるといえる。
 しかしながら、この裏側で、本法要を大失敗に終わらせようとする、薄汚ない画策と妨害が、次々と仕掛けられていたのである。


<事前の謀略と姑息な嫌がらせ>
―イスラム教徒まで利用し正宗攻撃―

 まず、今回の御親修を直前に控えた7月上旬、アメリカ・ニューヨーク市にある日蓮正宗寺院・妙説寺に対し、妙説寺のホームページにはイスラム教を冒涜(ぼうとく)した部分がある≠ニして、現地のイスラム教徒のグループが突然、抗議を開始した。すると、これを受ける形で、即座に創価学会が『聖教新聞』で大々的にこの件を取り上げ、日蓮正宗を反社会的団体であると誹謗(ひぼう)・喧伝(けんでん)したのである。
 もとより、日蓮大聖人の破邪顕正の仏法を持(たも)っている以上、本宗があらゆる邪宗教を破折し、これに対し怨嫉(おんしつ)が起きることは、やむをえないが、この創価学会の誹謗報道は、イスラム教徒による抗議を利用し、法要に悪影響を与えるべく行なった事前工作≠ナあったといえよう。現に、法要が終わってしまうと、これらの抗議騒動は嘘のように鎮(しず)まったのである。
 さらに、追悼法要の5日前にあたる現地時間の7月10日、学会の走狗たる工藤玄英ら脱落僧共とアメリカSGIメンバー(テロの学会員犠牲者の遺族も含む)により、突如として、「グラウンド・ゼロ」で同時多発テロ追善(ついぜん)法要が行なわれた。
 そもそも創価学会では、テロの犠牲者となった学会職員の葬儀を「友人葬」で行ない、1周忌に当たる昨年9月11日にも、会館等で追善の勤行会を行なっている。
 しかるに本年、9月には3回忌を迎えるというのに何故、9月を待たず、この時期に、わざわざ法要を行なったのか。
 それはおそらく、半年前から宗門で計画されていた法要のことを知った彼奴(きゃつ)等が、これを出し抜いて、宗門としての法要を二番煎(せん)じに堕(お)とすべく、この時期に追善法要をぶつけてきたものであろう。誰が見ても、姑息な嫌がらせではないか。
 ともあれ、こうした創価学会の事前の画策を物ともせず、御法主日顕上人猊下におかれては、7月13日、総本山での丑寅勤行・宗祖大聖人御報恩御講等の一切の法務を務められた後、渡米のため、東京の大石寺出張所に向かわれた。が、この時から、日顕上人御一行に対して、さらなる圧力と妨害が仕掛けられていくことになる。


<学会工作員による妨害と圧迫>
―組織的な張り込み・尾行・盗撮―

 まず、日顕上人御一行が出張所に入られた時、出張所の周辺には、すでに数台の不審な車両(セレナ・エスティマ・ベンツ2台)が張り込んでいた。彼らはしきりに、出張所の様子を窺(うかが)っている。
 同日午後8時30分、準備を整えられた日顕上人御一行は、成田空港近くのホテルに向けて出発。すると、件(くだん)の不審車両も、これを追跡して動き出したのである。
 彼らは、御一行に警備車両(総本山警備の清昌メンバー)が同行していることを非常に気にしつつ、互いに連絡を取り合って走行している。それが彼らの動きに見え見えなのだ。また、御一行が宿泊されたホテル近くにも、不審なシルバーのセダンが待機している。
 翌14日・朝7時30分、前夜、大石寺出張所から追跡してきた不審車両のうちの1台(セレナ)が、ホテル正面の駐車場に現われ、男が車から降りてホテルに入る。
 9時前、20代の女が、日顕上人が宿泊されている客室に近づく。警備員が声をかけると、おどおどしながら、無言のまま慌(あわ)ててエレベーターに。しかも、同じエレベーターに乗られた御僧侶の話では、乗っておきながら行き先階のボタンを押そうとしない。よほど狼狽(ろうばい)して、頭の中が真っ白になっていたのだろう。結局、その女は、何の目的も果たすことができず、ホテル前に現われた不審車両の助手席に乗り込み、走り去ってしまった。
 その頃、ホテルのフロントを見渡す所に、ビジネスマン風の不審な2人組が現われ、ソファーに腰をおろした。テーブルの上に置かれたソフト・アタッシュケースの側面には、ちょっと見ただけでは見落としてしまうような、小さな穴が2つ。そこには隠しカメラのレンズが。それを発見した警備員が男たちに近づくと、男たちは、アタッシュケースをテーブルから降ろして隠そうとする。警備員が離れれば、またテーブルの上に、近づくと再び降ろす、という行為を何回も繰り返す。その繰り返しの間も、2つの穴の空いた面は常に、日顕上人がお姿を現わすはずのエレベーターホールの方向に向けられたまま。
 やがて日顕上人御一行がホテルを出発されると、これを追って、ホテル正面の駐車場にいたセレナも空港へ。
 空港には、確認できただけで10名以上の不審人物が。その中には、ビデオカメラを持った人間に近づいては、何かと指示を与える司令塔≠フ役割の男もいる。
 そして、御一行のお姿が出発ロビーに現われた瞬間、様々な方向から一斉にカメラのフラッシュが5・6回――。

[画像]:7月14日、成田空港のロビーでオブジェの陰に身を潜め、御一行を盗撮する謀略部隊。=その早業は、まさにプロ=I(だが後ろから見られているとは気付いていない)

 いうまでもないことだが、不審者によって張り込み・尾行・盗撮をされる側にしてみれば、仮に不審者が危害を加えてこなかったとしても、常に緊張を強(し)いられ、精神的圧迫を受け続ける。神経の細い人なら、それだけでまいってしまう。ゆえに創価学会は、これまでも、こうした張り込み・尾行・盗撮等の謀略行為を、反対者に対して常に繰り返してきたのである。
 しかして、今回の御親修に対する張り込み・尾行・盗撮も、やはり学会員の仕業(しわざ)であったことが判明した。
 すなわち、確認できた不審車両のうち、エスティマを所持する男の家は、公明党渋谷区議・伊藤美代子の連絡所であり、家のドアには、ご丁寧(ていねい)にも三色旗≠ェ貼(は)られていたのである。また、セレナを所持する男の家も、やはり公明党渋谷区議である植野修の連絡所であった。加えてこの2軒には、学会の会館で行なわれる展示会のポスターが、堂々と貼られていたのである。
 そして、御一行の出発時に空港ロビーに現われ、カメラを持った男達に指示を与えていた人物は、平成13年夏の参院選で、法華講員候補の車が東京・信濃町で街頭演説を行なった際、その様子をしきりに撮影していた男であることが判明したのである。
 さらに、別の1人は、昨年4月29日の30万総登山の時、登山者でもないのに本山内を徘徊(はいかい)し、警備員に誰何(すいか)されると「添書登山で来た」などと嘯(うそぶ)いた前歴を持つ不審人物だったのだ。これで、あの謀略部隊は創価学会員によって構成されていることが歴然となった。
 また同時に、あの謀略部隊の面々が、公明党議員の連絡所を引き受けるほど熱心な公明党運動員、ということになれば、この事件≠ヨの公明党の関与も疑われるところだ。
 そもそも、「世界平和」を謳(うた)い文句にしている創価学会の構成員達が、世界平和を願って「グラウンド・ゼロ」へ赴(おもむ)かれんとしている日顕上人御一行に、こうした非道な手段で妨害を加えるとは、学会の反社会的な暴力性を露呈(ろてい)した行為といえよう。断じて許し難(がた)いことではないか。
 こうして、出発の時点から、創価学会による妨害を受けられた日顕上人御一行は、その後も行く先々で、様々な妨害・謀略にさらされることとなる――。


<米でも何者かが悪らつな妨害>
―諸天の加護で危機を悉く突破!―

 長い空の旅を終えて、日顕上人御一行はニューヨークの空港に到着。が、しかし、そこでもまた、予想外のアクシデントが御一行を待ちかまえていた。
 予定していた到着ターミナルに不審な荷物が置かれている、ということで、御一行の飛行機は別の到着ターミナルへと回され、時間を大幅にロスさせられてしまったのだ。
 到着早々のアクシデントは、その後の波乱を予想させるに十分であったが、その不安は的中し、追悼法要の当日にも、何者かの手により重大な妨害がなされたのである。
 今回の法要に際し、日蓮正宗ではあらかじめ、法要が行なわれる「グラウンド・ゼロ」までの交通手段として、アメリカの政府機関を通じ車をチャーターしておいた。
 ところが、この車が、妙説寺の講頭の名を騙(かた)った何者かによって、昼12時の配車予定を午後3時に変更されてしまっていたのだ!!
 法要当日、いくら待てどもチャーターした車が来ないので、不審に思って問い合わせたところ、初めて、この事実が判明。しかも最悪なことに、バス会社が手配していた運転手はすでに解散してしまっており、すぐに配車することは不可能、というのである。
 これでは、予定していた「グラウンド・ゼロ」での法要時間に間に合わなくなってしまうばかりか、法要を行なうこと自体が不可能になってしまう。
 というのも、「グラウンド・ゼロ」は、規定が非常に厳しく、事前に申し合わせて決められた時間帯を過ぎてしまえば、入場することさえできないのだ。
 しかるに今回、日蓮正宗の法要に予定された時間帯は、午後1時から午後3時まで――。このままでは間に合わない!
 こうして、何者かの謀略により、追悼法要は中止の一歩手前まで追い込まれたのだが、現地法華講員の迅速(じんそく)な対処によって、何とか輸送手段は確保された。
 さらに、地元警察による交通誘導を受けて現地に急いだ結果、当初、予定していた法要開始の時刻は遅れたものの、前述のように、午後1時40分に開始することができたのである。
 これが結果的に禍(わざわい)を転じて福となす≠アとになり、法要は、日本時間で7月16日の「丑寅の刻」という、まさに意義深い時刻に行なわれるところとなった。
 やはり、「悪は多けれども一善に勝つことはなし」で、謗法者の策謀(さくぼう)も仏天の加護を破ることはできなかった、といえよう。まことに不思議な現証ではないか。
 さて、このような、アクシデントや明らかな妨害行為の連続に、もしやと思い、その夜、予約を入れてあったレストランに確認の電話を入れてみると、案の定、やはり妙説寺の講頭を名乗る人物が「予約をキャンセルしたい」と連絡を入れていたのである。
 もっとも、これにはレストラン側がすでに準備を整えてしまったので、キャンセルはできない≠ニ対応していたため、事なきを得たのだが。
 こうして、ニューヨークでの一切の行事を終えられた日顕上人御一行は、7月17日の午後、成田に無事到着されたが、そこに待ち受けていたのは、またも、隠しカメラを仕込んだアタッシュケース等を持つ、謀略部隊であった。
 まさに頭隠して尻隠さず。卑劣な妨害工作の端々に、創価学会の影が見えてしまっているではないか。
 ここまで日蓮正宗に背(そむ)き、御法主上人を怨嫉する創価学会の本性を、我々はハッキリと認識して、正法厳護(げんご)のため徹底的に折伏していくことが肝要である。

[画像]:帰国ロビーで、隠しカメラを仕込んだアタッシュケースを抱え、御一行を待ち受ける謀略部隊


<これが学会工作員の謀略グッズだ!>
今般のニューヨーク御親修に対し、創価学会は、妨害のための工作員を多数繰り出してきた。
彼ら工作員は、時代と共に、次第にハイテク化した謀略グッズを使うようになっており、うっかりすると見落としがちである。そこで、ここでは学会工作員の謀略グッズを紹介し、注意を喚起するものである。

[画像]:男が抱えていたアタッシュケース=御出発の際に現われた謀略部隊と、御帰国の際のそれでは、人は入れ替わっていたものの、使っていた機材は全く同一であった!下はその透視図(画像NO.5)。

[画像]:盗撮の必需品の1つアタッシュケース(透視図)=内部構造は、このようになっているものと思われる。

[画像]:盗撮の必需品=カメラ(ビデオカメラ)と無線機を持ち、物陰からターゲットを狙うの図。こんな不信人物を発見したら、まず、学会員では≠ニ疑って掛かった方がよい



自家撞着の元大幹部批判

(『慧妙』H15.7.1抜粋)

 悩乱を極める学会『聖教』であるから、規則上も永遠の脂、もとい永遠の師と規定される大作を、会長に推戴(すいたい)してくれた人物(しかも故人)までをも誹謗(ひぼう)中傷して憚(はばか)らない。
 「秋谷 原島の親父にしたって、戸田先生は絶対に信用されていなかった」(6月17日付)
 秋谷が「原島の親父」と罵(ののし)るのは、大作の会長就任時の学会理事(後に理事長)、公明党初代委員長の故・原島宏治氏である。
 氏は、元学会教学部長・原烏嵩氏(現・法華講員)の父であり、それ故に、悪口座談会のターゲットにされたものと思われる。息子憎けりゃ父まで憎い、というところか。
 ところが、原島宏治氏は、昭和35年5月3日の第3代会長推戴式において、「推戴の言葉」を述べた人物であり、大作自身が「4月14日の木曜日(中略)この日、第1応接室に、小泉理事長と、原島宏治、辻武寿、柏原ヤスの3理事が(会長就任を懇請〈こんせい〉するため)待っていた。」と認めている人物である。
 それほど、原島氏の学会・大作に対する貢献度、存在の重要性は、大きなものであったということだ。
 その原島氏が戸田氏の信用を得られていなかった、とする秋谷発言の信憑(しんぴょう)性は、この場合さほど重要ではない。
 秋谷発言の面白さは、次のような点にあるのだ。
1.もしも、秋谷発言が虚偽であるならば、秋谷は悪質な嘘つきオヤジであり、学会幹部は存命中どれほど学会・大作に貢献したとしても、死後、どのような誹謗中傷に晒(さら)されるかわからない(真夏に死を迎え「暑いときに死ぬな」と罵倒<ばとう>された最高幹部もいたように)、学会患部ほど報(むく)われない、哀れな立場はない、ということである。
2.逆に、秋谷発言が真実であるならば、戸田会長から「絶対に信用されていなかった」人物から推戴されて、会長に就任したのが大作だということになり、彼奴の会長就任は、戸田氏の信任を得られない人事だったということになる。
 さらに大作は、戸田会長から「絶対に信用されていなかった」人物を、学会理事長や公明党初代委員長等の要(妖)職に据(す)えた、ということになり、これも戸田氏が首肯(しゅこう)しえない人事だろう。
 このように、池田の支配する創価学会は、戸田時代とは似ても似つかぬ組織に変質してしまったのである。

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かつて池田自身が、理事長、公明党委員長に登用した人、それも故人を、何10年も後になって誹謗中傷する池田学会の無節操には呆れる。これは、破門を境に、それまで正師と仰いでいた歴代上人方を何百年も前に遡って誹謗する手口と同じである。過去の自分達の主張、思想、歴史を状況に応じて都合よく改竄する姿は、独裁国家さながらである。(法蔵)



告訴・提訴の推進宣言!


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西村(関東長) 千葉で県議の候補が"公明党が住民移動をやった"とウソ八百のデマ宣伝をしているようだ。
正木(東京長) なんだと!
佐藤(総合青年部長) ふざけるな!「いつ」「どこで」「誰が」住民移動なんかやったんだ?ハッキリ証拠を出してみろ!
西村 それも公の場で言うと「違法行為」になるので、コッソリと「口コミ」でデマを流している。そういう話だ。
佐藤 そんな卑劣なデマを流す連中は、絶対に許さない。テープやビデオで現場を押さえて、どんどん告訴、告発してやろうじゃないか!
正木 当たり前だ。当然のことだ。必ず告訴しよう!(『聖教新聞』H15.3.31/『フォーラム21』H15.5.1)
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「テープやビデオで現場を押さえて」そういえば、能安寺の御講を不正に盗聴し、その内容をネタに御住職を名誉毀損で訴えた事件があった。また、香川県において、御法主上人が宿泊されるホテルに盗聴器がしかけられていたこともあった。このように学会は、批判者を攻撃するためには手段を選ばない、謀略団体なのである。

●裁判所は、水島住職(※能安寺)の御講での説法は、何者かにより「恒常的」に「盗聴録音」されていること、それは「失言を狙い、これを報道及び訴訟提起するなどして」、水島住職らの社会的地位の低下などの打撃を与える目的をもって「盗聴テープを仕組んだものである疑いをぬぐい切ることができない」と的確な認定をしている。 そして創価学会は、その盗聴録音テープを用いて、水島住職らを裁判被告の立場に立たせ、そのことを創価学会側の機関紙で報道し、水島住職らに訴訟外において「有形・無形の不利益を与えることをも目的としたものである」と、この裁判の本質を見抜いて、創価学会を断罪している。(能安寺裁判報道)


 「どんどん告訴、告発してやろうじゃないか」既に、これまでに実に150件以上の裁判が、宗門と学会の間で行われてきた。そのうち何らかの判決が出た128件のうち8割がなんと学会側の訴えによるものである。学会側原告の裁判(104件)のうち、宗門が負けたのは15件に過ぎない(和解18/『慧妙』030416)。さらにまた、悪宣伝目的のための刑事告発が74件(平成12年2月時点)もあったが、すべてが不起訴となっている。
 フランスではカルト構成用件の10項目(「アラン・ジュスト報告書」)の1つに「裁判沙汰の多さ」を挙げているが、今回の聖教報道は、過去の裁判沙汰の多さに加えて、これからも積極的に裁判を仕掛けていくことを公式に宣言したものである。ということは、学会は「カルトを自認」する団体であるということか。
 裁判それ自体は合法的なものであるが、負けを承知の上で相手に物理的精神的負担を与え、内外への宣伝材料とするための提訴・告発であるならば、裁判本来の精神から逸脱する反社会的行為というべきである。その上学会は、提訴・告発のネタを仕入れるために違法な盗聴まで行っているのである。敵対者攻撃のためには、あるときには法を利用し、またあるときには法を犯す。まことに狡猾なカルト教団である。

●池田大作が総講頭の資格を喪失した後の創価学会は、組織を挙げて宗門誹謗を続け、さらに池田が破門されるや、宗門に対する刑事告発や民事訴訟を全国各地で起こした。その件数は約200件にのぼる(平成14年6月現在)。それは、血脈の尊厳・御法主上人を貶めるためのものや、墓地・納骨業務に難癖をつけたもの、また正本堂建立御供養の返還訴訟など、為にする嫌がらせ訴訟であった。 しかし、宗門はそれらの訴訟に圧倒的な勝利をおさめ、司法権力をもって宗門を迫害しようと企んだ学会の謀略は完全な失敗に終わっている。(日蓮正宗・宗務院・教学部『新興宗教「創価学会」「会則」改変の欺瞞を糾す』)



創価学会「怒り」の正体

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「座談会21世紀の展望を語る」「『恩』を知らない議員は必ず堕落
原田(副理事長) その竹入が今、どうなっているか。悪辣な「学歴詐称」はもちろん、下劣な女性問題、金銭問題まで発覚し、今じゃあ社会の誰からも相手にされない。
秋谷(会長) 「報い」を受けて、おめおめと生き恥を晒しているだけだ(大笑い)。-中略-
青木(副理事長) あの大橋のやつだってそうだ。「ヤミ献金疑惑」にはじまり、クラブの女性ピアニストに下劣なラブレターを出していた事件まで発覚。当然、党も除名された。
杉山(男子部長) あいつにも卑しい卑しい「学歴詐称」が発覚したな(笑い)。今じゃあ、あの共産党ぐらいしか相手にしてくれていない惨めさだ(爆笑)
佐藤(総合青年部長) それに女性問題にかけては、大橋のやつにも引けをとらない元都議の竜だ(笑い)。
原田 あいつも下劣な正体が発覚したうえに、今じゃあ病気で入院したそうだな(大笑い)(『聖教新聞』030421/『フォーラム21』H15.5.1)
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「恩」を知らない議員は必ず堕落
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「脱会者=恩知らず=必ず堕落」という論理は、あまりにもヒステリックで自己中心的である。当然ながら、仏法の正邪の基準を基とした客観的な批判の論理などない。最初から最後まで感情を優先しているから、社会常識や法律を無視して批判者攻撃を繰り返す学会員が後をたたないのであろう。

竹入が今、どうなっているか。悪辣な「学歴詐称」はもちろん、下劣な女性問題、金銭問題まで発覚し、今じゃあ社会の誰からも相手にされない。
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「学歴詐称」が事実であったとしても、竹入氏が公明党議員(すなわち学会員)であった時代のこと。氏は公明党議員、委員長として長年学会・公明党のために尽力した人である。当然「学歴詐称」も議員として初出馬したときから行われていたものであろうが、そのことを学会幹部が知らなかったとは考えられない。とくに、氏の弟は学会大幹部である。兄の「学歴詐称」を知らなかったはずはない。となれば、「学歴詐称」は、少なくとも大幹部である弟も承知の上で、黙認していたことになる。また、自分たちが推薦・公認し、後には委員長にまで登用した人の経歴も知らなかったのであれば、学会・公明党本部の責任も重大である。「学歴詐称」の件は、仮に事実であったとしても、学会・公明党は、国民に対して連帯して責任を負うべき立場であるといえよう。そのことを棚上げして、クドクドと竹入氏を詈る学会の体質は、極めて自己中心的で陰湿と言わねばならない。
 「女性問題」「金銭問題」にいたっては、学会が忌み嫌う週刊誌のスキャンダル報道と同じレベルである。どこまで本当か分かったものではないが、どんな些細なことでも針小棒大に取り上げて批判者のイメージをダウンさせようという、学会の薄汚い性根が見て取れる。
 そういえば学会は、能安寺の御講を不正に盗聴し、その録音内容をネタに御住職を名誉毀損で訴えたことがある(資料参照)。法を犯してまでも批判者の攻撃材料を探し出す。まことに空恐ろしいカルト教団である。

あいつ(※龍年光氏)も下劣な正体が発覚したうえに、今じゃあ病気で入院したそうだな(大笑い)
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批判者が病気になったことを、「学会への恩を怨で返した報い」と捉えた上に「大笑い」している。学会は「瞋恚は善悪に通ずる者なり」といって批判者攻撃を正当化(資料参照)しているが、他人の不幸を機関紙で「大笑い」する感性は、誰が考えても異常である。すなわち学会のいう批判者への「瞋恚」は「悪」のそれである。

◆私も、"恩知らず""ゴキブリ""ドブネズミ""頭が狂ったか"などという脅迫まがいの電語を数多く受けました。その後、家を引っ越した時も、"大橋は借金まみれで引っ越した"というビラを撒かれ、今でも"池田先生にそろそろお詫びしろ"という電語がかかってきます。池田さんは信仰の指導者。ノーベル平和賞などを気にする前に、健康な身体で功徳を施すことに邁進するのが本来の宗教者の姿だと私は思いますが……(公明党元衆議院議員・大橋敏雄『週刊新潮』H15.6.5)



特報/「今月の悪口雑言」スペシャル
新潮社幹部の死亡を嘲笑う創価学会の本部幹部会

(『フォーラム21』H15.1.15)

<12月5日開催の本部幹部会兼東京青年部総会>
―新潮社幹部の死亡を嘲笑う荻田信宏東京青年部長の話―
 創価学会が自らに批判的ないしは対立する立場にある人物や団体に対して、人権も名誉も無視した激しい誹謗中傷を繰り広げていることは、すでに本誌既報の通り。
 昨年12月5日に開催された本部幹部会でも、秋谷会長をはじめ青木副理事長などの首脳幹部が、日蓮正宗をはじめとする人物や団体に対する激しい攻撃を行ったが、このほど、同本部幹部会(東京青年部総会を兼ねる)での荻田信宏東京青年部長の発言全文が本誌編集部に届けられた。
 青年部の勢力拡大を誇示するとともに、週刊新潮そして日蓮正宗を激しく攻撃する荻田氏は、なんとこの中で創価学会に批判的な言論を展開する新潮社は、あたかもそのバチで社長や相談役、常務などがあいついで死んでいるかのような発言を行っている。創価学会幹部発言の典型的事例でもある荻田発言を紹介する。

〈皆さん今日は。東京青年部の皆さん、元気ですか。
 本日は池田先生のもと、大勝利で迎えた東京青年部総会、大変におめでとうございます。
 「大東京勝って勝って勝ちまくれ」
 本年、本陣東京の怒濤の前進は、この未曾有の万感こもる念頭の(池田先生の)御歌から始まりました。
 時あたかも伝統の2月、蒲田闘争から50周年、この大激励に青年部が総立ち、原動力となって壁を打ち破り、歴史的な拡大を成し遂げました。
 この1年で東京は3万人を超える新たな青年を糾合、これが全国になると実に20万を超える広布の陣列に加わりました。
 いまの日本にこれだけ若者が集まる団体がどこにあるのか。その厳然たる拡大の事実こそ、学会の正義と真実の何よりの証明であります。応援してくださった壮年、婦人、とりわけ広布のパワー全開の婦人部の皆さん、この1年、本当にありがとうございました。(中略)
 さて、学会の前進を妬み、広布破壊をたくらんだ輩はどうなったか。いまや陰々滅々、文字通り滅びの姿を現じております。
 つい先日も東村山市議転落死事件に続き、週刊新潮と乙骨のウソが司法の最高機関である最高裁判所から断罪されました。裁かれたのは例の学会が北新宿で地上げ云々のデマ記事です。最高裁は、1審、2審判決を支持、その結果、新潮側に賠償金400万円と謝罪広告、乙骨に賠償金100万円の支払い命令が確定したのであります。
 今回の裁判で画期的なのは何といっても謝罪広告の掲載。私たちは裁判というとどうしても100万円だとか400万円だとか、賠償金の額だけに目がいきがちであります。
 ところが法律の専門家によれば、裁判所が謝罪広告の掲載まで命令するのは珍しい。よほど悪質な報道にしか認められないとのこと。たしかにそうであります。
 そもそも今回裁かれたデマ記事は、あの全国の学会員を唖然とさせた地上げ部隊を筆頭に、徹頭徹尾真っ赤なウソ。ダミー企業も実在しなければ、地上げの事業自体も存在しない。さらには新潮得意の匿名コメントまで裁判所は「真実性を認めることはできない」と判定する、まさにナイナイづくしのウソ八百であることが法廷で明らかにされたのであります。
 その結果、週刊誌は普通の本とは違うから何を書いてもいいんだとふんぞりかえっていたあの週刊新潮は、新潮社および当時編集長の松田宏は、「貴会に謹んで謝罪の意を表します」と、自ら広告を出すハメになったのであります。
 これはもう自分で自分の首に看板をぶら下げ、「私が悪うございました。バカでした。学会の皆さん、本当に申し訳ありません」と土下座するのも同然。出版社にとってこれほどの屈辱はありません。(中略)
 まさに文句なしの完全勝利、大変におめでとうございました。
 だいたい週刊新潮のウソとデマでどれほど学会が迷惑を被ったか。心ある学者や評論家もこれだけウソ、インチキを書くとは、その異常性は類例がないと驚いております。
 まさにウソ八百週刊誌なのであります。しかもこの3年間で新潮は、現在の社長や相談役をはじめ常務2人が次々病死。当時、編集長だった松田宏も更迭。経営も悪化、部数も低迷。特に青年からはまったく見向きもされていない、本当に惨めなものであります。
 裁判で完全決着がついた今こそ、追撃のチャンス。謝罪広告が出たら、片っ端からついにあの週刊新潮が学会に謝罪したと、徹底的に語り抜いてまいりたいと思いますが、皆さんいかがでありましょうか。
 さて、世法以上に厳しいのが仏法の道理であります。特に地獄は坊主で一杯と言いますが、広布破壊の日顕宗こそ、その標本。中でも象徴的なのが、あの日顕の片腕とも軍師ともいわれた河辺慈篤であります。すでに死んだ人間のことをとやかくいうつもりはないが、御金言に照らしてこれだけは言っておきたい。
 生死一大事血脈抄には臨終の際、誘法の者は地獄の獄卒が迎えに来るとある。これにぴったり符合したのが河辺の葬儀であります。
 何しろ集まったのは日顕を筆頭に、地獄の獄卒ばかり。堕地獄は必定であります。C作戦の加担者が堕地獄なら、その首謀者日顕の臨終はどうなるのか。どこまで落ちるのか、どれほど悲惨か、予測不能。まずもって無間地獄は間違いなし。
こう確信しますが皆さんいかがでありましょうか。
 明年は池田先生の第1部隊長就任50周年、「正義のために戦い汝の勇気は無限なり」青年部は本日の長編詩を命に刻み、全国の完全勝利目指して、正義の戦いを縦横無尽に展開してまいります。以上。>

<1>日蓮正宗攻撃
◎12月26日付「聖教新聞」「座談会『常勝の新時代』を語る」「宗門の暴力体質元凶は日顕」「息子も手下も暴力坊主」
◎12月28日付「聖教新聞」「破邪顕正忘恩の独裁日顕」
◎12月29日付「聖教新聞」「寸鉄『人権を傷つける者は人間と呼ばれる資格なし』アタイデ総裁。やっばり畜生日顕。」

※「聖教新聞」の年末最終号は12月29日。その最後の最後まで日蓮正宗ならびに阿部日顕日蓮正宗法主を罵り続けた創価学会。平成15年は各種の選挙の年。「聖教新聞」や「創価新報」などで煽り立てた日蓮正宗に対する憎悪のエネルギーを選挙に投入するつもりなのだ。

<2>メディア・ジャーナリスト攻撃
◎12月21日付「聖教新聞」「質問に答えて―全員と語る<2>」「デマ雑誌は『民主主義の敵』」
◎12月23日付「聖教新聞」「質問に答えて―会員と語る<3>」
「法廷で醜態さらした乙骨 週刊新潮 最悪の"デマコンビ"は連戦連敗」
◎12月24日付「聖教新聞」「質問に答えて―会員と語る<4>」
「乙骨は大ウソつきの"疫病神"」

※「週刊新潮」と乙骨を激しく誹謗中傷する「聖教新聞」。その表現は「デマ雑誌」「極めつけのデマ男」「ガセネタ屋」「無能」「バカ」「大ウソつきの疫病神」と驚くばかりの口汚さ。創価学会は、「人権を守れ」などと主張するが、本部幹部会での荻田発言にも見られるように、自らは死者の名誉まで踏みにじっているのである。
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 池田の次男・城久は29歳代で病死した。もし、城久が反学会の立場であったならば「仏罰」の見本のように大宣伝されたことであろう。しかし、身内の不幸について、学会は「酔象」の譬えを持ち出して自己弁護をする。すなわち、酔象に踏まれて殺されても三悪道に堕ちることはないが、悪知識に親近すれば地獄に堕ちる、というのである。
 敵の不幸は罰だが見方の不幸は罰でない。このような御都合主義の論理で、敵対者の不幸を嘲笑い自己正当化するのが「人権団体」創価学会なのです。
 確かに、仏法の道理に照らして謗法を犯した者に仏罰は厳然である。しかし、学会の論理は敵対者=謗法者=仏罰必定、というものであり、仏罰を受ける前提となる謗法の定義基準が滅茶苦茶なのだ。上記河辺御尊師の件にしても、学会自身の謗法を棚上げした論理と、「C作戦」なる有りもしないデマに基づく我田引水の「仏罰」論なのだ。
 ともあれ、日本国憲法では犯罪者にも人権が認められているハズ。それなのに何処の誰の言かは知らないが「人権を傷つける者は人間と呼ばれる資格なし」などという発言を機関紙に掲載するのであるから、学会自身同様の考えなのだろう。つまり「学会批判者に人権はない」というのが彼らの本音であり、その本音どおりに学会員は、犯罪を厭わず批判者攻撃を繰り返しているのである。(法蔵)



「忿りの杖」を捨てよ!

(『大白法』H15.3.16編集)

<邪悪への怒りが日蓮仏法??>
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◆御書「責めても猶(なお)あまりあり、禁(いまし)めても亦(また)たらず」邪悪への怒(いか)りが日蓮仏法(『聖教新聞』030203「寸鉄」)
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「責めても猶(なお)あまりあり・・・」これは『聖愚問答抄』の一文で、今、末法は濁世であり、権教や謗法ばかりが多いので正法は弘まりがたい。この時には、「只(ただ)折伏を行じて、力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよ」(御書403頁)と仰せられて、謗法を責めぬく折伏行の大事を御指南されたものである。
 そして、続く御文には浄土、真言、禅、律の順に各宗がいかに法華経を下しているかを列挙され、それらの謗法を責めるべきことを厳しい調子で指南せられたのが「寸鉄」に引く文である。
 それが、池田大作らの狂った頭で読めば「邪悪への怒り」を燃やすことが大事であり、それが「日蓮仏法」であるという文証になるらしい。大聖人がはっきりと「謗法破折」についておっしゃっている御文を引きながら、それをわざわざ曲解して「邪悪への怒り」を燃やせと煽る寸鉄子。池田大作に振り回されて「大聖人直結」とか「御書根本」を言い出すと、こんなふうに"脳乱"するという現証を見る思いである。「邪悪への怒り」を焚(た)きつけられたり、「阿修羅のごとき怒り」をもって攻めていこうと煽られるなど、創価学会員はしょっちゅう、怒っていなければならないようである。

●如来の室に入り、如来の衣を著(き)、如来の座に坐(ざ)して、爾して乃し四衆の為に広く斯の経を説くべし(法華経『法師品第十』329頁)
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折伏を行ずるときは、如来の室に入り、如来の衣を著、如来の座に坐して法を説きなさいということです。1番目の「如来の衣を著る」とは、折伏では柔和忍辱(にゆうわにんにく)の心を持つことが大切であるということです。折伏とは、相手を折り伏せることであり、邪宗教への執着を断ち切らせる非常に激しい化導方法です。それ故、自分の言葉や態度は、より以上に柔和で丁寧でなければなりません。相手にどんな乱暴な言葉を浴びせられたとしても、根気よく、何度も何度も誠意をもって話しをすることです。そして、何事にも耐え忍ぶことが大切です。この耐え忍ぶということが、忍辱の衣を着るということなのです。(弾正寺住職・梶原慈文御尊師)


<折伏は慈悲の行業、「阿修羅のごとき怒り」は四悪趣>
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仏敵・日顕を、断じて倒すその日まで、日顕宗へ阿修羅のごとき怒りをもって、徹底した執念の戦い、攻めの戦いを敢然と展開していこう(大場副会長・第42回本部幹部会『聖教新聞』H12.1.30)
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・たとえ「邪悪」に対するも、慈悲をもって教化善導することが大事であって、上の指導を守っていつも怒ってばかりいれば、相手も聞く耳を持つことはないであろう。
・また、「阿修羅のごとき怒り」とは四悪趣の生命に他ならない。こんな心で行う活動が折伏であるはずがない。(法蔵)

●汝(なんじ)仏にならんと思はゞ、慢のはたほこをたをし、忿りの杖をすて・偏に一乗に帰すべし(御書296頁)
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意業(いごう)に三悪あるなかの第2は「瞋恚(しんに)」である。瞋恚とは「いかり憎むこと」で、漢和辞典の「解字」を見ると、瞑:目のわくいっぱいに目をむき出すこと。恚:心をかどだてておこること、と説明している。「忿」は、かっと破裂するように急におこることで、いずれも心がかなり緊張した状態であることは同じである。
★池田大作よ、御書根本を言うなら、まず手始めに大場某を叱責してその誤りを正し、かつ、会員に対して「忿りの杖をすて」なければならない、と指導し直すべきではないか?



「卑怯者、名を名乗れ」無言電話に一喝

―公明党の反共攻撃許せない―
(『しんぶん赤旗』H15.3.13)

公明党の反共ビラに反撃する日本共産党のビラに談話を寄せたら、無言電話が。1回、2回、3回、4回…。ついに怒りを爆発させ、「卑怯者、名を名乗れ」と一喝。謀略電話を撃退した女性がいるときいて訪ねました。(松本眞志記者)

<女性は東京・文京区本駒込に住む桑原恵子(83)さんです>
 2月初め、公明党が同区内で、「共産系 民医連病院で相次ぐ不祥事」などとして、民医連、東京健生病院、東京保健生協と日本共産党をひぼう・中傷するビラを大量にまきました。日本共産党と後援会はただちに反撃ビラを作りました。医療事故を政争の具にする公明党のやり方に、区民の批判の声が上がっており、その1つとして、桑原さんの次のような談話が載りました。
 「59歳のとき倒れ、通院したけどボケといわれた。でも初めて健生病院にいったら、入念に検査してくれ心臓弁膜症だと分かったんです。今は手術して元気で、健生で命びろいした思いです。差額ベッド料もとらないから、本当に気兼ねなくいける病院です。『医療そっちのけで選挙活動』という悪口をいう人がいるそうですけど、本当にとんでもないですよ
 ところが、そのビラが配られたあと無言電話がかかってきました。「夜9時すぎに立て続けに4回です。4回目に私が『卑怯者、名を名乗れ』というと、男性の声で『首を洗って待ってろ』。私は『上等だ。来るなら来てみろ。逃げも隠れもしないから』と一喝すると相手は電話を切り、その後かけてこなくなりました。あまりの卑怯な振る舞いに、つい江戸っ子の地が出ちゃってね」。桑原さんはニッコリしました。

<手づくりビラ>
 公明党の反共ビラは東京保健生協も名指しで攻撃しています。同区根津2丁目片町に住む東京保健生協片町班長の山田勤さん(73)は、「政権政党が、知性も品位も失ったビラをつくるとは」と抗議と反論の手づくりビラを町内280世帯に配布。「よく書いてくれた」「公明党・創価学会はひどい」と反響を呼びました。
 桑原さんや山田さんたちの行動は、健生病院で勤務する職員も励ましています。看護助手の佐久間正子さん(59)は、「病院が地元の人びとにとってかけがえのない存在だとあらためて思いました。誇りさえ感じています」と語りました。



発覚!「入国拒否」の裏に学会の黒い謀略

―出入国管理局に残した謀略の証拠≠入手!―
―海外赴任の正宗御僧侶に仕掛けられた罠―

(『慧妙』H15.2.16編集)

<フィリピン出入国管理局学会の陰謀に気付き、入国拒否を撤回!>
 2002年、日蓮正宗御僧侶が、創価学会の謀略によってフィリピンの入国管理局からマークされ、8ヵ月もの間、ビザを取得できぬまま、海外で身動きが取れない状況におかれる、という、異常な事態が発生した。
 日蓮正宗では、これまでも、アルゼンチン・ガーナ・韓国等の数ヵ国から、じつに不自然な形で御僧侶の入国を拒否される、という事態に直面してきた。もちろん、その背景には、常に創価学会の妨害工作が看取できたが、物的証拠が乏しいために、「学会の仕業(しわざ)」と断言することを控えてきたのである。
 しかし今般、ついに創価学会が尻尾(しっぽ)を出した!フィリピン出入国管理局の公文書で、創価学会の無体な妨害工作が白日のもとに晒(さら)されたのである。
 以下に、その全貌(ぜんぼう)を明かす。


<SGIの専用箋と理事長の署名が!!>
―ミスの連続、決定的尻尾出した学会―

フィリピンのメトロ・マニアに「日蓮正宗フィリピン事務所」が開設されたのは、2002年4月21日――。当事務所に住職として赴任することになっていた山澄信玉尊師は、開所式に先立ち、在日フィリピン大使館にて59日間のビジネス滞在ビザを取得

2002年3月7日フィリピンSGI(創価学会インターナショナル)の理事長ニイツ・ヤスアキが、出入国管理局のアンドレア・ドミンゴ局長と面談し、「ヤマズミ・シンギョク」をブラックリストに載せるよう、要請した。
 その際、ニイツは、『中外日報』などの学会傀儡(かいらい)紙に掲載した記事のコピーや、学会側で開設したインターネットのウェブページからの抜き出し、あるいは、正本堂解体の際の写真などを大量にドミンゴ局長に手渡し、山澄尊師および日蓮正宗がいかにも極悪非道であるかのように印象づけた。

3月8日、これを受けたドミンゴ局長は、山澄尊師をブラックリストへ登録するよう、指示している。


3月13日、山澄尊師がフィリピンに入国。学会の謀略によってブラックリストに登録されたはずの山澄尊師が入国できたのは何故か――それは、まさに諸天の加護ともいうべきか、創価学会が山澄尊師の氏名を間違えてドミンゴ局長に伝えるという、ミスを犯したためであった(学会は「ヤマズミ・シンギョク」とすべきところを、「ヤマズミ・シンギョ」としてしまった)。

4月2日、創価学会は、ミスに気付き、訂正の文書をドミンゴ局長宛に送付した。

・長期滞在ビザの申請から2ヵ月近くも経とうとしているのに、出入国管理局のアンドレア・ドミンゴ局長が不在であることを理由に、ビザはなかなか発給されなかった。ビジネス滞在ビザの期限が切れかかった。

5月7日、山澄尊師は、とりあえずの手段として、手持ちのビザの延長を申請するために出入国管理局に赴(おもむ)いたところ、そこで、事務員から思わぬことを告げられたのである。それは、「『ヤマズミ・シンギョク』はブラックリストに載っているので、ビザの延長はできない」というものであった。
 ところが、ここでまた学会は大きなミスを犯す。すなわち、その訂正文書に、フィリピンSGI専用のレター・ペーパーを使い、動かぬ証拠を残してしまったのである。ちなみに、日蓮正宗側は、後日、そのフィリピンSGI専用のレター・ペーパーを使った文書も入手している。謀略に長(た)けた創価学会にしては、とんだミスをしたものである。

・山澄尊師は、ビザとブラックリスト削除の手続きを、現地の弁護士に依頼。弁護士は再三にわたって出入国管理局に働きかけをしたが、またもや局長不在を理由に何らの対応もしてもらえず、ただ時間だけが経過していった。この間、山澄尊師は、要注意人物のレッテルを貼られてブラックリストに載ったままで、さらにはビジネス滞在ビザの期限が過ぎているために、フィリピンで活動することはおろか、身動きすら取れない、という状況に置かれていたのである。

10月中旬、ドミンゴ局長より、山澄尊師の無犯罪証明を提出するよう求められるが、日本への帰国もままならない山澄尊師にとって、それを証明すること自体が、非常に難しい話であった。

・弁護士の活躍によって、創価学会がいかなる資料を出入国管理局に提出していたかを知ることができ、日蓮正宗側は、出入国管理局に対し、その資料の欺瞞(ぎまん)性を鋭く指摘していった。さらには、フィリピンの司法省国家局・パサイ市警察署・マニラ首都圏地方裁判所のそれぞれからも、山澄尊師の無犯罪証明書を得て、それを提出。

12月19日、出入国管理局は、山澄尊師の氏名をブラックリストから抹消(まっしょう)し、加えて、その数日後には、山澄尊師に対し、5月に遡(さかのぼ)って宗教者長期ビザを発給したのである。
 この時点で、日蓮正宗側は、創価学会の謀略を証明するニイツ・ヤスアキの文書や、関係部署にブラックリストからの削除を命じたドミンゴ局長の「命令書」も入手した。そのドミンゴ局長の「命令書」は、学会の謀略を認定した内容でもあるので、その一部をここに紹介する。


<公文書(フィリピン出入国管理局)も「創価学会」の介入を明言>
―公的機関も欺く学会に「世界はノー!」―

「日蓮正宗フィリピン仏教会の僧侶である該当者(註・山澄尊師のこと)は、敵対宗派SGIフィリピン理事長ニイツ・ヤスアキなる人物の要請により、要注意人物として出入国管理局のブラックリストに登録されていた。」
「(弁護人は)敵対宗派による批判申告の根拠になっているのは、創価学会側が独自で開設したインターネットのウェブページからダウンロードした記事や、(日蓮正宗に)敵対する宗派である機関が発信する会員向け通信であり、創価学会の主張を実証あるいは裏付けする状況証拠にはならない、と言及している。(中略)いかにも、事柄を客観的に認識している人物によって証言されたものでないかぎり、新聞記事の抜粋、あるいは新聞紙上(または、関連するインターネットサイト上)に掲載された事柄は、単なる風聞となり、状況証拠としての価値を有するものではない。」
「その上、司法省・パサイ市警察署・首都圏地方裁判所発行の証明書により、該当者に審理継続中の事件あるいは不名誉な記録は一切存在しないことが証明された。」

 創価学会は、うまくドミンゴ局長を取り込んだかに思っていたのであろうが、最終的にドミンゴ局長は、公文書上で、創価学会による陥(おとしい)れであったことを認定しているのである。
 日蓮正宗の発展を嫉(ねた)む創価学会は、これまで、機関紙に「日蓮正宗に世界がノー」などと大仰(おおぎょう)に書き立ててきたが、その裏はかくのごとし。その真相を弁(わきまえ)た国々から「ノー」と言われているのは、他ならぬ創価学会の側であることを、よくよく認識すべきである。



僧侶K師を誹謗
―創価学会の"人権"とは―
(『週刊新潮』H18.3.16抜粋/<創価学会ウォッチ>WS)

 竹入義勝元公明党委員長や山崎正友元顧問弁護士が、「犬畜生」呼ばわりされていることはすでによく知られているが、創価学会からの造反者以外にも、創価学会に批判的な言動をした政治家、例えば白川勝彦元自民党代議士などに対して、創価学会は、激しい人身攻撃を続けている。
 その創価学会の人権感覚を知る上で、象徴的な事例として、死者を悪し様に罵る創価学会の最高幹部らの発言を紹介しよう。

まずは平成14年11月20日付『聖教新聞』に掲載された日蓮正宗の幹部僧侶K師(聖教新聞は実名)を誹謗する「忘恩の極悪坊主・Kの末路」「仏法を破る極悪非道の輩は必ず滅亡」と題する座談会記事である。

〈正木(東京長)〉あの日顕直系の謀略坊主Kが、今月10日に死んだそうだな。
〈弓谷(東京男子部長)〉宗門関係者によると、Kは9月20日の朝、心臓発作を起こして緊急入院。間もなく脳死状態となり、生命維持装置を取り付けて、かろうじて生きていたという。(中略)死相、とにかく悲惨だったようだ。でっぷりしていた身体は見る影もなく痩せ細り、ドス黒い顔に、落ち込んだ目など見られた相ではなかった。そういう話だな。
〈高柳(婦人部長)〉恐ろしい!まさに「堕地獄」の姿そのものですね。

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亡くなった日蓮正宗のK師を悪し様に罵っている人々はいずれも創価学会の最高幹部である。人の病気や死を悪し様に罵る様は、およそ宗教者とは思えないが、最高幹部による誹謗はさらに続く。

〈森田(理事長)〉それにしてもKという男は本当に、陰湿、傲慢、異常なやつだったな。あの男に、どれだけ信徒の純粋な心が踏みにじられたか(中略)学会の大恩も忘れた畜生坊主め!Kのことは私は何十年も前から知っている。もともと教育もなく、学問もなく、「口減らし」で坊主になったようなお前が、大寺院に入り、守りに守ってもらったのは誰のおかげだ!全部学会のおかげじゃないか!
〈弓谷〉その通りだ。もう死んだ男だから言わないが、あの男がどれほど下劣女性狂いで、ケダモノじみた生活を送っていたか!その金も、もともと全部、学会員の供養じゃないか!
〈正木〉その忘恩、謀略、遊び狂いの末路が、どうだ?仏罰厳然だ。

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ここには死者を悼む気持ちは微塵もみられない。いったいこうした発言のどこに宗教者の慈悲や、人権尊重の理念があるのだろうか。(中略)


これほどの人権侵害体質をもつ創価学会が、政権与党のバックボーンとして政界に大きな影響力を行使すると共に、その莫大な金力を駆使して、マスコミ界や経済界にも影響力を拡大している。日本にとって、これ以上の不幸がほかにあるだろうか。



法要妨害、僧侶へ暴行

(小長井良浩『文藝春秋』H8.2抜粋)

 池田氏の総講頭資格喪失直後の平成3年初め、まずは全国各地の寺院への法要妨害が起こりました。資格喪失を受けて、早いところでは元旦から法要妨害か始まりました。宗祖日蓮大聖人の命日である毎月13日に各寺院で行われる法要の場にも、学会員か多数押し寄せて法要の進行を妨げました。通常は、住職がお経も唱えたあとに説法をするわけですが、学会員がその話をさせまいと、「質問ッ、質問ッ!」と割り込んでくる。これは株主総会の総会屋の手口とまったく同じです。
 また、法要に出ようとする学会員がいると、お寺の前で学会幹部がカメラやビデオを持って監視を行い、誰が出入りするのかチェックします。「池田先生を罷免した宗門側の説法を聞いてはいけない」「お寺には行ってはいけない」ということを学会員に周知徹底させるわけです。
 平成3年4月には、法要妨害が僧侶らへの暴行事件にまで発展しました。福岡の開信寺に、法要が始まる時間を見計らって約300人の学会員が押し寄せ、住職の袈裟衣を引っ張って足を数十回にわたって蹴りつけるなどの暴行に及んだのです。また、それを止めに入った法華講の信徒は首を締め上げられ、長期入院したほどの凄まじさだったと言います。
 これらの法要妨害は、非常に綿密に計画が練られ、組織だって行われています。京都の亀岡市にある本感寺で起きた暴行事件では、学会が作成した法要妨害の予定表が現場に残されていました。それを見ると、何時何十分に誰々、その何十分後に誰々という”突撃時間”までが予め決められていました。
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 この記述に対して、『創価新報』は、まず、開信寺集団暴行事件そのものの存在を否定しにかかった。「当初、学会から暴行を受けたと言っていた法華講員たち自身が、宗務院に提出した書面の中で『警察の事情聴取で取り繕うのが大変でした』と告白しているように、事件そのものが完全な共同謀議によるデッチ上げであったことは明白」と強弁したのである。
 しかし、この欺瞞については、本紙(H7.2.1)ですでに粉砕してある。つまり、"宗務院に書面を提出した法華講員たち"の中心にあったのは、裏で創価学会に情報を流していたような、いわくつきの人物で、その「書面」自体も創価学会による遠隔操作の臭いがフンプンと漂う、デタラメな内容の代物だったのである。
 そもそも創価学会では、これまでも法華講破壊工作の一環として、怨嫉感情の強い講員を巧みに取り込み、内部告発をさせたり、怨嫉の輪を広げさせたりということを、全国的に仕掛けてきた。そして、創価学会の意のままに作文された"内部告発(!?)"は、あくまでも法華講員の自発的意志によるものと見せかけられて、学会機関紙や謀略怪文書の記事材料に利用されたのである。
 翻って、重傷者まで出した開信寺暴行事件は、その後、マスコミでもしばしば取り上げられ、創価学会にとっては、特に、無かったことにしたい事件だったらしい。そこで、先に述べたような"内部告発"を使って、「共同謀議によるデッチ上げ」として葬り去ろうとしたのだろう。
 だが、学会がどんなにウソを強弁しても、集団暴行事件の事実は消えるものではない。その暴行事件の現場に居合わせ、学会という組織の非道さを目の当たりにし、脱会を決意した婦人部員までいたのである。
 さらに『創価新報』は、「八尋某については、実は、自分から頼んで1ヶ月半も偽装入院したのであって、入院中もこれといった治療を受けていないことが明らかとなっている」と、集団暴行事件で重傷を負わされた法華講員の存在を隠蔽しようとしている。
 しかし、学会員に取り囲まれ、殴る蹴るのひどい暴行を受けた八尋由夫氏が側副じん帯損傷の重傷を負ったことは診断書にも明記されており、入院している期間中は、足をギブスで固めるほどだったのである。これでいったい、「これといった治療を受けていない」とは、よく言えたものだ。しかも、最初は「同氏が診察を受けた病院に近い筋の話」(『創価新報』H7.1.18)などという、じつにいい加減な情報源を創ってまで事実を歪曲し、時がたてば、「明らかとなっている」とまで強弁してしまう学会の体質たるや、無慚無愧としかいいようがない。
 また、本感寺での事件については、『創価新報』は、「暴行・脅迫を受けたのはむしろ学会員のほうであり、そのため被害者の学会員は、住職および暴力を振るった法華講員を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こし、現在係争中」とし、小長井氏の手記に示された学会側の「計画的突撃」には一切触れずじまい。御僧侶や法華講員を大勢で取り囲んで挑発し、それに少しでも応酬すれば、即、加害者である自らが被害者顔をして大宣伝する、というのも、各地で展開された学会の常套手口であるが、本感寺事件もその例に漏れない。盗人猛々しいとは、このことである。(『慧妙』H8.2.1)