矢野元委員長にも尾行・張り込みが

―反社会的体質に傾く学会の秘密組織@―
―法廷での謀略部隊の実態解明に期待―

(元本部職員・小多仁伯『慧妙』H20.6.1)

 (前略)「日中友好」といえば、その功労者として元公明党委員長の竹入義勝氏や矢野絢也氏の存在が、中国関係者には「井戸を掘った友人」として知られている。
 その両名に対して、池田創価学会では「裏切り者」「学歴詐称(さしょう)」等の罵詈雑言(ばりぞうごん)を連日のように浴びせてきた。
 報道によると、この5月12日、矢野絢也氏は創価学会と最高幹部たち7人を東京地方裁判所に提訴した(記事参照)。詳細については今後、裁判の過程で明らかになろうが、訴状の中の「事実経過」のうち、15番目の内容に注目したい。

●平成18年5月頃から、何者かが、原告宅(注:矢野宅)近くに監視カメラを常設して、原告宅の監視を続け、原告、原告の妻、原告の秘書などが外出する際には数台の車両プラス数名の人員を用いて執拗(しつよう)に尾行などの威迫(いはく)行為を継続してきている。尾行者は、原告らが地下鉄や鉄道で移動する際にもその背後につきまとい、原告らは身体の危険を感じることがしばしばである。
 原告らは、この尾行、監視されることの苦痛、危険に耐えかねて、氏名不詳者を被疑者として、警視庁牛込警察署に被害届、保護願いを提出し、警察によるパトロール強化を求めるにまで至った。
 原告としては、その時期、態様などから、この尾行、監視が被告学会によるものではないかと考えている。(創価学会幹部を訴えた矢野絢也氏の訴状)
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 矢野元委員長が困り果てている反社会的行為こそ、このシリーズで検証している池田創価学会の謀略部隊の活動実態と重なるものだ。
 本紙4月1日号に取り上げた「暗躍する広宣部」と、5月1日号の「ますます巧妙・悪質化する謀略」で検証したことが、矢野氏の裁判で明らかになる事を期待したい。
 この悪質な集団での嫌がらせ行為は、矢野氏だけの被害ではなく、学会から睨(にら)まれた全国の法華講員にも及んでいるのである。
 では、彼らが何故このような違法行為に手を染めるようになったのか、次号で詳しく検証していこう。