海外広布
ブラジル広布

ブラジル地図H15.9.16
面積:851.2万ku(日本の約22.5倍)
人口:約1億9,400万人
住民:欧州系(55%)、混血(38%)、その他(アフリカ系東洋系等)
言語:ポルトガル語


【国土世間】
 南米大陸の約半分、世界第5位の広大な国土は東西南北に広がり、都市と都市との間には、今なお無人地帯が続く。南部は平地が多く、南東部には山岳地帯がある。一方北部は、アマゾン川流域とブラジル高原からなり、熱帯樹林に覆われ、人跡未踏のエリアも多い。
 先住民と白人、黒人、さらに多くの移民を受け入れ、人種は多様である。それでも、日系人はサンパウロ、ドイツ人は南部、黒人は北部に多いなどの傾向が見られる。アマゾンの熱帯樹林で暮らす人もいれば、首都ブラジリアのような人工都市もある。人種の複雑さや地域ごとの人種、気候、地形の違いなどがブラジル各地の多様性となっている。
 国民の祝日や行事などはキリスト教に因んだものが多く、特にカトリックは国民の7割以上が信仰している。(『大白法』H22.9.16)


【広布の歩み】
<2005.7>
・ブラジル最大かつ南半球最大のメガシティであるサンパウロ市に正法寺が建立され、以来僧俗一致してブラジル広布を進めている。

<1998.>
・アングラ・ドス・ヘイス市は、リオデジャネイロ市より西に150キロメートルの海岸沿いに位置する観光地であり、ここにブラジル第2の法城としてアングラ・ドス・ヘイス布教所が開所される。この布教所は、ブラジル北西部およびリオデジャネイロをはじめ、それ以北の半径約千5百キロメートルにわたる広範囲を管轄し、約350世帯の法華講員とともに僧俗異体同心して活動に励んでいる。500キロメートル以上離れた町から参詣する信徒も少なくない。



南米(ブラジル・アルゼンチン)裁判報告対談/『大白法』H22.5.16

開道山正法寺落慶入仏法要/『大白法』H17.7.16

活動リポート(御僧侶不在の地でも異体同心の信行)/『大白法』H15.9.16

ブラジル・リポート/『大白法』H15.2.16


ブラジル・リポート

(安孫子信洋御尊師『大白法』H15.2.16)

 昨年まで約5年半、南米のブラジルで御奉公しておりましたことを交えてお話しいたします。
 ブラジルは日本から非常に遠ぐ、飛行機で約24時間かかります。戦前の日本政府の移民政策により相当数の方が渡航され、その中に日蓮正宗の信徒もおりましたので、アメリカ共々、日蓮正宗の海外寺院としても早くから寺院が建立されました。
 宗教はカトリックが中心で、生活習慣のべ-スにもなっています。「何事も神様の思し召し」というキリスト教と、因果を説く仏教では決定的な違いがあります。しかし、ここで私が申し上げたいのは、いろいろな意味で全く異なる国において、日蓮大聖人様の教えが広まっているということです。
 現在ブラジル全土で1500世帯以上の信徒がおり、90パーセント以上はブラジル人です。これは今の境遇を変えたい等々ということで、縁ある人から折伏されて信心を始めたのです。そして御本尊様の功徳を体験し、境界を開いて幸せになっている。故に、これほど多くのブラジル人信徒が輩出したのです。御本尊様を信じ修行する者は、世界のどこにあっても同じく大聖人様の弟子信徒であり、法華講の仲間であり、皆が等しく、尊い功徳の喜びを得ているということを感じた次第であります。(H15.2.2新潟布教区広布推進会/於正覚寺)